英雄と美姫の物語   作:ながしながされ

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※この物語はしばらく投稿をお休みします。
もっと上手く書けるようになるために、創作修行に出てきます。
必ず続きを書きますので、また戻ってきたときにはよろしくお願いします。


会話(十話)『ナーベラルのご奉仕』

 アインズはナーベラルの頭を撫で終わった後、再び着替えてから人間の姿に戻り、ソファに腰を下ろした。ナーベラルは出入り口の隣に立ち、自身の前で利き手を隠すように手を組んで、その様子を眺めている。

 

 

「そちらのお姿になられるのですね」

 

 

「ん?ああ、アンデッドの姿だと感情が抑制されてしまうからな。せっかくナーベラルと会話をして楽しい気持ちになっても、楽しくなくなってしまうからな」

 

 

「な、なるほど」

 

 

「うん?顔が赤いが大丈夫か?」

 

 

「い、いえ。メイドは顔が赤いものですので」

 

 

「え?そんなことあるの?」

 

 

「ございません」

 

 

「ぶふっ!はっはっはっはっ!いまのは面白いな!ナーベラルはそういう事も言うのだな」

 

 

「恐れながらアインズ様にもっと口調を柔らかくと仰られたので、私としてもそれが出来るように、と思い。申し訳ございませんでした」

 

 

「いや、私はそっちの方が良いと思うぞ。これからもそういう感じで頼む」

 

 

「かしこまりました。それでアインズ様、メイドとして私に何か望まれることはございますでしょうか?」

 

 

「う〜ん。実を言うとあまり無い。そもそもここは宿屋であるから、必要なものは全て宿屋に頼む事ができるし」

 

 

「でしたら、コーヒーか紅茶をお淹れ致しましょうか?」

 

 

「ああ、先程の祝宴会の時に貰ったやつがあるのか。あまり美味しくは感じなかったが…まあ、淹れてくれるか?」

 

 

「かしこまりました。コーヒーと紅茶どちらに致しましょう?」

 

 

「コーヒーで頼む」

 

 

「はっ!直ちにお淹れ致します」

 

〜数分後〜

 

「お待たせ致しました。コーヒーでございます」

 

 

「うむ。ではいただくぞ」

 

ゴクゴク

 

「うんまっ。え?これさっき飲んだコーヒーと同じ豆なのか?」

 

 

「そのように聞いております」

 

 

「え?こんなに味変わる?とても美味しいぞナーベラル」

 

 

「恐縮です」

 

 

「やはりメイドだから美味しいコーヒーの淹れ方も熟知しているのか?掃除や家事などもできるのか?」

 

 

「はい。メイドとしてできる範囲であれば、ある程度は」

 

 

「試しにベッドメイキングしてもらえるか?ああ、でも寝てないから、1度ベッドを乱してからその後、ナーベラル流にベッドメイキングしてみてくれ」

 

 

「かしこまりました」

 

 

ナーベラルとアインズはベッドのところまで行く。

 

 

「ではナーベラルよ、私がベッドを乱すから──」

 

 

「いえ、私が乱します」

 

 

「そうか?では頼む」

 

 

「はっ!」

 

バタッ

 

ジタバタ

 

 

「これでよろしいでしょうか?」

 

 

「良い感じだな。それでは頼む」

 

 

「はっ!お任せ下さいませ」

 

〜数分後〜

 

「いかがでしょうか?」

 

 

「完璧だな。元よりも綺麗になっている気がする」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「というか、今までベッドが乱れていなかったのおかしくないか?」

 

 

「…?左様でしょうか?」

 

 

「うむ。寝泊まりしててベッドが乱れていないのは流石におかしい。よし、今日からナーベラルはベッドを乱す係に任命しよう」

 

 

「はっ!光栄でございます!これからは誠心誠意ベッドを乱して参ります!」

 

 

「う、うん。頼む」

 

 

「お任せ下さいませ!」

 

バタッ

 

ジタバタ

 

ジタバタ

 

「この程度でよろしいでしょうか?」

 

 

「あ、ああ。満足だ。ではソファの方に戻るとしよう」

 

 

 アインズは再びソファに座る。

 

 

「アインズ様、次はいかが致しましょう?」

 

 

「そうだな…マッサージとかもできたりするか?」

 

 

「はい」

 

 

「では肩をマッサージしてくれるか?」

 

 

「はっ!」

 

ギュッギュッ

 

トントントン

 

「凝ってる訳ではないが中々気持ちいいなぁ〜」

 

ギュッギュッ

 

トントントン

 

「よし、ありがとうナーベラル」

 

ギュッギュッ

 

トントントン

 

「ナーベラル?もう良いぞ?」

 

 

「え、あ、はっ!」

 

 

「マッサージなんて今まで受けた事はないからわからないが、相当上手いと思うぞ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「今度あとで、宿屋のマッサージも受けて比べてみるか。よし、では次は私がマッサージしてやろう」

 

 

「い、いえ!メイドである私が至高の御方であるアインズ様にマッサージをしてもらうなどと!」

 

 

「まあまあ、そう言うな。私は普段からナーベラルに感謝しているのだぞ?このくらいはやらせてくれないか?」

 

 

「は、はい。かしこまりました。では、お願いいたします」

 

 

「では私も肩を揉んでやろう」

 

ギュッギュッ

 

「ん、んっ……」

 

 

「だ、大丈夫か?」

 

 

「は、はい。だ、だいじょうぶです」

 

 

「それなら良かった。じゃあ次は──」

 

 

「いえ!お待ちくださいアインズ様」

 

 

「う、うん。どうした?」

 

 

「その、恐れ多いのですが、マッサージをして頂くのはこの辺りで…」

 

 

「え?もう??早くないか?ほぼ何もしていないぞ?」

 

 

「いえ、そのような事はございません。アインズ様にマッサージしていただいた時間は、この上ない喜びにございました」

 

 

「そ、そうか…じゃあ今日は終わりにしようか。ただ、今回のでメイドというものに興味が出たな」

 

 

「興味、と仰いますと?」

 

 

「ん?いや、メイドって結構色々な事ができるのだな、と思ってな。少しメイド気分を味わってみたかったというか、そんな感じだ」

 

 

「メイド気分…?」

 

 

「そう。だから、少しメイド体験をしてみたいな、と思ったのだが」

 

 

「メイド体験!?で、でしたら私のメイド服でまだ1度も着用していない服がございますので、そちらをお使いになられるのはいかがですか!!」

 

 

「俺が着てたら本当に変態だろ!」

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