Project:スムータ   作:北極鳥ユキ

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ここまでの年表(1981~1988)

1981年

・イラクがフーゼスターン州の併合を宣言。

・ロナルド・レーガンがアメリカ大統領が就任。対ソ強硬派が政権を握ったことで米ソは軍拡競争に突入する。

・オペラ作戦に基づきイスラエル空軍機がイラク領内にある原子炉を攻撃するが、イラク軍に迎撃され失敗する(バビロン危機)。

・6月ソ連軍がポーランド国境で大規模な演習「ザーパド81」を開始。これに独立東欧軍の工作員が乱入し演習は大混乱に陥る。

・7月ソ連軍の混乱に乗じ東欧各地で民主化勢力や独立東欧軍が武装蜂起を開始。

・8月ソ連は東欧への軍事介入を決定。ソ連軍が東ドイツとルーマニアに侵攻を開始。独立東欧軍と市民はこれに武装抵抗を始める。

・ソ連軍の侵攻に対し、各国の正規軍内部からも離反者が出始め、いくつかの部隊が反乱勢力と合流する。各地で正規軍同士による激しい戦闘が繰り広げられるようになる。

・ワルシャワ条約機構内で内戦が始まる(第1次東欧内戦)。

・12月ポーランドで戒厳が布告され、ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ将軍による軍事政権が樹立。連帯などの反政府勢力は全国規模のストライキなどで反応する。

 

1982年

・ベルリンへの進駐を目指すソ連軍とこれを阻止しようとする国家人民軍が衝突する。

・KGBの重鎮ミハイル・スースロフが死去。ソ連保守派のスキャンダルが拡散し改革派が支持を強める。

・東欧に戦力を集中させるため、ソ連軍がイラン、アフガニスタン両国から撤退を開始する。

・4月フォークランド紛争勃発。

・6月イスラエルがレバノンへの侵攻を開始。

・11月ブレジネフ死去。後任の書記長にユーリ・アンドロポフが就任。アンドロポフの側近として改革派のゴルバチョフが台頭する。

・国連の仲介でイラン各派閥による停戦合意が行われ、イラン暫定政府が樹立される。

・国家人民軍の反乱部隊が東ベルリン全域を制圧。東ドイツ政府はソ連庇護下で逃亡する。

・東ドイツ領内に侵入していたソ連軍がポーランドやチェコスロバキアまで撤退する。

 

1983年

・ソ連軍がポーランドに侵攻を開始。これに対してヤルゼルスキ将軍は主権を守るためにソ連軍と戦闘を命令する。

・レフ・ワレサなど「連帯」指導部と、ヤルゼルスキ将軍が会談を持ちソ連への共同対処で合意する(ポーランド円卓会議)。

・3月ロナルド・レーガンが東欧への軍事侵攻を指してソ連を「悪の帝国」と批判する。

・イランで選挙が行われ民主共和派が勝利。国民投票を経てイラン民主共和国が樹立される。イラン皇帝は再び亡命する。

・ワルシャワがソ連軍の猛攻を受けて陥落。ヤルゼルスキ将軍は混乱の中で行方不明になる。

・9月大韓航空機撃墜事件が発生。

・10月病に伏せるアンドロポフの後任をめぐって保守派のチェルネンコと改革派のゴルバチョフが争う。

・11月東側での混乱を受け、アメリカはソ連との偶発的な核戦争を危惧。これに備えたNATO軍の大規模演習「エイブル・アーチャー」を開始する。

・エイブル・アーチャーをNATOの東欧介入準備だと判断したソ連軍が核兵器を準備するなど核戦争への危機が高まる。

・東ドイツとポーランドの国境にある都市「シュテティーン/シュチェチン」を巡り、両軍が衝突する。

 

1984年

・2月ソ連指導者ユーリ・アンドロポフが死去。チェルネンコが後任に就く。

・エイブル・アーチャーを乗り越えたものの依然高まる核戦争の脅威に対し、ソ連指導部は東欧からのソ連軍撤退を検討始める。

・民主勢力によってハンガリーで革命が起きるが、ソ連軍が介入する(第二次ハンガリー動乱)。

・ブルガリアにてトルコ系住民の同化反対デモがスラブ系住民を巻き込み拡大。民主的選挙が実施されることとなり、なし崩し的に民主化を達成する。

・東欧での混乱を受け、バルト三国やウクライナなどで民主化と独立への機運が高まる。

・ソ連軍の第二波が東ドイツに向けて侵攻を開始。ベルリンが空襲を受ける。

・ソ連軍が東ベルリンに侵入。東西ベルリン国境にてソ連地上軍と米陸軍による偶発的な戦闘が起こる。

・8月東欧各地から集まった難民たちがハンガリーとオーストリアの国境に押し寄せ、オットー・ハプスブルクを始めとする有志の手により西側へ逃亡する。

・11月9日ソ連軍と国家人民軍との間で激しい戦闘が続く中、西ベルリンへ逃亡を求める住民達によってベルリンの壁が崩壊する。

・レーガン大統領が東ドイツ住民への人道支援を約束。NATOによる東欧への介入が示唆される。

 

1985年

・チェルネンコが死去。若き指導者ゴルバチョフが書記長に就任する。

・ゴルバチョフは西側の介入を避けるべく、東欧からソ連軍の全面撤退を指示。東欧内戦が終焉の兆しを見せる。

・ワルシャワで「連帯」を中心とした民主派勢力が集結しポーランド新政権が樹立。レフ・ワレサが初代大統領に就任する。

・WW2以来ロンドンで活動していたポーランド亡命政府がワルシャワに帰還する。

・東ドイツ政府が国家人民軍と和平を結んだことで東ドイツでの内戦が終結する。

・ベルリン中心部にほど近い一区画で、原因不明の地鳴りが起こる。

 

1986年

・ソ連が東欧各地に配備されていた核兵器の移転に合意する。

・新マルクス社会主義連盟がドイツ新社会主義党(NESP)に改組される。

・東ドイツの与党だったドイツ社会主義統一党が民主社会党や左翼党などに分裂する。

・3月東ドイツで初の自由選挙が行われ、東西統一を掲げた保守派のドイツ国民連合と革新左派のドイツ新社会主義党の連立政権が誕生。東西ドイツの統一が確実化する。

・チェルノブイリ原発事故発生。ウクライナで反ソ連暴動が起こる。

・ソ連軍撤退後のルーマニアで革命が起き社会主義政府が崩壊。民主化する。

・選挙が行われ、正式にポーランド共和国が成立する。

・ドイツ最終規定条約が発効される。

・12月2日地中海のマルタにて米ソ首脳による会談が行われ『冷戦の終結』が宣言される。

 

1987年

・ドイツから最後のソ連軍部隊が撤収を完了する。これに代わり米軍などのNATO軍が東ドイツ地域へ進駐を開始。

・6月12日ベルリン750周年記念式典が開催され、G7首脳が参加。レーガン大統領がブランデンブルク門にて「我々の前に壁は無い!」という有名な演説を行う。

・10月3日ドイツが再統一する。

・11月16日エストニアが主権国家宣言を出し、翌月にはラトビア、リトアニアもこれに続く。

 

1988年

・ソ連軍が東欧各国からの完全撤退を完了する。

・ユーゴスラヴィア連邦の構成国であるスロベニア、クロアチアが独立を宣言。ユーゴスラヴィア軍が介入し、クロアチア紛争が始まる。

・リトアニアの首都ヴィリニュスにソ連軍が投入され流血事件となる(血の日曜日事件)。

・ゴルバチョフ書記長がソ連諸国に対して新連邦条約を提案。

・8月ソ連保守派によるクーデターが起きるが失敗に終わる。

・ウクライナが国民投票の結果を理由に新連邦条約への調印を拒否、独立を宣言する。ロシア共和国のエリツィン政権も新連邦への加盟を拒否。

・ベロヴェーシ合意とアルマ・アタ宣言により、独立国家共同体が設立される。

・12月25日ミハイル・ゴルバチョフ書記長がソ連最高会議幹部会議長から辞任。

 

・ソビエト社会主義共和国連邦が崩壊する。

 

 

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