GENTILE BRAVERY ~Female ver.~   作:ヤガミ

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前回の続きになります。


異邦人②

 「じゃあ、せめて名前だけでも教えてくれる?」

 

 赤髪の女性は、そう問い掛けた。

 

 名前…。

 

 そうだ、名前は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「マヒル…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「マヒル?それがあなたの名前?」

 「…分からない。でも、そう呼ばれていた気がする。」

 「ふぅん、変わった名前だね…。」

 

 私の名前は確か、「マヒル」。

 これが本当の名前かは分からない。

 だが、誰かからはそう呼ばれていたと、記憶の片隅には残っているみたい。

 

 「じゃあマヒル、今からグレーテに案内するから、付いて来て!」

 マヒル「…グレーテ?」

 

 聞き慣れない言葉が出てきた。

 

 「ああ、そっか…。グレーテっていうのは私の拠点だよ。一応避難場所にもなっているから、とりあえず付いて来てね。」

 

 そう言われたので、彼女に付いて行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グレーテに向かう道中─────。

 

 「そうだ、申し遅れたね。私は“エレナ”!グレーテ騎士団の副団長なんだ。」

 

 どうやら彼女は、「エレナ」と呼ぶらしい。

 この也で副団長…。

 あまりにも少女らしいから、そんな印象が無い。

 

 エレナ「それにしても、記憶喪失なんて本当に存在するものなんだね…。マヒルはあの森で何してたの?」

 マヒル「…分からない。気付いたらここにいたの。」

 

 本当に何も覚えていない。

 何故私はここにいるの?何故彷徨っていたの?

 今の私には、そんな事を考えていても、何も言えないままだった。

 

 エレナ「なるほどね…。まあでも、ここを抜けたらすぐグレーテだよ。もう少しだから安心してね!」

 マヒル「助かるよ。」

 

 何とも心強い味方が現れた。

 そんな事を考えるのも束の間だった─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「○△□×!」「○△□×!」

 

 「○△□×!」「○△□×!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの生物が来ていたのだった。

 

 エレナ「嘘っ、亜人!?しかも何体もの群れだ!!」

 

 何十体、何百体の群れを成して、私達を追いかけてきた。

 どうやらあの生物は「亜人」というらしい。

 

 エレナ「あんな数じゃ1人では手に負えない…!逃げるよ!」

 

 エレナにそう言われ、私達は森の出口まで走る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エレナ「あそこがグレーテだよ!早く!」

 

 エレナと走っていると、巨大な石壁が立っているのが見えた。

 あれがエレナの拠点・グレーテ。

 

 「○△□×!」「○△□×!」

 

 「○△□×!」「○△□×!」

 

 エレナ「やっば、向こうからも来てる…!急いで!」

 

 数体の亜人が、前方からも来ていた。

 とにかく今は、拠点に入る事を考えよう。

 

 

 

 

 

 『こっちだ、急げ!』

 

 

 

 

 

 すると、門の所から1人、こちらへやってくる。

 

 エレナ「団長!」

 「そこの。ここはあたしらに任せな。門をくぐればグレーテだ。早く!」

 

 私は彼女に従い、門の方へ走った。

 

 

 

 

 

 「準備は良いか?エレナ。」

 エレナ「大丈夫です!」

 「よし!片っ端まで片付けんぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「こちらです!早く門へ!」

 

 近くにいるのは門番だろうか。

 私は真っ先に向かう事にした。

 

 門番「ここまで来たらもう安全です。団長や副団長が戻ってくるまで、ここでしばらく休んでいてください。」

 マヒル「……ありがとうございます…。」

 

 門番にそう言われ、私は疲れきったせいか座り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくすると、門が開いた。

 

 エレナ「あ、いたいた!」

 

 入ってきたのは、やはりエレナと団長?だった。

 

 エレナ「大丈夫?急に亜人達に襲われちゃって大変だったでしょ?」

 マヒル「いや、もう何とも無い。ありがとう、エレナ。」

 

 どうやらエレナは、私を心配してくれていたみたい。

 

 「そいつが異邦人か?」

 エレナ「はい!…あ、勝手に異邦人呼ばわりしちゃったけど、大丈夫だった?」

 

 異邦人。

 まあ、今の私に合っている言葉かもしれない。

 

 マヒル「構わないわ。」

 エレナ「良かった。あ、この人はアイリス!私が所属しているグレーテ騎士団の団長だよ!」

 

 エレナが紹介したのは、団長と呼ばれた隣の高身長の女性。

 名前は「アイリス」というみたい。

 

 アイリス「エレナから事情は聞いた。改めて初めまして!あたしが団長のアイリスだ。よろしくな!」

 

 目の前にいる彼女らは団長と副団長。

 もしかすると、あの亜人の群れは2人が制圧したのかもしれない。

 相当な腕前なんだろうな。

 

 アイリス「……にしても、記憶喪失か…。これまで色んな奴を助けてやってきたが、あんたみたいのは今まで無かったからな…。」

 

 そんなに珍しい事なのか。

 まあでも、記憶喪失なんて早々目にする事なんて無いかも。

 事実、私もその一人である訳だけど…。

 

 エレナ「団長、しばらくマヒルをグレーテに匿っておきたいんですが…、良いでしょうか?」

 

 エレナはそうアイリスにそう言う。

 

 アイリス「ああ、あたしは全然構わないぜ。言ってしまえばグレーテは安全避難場所としても扱っているようなもんだし、寧ろ大歓迎さ。」

 

 アイリスはそのように返した。

 しばらくはここに世話になるだろう。

 野宿するよりはマシだな。

 

 マヒル「助かるよ、2人共。」

 アイリス「良いんだよ、困った時はお互い様ってな!じゃあエレナ、後は頼んだよ。」

 エレナ「えっ、団長?」

 アイリス「あたしは他にやる事があるからさ。それに、マヒロもお前の事を信頼してるみてえだし、案内役も任せてやっても良いかと思ってな。」

 

 アイリスは真面目そうに答える。

 

 エレナ「…とか言って、本当は面倒だから私に任せっきりなだけなんじゃないですか?」

 アイリス「あ、バレた?笑」

 

 エレナにはお見通しだったらしい。

 もしやアイリスは意外と面倒がりだったり?

 

 アイリス「とりあえずエレナ、後は頼むわ~。」

 エレナ「あ、団長!もう…。」

 

 アイリスはさっさと行ってしまった。

 

 エレナ「…ごめんね?団長は頼りになるけど、ちょっと抜けてる所があるというか…。」

 マヒル「大丈夫、気にしていない。」

 

 まあ、頼り甲斐があるというだけでも十分な気がする。

 

 エレナ「とりあえず、団長に頼まれた事だし、グレーテ内を案内するよ!」

 マヒル「ええ、よろしく。」

 

 そう言われ、私はエレナに付いて行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エレナ「…と、グレーテはこんな感じだけど、覚えたかな?」

 マヒル「ええ、十分よ。」

 

 一通りグレーテを案内してもらった。

 拠点とはいえ、結構広かった。

 

 

 

 

 

ぐうぅ…。

 

 マヒル「あっ。」

 エレナ「あはは、お腹空いたでしょ?あなたはここに来てから色々あったし、まともに食事もできなかったんじゃない?」

 

 そういえば何も食べてなかった。

 グレーテに来るまでは完全にサバイバル生活になりうる状態だったからな。

 

 エレナ「せっかくだし、何か食べてく?美味しいレストランがあるから、あなたにも紹介したいしさ!」

 

 エレナから勧められた。

 この世界の料理か。一体どんなのがあるのだろう。

 

 マヒル「そうする。」

 エレナ「決まり!じゃあ早速行こっか!」

 

 エレナはそう言い、私とエレナはレストランに向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~レストラン~

 中に入ると、かなりの人で賑わっていた。

 もう夕方だからか、結構多い。

 

 エレナ「ここが私の行きつけのレストランだよ!受付してくるから待ってて!」

 

 エレナは受付のカウンターの方へ行った。

 

 それにしても、レストランなだけあって、色々な料理のメニューが書かれていた。

 “イロトリドリのスパイシー和え”、“ブーピングの塩焼き”、“モーギュウのスタミナ丼”…。

 先の名前はこの世界の動物だろうか?

 名前からして恐らく左から鳥、豚、牛…なのだろう。

 

 

 

 エレナ「お待たせー!」

 

 …と、メニューを見ている間にエレナが戻ってきた。

 

 エレナ「丁度空席が一つだけあるって!番号札貰ったから行こう!」

 

 そう言われ、エレナに付いて行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エレナ「マヒルは食べたい物決まった?」

 

 改めてメニュー表を見て、料理を決めていた。

 

 マヒル「そうね…。このイロトリドリのスパイシー和えというのにしようかな。」

 エレナ「あ!私もそれにしようとしてた!大好物なんだよね!」

 マヒル「へぇ、そうなんだ。」

 

 なら、店員を呼んでおく事にしよう。

 

 エレナ「すいませーん!注文お願いしまーす!」

 店員『はーい!』

 

 エレナが店員を呼んだ。

 

 

 

 店員「ご注文をどうぞ!」

 

 

 

 

 

 エレナ「イロトリドリのスパイシー和え2つで!あ、私は特盛でお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エレナ、今何て言った?特盛???

 

 

 

 店員「イロトリドリのスパイシー和え2つで、1つは特盛ですね、かしこまりました!少々お待ちくださーい。」

 

 店員はそう言い、向こうへ行った。

 

 マヒル「…エレナ?今特盛って…。」

 エレナ「ん?ああ、戦いの後ってどうしてもお腹空いちゃうんだよね。だから特盛注文しているんだ。」

 

 女の子が特盛を注文…。

 エレナは食べ盛りなのだろうか?

 

 エレナ「あ、でも特盛じゃない時もあるよ。私だってお腹空かない時はあるし、そういう時は普通か少なめだからね。」

 

 …と、必ずしもそういう訳ではないようだ。

 いきなり特盛と聞いたから驚いてしまった。

 

 

 

 エレナ「ねえ、マヒル。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……本当に何も覚えてないんだよね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エレナはそう聞いてきた。

 

 多分、私が記憶喪失だからだろう。

 

 マヒル「…まあ、そうね。何故私はこの世界にいるのか、どのようにしてこの世界に来たのか、全く…。」

 エレナ「もし、仮にマヒルがいた世界が存在してるなら…、帰りたい?」

 マヒル「……。」

 

 エレナからの質問で考え込む。

 

 マヒル「……どうだろう…。正直わからない。存在してたらそうしたいし、してるか否かでも帰れないのなら…、いっその事、この世界に住んでも良いと思ってる。」

 エレナ「…そっか。」

 

 私は、何を思ってエレナと共に行動しているのだろうか。

 

 その答えを知らなければ、永遠に前へは進めない。

 

 私がいた世界が仮にあるとしても、今は帰れるヴィジョンが見えない。

 

 私がここにいる理由、そして私がいた世界…。

 

 どちらにせよ、真相を確かめなければ…。

 

 エレナ「ごめんね!空気重くしちゃって。」

 マヒル「気にしてない。」

 エレナ「私ね、自分で言うのもなんだけど、困ってる人を助けないと落ち着けないからさ。マヒルの事をどうしても助けたいと思ってるの。お節介と思われるかもしれないけど、気持ちだけでも受け取ってほしいな。」

 

 …エレナは正義感が強い。

 流石副団長だ。

 

 マヒル「ありがとう、エレナ。」

 エレナ「どういたしまして!さ、この話は終わりにしよ!と言っても、私が振った話だけどね汗」

 マヒル「いや、良いよ。寧ろ安心した。」

 

 エレナがいると安心できる。

 心強い味方を持ったな、私は。

 

 店員「お待たせしました!イロトリドリのスパイシー和え2つ、片方特盛でーす!」

 エレナ「お、来た来た!」

 

 会話をしている間に、注文が届いたようだ。

 

 

 

 

 

 マヒル「……。」

 

 エレナ「いただきまーす!」

 

 マヒル「……。」

 

 エレナ「…?マヒル?食べないの?」

 

 マヒル「え?あ、うん。私も食べよっかな。」

 

 私が黙っていた理由。

 エレナが注文した料理が予想以上に多いという事。

 …まさか、これを毎回1人で食べているの?

 

 エレナ「んー!やっぱり美味しい♪」

 

 当の本人はご満悦のようだ。

 何だろう、同じ料理なのに圧倒的な差ができるとは…。

 エレナ、恐るべし…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エレナ「ふぅ、食べた食べた~!」

 

 あれからエレナは1人であの量を完食していた。

 エレナの胃袋は底なし穴か何かなの?

 

 エレナ「そういえばマヒル、今夜は宿で休むの?」

 

 エレナにそう聞かれた。

 

 マヒル「そうね…。他に休める所なんて無さそうだし…。」

 エレナ「なら宿泊代、私が払ってあげるよ!」

 マヒル「え?良いよ、悪いし。」

 エレナ「でも、無一文なんでしょ?」

 マヒル「……………。」

 

 返す言葉も無い。

 仕方ない、ここは言う通りにしよう…。

 

 マヒル「……わかった、なら甘える事にするよ…。」

 エレナ「うん!任された!」

 

 本当にエレナにな頼りっぱなしだな。

 今度お返ししておかないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~宿~

 受付「1名様ですね。お代はエレナ様が払う、という事でよろしいでしょうか?」

 エレナ「はい、お願いします!」

 

 エレナは受付に金を渡した。

 

 マヒル「なんかごめんね、色々と任せてばかりで。」

 エレナ「良いの、気にしないで!私がそうしたかっただけだから!あ、でも次からは自分で払ってね?今回だけ特別だから!」

 マヒル「ええ、わかってる。」

 

 エレナにここまで世話になるとはな。

 ここの宿泊代はそんなに高くない。大体200Gくらいだから。

 

 エレナ「じゃあ、また明日ね!おやすみ!」

 マヒル「うん、おやすみ。」

 

 エレナはそう言って、宿から出た。

 

 受付「それでは、お部屋までご案内しますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~宿泊部屋~

 受付「こちらがマヒル様のお部屋になります。どうぞごゆっくり。」

 マヒル「ありがとうございます。」

 

 結構綺麗な部屋だ。

 色々見回したいのだけど、もう夜も遅いし、今日は早めに寝る事にした。

 

 体が疲れきったせいか、ベッドで横になると、すぐに目を閉じ、眠った─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ─────私は今、どこにいるの?

 

 

 

 

 

 ─────意識ははっきりしているが、周りは真っ暗で何も見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『……お目覚めかしら?』

 

 

 

 

 

 どこからか声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 しかし、何だか私に似ているような…?

 

 

 

 

 

 マヒル「誰?出て来なさい!」

 

 

 

 

 

 私は大声で呼びかける。

 

 

 

 

 

 それでも、声の主は姿を現さなかった。

 

 

 

 

 

 『あなたは、生前の記憶を失っているようね?』

 

 

 

 

 

 マヒル「…は…?」

 

 

 

 

 

 確かに私には、ここに来る前の記憶なんて無い。

 

 

 

 

 

 更に引っかかるのは、“生前”という言葉。

 

 

 

 

 

 何故?私は今、生きてるんじゃないの?

 

 

 

 

 

 『おっと、言葉足らずでごめんなさいね。そうね…、あなたがここに来たという事は……。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あなたは、既に死んでいるのよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マヒル「!?」

 

 

 

 

 

 衝撃の言葉だった。

 

 

 

 

 

 私は既に死んでいる?いつ?どこで?

 

 

 

 

 

 それなら、今ここにいる俺は一体…?

 

 

 

 

 

 マヒル「嘘つかないで!!私は動いてる!このように生きてるわよ!!」

 

 

 

 

 

 『嘘なんてついてないわ。あなたは死んだ。そうでなければ、あなたはこの世界にいる筈が無い。』

 

 

 

 

 

 マヒル「訳のわからない事を言わないで!!」

 

 

 

 

 

 私は怒鳴り散らし、そう叫んだ。

 

 

 

 

 

 『だったらあなたは生前、何が起きたかを教えてあげる。濁すよりも、その方があなたも理解できるでしょう?』

 

 

 

 

 

 マヒル「…何…?」

 

 

 

 

 

 私は耳を澄まして、声の主の言葉を聞く事にした。

 

 

 

 

 

 『あなたは、生前ソロキャンプをしていたわね。しかしその帰り際、突然大雨に降られ、雨宿りできる場所を探していたが、足を滑らせ、浅い崖から落ちてしまった。そして運が悪く、土砂崩れに遭い、あなたはそれに巻き込まれ……。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「息を引き取ったのよ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが…、私の生前…。

 

 

 

 

 

 マヒル「そんな…、嘘よ…。」

 

 

 

 

 

 信じたくなかった。

 

 

 

 

 

 自分の身に、そんな災難が起きていたなんて。

 

 

 

 

 

 『“信じられない”という顔ね?でも、これは本当の話。あなたは死んだ。紛れも無い事実というものよ。』

 

 

 

 

 

 マヒル「あっ…!ああっ…!!」

 

 

 

 

 

 頭がクラクラしてきた。

 

 

 

 

 

 同時に、吐き気を及ぼした。

 

 

 

 

 

 『もう何を言っても遅い。既に起き、そしてあなたここに来た。もう一度言おう。お前は死んだのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 うるさい!!!

 

 

 

 

 

 うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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