転生したら敵対種でした   作:有神要素

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他の崩壊スターレイルが原作の二次作品を見てるんだけど、サブタイトルが毎回違ってるのが多いな……
この話からサブタイトル考えます。


スヴァローグに対する作戦会議

なのかをなだめたファクターは丹恒と話をしに行った。

 

「星と穹がいなくなったのには何か理由があるはずだ。他の人に聞きにいこう。」

 

「そうだね!星と穹がいなくなるのなんてゴミ箱を見つけた時くらいだよ!」

 

『よし、とりあえずオーナーに聞いてみましょう。』

 

「……あのさ、星と穹がゴミ箱を見つけたことを冗談に思ってるの?本当だよ?」

 

『(しまった…崩壊スターレイルのプレイヤーだったし、見慣れてたから特に疑問に思ってなかった。)……本当にゴミ箱に興味があるんですか?』

 

「三月が言っていることは本当だ。上層部にいた時、彼らはゴミ箱とゴミに異常な程の執着を見せていた。」

 

『……アライグマなんですか?星たち……』

 

「あらいぐま?とは分からないが、彼女らの行動に似ている生物を思っているのは分かった。」

 

『(崩壊スターレイルの世界ではアライグマはいないのね…)アライグマは俺の故郷の星の海外の国にいる食料を求めてゴミ箱を荒らす生物です。ちなみに小さく人を好んで襲いませんが、手を出すと噛まれるので注意と言われています。』

 

「…そういわれると星と穹はアライグマに育てられたんじゃないかって思えてきたよ…」

 

「…無駄話はこのくらいにして聞きに行くぞ。」

 

ファクターたちはゲーテレストランのオーナーに聞きに行った。

 

………………

 

「オーナーの話によると、星と穹はブローニャと一緒にナターシャさんの診療所へ向かったんだってね。」

 

「ブローニャと一緒にいるからひとまずは安心だが…ひとまず診療所へ向かおう。」

 

『……一つ聞いてもいいですか?』

 

「どうした?」

 

『丹恒さんたちはブローニャたちに追いかけられたんですよね?なのにブローニャのことを信じられるのはどうしてなんですか?』

 

「どうしてそのことを聞くの?」

 

『いえ…ただ疑問に思っただけです。』

 

(何で疑問に思ったのか?それは俺は彼らがブローニャのことをどう思っているのか気になったのだ。ゲームでの彼らはブローニャが下層部の実情を知り葛藤したこと、そして列車組がブローニャにちゃんと対話をしたから誤解が解け以後、協力関係となったが……この世界は現実だ。ゲームではない。もしかしたら、彼らはゲームとは異なる思想をしているのかもしれない。もしそうならブローニャとの和解を……)

 

そのことを思ったファクターは丹恒たちに疑問の言葉を発した。だが……

 

「……ブローニャがさ。ウチらのことを追いかけたのはカカリアの命令だって言ってたでしょ?あの時はウチらのことを信じてくれなかったけど、ブローニャが下層部に来てから彼女はいろいろと考えていたんだよね。」

 

なのかはファクターに自身の考えを言った。

 

「ブローニャはただ、ウチらからの脅威をベロブルグのために必死に守ろうとしたのが彼女の言葉から分かったし、本当にこの地に住んでいる人たちのために思ってるんだなぁ……って。そう考えたらもうブローニャのことを悪く思えなくなったんだよね。」

 

「俺も三月の意見に同感だ。彼女はベロブルグに住む人々のための誠実さを目の当たりにし、俺たちの話を聞いてくれた。このことから彼女のことを信じることができた。」

 

『……そうですか。(馬鹿だな俺は…彼らはゲームとは違うんじゃないか?と思ってしまった……人に疑われる苦しさは俺が身をもって経験したのに……最低だな、俺は。)』

 

ファクターの心の中は丹恒たちが彼らの心はゲームとは変わらない高尚で、優しい人だと分かり安堵すると共に、ゲームと同じ性格ではないのでは?と疑ったことに対する罪悪感の気持ちが渦巻いていた。

 

『俺は、誤解されたことで丹恒さんたちは内心ブローニャのことを良く思っていないんじゃないか?ギスギスしたままになるのでは?と思い、無粋な質問をしてしまいました。不快なことを言ってしまい申し訳ありません。』

 

ファクターは丹恒たちに謝ると、なのかが慌ててフォローした。

 

「いいよいいよ!ウチらとブローニャのことを思って言ったんでしょ?ファクターは悪くないよ。」

 

「疑問に思い、質問するのは悪くない。寧ろ、邪推したまま心の中で思い続け、勝手に行動したら深刻なトラブルに発展する可能性がある。疑問に思ったら質問してくれ。」

 

『…ありがとうございます。そして分かりました。今言ったことを忘れません。』

 

「…真面目だね、ファクター。丹恒と良い勝負になるかも?」

 

「勝手に比べるな。三月。」

 

『……ハハッ。』

 

そんなことを言いながら、ファクターたちはナターシャの診療所へ向かった。

 

……………………

 

「どうやら、星たちはブローニャとゼーレと共に、リベットタウンにある医療器具を取りに行ったみたいだね。」

 

「人助けなら仕方ないな。だが、俺たちが心配するからせめてメッセージを送ってくれと後で言わないとな。」

 

『まぁ、自ら進んで人助けできるのはいいことだから……ねぎらって優しく諭さないとな。』

 

ナターシャから事の顛末を聞かされたファクターたちは診療所から出て、診療所の前にある広場でそんなことを話しているとオレグが話しかけてきた。

 

「よぉ、お前たち。今は時間あるか?」

 

『時間ならありますけど……?』

 

「そうか。ならちょうどいい。下層部と上層部のこれからのことについてお前たちと話をしたいんだが……仲間が半分ほどいないみたいだな。」

 

『今、星たちはリベットタウンで医療器具を取りに行ってくれてますので、もう少ししたらボルダータウンに着くと思います。』

 

「そうか。なら、このことは全員がそろってから言うな。集合場所はあそこの道のビルとビルの間に路地裏がある。そこを抜けると広くなってる場所があるからそこで話そう。」

 

『分かりました。』

 

「分かった。」

 

「分かった!」

 

「じゃあ、俺からナタに伝言するからまた後でな。」

 

オレグはそう言うと、診療所の中へ入って行った……

 

「とりあえず、オレグがナターシャに話してくれるから俺たちは指定した場所へ向かおう。」

 

「オッケー!じゃあ、早速出発しよう!」

 

『行きましょう。』

 

ファクターたちはオレグが指定した場所へ向かった……

 

…………………………………………

 

ファクターたちはオレグが指定した場所へ着くと、オレグがナターシャへの伝言が終わったのか走ってファクターたちの元へ向かってきた。そして、ファクターたちはその後30分間待っていると

 

「あ!みんな!」

 

「待っててくれたのか!」

 

星たちが現れた。

 

「やっほー!やっと来たね!」

 

『無事でよかったよ。』

 

「何も言わずにいなくなって、ごめん。」

 

「本当にごめんね。」

 

「いいよ、それぐらい。何も言わずにいなくなった回数の記録保持者がここにいるんだから!」

 

「誇れることじゃないだろ。」

 

と、なのかが訳が分からない自慢を言ってきたので丹恒がツッコんだ。それを見たオレグが笑い、話しかけた。

 

「ハハハっ、全員揃ったな。じゃあ、本題に入ろう――以前、お前たちが言っていた「星核」、それから上層部での出来事、この2人がすべて最初から説明してくれた。」

 

と、オレグはブローニャとゼーレを見て言った。オレグが続けて話す。

 

「前にカカリアに会った時は、ただの勢いのある小娘に過ぎなかったが…まさか守護者になった後、ああなるとはな……遭遇したお前たちには同情する。安心しろ、「地炎」は裏切るようなことはしない。お前たちの計画は、酔っ払った鉱夫の戯言と大差ないが、少なくとも筋は通っている。下のやつらはもうとっくに他の選択肢を失った状態だ。ここまできたら、お前らに賭けるさ。」

 

「安心しておじさん、ウチらを信じるのが正解だって証明して見せるから!」

 

「酔っ払った鉱夫の戯言なんかじゃないこともだ。」

 

と、なのかと丹恒がオレグに言った。

 

「よし!じゃあ、現実的な話をしよう。お前たちは「星核」の行方を知りたい。俺たち「地炎」は下層部の封鎖を解放したい――

つまり、俺たちの目標はスヴァローグだ。あの「ボス」をどうにかしないと、先のことは夢のまた夢だ。」

 

「そうだ!スヴァローグを倒s『星。』?」

 

星が言おうとしたことをファクターが遮り、彼女を諭した。

 

『確かに、彼は今のところ敵だ。だが、スヴァローグはスヴァローグなりの信念と正義がある。彼が俺たちに従わないからって、簡単に武力に頼る行為をしてほしくない。君が武力行使をして、相手が簡単に従うことを理解してしまい、それを繰り返すようなことをしたら俺は君と縁を切らなければならない。』

 

「そ、それは嫌だよ!」

 

『……俺だって星と別れたくはない。だけど、星がこの先、様々な事件や人間関係のトラブルに巻き込まれるかもしれない。その時に星が武力だけで解決していったら、人々から恐れられるし、疎まれて孤立してしまう。星がそうなってほしくないから俺は縁を切ると脅したんだ。』

 

「ファクターの言う通り、武力行使は最終手段だ。まずは平和的な交渉を考えたほうがいい。」

 

「……分かった。」

 

「そこの嬢ちゃんが言おうとしたことや、2人の言うことには、どちらも一理ある。

俺たちも、平和的な解決を図り、被害を出さないようにしたい。「地炎」は、スヴァローグとの接触を何度も試みてきた。

しかし、毎回追い返されちまってな。やつは俺たちとの対話をまったく望んじゃいない。

それに俺たちの実力で、やつらと衝突するのはリスクが高すぎる。スヴァローグのロボットは犠牲を恐れないが、俺は下層部の人の命を危険に晒したくないからな。

だが、今は違う。お前たちが来たことで、スヴァローグも「外部からの変数」が現れたことを認め、状況が変わってきている。どういう経緯でそうなるかは分からんが――もしかしたら、お前らになら説得するチャンスが訪れるかもしれん。」

 

「ああ、それが一番いいだろう。」

 

「ハハハハっ!ちゃんと考えての結論か?まぁ、スヴァローグの縄張りに行けば分かる。この地下で物事が順調に進むことなどないとな。どうだ、シルバーメインのお嬢さん?俺たちの中で、スヴァローグと対立する理由がないのはお前だけだ。お前の考えを聞かせてくれないか。」

 

と、オレグはブローニャに聞いた。ブローニャが答えた。

 

「下層部もベロブルグの一部だから、もしスヴァローグがここの住民を脅かす存在なら、あなたたちの味方をするのも当然。」

 

「ハハハ、いい答えだ!さすが守護者の責務を引き継ぐ娘、いい覚悟をしている!

よし、共同作戦を張れたのなら、これ以上時間を浪費する必要もない。行け、スヴァローグを探しに行くためのガイドを手配してある。」

 

「一緒に来ないのか?」

 

穹がオレグに聞いた。

 

「「地炎」はずっとスヴァローグと対立してきた。共に行っても誤解を生むだけだろう。少し離れたところで待機し、万が一の際にはすぐ駆けつけるようにする。

ゼーレ、もう一度、外から来た友人たちと同行してくれるか。」

 

「任せてちょうだい、ボス。」

 

そして、一行はスヴァローグのアジトに繋がっている道の前に来たが……

 

「…フック、アンタのことだったの?」

 

ゼーレがそう言った人物――黄色い髪の毛の前髪がくせっ毛になっており、上半身は厚着をしているが、熱いのか膝の部分が素肌で大きい帽子を被っている少女――「フック」が立っていた。

 

「さすがのウチも予想外……」

 

「なるほど、モグラ党も「地炎」の……」

 

いや!さすがに子供に案内はさせないでしょう!?危ないじゃないですか!

 

ファクターはなのかだけではなく、丹恒もボケたためツッコんだ。

 

『……丹恒さん。ここの地理で詳しい人はだれか分かりますか?』

 

「出会った人の中で考えるなら、サンポくらいだが……まさか。」

 

『そういうことですね。というわけでサンポさん。道案内お願いします。』

 

「ははは……まさかフックさんと誤解されるとは……そこのお兄さんの言う通り、僕ですよ、皆さん、オレグさんが手配したガイドは……」

 

そう言いながら物陰から現れた人物は、サンポだった。

 

「僕は悲しいです…こんな小さな子供をガイドだと勘違いして、僕のことに思い当たらないなんて……」

 

「はいはい、そんなの気にしてどうすんのよ。逆に聞きたいんだけど、「地炎」の誰もがスヴァローグのアジトを知っているのに、アンタが案内する必要なんてあるの?」

 

ゼーレがサンポの訴えを軽くあしらって質問した。サンポが答える。

 

「ほら、適材適所と言うじゃないですか。「地炎」はスヴァローグの拠点を知っているけど、入ったことはないですよね。」

 

「アンタは入ったことあるの?」

 

「…ありませんよ。でも、僕はあの機械仕掛けの集落をくまなく調べ、必ず役に立つであろう手がかりをいくつか集めました。」

 

「言葉と行動が矛盾しないようにしてほしい。」

 

「星の言う通り、サンポは言葉とは裏腹に行動が合ってないことが多いんだよな…」

 

「ちょっと、それはどういう意味ですか?このサンポほど言葉に誠実な者はいませんよ?

天地神明に誓って、サンポは常に誠心誠意を尽くしています――」

 

「はいはい!信じるから、はやく案内してよ。」

 

なのかがサンポの話が長くなると思い、話を変えた。

 

「――はい!では、しっかりついて来てくださいね。」

 

サンポがそう言うと歩き出したので、ファクターたちは彼の後について行った。




【サンポ】

地上と地下を行き来する商人。
馴れ馴れしく、情熱的でユーモアがあり、いつも道化を演じている。

口が達者な商人、「利益」あるところにサンポあり。
サンポが手にする圧倒的な量の情報に人は近づかざるを得ないが、彼の「客」になるのは決して良いことではない。
値段さえ見合えば、「客」はいつでも彼の「商品」になり得るのだ。
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