VenusBlood‐Slayer   作:ボルボロックス

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幼少期編
第1話 出会いと約束


ホムラSide

 

 

 兵士さんと共に山を抜けると、彼が所属する騎士団の人達に連れられて、皆さんの暮らす大国“聖竜帝国(せいりゅうていこく)グランレイド”へと来ていた。

 

 

 グランレイドという国は『剛(つよ)きは脆(よわ)きを守り、富める者は貧しき者に慈しみを』という教義の下、この国では平等を推し進める為の法律が定められている“竜の女帝”が治める巨大な帝国。

 

 

 俺がお世話になることになった兵士さんの家は、グランレイドの一角にある民家で、奥さんと暮らしていて、俺のことも本当の子供のように温かく迎えてくれた。

 

 

「ホムラくん、お皿並べてくれる?」

 

 

「はーい!」

 

 

 グランレイドで過ごすことになり、家事や買い物を手伝いながら木刀で素振りをしたり、生前にやっていた筋トレなんかもして遊びながら過ごしている。

 

 

 他にもイグニールと精神内で手合わせをしていたり、火炎支配の力をコントロールする訓練をして、炎を自在に操れるように練習もしている。

 

 

「ホムラくん、いつもお手伝いありがとう。本当に助かるわ。」

 

 

「そうだな。ホムラ、ありがとう。」

 

 

「僕の方こそ、家に置いていただいてありがとうございます。手伝えることは何でもやります!」

 

 

「はははっ、その気持ちだけで充分だよ。さぁ、夕飯食べて休もう。明日も忙しいからね。」

 

 

「はい!」

 

 

 3人で夕飯を食べながらその日は早めに寝るのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 翌日、兵士さんにグランレイドを案内してもらいながら、この国の名所などを案内してもらっていき、最後はグランレイドの城に案内してもらっていた。

 

 

「あの、広場で遊んでていいですか?」

 

 

「ん?あぁ、構わないぞ。俺も昨日の事を団長に話しに行くから長くなるしな。」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

 兵士さんが上司の人に話をしに、城へと入っていくと、俺は1人で広場から辺りを見回しながら散歩をしていた。

 

 

 造りはまさに西洋の城といった感じであり、龍が火を吹いている柄の旗がかっこいい。

 

 

「ねぇ!」

 

 

「ん?」

 

 

 城を見ながら歩いていると、茶髪に青い目をした女の子と出会った。この城の女の子かな?

 

 

「あなた、誰?お城の人?」

 

 

「ううん、たまたま遊びに来たの。あ、僕はホムラ。ホムラ・ジオニクス。君は?」

 

 

「わたしはミリア・エリファード!ねぇ、一緒に遊びましょ?」

 

 

「うん!」

 

 

 ミリアという女の子と一緒に遊ぶことになり、鬼ごっこにかくれんぼ、達磨さんが転んだに、あとはチャンバラをしてたくさん遊んだ。

 

 

 ミリアちゃんはやったことのない遊びに驚きながらも、楽しそうに一緒に遊び、俺達は日が暮れるまで遊び、俺とミリアは仲良くなって笑い合った。

 

 

「ふふっ!こんなにはしゃいで遊んだの初めて!ホムラ、あなた面白いわ!」

 

 

「僕もすごく楽しかったよ。ミリアちゃん、楽しんでくれて良かったよ!あ、そろそろ帰らなくちゃ。」

 

 

 ミリアと握手をすると、遠くから兵士さんが迎えに来る足音が聞こえてきて、帰ろうと立ち上がるとミリアは寂しそうに俯く。

 

 

「もう、帰るの?」

 

 

「うん。あ!ミリアちゃん、また明日!遊べるようだったら一緒に遊ぼう!」

 

 

「!うん!また遊ぼう!約束だからね!」

 

 

 ミリアとまた遊ぶ約束をして、兵士さんと一緒に家へと帰ってくのだった……。

 

 

◆◆◆

 

 

「先ほどミリアが遊んでいた少年……彼から感じたあの“魔力(スートラ)”、あれはいったい……?」




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