京都第六鎮守府艦隊日誌。   作:曉親

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イベントが無いみたいなので艦娘中心の話を一つ。
千歳が割と崩壊してるかも


2025/7月中旬 鎮守府夏休み!(酷使の士、過労死組の陰謀)

京都第六鎮守府 2025/7月中旬ごろ 朝礼

「えー、久しぶりの朝礼です。」

京都第六鎮守府の朝は遅い。早くて9時、遅くて11時だ。

後期発進の鎮守府という事もあり、あまりあくせく働かなくても問題が無いのでもっぱら演習生活の方が多い。

「みんな揃ってるよね?」

そんな鎮守府にしては珍しく、久しぶりの全員招集がかかった。

「第一艦隊旗艦代理、ВернЫй、第一艦隊全員揃ってるよ。」

「臨時演習艦隊旗艦、日向、全員集合、といった所だ。」

「三川艦隊臨時旗艦、翔鶴、みんな揃ってるわ。」

「第二航空戦隊旗艦、蒼龍、もちろん問題なしよ。」

「京都第六鎮隊員寮管轄、電、数え終わりましたのです。」

「それで司令官、何か重要な連絡でもあったのかい?」

ВернЫй(以下響)が問いかけてくる。

「はい、長ったらしい話は何なので単刀直入に言います。」

「大本営からの観測結果によりますと、『夏季の大規模侵攻の兆候は限りなく薄い』との事ですので、此度、一か月ほど休暇を出します。」

わぁっと盛り上がる艦娘並びに作業員たち。

「はい、そろそろ静まりなさい。」

「まだ続きがあるのよ、聞いた方が良いと思うのだけれど。」

「えー、ただし現在三川艦隊に編成されている6名と、特別練成員たちは夏季特別演習に出席できるようにしておきなさい。」

軽く「えー!」などの声が響く。

「えーじゃない。」

「という訳で今から呼ぶので呼ばれた人はここら辺に集まるように。」

「じゃあ呼ぶぞ~」

 

 

京都第六鎮守府 廊下

そんな風に呼ばれて行く人たちの事は目に入らない。我々は休暇を貰ったのだ。

「久しぶりのまとまった休暇です~」

「じゃあ飲みに行きましょうか?」

「なら私も行って良い?」

そんな風に阿武隈と千歳、伊勢が話している。

そう、何を隠そうこの三人は、この艦隊における過労死組なのだ。

彼女たちは「過労死、ダメ、ゼッタイ」を掲げ、日々艦隊で活躍しているが、この長期休暇を活かさないわけにはいかない。

「初代酷使無双たる加賀さんはLv99になっちゃって鉄人になっちゃったしね~。」

「マサチューセッツさんは最近大和が生まれてから大和がその枠になって自主脱退。」

「このままこの労苦を分けあう人が減るのも困ります~!」

割と治安の悪い会話である。

「じゃあさ、阿武隈。新たな過労死枠を探すってのはどうよ。」

「ふぇっ!?」

「そうだわ...!」

「ええっ!?」

「面接するのよ面接!今度の決起集会に呼んで!」

(※決起集会とは飽くまでも過労死組が定期的に開いている呑み会の事である。)

「いいじゃないのさ!そうと決まれば!いざ!」

「えぇっー!!!」

 

 

居酒屋[ほうしょう] 夜

「という訳で私の個人的見識で新たな過労死枠...過労死組を連れてきたよ!」

「お~!」

「おお~っ?」

「じゃあ一人目、行くよ?」

「自己紹介して?」

「よ!アタシ、摩耶ってんだ、よろしくな。」

........

「だ、第一艦隊じゃ無いですかぁぁ~!」

「でもさ?阿武隈?対空要員と素重巡の合わせ技ってなかなか珍しくない?」

「私と同じ育ってる同艦種が一人しか居ない系よね」

「しかも一芸がすごい強い系でもある...」

「過労死枠の基本的ポイントに合ってるよね。」

「これを伝説の酷使無双の言葉に合わせるなら...」

「「優秀ね」」

「浸らないでくださぁ~い!」

酒が入っておかしくなってきた二人を必死に止める。

「という訳で組長。」

「どうぞ、採用するかどうかお決めください。」

「えっ!?」

そうである。阿武隈、過労死組の中でも歴が長い。なので当然組長である。

阿武隈はすっかり忘れていた!

「で、どうすんだ?酒が飲めるって聞いたんだけど。」

「えっ...そのぉ...なんと言いますかぁ...」

「まぁこっちは別に入っても良いぜ。」

「ほら、摩耶も良いって言ってるんだし!」

「まぁ鉄人でもないからね~?」

「ひぇっ!えーと、えーと...」

「まぁ良いんじゃ無いでしょうかぁ...。」

「「FOOOOOOOO!!!」」

「えぇ...」

「じゃ、よろしくな、組長!」

「ひぇぇぇぇ...」

 

 

「じゃあ二人目行くよ~!」

「よっ!」

「摩耶さんも残るんですねぇ...」

「そりゃあたりめーだろ?酒飲む約束で来てるんだし呑ませてもらうぜ?」

「じゃあ次の子!自己紹介!」

「御蔵型海防艦、屋代、参ります!」

「プロじゃ無いですかぁ~!!!」

「その道のプロの!そのボスは!自らの仕事に責任を持ってるんですよ!」

「屋代、一生懸命頑張りますので!」

「ほら!本人もやる気みたいだしさ!」

「阿武隈!決めちゃって!」

「う~ん...阿武隈、時々任務でご一緒するんですけどぉ...」

「先制対潜時のあの顔...あの顔見ると冷汗が出ちゃうんですよぉ...」

「そんな事言わないあげてよ~、仕事に忠実って事なんだからさ~」

「摩耶様的には海防艦組はローテーション組めるようになったからなぁ...ってとこなんだがねぇ...」

「屋代、お役に立てないのですか...?」

「ほら~!阿武隈~!泣かせた~!」

「こ~りゃ責任持ってこっちで貰ってあげるしかないね~!」

「ほら~!この千歳おねぇさんの胸に抱かれなさ~い!」

千歳が屋代に手を差し伸べる。

「はぁ~それなら良いですよぉ...」

「阿武隈やっさし~!」

「組長バンザーイ!」

「話が分かる~!」

「えっ!?」

「「阿武隈バンザーイ!!」」

「ちょっ...」

「ちょっと...」

「お前たち!胴上げ行くぞ!摩耶さまについて来い!」

「「イエッサー!」」

「と、止まって!」

(わっしょい!わっしょい!わっしょい!)

「わ、私の指示に従ってくださぁ~い!!!」

 

 

「ふぅ...」

「もう...落ち着きましたか?」

数分後、その場には説教される千歳と伊勢の姿があった。

「怒られちゃいますよ?次やったら!」

「そういや屋代ちゃんは?」

「ん?帰らせたぜ?流石にこれ以上夜更かしするのも健康に悪いだろ?」

「Foooo~!摩耶しっかりしてる~!」

「もう一回胴上げしちゃいます?」

「ああ~!も~!二人共~!しゃんとしてくださぁ~い!」

「よ~し!」ウデマクリ×4

「.......」

 

「ちゃんとしないと怒りますよ?」

 

「ひっ」

「はいっ!」

「お二人とも私の方が練度が高いの、忘れてませんか?」

「阿武隈凄いな~!そんな顔出来たのかぁ~!」

「えっ、そんな顔しちゃってましたか!?」

「ど~しても話を聞いてくれない時に出ちゃうんですよねぇ...」

「阿武隈...意外と怖い...」

「こっちは酔いが覚めちゃったかも...」

「まぁ次行こうぜ?」

「じゃあ三人目行くよ~」

「くぅ~!!!」(チトセイッキビールチトセ)

「じゃあ三人目!大和ちゃんで~す!」

「...」

「ふぇっ...?」

「ええっ...???」

「って、」

「って?」ニヤニヤ

 

 

「提督の娘さんじゃ無いですかぁ~~~!!!!!」

 

「ホント何やってるんですかぁ~!!!」

「って言うかよく提督が許しましたね!!!」

「二つ返事でOKしてくれたよぉ~。」

「ホントに何やってるんですかぁ~!!!!!!」

「まぁ確かにあっちこっち引張りダコだしなぁ...確かにそうかもな。」

「そもそもまだ子供なのに飲み会連れてくるのもどうなんですか!!!」

「考え方によったら屋代ちゃんより若いですよぉ~!!!」

「あの、」

「ん~?何だぁ?大和?」

「ここってどういう集まりなのでしょうか...」

「あ~!まだ説明してなかったか!」

「私たちはね、」カクカクシカジカ

「ふむふむぬんぬん...」

「って感じの集まりなのよ。」

「今しかのこ居なかった?」

「気のせいよ。」

「というか皆様がたは...そうなのですね。」

「別に...入らなくても良いんですよぉ...?」

「いや、不肖大和!入らせていただきます!」

「提督の親族として!現場との交流に心血を注がせて頂きます!」

「ホントに入っちゃうんですかぁ!!?」

「ほら、入れたげなさいな。」

「うう...」

「ほらほら~」

「良いですよ...」

「「Fooooooooo!!!!!」」

「よぉ~し!今日は焼酎一本開けちゃいます!」

「貴方千歳それいっつもそうじゃないのよ。」

「いいもん!めでたいんだからいいもん!」

(かんぱ~い!!!)

「大和ぉ、後悔してるんなら今のうちだぜ?」

「...いえ、私が選んだのです、それならこの責任を果たす事が、この大和の使命だと受け止めました!」

「良いんだな、それで。」

「はいっ!」

「うう...重責で目の前がクラクラしますぅ...」ドサッ

「阿武隈ー!大丈夫ー!!!」

「ほら!ネックレスとか服とかキツイでしょ!脱がせよう!脱がせよ!」

「わ...私の指示にぃ...したがってくださぁぁぁいぃぃぃ...」バタンキュー

 

―――休暇明け

「えー、はい。」

「三川艦隊任務、なんだかんだ8月中旬には終わりました。」

「その後に出勤してくださった人に感謝申し上げます。」

「それはそれとして、別件ですが言いたい事があります。」

「阿武隈~、前へ来るように~。」

!?

「ひゃぁっ!?!?」

「ひぇぇ~...なんですかぁ...?」

「えー、ウチの娘、大和なんですけれど。」

「あの~阿武隈氏が組長を務める過労死組に娘が加入いたしました。」

「て...ていとく~...」

「まぁ、一番最初に入る奴がそれかってのはありますが割とアグレッシブなので」

「色々誘ってやると来ると思いますよ、大和って。」

「あの~...それはぁ~...ちょっと違いましてぇ~...」

「まぁここは最初に大和を誘った、この勇気ある阿武隈組長に敬礼を!」

「えっ!?えぇっ!?」

ズァッ

「ええ~~~~~!?!?!?!?」

「莫大なる拍手もお願いします!!!」

バチバチバチバチバチバチ(もの凄い音圧)

「わ...」

「私の話を聞いてくださぁ~~~~い~~~~!!!!!!」




はい、過労死組でした。
阿武隈はなんだかんだウチの艦隊の軽巡の走りと言っても良い存在ですので一回しっかり取り扱ってみたかったのはあります。
ちなみに最古参は球磨、次点で木曽ですが両方ともあんまり活躍しておりません。
球磨は現在演習艦隊で改二になるまでしっかりしごき上げています。
それはそれとして夏休みですが、呉に行きました。
しっかり早めに行ったので後々追加の奴とかは逃しましたが空いていて良かったです。
この体験談でも書こうかと思いましたが、これを書くのにだいぶ時間が掛ったので記憶が消えております。多分書かないでしょう。
それじゃあ、アディオス!アミーゴ!(うごメモ)
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