TSクズ転生者は恋をする   作:雷雷帝王

3 / 9
TSクズは失恋する

 

 昨日の運命的な出逢いをしてから一日が経ち、私は昇竜予備校に来ていた。

 

「あの……すいません」

「ん?……あっもしかして龍之宮零(りゅうのみやれい)さんですか?入塾に関してご両親からご連絡いただいてます、ようこそ昇竜予備校へ」

「あっはい、よろしくお願いします」キョロキョロ

「?」

 

四葉幸(しばさち)さんらしき人どこにもいないなぁ〜

 

「それでは一応貴女に合った指導と進め方をしていきたいので、まずは志望校の記入と簡単な入塾テストをしていただきます」

「はい、分かりました」

(テストかぁ〜だるっ)

 


 

テスト開始 事務室にて

 

「ねぇ聞いた、今入塾テストやってる子龍之宮(りゅうのみや)の娘さんらしいよ」「マジ?気ぃ遣うわぁ〜……でもなんで?浪人したってこと?」    「そうらしい、まあでも妹の方だから」                     「あぁ、なるほどねそれじゃあ納得」

「……」

「あ、そうだ、テストの回収と採点四葉幸(しばさち)さんにお願いしてもいいですか?」

「え、私ですか、はい…分かりました」

 


 

数分後 テスト終了間近

 

う〜〜む……こんなもんでいっかなぁ……さっぱり分からない、にしても四葉幸(しばさち)さんいないなぁ〜今日はお休みだったのかなぁ〜だけどまた明日って言ってたけどなぁ〜……ん?

 

コンコンコン ガラガラッ 

 

「時間になりました、テストを回収します」

「あっはい」

「採点するのでそのままお待ちください」

 

ガラガラッ ばんっ

 

(えっ怖っ)

 

なんだあの眼鏡とスーツを着たザ・堅物な人は四葉幸(しばさち)さんとは大違いだな。……にしてもヤバいなぁ〜分からないにしても適当にやりすぎたな、あの毒親共に知られたらまたブチギレられるなぁ〜…はぁ〜まぁ…どうでもいいか

 

コンコンコン ガラガラッ 

 

龍之宮(りゅうのみや)さん採点終わりましたこの成績ですと今の志望校は厳しいとのことで詳しいクラス等は他の者を今呼びますので…」

 

ん? んん~~~~はっ!?

 

「もしかして、四葉幸(しばさち)さんですか?」

「……ふふ、バレちゃった?いつ気づくかなぁ〜ってちょっと遊んじゃった…ごめんね。でも仕事中はいつもああなの、だから他の人がいるときは冷たくしちゃうかもだけど、二人っきりのときはいっぱいお喋りしよっか」

「はっはい!私でよければいつでも」

「ふふ、よかった」

 

好きだー!!

 

ヤバい!どっちの四葉幸(しばさち)さんも好きだー生真面目で厳しい事務員さんが俺にだけ優しいお姉さん系美人に早変わりっ!生きてて良かったぁ~!!

 

「……長引いちゃうと悪いし手短に言うね、授業カリキュラムや進路について他の人が説明するから荷物を持って談話室で待ってね、今日はそれで終わりだよ」

「はい!分かりました……あっその前に一ついいですか?」

「なぁに、言ってみて」

「すっ好きな人っていますか!?」

「……うん、いるよ」

「へ、へぇ〜やっぱりそうなんでね」

「うん…ほら早く行かなきゃ」

「あっはい、そっすね…じゃあまた明日」

「うん、また明日ね」

 


 

談話室にて

 

はぁ〜聞くんじゃなかったぁ〜……いや、でも…待てよ、好きな人が私ってパターンは……ないよなぁ

はぁ~マジ、病む

 

コンコンコン ガチャ

 

「お待たせしました、改めまして塾長の山内です、これから入塾やコースについて説明させていただきますね、では…まず最初のテストどうでしたか?手ごたえなどはどう感じましたか?」

 

「心が折れました」

「折れた!?あっ難しかったことですね!?」

「好きな人が私ってパターンはあると思いますか?」

「知りませんよ!?テストについては!?」

「はぁ~ですよねぇ〜」

(はぁ~マジ、だる)

 

「???えっと、じゃあ説明してもいいですか?」

「はい」

 


 

数分後

 

はぁ~マジ、だる…明日から予備校かぁ〜……まあでも、四葉幸(しばさち)さんに会えるから、まぁいっか……ん?あれは…四葉幸(しばさち)さん!!

なにやら急いでいるご様子……はっ!まさか(くだん)の好きな人に会うのでは!?……人として最低だけど、めっちゃ気になるからついてっちゃお。

 

TSクズ ストーカー中

 

しばらくストーカー行為四葉幸(しばさち)さん見守り隊をしていたら、四葉幸(しばさち)さんがカフェに入った。そして窓際の席に座ってくれた!しかも眼鏡をはずした!いやはやいつ見ても美人だなぁ〜…って誰か来た?…………って(もも)!?…いやっまさか、たっただの知り合いかもしくは友達ってだけだよな?

 

「……あぁ、そう」

 

お姉さんが笑ってる俺に見せる微笑むような笑顔ではなく心からの笑顔を……あぁ、くそ、前世から人の顔色ばっか見てたからなんとなく分かってしまう、四葉幸(しばさち)さんの好きな人がよりにもよってお前かよ……(もも)

 

「クハハ…はぁ~マジ、だる」

 

そして、俺は失恋した

 





 龍之宮零…普段は私で一人称を統一しているが動揺したりすると一人称が元の俺になる、告白せずに失恋した

四葉幸紅葉…好きな人が判明した人、次話かその次くらいにいろいろネタばらしさせたい(願望)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。