まだやっていない人はすぐにブラウザバックし、崩壊スターレイルを進めてください!
ネタバレ食らいたくない人は仙舟「羅浮」のストーリーをクリアし、カフカの同行クエストをやってからこの話を読むことをおすすめします!
後、直接的な描写はないけど、同人誌についてのことが書かれていますのでそこもお気を付けください!
「何で俺が弟なんだよ!?」
「え?私が先に目を覚ましたからじゃん。」
「先に目を覚ました方が上の方になる仕組みなのか!?」
「というわけで、弟よ。パンを買ってきて。」
「姉が弟に言っていいセリフじゃねぇ!」
2人がコントのようなやり取りをしていると……
『ぜぇ……はぁ……お、遅れました……』
「「ファクター!」」
ファクターが急いで走ったのか息切れをしながらホームに着いた。
~~~~
~ファクター side~
『姫子さん……遅れてすみませんでした。』
「急いで来なくても良かったのに。」
『いや、星と穹が待っていると思うと……「ファクター!」うお!?』
俺が姫子さんに話していると、穹に抱きしめられた。
「ファクター!星が姉だから弟である俺を奴隷にしようとしてくるんだ!助けてくれ!」
『……何を言っているんだ?』
「いや、私が姉だから穹は弟ね、っていう話。」
『ああ、そうなんだ。』
「違う!星は姉の立場を悪用にして俺を奴隷のようにこき使おうとしたんだ!」
「……何の話?」
「とぼけるなぁ!」
『あ~……つまり、星は穹に姉の立場を使って命令しようとしたのか?』
「そうだよ。」
俺は星の目線に合わせるように、しゃがんで言った。
『……あのな、星。姉や兄などの年長者は、弟や妹に正しい道に導いたり、常識を教えるのが大切だと思うんだ。もし、理不尽なことを強要されたら星だって反発するだろう?』
「……うん。」
『年長者だからとか、弟だからとかそういう理由で判断してほしくないんだ。そうやって壊れていく人を……ニュースで見たことあるからさ。』
別に、兄や姉として弟や妹の面倒をみることは悪いことじゃない。でも、その立場を過信し過ぎて、『お兄ちゃんだから我慢しなさい』などと子どもに強要するのは違うと思うんだ。
そうやってやりたいことを伝えることができず、自分の感情を押し殺して生きていくのは辛いと思うんだ。だから、星や穹にはそんな居心地の悪い関係になってほしくない……そう思って星に言った。
『だから、星と穹はそうなってほしくないから、言っているんだ。今後、どっちが兄か姉か……しっかりと話し合って決めたほうがいいんじゃないかな?』
星と穹はどちらも同い年のように見えるからおそらく双子だ…と思う。
思うというのは、前世の俺がカフカの同行クエストの選択が1つだけ*1開拓者と星核ハンターの関係を知ることができなかった時のことだった。俺は他にもないかネットで探してたら、全ての選択肢を試した猛者がブログにまとめていたので、確認したところ、カフカが真実のことを言った場合、
『君は星核を身に宿すために生まれた人造人間よ。』
と言っていた。これは星や穹でも同じことを言っているだろう……
つまり、星や穹は同じ施設で生まれた人造人間……それもただ星核を入れるだけに生まれた存在……このことが分かっているだけで、どちらが兄か姉なのかが分かっていないんだ。
本当なら結末を見届けたかったのに、その前に死んでしまったみたいだから無理だろうな……無念。俺の700時間以上のセーブデータがパーになってしまった……
……話が逸れたな。とにかくまとめると、星と穹は血のつながった関係じゃないかもしれないってことだ!話はこれで終わり!
「……分かった。ごめんね。穹。」
「分かればよろしい。」
『さぁ、列車に乗ろうか。星、穹。』
「分かった。お母さん。」
『だから…お母さんじゃないっつーの。せめてお兄さんと呼んでくれ……17歳だぞ。』
「?本当に育児をしたことはないのか?」
『穹まで何言ってるんだ!?』
「いや、星に話す態度とか優しい口調とかが優しいお母さんみたいだなと思ってさ。」
『いや…それは…暇な時に本で読んだ知識というか……姫子さんも何か言ってください!』
「ごめんなさい。ファクターの態度から私は穹と星が言っていることを否定することはできないわ。」
『そんなぁぁぁぁ!!?』
そんなことを言いながら俺たちは星穹列車に乗車した。
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見送りに来てくれたアスターさん、アーランさん、そしてヘルタさんに俺となのかさんは手を振った。
宇宙ステーションが離れて見えなくなると、なのかさんはソファーに座りに戻った。
俺は列車の内部を見渡す。
(あの時は画面の外からしか見れなかったが、いざ目の前で見ると、壮観だな……)
宇宙を見渡せる広い窓に、列車の両側には大きいソファー、そして蓄音機や机、クジラ型の照明ライト……俺はゲームと同じ光景を見て、興奮していた。
すると、星が言った。
「ファクターは、列車に乗るの初めてだからはしゃいでるの?」
星から見たら俺はそんなに落ち着きのない人に見えたのか、恥ずかしい……///
そう思いつつも答えた。
「俺の故郷には人をたくさん運ぶための列車が多かったんだ。座席だけだったり、つり革という……立っている人が揺れで転ばないように天井からぶら下がっている掴むための道具がたくさんある印象だったから、こんな風にのんびりできる列車を見てワクワクしてたんだ。」
「そっかぁ……もし、ファクターの故郷に行けたら、私も乗ってみたい。」
「俺も俺も!」
『そっかー……ぁ、』
「?どうしたの?」
『いや、なんでもない……』
(まずい!ありえないけど万が一何かが起こり、転移して星たちを
ファクターがそう焦る理由は彼が前世の出来事を思い出していたからだ……
~~~~
~前世での魔境…もとい日本のどこかの自室~
「新キャラ発表、後5分~♪」
これはファクターがまだ人間だった頃の話である……
「実装されるのはついに、あのキャラクターかなぁ……!楽しみだ!」
彼は、5分後に公式から発表される新キャラ情報に思いをはせながらゲームをしていた。
しかし……
「うーん……しかし、公式の情報を見たいが、軌跡解放用の素材を集めたいし……」
彼は、スマホ版の崩壊スターレイルをやっていて公式の情報をいち早く見たいという結構しょぼい欲望があった。
「ここで切ったら、また最初からかぁ……ボス戦だから面倒くさいなぁ……そうだ!」
彼はロッカーの奥に眠っていたタブレットを取り出し、机に置いた。
「スマホで見れないなら、タブレットで公式情報を見たらいいじゃない!*2」
だが、この時ファクターは致命的なミスを犯していた。未来で思い出すが……ちょっと【規制音】な同人誌を描いている姉がよく使っていたタブレット端末を譲り受けていたことを当時の彼は忘れていたのだ。
その同人誌のジャンルは『崩壊スターレイル』だったことも含めて……
彼女の性格はちょっと……いやかなりズボラだったのだ。
彼女が新しいタブレット端末を買ったことから、弟に古いタブレット端末を譲ったのだが………
彼女は最後にイラストを投稿するアプリで【規制音】のイラストを参考として見てたのだ。
そのことをすっかり忘れた彼女は弟に譲ったのだ。
「さぁ!●●から聞いたパスワードを覚えているから、開くことができるぞ!」
つまり……彼が開こうとしているそのタブレット端末には……
「よし!起動し……」
崩壊スターレイルの登場人物の【規制音】のシーンの漫画やイラストがあったのだ。
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」バコォン!!
……その光景を見た彼は断末魔を上げるラスボスのような悲鳴をあげた後、タブレット端末に殴りつけたのだ。*3
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(あの光景は思い出したくなかった……!何で、【規制音】ばっかのイラストを投稿してんだよ!もっと……ほら……日常の光景とか!何でそれを投稿しないんだよ!)
「ファクター?大丈夫なの?」
『……ダイジョウブダヨ』
「何でカタコト……?」
そうやり取りをしていると……
「おい!オマエ達を呼んどるんじゃっ!」
声がした方向にファクター達が振り返ると、赤い帽子と服を着て、懐中時計を腰にぶら下げてる犬やウサギのような不思議な生物____『パム』がファクター達を呼んでいた。
後、もう少しで序章は終わる予定です。