転生したら敵対種でした   作:有神要素

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今日崩壊スターレイルのリリース日じゃん!
というわけでお祝いだぁ!


崩壊スターレイル 2ndアニバーサリー記念! 星と穹のバースデー計画! 

「そういえば、星と穹って誕生日も憶えてないの?」

 

ヤリーロⅥや仙舟「羅浮」の事件を終え、列車のラウンジで休憩をしているところ、なのかがふと疑問に思い、星と穹に質問した。

 

「いや……憶えてないな。」

 

「私もいつなのか忘れたなぁ……」

 

「そっか……ハッピーバースデー用のプレゼントいつ準備すればいいか分からないなぁ……」

 

「ハッピーバースデー?」

 

「何それ?」

 

穹と星が疑問の言葉を発すると、ファクターが答えた。

 

『ハッピーバースデーっていうのは、この世に生まれてくれてありがとうって感謝と、これからも元気にいてねっていう願いを込めてこの世に生まれたことを祝う古くから伝えられる伝統行事だよ。』

 

「へぇー!じゃあ、私たちにピッタリの行事じゃん!」

 

「毎日ハッピーバースデーにしよう!」

 

「いやいや、それは無理……」

 

『それは無理だな、そもそも毎日誕生日を祝ってしまったら、何回も母親の胎内に行ったり来たりするという奇怪な光景になってしまう。』

 

想像したら気持ち悪いんですけど!?

 

と、そんなことを話し合って、星と穹が部屋へ戻っていくのを見たファクターとなのかが顔を見合わせると、笑い合った。

 

「やっぱり、ファクターの言う通り、穹たちは誕生日のことも憶えてなかったんだね……」

 

『ええ、ですから誕生日を作ろうと思いました。1週間後は彼らがこの星穹列車に乗車して、1年が経つ日に彼らの誕生日にしようとね……丹恒さんたちはどうです?』

 

列車のラウンジのソファに座っていた丹恒、ヴェルト、姫子、パムが頷いた。

 

「ああ、俺は賛成だ。彼らの誕生日のことを祝いたい。」

 

「若者はこういった大事なイベントを思い出にしないとこの先の人生で味気なくなってしまうからな。」

 

「そうね……ヴェルトの言う通り、彼らに生まれたことを祝いたいわ。」

 

「そうじゃな、だから、当日はその間に列車のラウンジに飾り付けをして、ハッピーバースデーの準備をするのじゃ!」

 

『では、当日では俺が穹と星を引き付けてる間に、パムさん達は列車のラウンジでパーティーの準備をお願いします。』

 

「OK!じゃあ、グループを作っておくから入って~!」

 

なのかが「星穹列車♡ファミリー」というグループ名を作成し、ファクター、丹恒、ヴェルト、姫子、パムに招待した。

 

「じゃあ、1週間後にまた連絡するから!」

 

『分かりました。』

 

「ああ。」

 

「分かった。」

 

「分かったわ。」

 

「了解じゃ!」

 

その後、彼らは誕生日の日に何をするのか役割を決めると、その日は解散となった。

 

 

~1週間後 仙舟「羅浮」の星槎海中枢~

 

 

「今日も私に助けを求める人がいる!」

 

「だから俺たちがここへ来た!」

 

『2人とも元気いっぱいだなぁ……』

 

ファクターは兵士のモンスターに変身し、星と穹を連れて、仙舟「羅浮」へやってきた。

ファクターは、星と穹を連れてるうちに、残った列車にいる仲間達は列車の飾り付けや、ケーキやプレゼントの準備をしていたのだ。

ちなみに、彼だけが星と穹を完全に制御できるため、連れて行く役を引き受けたのだ。

 

「お母さん!あそこの屋台に合成する素材が売ってあるよ!」

 

「嘔吐剤作ろう!作ってサンポに飲ませよう!」

 

やめてあげなさい。

 

そんなことを言いながら、3人は街中を歩いていると、悲鳴が聞こえた。

 

「ひったくりよ!だ、誰か!」

 

「へへへ……」

 

3人が振り返ると、人相の悪い男が狐族の女性からバックをひったくりして、走っているのが見えた。

 

「アイツ……!」

 

「炎の槍よ……」

 

星がバットを出現させて右手に持ち、穹が炎が噴き出ている槍でひったくり犯を迎撃しようとしたその時!

 

 

『フン。』バキィ!

 

「あぎゃ!」

 

ファクターは駆け寄り、ひったくり犯の右頬に向かって殴り倒すと、ファクターの体の一部をロープにして男を拘束した。

 

『お兄さん。人の金で食っても飯がマズくなるだけだぞ。』

 

「クソォ……」

 

その後、駆けつけてきた雲騎軍の兵士にひったくり犯を引き渡した。

 

「犯人逮捕のご協力ありがとうございました!」

 

『いえいえ……』

 

「ファクターは凄いんだよ!」

 

「俺らの保護者だからな!」

 

2人がドヤ顔していると、バックをひったくられた狐族の女性が、お礼を言いに来た。

 

「取り返してくださり本当にありがとうございます!この中に大切なお金と通帳が入っていましたので……!何かお礼をさせてください!」

 

『気にしないでくだ……あ、そうですね。ちょっとお聞きしたいことが……』

 

ファクターは小声で女性に質問した。

 

 

『このあたりに宝石のアクセサリーを取り扱っている宝石店はありませんか?』

 

『宝石店ですか?そこならあちらの道から……』

 

「「……?」」

 

穹たちは彼らの会話が聞こえず、何を話しているんだろうと首を傾げた。

 

『ありがとうございます!おかげでいい物が買えそうです!』

 

「いえいえ、お役に立てて何よりです!」

 

女性が頭を下げて、去って行くと、穹たちがファクターに質問した。

 

「ねぇねぇ、ファクターはあの人に何を話してたの?」

 

『それは……内緒だ!』

 

「え~!?」

 

そう言っていると、ファクターのスマホになのかからメッセージが届いた。

 

『星、穹。君たちは先に列車に戻っててくれ。すぐに戻る。』

 

「え~!一緒に帰ろうよ~!」

 

「そうだぞ!俺たちを置いていくつもりなのか!」

 

『ごめんな。すぐに戻るって約束するから。』

 

2人はブーたれながらも、列車に戻って行った。

 

『【2人にピッタリのプレゼントを見つけたから買ってから帰るよ。2人を先に帰らせている。】っと……急いで行かないとな。』

 

ファクターはなのかにメッセージを送ると、プレゼントを買いに走って行った。

 

~~~~

 

「みんな!ドアが開いたらすぐにクラッカー引いてね!」

 

一方、その頃なのかたちは飾り付けが終わり、後はクラッカーを持って待機してるところだった。

 

「わかっている…少しはしゃぎすぎだ。」

 

「だって~…って、あれ!?ウチのクラッカーは!?」

 

「三月ちゃん、さっき持ったまま自分の部屋に戻らなかった?」

 

「はあ…ちょっと待て、なぜ突然大量のプレゼントが…?」

 

丹恒が列車のドア付近になのかが用意したと思われるプレゼントの山を見つけ、絶句した。

 

「さっき列車に届いたらしい。本当にすごい量だな…」

 

「おい!そろそろじゃぞ!」

 

パムが列車にいる仲間たちに声をかけた。

 

「みんな、準備はいい?」

 

「クラッカーあった!カメラもOK!」

 

「皆でサプライズを成功させるのじゃ!」

 

パムがラウンジの電気を消し、待機する場所に向かい、そのまま待った。

3分後が経つと、ドアが開き、穹と星が列車のラウンジへ入った。

 

「あれ?何でこんなに暗いの?」

 

「停電か…?」

 

すると、電気が点いた瞬間、クラッカーの音が鳴り響いた。

 

パァン!!!!!!

 

「うわ!何!?」

 

「敵襲か!?」

 

「違う違う!そんな物騒なことをパムがさせないでしょ!?」

 

なのかが穹と星にツッコミを入れ、呼吸を整えるとせーのでみんなと声をそろえて言った。

 

「「「「「お誕生日おめでとう!星!穹!」」」」」

 

「「……へ?」」

 

星と穹が呆けると、なのかたちが言った。

 

「へへへ!サプライズ大成功!ウチらはアンタたちのために用意したんだよ~!」

 

「発案者はファクターだ。」

 

「お母さんが……?」

 

「俺たちのために……?」

 

「そうだ、ファクターは君たちのために今日の計画を立ててくれたんだ。」

 

「いい仲間を持ったわね。星、穹。」

 

「この日のためにオレたちは2人に特製のケーキを注文しておいたぞ!」

 

パムがそう言うと、キッチンからとても豪華で大きいサイズのケーキをワゴンに乗せて持って来た。

まるでウェンディングケーキのように3段重ねになっている。

 

「わぁ……!」

 

「こんなケーキ見たことないぞ!」

 

「それだけじゃないよ~!ちゃんとプレゼントを用意しているからね!なんてたってファクターが……あれ?」

 

「……ファクターはまだ来ないのか?」

 

「まさか……事故に遭っているんじゃ!?」

 

列車のラウンジにいる仲間たちは心配し始めてた時だった。

 

『遅れてごめんなさい!』バァン!

 

「「ファクター!」」

 

ファクターは列車のラウンジと外に繋がるドアを開けて、小脇にプレゼント用にラッピングした箱を2個抱えながら入ってきた。

 

『何か……デジャヴ!』

 

「遅いよ!心配してたんだよ!」

 

「そうだぞ!事故に遭ってないか心配してたんだぞ!」

 

星と穹がプンプンと怒って、ファクターに詰め寄った。

 

『ごめんなさい。2人にピッタリのプレゼントを見つけて遅くなっちゃったんだ。はい、どうぞ。』

 

そう言ったファクターは2人に渡した。

 

「開けてもいいのか?」

 

『いいぞ。』

 

「わーい!」

 

星と穹が包み紙を破り、箱を開けると中には、

 

「「琥珀……?」」

 

彼らの眼の色を表した琥珀色のブローチが室内の照明の光に反射されてキラキラと輝きながら箱の中にあった。

 

『2人の眼の色にそっくりなアクセサリーが偶然見かけたから、プレゼントしようと思ってな。買ってきたんだ。』

 

嘘である。この男は2人にピッタリのプレゼントを見繕って宝石店に入ったが、純度の低い綺麗じゃない琥珀が置いていたので、結局3軒回ってようやく納得のいくプレゼントを見つけたのである。

 

「ありがとう……!」

 

「大切に使うからな!」

 

『そうか、それは「「でも(な)」」……?』

 

星と穹はファクターの汗に指摘しながら言った。

 

「お母さんが私たちのために何度も走ってこれを見つけてくれたんでしょ!」

 

「俺たちのために思ってプレゼントしてくれたことが何よりもうれしいからな!」

 

「だからありがとう!」

 

「俺もありがとう!」

 

……星、穹……

 

ファクターが2人の優しさに感動していると、なのかが言った。

 

「ウチのプレゼントも凄いから見てよ!まずは、パジャマでしょ!それから……」

 

「慌てるな三月。まずは1人ずつプレゼントしてからだ。」

 

「若人のやり取りはいつ見ても素晴らしいものだな……」

 

「ふふ、そうね。私たちも参加しましょう。」

 

「プレゼントはご飯を食べてからじゃ!冷めてしまうぞ!」

 

そして、8人は楽しい時を過ごした……

この時間がいつまでも続けばいい……そんな思いが誰もが思っていた。

でも、時は止まってくれない。今日が過ぎれば、明日になる。それは当然だ。

だから、来年もこの時期が来れば誕生日を祝おう。これから仲間が増えた時も祝おう。そう思った星と穹だった。

 

 

 

この旅が、いつか群星に辿り着かんことを。

 




ちなみに列車組のプレゼントは

ファクター「お揃いの琥珀色のブローチ」

なのか「お泊りセットやぬいぐるみ、コスメなどその他たくさん。」

丹恒「辞書」

ヴェルト「新しいスマホカバー(星は銀河の宇宙のモチーフ、穹はロボットアニメに出てくる有名なロボット。)」

姫子「コーヒー」

パム「車掌特製スムージー」


なお、スマホカバーは恥ずかしいからという理由で誰もつけなかったのでヴェルトは「……そうか」と冷静に返しましたが、部屋に入ると1人静かに泣きました。現在は星と穹、ファクターの部屋の机の引き出しに閉まってあります。
コーヒーは全てファクターが飲みました。ぶっ倒れて3日間寝込みました。

プレゼントの内容は完全に作者の主観です。
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