リアルで時間を取るのが難しくなっていました。
ぼちぼち投稿を開始しますのでどうぞよろしくお願いいたします。
追記
本編の第1話「正義のヴォイドレンジャー参上!~全てはここから始まった~」
の冒頭台詞を「1ヶ月前」から「10年前」に変更しました。
跳躍が終わると、パムから立っていいというアナウンスが流れたので俺たちはラウンジの窓に向かった。
「……ッ!」」
『これが……ヤリーロⅥ』
ファクターたちは大陸の全体がほぼ真っ白な星__ヤリーロⅥを見て呟いた。
~~~~
「何千年も過ぎ、今のヤリーロⅥはこんな姿になってしまったのね……」
姫子が言うと、なのかが答えた。
「え?あの真っ白な星が、今回のウチらの目的地なの?」
「そうよ…今回の「開拓」の旅はそう簡単にはいかないようね。」
その時、パムが慌ててラウンジに入り、ファクター達に言った。
「空間パラメータ異常!星軌の安定率が12%まで下がっておる!プラン変更じゃ、この駅での停車期間を7日から無期限に延期するぞ!」
「異常?」
「無期限?」
穹と星が尋ねると、姫子が答えた。
「この世界が属する虚数の局所で…何らかの問題が発生したみたい。列車の軌道が何かに塞がれたわ。通常の地面を走る列車で例えたら、まるで線路が突然途絶えて、その先に底知れぬ深淵がある感じね……そういう時は、緊急停止するしかないでしょ?」
「強引に進めば、取り返しのつかない事態になる!」
パムが姫子に同意すると、なのかが頭を右手で抑えながら言った。
「今回もこうなるなんて…言わなくても分かるけど、今の星軌の異常も__」
「暫定検測の結果はもう出ている。異常の根源はやはり「星核」だ。」
ヴェルトがなのかに言うと、星が言った。
「星核…」
「ああ__君の体内にある「星核」と同じ物質だ。」
「星核とはいったい何なんだ?」
穹が尋ねると、姫子が答えた。
「「星核」に関する謎は多く、ヘルタでさえ完全には解明できてない。でも、あんた達が心配する必要はないわ。星核に進路を塞がれたのは、今回が初めてじゃないから。「星核」の本質の原理がわからなくても、その影響を消す方法はある。」
「ただ1つ確認できるのは、「星核」の降臨は文明や生態系に劇的な変化をもたらすと共に裂界と呼ばれる空間的な歪みを生む。…ヤリーロⅥがこのような氷に覆われた星になったのも…おおよそ「星核」の影響だろう。」
「私たちの推測では、「
『ふむふむ。』(つまり、まとめるとこういうことか。)
1.星核はある星神(まぁ、絶対
2.その星核が原因で「裂界」という裂け目が現れ、そこから異常気象やモンスターなどが出現し、多くの人や世界に悪影響をもたらした。
3.このままだと危ないから星核を除去して、元の状態に戻さないといけない。それが今回の任務。
(こんな感じか。)
ファクターがそう考えると、穹と星が言った。
「俺たちは正義の使者、宇宙のヒーローだ!」
「そして、悪をくじき善を守る!」
「やっとウチらの本質に気づいた?結構かっこいいでしょ?」
なのかが言うと、姫子が星と穹に言った。
「星、そして穹、「今回の開拓の旅」は、あんたたち、それから三月ちゃんと丹恒に任せたいと思っているの。旅の目的はハッキリしているわ。この世界に災いと空間の歪みをもたらした「星核」を見つけ、列車に持って帰ってきて__その後のことは私たちに任せてちょうだい。」
「いいよ!星、穹。また力を合わせる時が来たね~」
「どうして俺たちを選んだんだ?」
穹が姫子に尋ねた。
「宇宙ステーションで、あんたたち4人が息ぴったりなコンビネーションで多くの問題を解決したからよ。あんたたちが綺麗な化学反応を見せてくれるかもしれないと思ってるの。」
「それは分かったけど……」
「ファクターは一緒に行かないの?」
「3人とも申し訳ないけどファクターは…列車に居てもらうわ。」
「「なんで!?」」
『…いや、賢明な判断だ。』
「え?」
『今の俺の姿はレギオンの一味…事情を知らない人から見れば君たちは凶悪犯罪者と行動する異常者になる。このままヤリーロⅥに降りて、みんなと一緒に行動するとレギオンを手引きした裏切り者扱いをされるだろうな…』
「そんな…」
『良くて追放…悪ければ死罪を科されるだろうな。』
「……あ!そうだ!ファクターは倒した敵の姿に変えられるんだよな?だったら、宇宙ステーション内にいた配膳ロボットを壊せばいけるんじゃ……」
穹がそう提案したが……
『無理だ。』
「え…?」
『俺もそう思い、アスターさんに許可を取って宇宙ステーションのロボットを破壊したことはあるのだが……』
~~~~
~2週間システム時間前 宇宙ステーション「ヘルタ」内~
「ファクター?ちょっといいかしら?」
『アスター所長?どうされましたか?』
「個人的な疑問なのだけど……ファクターは他の種類のレギオンにもなれるのよね?」
『ええ。倒したのならなれますけど……』
「だったら…ロボットを破壊すればロボットになれるんじゃない?そうすれば、他のスタッフからあなたをレギオンの見た目だからと偏見されなくて済むと思って提案したのだけれど……」
『それは…助かりますけど、ロボットの値段は高額ですよね?』(前にスマホで見たけど安くても十何万円もあったぞ……)
「あら!そんな心配はしなくていいわよ!私は名家の令嬢だから、これくらい払えるわ!」
『そ、そうですか……』
(そうだった…この人
ファクターは未来のアスターの豪快さの場面を遠い目をしながら考えた時、アスターが語った。
「それにね、もし中古のロボットを買って変身に成功したとしても、元のロボットの状態まで完璧に模倣してしまい、あなたの不調が続くのかもしれない。もしそんなことになる可能性があるのなら、私は迷いなく新品で高性能のロボットになってほしい…ファクターが元気にいてくれるのなら私はお金を惜しみなく払うわ!」
「お嬢様はお金を使うのを少し控えてください。」
アスターがファクターに言った時、アーランがアスターの背後に現れ、苦言を申した。
「うわぁ!アーラン居たの!?」
「お嬢様…もう一度言いますが無駄使いをするのはお控えください。ただでさえ、今月は予算を越えています……」
「いやいやいや!アーラン、これは必要な経費だから!」
(これがカップル喧嘩か…微笑ましいなぁ……*1)
そんなことをやり取りして、その後は自身の仕事をしに解散した。
その翌日、スターピースカンパニーから届いた新品のロボットを防衛課のトレーニングルームで起動し、ファクターはロボットを破壊した。しかし……
『何も起こらない……』
「…もう一度だ。」
『はい!』
その後、色んな種類のロボットを破壊したり、攻撃方法を変えてみたりしたが、結局ロボットの姿になることはできなかったのだ。
~~~~
『というわけで、俺は敵を倒す方法でしかコピーすることができないようだ。』
「そうなんだ……」
『ああ、だから気にせず行ってこい!』
「分かった……」
「でも、次は一緒に行動しよう!約束だよ!」
『ああ、分かった。』
「結論が出たようね。あ、そうね。3人に渡してない物があるわ。」
姫子はファクターと星と穹に1人一枚ずつ黄金のチケットを渡した。
「これは……?」
「これは星軌専用チケット、星穹列車の一員としての証の物よ。」
「へぇー!じゃあ、早速付けよっと!」
星と穹は左側の上着の襟の部分にチケットを装着し、ファクターはスカーフに装着した。*2
「似合ってるわ。」
「「それほどでもある!」」
『こらこら……』
そんなやり取りをした後、穹と星はなのかと丹恒と共にヤリーロⅥに降り立った。
~~~~
『……行ったな。』
「やはりあんたも行きたかったのよね。」
『そうですね。でも、この体じゃあ……』
(ヤリーロⅥで起こる悲劇は分かっているのに、このまま見過ごすしかないのか?)
ファクターが悩んでいた時だった。
「ファクター。話したいことがあるのだが、時間はいいか?」
『ヴェルトさん?何の話でしょう?』
「そう緊張しなくてもいい。ただ気になることがある。君の故郷についての話だ。」
【星軌専用チケット】
星穹列車の直通チケット。特定の世界の座標を記録してあり、目的地が決まっている乗客に適している。
「長らく会ってない友人がいる?列車に乗って、彼/彼女/それ/其と一緒に旅をしよう!」
…ゲーム内の説明ではそう書かれていますが、列車組のメンバーが服のどこかに星軌専用チケットが付いてあるので、本作では「星穹列車の一員の証」として、そう解釈しています。