「迷いを断ち切るのがなんで怨霊キラーなの?」
怨霊は破壊されると核だけになり、その核に自然の霊力などが結びつく事によって復活する
怨霊の不死の原理はこんな感じだ
その核を破壊するには霊夢のように浄化させたり、華扇のあれはよく分かんないけどまぁ特定の力が必要だ
「怨霊はどうやって成り立っているか知っていますか?」
「どうやって……?」
「すみません質問が悪かったです、どういう条件で存在し続けれるか。って聞き直します」
「それなら簡単だね。怨みなどの執着心や負の感情を持ってる状態なら存在出来る、完全に無くなっちゃうと成仏するんじゃなかったっけ?」
怨霊は幽霊が感情によって変化して生まれる存在だ、それが無くなると消える…あ、
「迷いを断ち切るというのは普通に使えばちょっと間頭が真っ白になる程度ですが、怨霊に対して使えば怨霊の存在条件である感情の起伏が失われて成仏するんです」
「なるほどね…こわ!」
普通に使ってもえげつない性能してない?
「それならなんでわざわざその長い方で切ったの?私を」
ワンパン出来るならそっちのが良さげだけど
「単純に人に取り憑いた怨霊を切った事が無かったので動きを止めてから確実にやろうと思った感じですね」
「うわぁ恐ろし」
普通の怪我で死ぬ体じゃなくて良かったぁ
「ちなみに、その長い方はどんなのなの?」
「こちらは楼観剣、一振りで幽霊10体分の殺傷力があります」
「そっちの方が怨霊殺せそうな効果してるけど!?」
◇ ◆ ◇
「そういえば聞きたかった事があるんだけど、今日か明日から活動を開始しようと思ってるんだよ。それで怨霊の活発な時間帯や怨霊と幽霊、亡霊の違いや対処方法とか知らないから知ってたら教えてほしい」
幽霊にはいろいろ種類がある
ノーマル幽霊・怨霊・亡霊・騒霊(ポルターガイスト)など様々
無縁塚で万を超える怨霊を回収した時に気が付いた事だ、怨霊と他の幽霊の気配はほぼ同じであり気配では見分けがつかない
あとは対処方法、大事
「私の知ってる範囲でなら話せますけど……」「それで大丈夫、お願い」
「分かりました、まずは時間帯ですね。一言で言うと丑の刻、1〜3時までの2時間です。そしてその中でも丑三つ時の2〜2.5時はさらに活発になります」
「なるほど、すごい納得」
草木も眠る丑三つ時って言うもんね
「それなら活動はその時間帯にするよ」
「それがいいと思います。ですが、その時間は夜型の妖怪も同じく活発な上に…帰る頃には朝になることが多いと思いますよ?」
「生活リズムは何とかなっても、妖怪いるの嫌だなぁ」
まぁ仕方ない
「まぁその時間しか無いならそれで行くよ」
「そうですか…応援はしますよ!」
妖怪からは逃げるが鉄則!
逃げれなかったら反撃だけど…どこまで持つかねぇ……
「次に区別する方法ですね。かなり簡単ですよ!」
「そうなの?」
「はい!まずは幽霊と怨霊。温度が全く違います、幽霊が約-2〜2℃なのに対して怨霊は80℃程度なので」
「めっちゃ差あるじゃん」
80℃差って……
「気質への影響とかがまずい怨霊とは違って、普通の幽霊に囲まれると夏でも凍死する危険があるんですよねぇ」
「サラッと怖くない?」
夏に凍死って……
「ちなみに、妖夢やその幽霊の体温ってどんな感じなの?私は40℃程度らしいけど」
「私は32℃、この半霊は24℃が平熱です」
「しっかりその辺影響あるんだね…お互い……」
お肌ひんやりしてそう
「話を戻しますね。幽霊は温度、怨霊は気質って感じにそれぞれ存在するだけで周りに影響を与えます」
「物理的にエグいのと精神的(?)にエグいのだね」
「なので、これらと会った時に気を付ける事としてまず一番大切なのが囲まれない事」
「なるほど」
以前、私が知らないうちに霊力を放出していたがために耐性のありそうな霊夢まで影響を受けていた事がある
そして凍死の例が出ているのならば多分実際に起こったのだろう
「私の速度って怨霊と同じなんだけど、これ囲われたら逃げ切れなくない?」
「それは大丈夫ですよ?幽霊達は集合霊になるとそれぞれの気質が調和するために繋がるんです。二人三脚より三人四脚の方が遅いように、数が増えれば増えるほどお互いが邪魔して集団としての足は遅くなるんですよ」
足引っ張り合うのか
「ってかそもそもなんで集合霊なんかになるの?欲望のまま生きる幽霊達が縛られるっていうデメリット受け入れるなんておかしいじゃん」
幽霊、特に怨霊は自分の感情を中心に動く
それに対して集合霊とは、それぞれの気質。要は性格や考え方を表す存在を合わせてごちゃ混ぜにし、一つの大きな塊となっている状態
おかしいのだ。怨霊としての存在を考えると
「それは…半分事故です……」「事故?」
「怨霊の場合の話をします。まず、幽霊は人間と同じく近しい性質を持つ者に惹かれます」
「まぁそうだね」
例えば同じスポーツが好きだから、同じ作者の本が好きだから、同じ人が嫌いだから。細かい個人を表す性質が近い者は惹かれ合う
鈴仙に言わせれば近い波長の者に惹かれる
「惹かれ合っていくうちに一人、また一人とどんどん数を増やしていき、周りの気質への影響が大きくなっていきます。そのうちに近付いた全く関係ない怨霊が気質を変質させられ、どんどん大きくなるっといった感じです」
「ウイルスみたい……」「そんな感じです」
……あれ?
私の体には25万体の怨霊がいる
って事は……
「そんなに条件軽いんだったら、私の中で発生する可能性もあるの?」
「そうですね…環境が分からないので何ともですが、有り得なくは無いと思います」
対策打っとくか……
「それなら『同志に近付くな』って命令しておくよ」
「独裁国家か何かですか?」
否定出来ない……
「ちなみに、幽霊の方はなんで集まるの?」
「それは……」
怨霊の方の理由が理由なために幽霊の方の理由も気になるんだけど……
妖夢が苦笑いしてる……
「ただ単純に集まって騒いでるだけです……」
「……」
……まぁ、仕方ないよね
「…あとは亡霊ですね……人型の幽霊なので他の幽霊とは簡単に見分けが付きます」
「あ、人型なんだ」
「亡霊は死んだ事に気付いていなかったり認めていなかったりした霊の一部がなる存在で、地獄や冥界には行きません」
つまりは地上にしかいないと
「亡霊は
「条件きついね」
痛ぶって吐かせるしかないのを考えると見付けるのは大変そう
「死体を見付けたら燃やすか祓うかすればおしまいです」
「思ったより簡単そうに見えてきた」
「亡霊に会ったら霊夢さんあたりの専門家に頼るのがいいと思いますよ。多分死体の探知とかもやってくれます」
出会ったら霊夢にヘルプミーね、オーケー
「あと亡霊の声には軽い催眠効果があり、一言で言えば言葉が自然と信じやすくなってしまうんですよ」
「うへぇ厄介な力だねぇ」
「なので、会話は最低限にしてください」
「そうするよ」
亡霊に対しては
①霊夢を呼ぶ
②話を聞かない
③庇うヤツは操られている
って感じでいいかな?対応として
「あ、あと最後に。基本出会う事は無いと思いますが……」
「何?」
幽霊・怨霊・亡霊。気になる事は全部聞いたと思うけど……
「
「……へぇ」