キミとアイドルプリキュア♪ -朱蓮のダンサーとアイドル達- 作:寿垣遥生
それと、今回は原作ではやれないシーンもあるのでね…R-15ギリギリ攻めていきます!
後書きにてまたお会いしましょう。
side蓮
「おーい、プリルーン…タコさんウィンナーあるよ?」
こころがプリキュアになり4人が板についてきたある日の昼休み、プリルンがまたもや行方不明になってしまいうたがプリルンを探し回り、それに俺となな(とヨーヨイ)が付き合うことに。本当にアイツはトラブルメーカーで迷惑しかかけねえやつだ…振り回される俺達の身にもなってみろって言いたい。
「プリルンいないね…」
「アイツ、また何かトラブルとか起こしてねえだろうな?本当に次から次へと!」
「うた先輩、なな先輩、蓮先輩。」
「こころちゃん、プリルン!」
ちょうどそのタイミングでプリルンを抱きかかえたこころがやって来る。うたもやっとプリルンを見つけたという安心感なのか少し反応が大きくなってしまった。
「プーリ♪」
「先輩、『ちゃん』はいらないです。」
「あっ、そうだった…」
「呼び捨てで呼んでくれるのは蓮先輩だけですよ…蓮先輩は女の子を呼び捨てすることに抵抗とかないんですか?」
「いや、同世代なら特に抵抗はねえよ…現にこころにもそうだし、うたやななも最初から名字の呼び捨てだったから。身近な人間だったらうたの妹のはもりちゃんぐらいじゃねえの?俺が『ちゃん』付けしてる子は…自分の妹じゃない限りは小さい子を呼び捨てでは呼べねえな。」
「そうなんですね。」
「それで、こころちゃん!じゃなくて、こころ…」
「はい。」
うたが慌てながらも呼び捨てでこころを呼び直すと、呼ばれたこころは一言返事をしてからジト目のまま接近してうたのことを真正面から見つめてくる。そういえば、あの宣戦布告した時にこころは言ってたな…『『こころ』って呼んでください!』と。呼び捨てをこんなにも強要する後輩はまあいないだろう…
「じーっ…」
「えっ、何…どうしたの?」
こころから見られているうたは少しどころかかなり動揺する。カイトさんから見られてた時ほどではないけど緊張の色がうたの表情から隠し切れない…女の子同士でも見られたら緊張するのだろう。
「そ、そんなに見つめられたら…私も!」
「うわっ…!?」
そう言うとうたはこころを見つめ返した。しかし、こころも恥ずかしくなったのか手に持ってたプリルンでガードする。恥ずかしいならしなきゃ良いのにと内心思ってしまうんだがな…
「チュッ…プリ♪」
すると、プリルンはうたの鼻先にキスをする。まさかうたのファーストキス(?)はプリルンが相手で鼻先だとは…俺よりも先越すとか妖精であるプリルンが羨ましすぎて腹が立つぜ!(まあ、本人の前で口に出しては言えねえけど…)
「うわあっ、やられた!」
「うた先輩が近づくからでしょう?」
「え~っ!?」
「うわぁ、メス同士でキスとか最高の展開だヨイ。」
「ヨーヨイ、お前…そんな趣味があるのか?」
「うるせぇ、趣味に口を出すんじゃねえヨイ…」
ヨーヨイはこの場面を見て目を光らせて感心する…ってか、プリルンって今更だけどメスなんだな。初めて知ったことは良いのだが、このパイナップル野郎にこんな趣味があろうとは思わなかった。まあ、趣味はそれぞれなので文句は言わねえけど…
「とにかく、なな先輩も他人事じゃないですよ?」
「えっ?」
「アイドルプリキュアの先輩達のこと、研究させてください!」
「プリ!」
「「「…?」」」
こころは真剣な眼差しで俺達にお願いをしてくる。まあ、いくら外から研究を重ねてきたにしてもまだまだアイドルプリキュアとしては新人だしな…とりあえず、どんなことを知りたいのかとかを聞いてみたいところだ。
「アイドルプリキュアの研究っていつも研究会でやっているような?」
「プリィ~♪」
ななはこころにどんな研究をするつもりなのかを訊ねる。その中でプリルンはうたの弁当のおかずであるタコさんウィンナーを食べて美味しそうにしているが、こっちはこっちで話を進めることに…
「いえ、あれはファンとしての探求。しかし、目の前に研究対象がいる今…直接質問できちゃうんです!」
「おおっ、何でも聞いて?」
「ありがとうございます!」
「ちょっと待てよ、俺達でもアイドルプリキュアのことで知らないことは山ほどあるんだぜ?答えられることにも限度があるだろ…」
「確かに。」
「これを見てください!」
そう言ってこころは俺達にある動画を見せる。その内容はキュアキュンキュン…こころの変身名乗りの模様の動画だ。まさか、撮影したのは出間か?いや、出間らしいやつはいなかった…まあ、例のアイツだろうなとは観ながら察する。
「キュアキュンキュンだ!」
「キュアキュンキュンはキュンキュンが足りない…アイドルプリキュアとしてはまだまだってことです。先輩達はあんなにキラキラで心キュンキュンなのに!」
「キラキラでキュンキュンって…まあ、よく言われるけど♪」
「うたちゃんって正直ね。」
「そう?」
「なあ、こころ…この動画はどうしたんだ?」
「ネットで見つけました。」
「プリー!?」
こころが動画の出処を答えた瞬間、プリルンの頭が急に爆発した。なるほど、これがピカリーネさんの言っていたモッサモサの刑ってやつか…もうこれが犯人だと分かっていたが、反省してなかったんだな。
「てめえ…またキュアブレイキンの時のようにアップリしたのかヨイ!一度ならず二度までも!!」
「ごめんなさいプリ〜!みんなにキュンキュン見てほしかったプリ〜!!」
「何ですか、これ!?」
「女王様のお仕置き…」
「女王様?」
こころが女王であるピカリーネさんのことが気になったので、場所を移動した後に俺は通信用にもなってるリボンをプリルンから取ってそれをブローチにはめてピカリーネさんを呼び出す。
「あなたが4人目のプリキュアですね?」
「あっ…し、紫雨こころです!」
「プリルン、よく彼女を見つけ出しました…ありがとう。」
「プリ〜!キラルンリボンもいっぱい集めたプリ♪」
プリルンはさっきまでうたの後ろに隠れていたもののピカリーネさんから褒められてからキラルンラボンを沢山集めたことを報告する。本当に乗せられると調子良いやつだよな…
「マックランダーをキラッキランランにしてこのキラルンリボンを沢山集めるんだ!」
「キラキランドを元に戻すために…アイドルプリキュアが光で闇を照らすって言い伝えがあるんだって。」
「アイドルプリキュアが…」
「まあ、言い伝えとかどうとか難しいことは考えんなって!目の前のマックランダーに勝ってキラキラを取り戻し、キラルンリボンを集めてキラキランドを元に戻せば良いんだ…」
「そうなんですね、なるほど。」
俺は難しく考えるこころに何をすれば良いのかをまとめて簡単に説明して、彼女はすんなりと理解してくれた。やっぱりこころは良い子だ。俺の妹になってほしいと思わせられる。
「キュアブレイキン、キュアアイドル、キュアウインク、キュアキュンキュン…ダークイーネとその手下のチョッキリ団は世界を真っ暗闇にしようとしています。4人で力を合わせて頑張ってくださいね?」
「はい!」
「頑張ります。」
「は、はい!」
「俺達にお任せください!」
「プリルンとヨーヨイも…」
「プリ!」
「承知しております。」
「特にプリルン…次にアップリしたらモッサモサどころではありませんよ?」
「プリ?」
ピカリーネさんはプリルンにキュアキュンキュンの映像をアップした件を踏まえて最終警告を突きつけた。警告された側は何のこっちゃという感じで危機感は全くない…コイツには効いてるのだろうか?
「どうする、プリルン?(頭が)トゲトゲになったら…」
「プリ!?」
「逆にツルツルになる可能性も?」
「どっちも嫌プリ〜!!」
「それが嫌ならもう二度とすんじゃねえぞ?」
「プリ…」
「私、頑張りたいです。」
「「「ん?」」」
「4人目のプリキュアとして…なので、研究良いですか?おはようからおやすみまで色んなことを聞きたいです!」
「LIONか!ウチのスポンサーじゃねえんだから他社のキャッチコピー出すんじゃねえよ!!」
「「「スポンサー?」」」
「いや、何でも…」
「それじゃあ、ウチでお泊まり会する?」
すると、うたがお泊まり会をしようと提案してきた。こころの研究したいという気持ちに応えたものだろう…お泊まり会ってまさかとは思うが、俺も参加しちゃうパターン?
「ええっ!?そんな…良いんですか?」
「うん!私も3人のこと、もっと知りたいなぁって。」
(やっぱり俺もか…でも、ここで男を見せれるチャンスだぜ!これで俺とうたは最接近…くう〜っ!)
「私も良いの?」
「俺もだよな?」
「決まってんじゃーん!いつにする?今日?」
「急に行ったらお家の人の迷惑にならない?それに、私…パパに聞かないと。」
「私もです。」
「俺は姉ちゃん達に後でLINE送っとくから問題ないぜ?まあ、ひま姉がいるからニカ姉のあれこれは問題ねえと思うけど。」
「じゃあ、みんなOKだったらウチ集合で!楽しみ〜♪」
「プーリー!」
こうして俺達はその後、みんな家族からの許可を得れたということで4人でうたの家でお泊まり会をすることになった。お泊まり会に関しては小さい時にひま姉やニカ姉の子役友達の家でした以来だけど、またとない好感度アップのチャンス!これはモノにしねえとな…やってやるぜ!
~~~~~~~~
放課後…俺、なな、こころのお泊まり組は一旦自宅に帰ってから荷物を持ってからうたの家であるグリッターに集合する。既に中にはうたが待っていて出迎えもしてくれた。
「お家が喫茶店なんて、心キュンキュンしてます!」
「そうかな…っていうか、蓮は荷物少ないけどななちゃんとこころは荷物多くない?」
「お泊まりって初めてで何を持って来れば良いのか分からなくて… 」
ななは少し恥ずかしそうな様子でうたからの質問に答える。この様子だと親の実家にすら泊まったことないのだろうか?俺は小さい時とはいえお泊まり会には慣れていたし、それぞれのじいちゃんばあちゃんが生きてた時(今はもう全員病気で亡くなった)は長期休みにみんなで泊まりに行ったので宿泊に適切な荷物の分量は分かっている…間違いなくななは泊まる経験がなかったのだろうな。
「なな先輩も?」
「こころちゃんも!?」
「はい!」
ななとこころはそれぞれ初めてお泊まりする者同士で喜び合う。そういえば、こころの自宅も母親の実家だからじいちゃんばあちゃんが常に住んでいて泊まりに行く必要がないんだよな…これもこれである意味恵まれた家庭ではあるだろう。
「おおっ、記念すべき初めてのお泊まりって超キラッキランラン〜♪」
「プリ〜♪」
(そんなに第三者のお前がキラッキランランになることか?まあ、自分がななやこころの立場ならそうだろうな…)
「そして、なな先輩…こころに『ちゃん』はいらないです。」
「ふええっ!?こころ、ちゃん!呼び捨てって難しい…」
「なな先輩はもう少し時間がかかりそうですね。」
「あなたがキュアキュンキュンですね?」
「えっ?」
ちょうど俺達が話していると、店の中で働いている田中さんがこころに声をかけてきた。こころはどうして彼が正体を知ってるのかと疑問に思って少し驚く。
「私…喫茶グリッターのアルバイト兼アイドルプリキュアのマネージャー、田中です。」
「タナカーンプリ!」
「よろしくお願いいたします。」
「これはこれは…ああ、マネージャー。」
「それから、こちらを。」
「私に…ですか?」
すると、田中さんは名刺を確認したこころにすぐさま何らかのプレゼントが入っている箱を差し出す。中には何が入っているのだろうか?こころは包装を開いてから中身を確かめていくと、俺達が宣伝したリップだった。しかし、紫色?こんな色あったか?
「これは、3人がCMをやっていたPretty Holicの春の新作リップ!これも研究対象に…って見たことない色です。」
「本当だ、紫色のやつって今までなかったぞ…田中さん、これはもしかして?」
「ええ、キュアキュンキュンをイメージした新色だそうです。」
「なるほど、グッズ展開早いっすね…」
「キラッキランラン〜♪」
「私達とお揃いだね。」
「お揃い…」
こころは俺達とお揃いのデザインで自分の色のリップを見て噛みしめるように喜ぶ。これはファンとしての喜びなのか同じアイドルとしての喜びなのか…どちらにしてもこころが幸せそうで何よりだ。
~~~~~~~~
それから、俺達は買い物を済ませて夜飯を全員で協力して作った今日のメニューはやはりお泊まりの王道であるカレーライス!子役仲間とお泊まり会をした時も思えばいつもカレーライスだった…やはり、相場が決まってるんだろうな。
「「「「「いっただきま〜す!」」」」」
そんなこんなではもりちゃんも加えた5人で夜飯を食べることに…ちなみに今回のカレーはななが好きなカレーである鯖カレー、鯖缶の鯖をそのままカレーにぶち込みつつも調和された1品である。これがななの好物だと知った時はなかなか渋いなぁと思ったものだ…普通人気はビーフかポークかの二分だからな。うたが好きなカレーがポークで俺がビーフだったけど、今回はななの意見を立てることにした。
「うまっ…鯖、めっちゃカレーに合う!」
「美味しすぎて心キュンキュンしてます!」
「りんごの味もするよ?」
「おおっ、はもりちゃんはよく気づいたようだな…実はカレーの中に隠し味でおろしたりんごを入れてるんだぜ?これを入れるだけで辛そうなカレーに甘みと味の深みが生まれるんだ。」
「本当だ…りんごの甘みがカレーの味を深くしてる。蓮くん、凄いね!」
「家事上手のひま姉から教わった押し売りだけどな…でも、辛いものが苦手のななに役立って良かったよ。マジでうめえ…俺達で作ったカレー、最高すぎる!」
それからも俺達は話を弾ませながらもカレーライスを食べ進めていく。やっぱりお泊まり会のカレーライスって特別だよな…下手したら店のやつよりも美味くて癖になる。そして、俺はまず1杯目を完食した。
「よしっ、おかわり!沢山作ったから2杯目も…えっ!?」
おかわりしようと鍋を見たその時、何といつの間にやら沢山あったおかわり分のカレーが空になっていた。どうしてこうなったのか周りを確認すると…
「お腹いっぱいプリ…」
「プリルンさん、まさかとは思うけども…食べてないですよね?」
「食べたプリ!プリルンもカレーの研究をしてたプリ♪」
「何やってんだお前ええええええ!!」
こうしてカレーの残りは全部プリルンが食べ…いや、飲み干してしまったらしい。この妖精、次から次へと問題起こしやがって…本当に骨が折れそうだ。
~~~~~~~~
夜飯が終わり、俺達は今…交代交代で風呂に入っていて、今はななとこころが入り終わってうたの番だ。その待ち時間の間はプリルンとヨーヨイを加えてババ抜きをしながら風呂番を待っている。
「なかなか揃いませんね。」
「私もだよ、こころちゃん…でも、きっと揃うと思うから頑張ろう?」
「なな先輩、『こころ』ですよ?」
「ご、ごめんね…」
「…」
しかし、俺は部屋の片隅にポツンと残っているあるうたの忘れ物がババ抜きをしながらも気になった。それは上下の下着だ…恐らくドアを開け閉めした時に手から抜け落ちたのだろう。
「蓮、蓮!」
「お、おう、ヨーヨイの番か。引いてくれ…」
「全くボーッとするんじゃねえヨイ。おっ、上がり!俺1番だヨイ!!」
「ヨーヨイ、凄い…」
「次は蓮の番プリ。プリルンから引くプリ♪」
「分かってるよ。ああっ、てめっ…」
ヨーヨイが1抜けして俺が今度はプリルンから引くもこのタイミングでジョーカーを引いてしまった。まずい、うたの落ちてる下着が気になって集中力が欠けてる…とりあえず、この場面をどうにかしよう。ここは一策ヨーヨイに協力してもらうことにした。
「ヨーヨイ…ちょっと良いか?」
「どうしたんだヨイ…」
「俺、ちょっとやることができたから代行プレーをしてくれないか?」
「ええっ!?でも、お前の手札…」
「良いから何とか勝ってくれ!」
「蓮くん、次は私の番だよ?ヨーヨイが抜けたから引かせてくれる?」
「えっ、ああ…俺、ちょっとトイレ行ってくる。だから、ヨーヨイに代行プレーをさせるから…頼んだぞ、ヨーヨイ!」
「お、おう…」
そして、俺は手札をヨーヨイに託してからさりげなくうたの下着を拾いつつ部屋を出ることに成功した。あとは脱衣所にバレないように置いておけば解決する…だけど、何か変な気分だな。自分が恋してる女の子の下着を持ってるってやべぇよ…誰も見てないのならちょっと変態ムーブしても良いのではとも内心思っている。
(とりあえず、うたの下着でも目に焼き付けておくか。ピンクのブラにリボンが付いたピンクのパンティ…可愛いものを身につけてるじゃねえかよ。ブラのサイズはB~Cカップぐらいか?まあ、発展途上だしな…将来はどんだけ大きくなるんだろう?パンティの布の触り心地が心地良くてグフフ…って、もう俺やべぇやつじゃねえか!とりあえず、深呼吸して落ち着こう…)
俺は気を落ち着かせるために一旦深呼吸をする。ただ、それでも落ち着かない…彼女の下着一式から出てくる柔軟剤の香りが鼻に伝う。こんなの落ち着けねえってマジで…気がおかしくなっちまいそうだ。
(とりあえず、脱衣所にはたどり着いた…あとはこの下着を置き残せばミッションコンプリートだ。)
俺は脱衣所のドアを開けて中に入る。とりあえず、まだうたは風呂の中で鼻歌を歌っていて外のことなんか気にもしていない。もう置けば全てが終わる、と思われたが…
「いっ!?」
何と運の悪いことに体重計に左足の小指をぶつけてしまい転びかけてしまう。何とか立て直そうとするもバランスを崩して風呂場のドアを開けてしまい、風呂場に突入しつつずっこける。
「えっ、えっ…?」
「いてて…うおっ!?」
俺が顔を上げるとそこには浴槽に浸かっていて見えてはいけないところを手で隠して顔を赤くしている裸のうたがそこにいた。まずい、鼻血が出てきそう…小指は痛いし鼻血出そうだしもう散々だ。ただ、ここで鼻血出すな…俺!よその家の風呂場を汚したら出禁だぞ!?でも、このうたの裸を見てしまってる状態も社会的にやばい。この状況から入れる保険はないですかね?
「ちわーっす、お届け物です…下着の忘れ物を届けに来ました。」
「もう、早く出て行ってよ!!」
「ごめえええええん!!!」
結果はもちろんのことながらうたに怒られ、俺は逃げるように風呂場を出てから濡れずに済んだ下着を置き残して立ち去った。ラッキーのような最悪のような…多分、うたの俺に対する好感度は今ので下がったことだろう。ただ、ラノベでよくあるラッキースケベってこういうことなんだなとは勉強になった。
~~~~~~~~
「ただいま〜、風呂終わったぞ?」
「「…」」
「ふんっ…!」
俺もお風呂が終わってパジャマに着替えてみんなが待つ部屋に戻るとうたはそっぽを向き、ななとこころとプリルンとヨーヨイは俺のことを睨んでいた。
「蓮くん、そこに座って?」
「は、はい…」
ななに言われて俺は向かい側に正座する。この状況で胡座なんてかける訳がない…これに関しては自分でも反省しているし、後悔もしている。
「うたちゃんから聞いたよ?お風呂に突入したって…もしかしてこんなことをするために抜け出したの?」
「いや、違うんだ…これはその、うたが下着を忘れてたからどうしようかと思って。俺が真っ先に気づいたから俺が行かなきゃと思って届けに行ったんだよ。それだけだったけど、事故があってしまい風呂場のドアが開き、突っ込んでしまって顔を上げたら…うたの裸を見ました、はい。」
「蓮、変態さんだプリ。」
「まったくだヨイ。このために代行やらされてたと思うと末代までの恥だヨイ…」
「嘘じゃねえんだって!信じてくれよ…」
「蓮先輩がそこまで言うのなら信じます。先輩は嘘つきの人間じゃありませんからね…」
「こころ、信じてくれるんだな?なんて優しいやつなんだ…」
「ですけど、それに気づいたとしたらどうして私やなな先輩に相談しなかったんですか?自分で何とかしなくちゃいけないという気持ちは分かりますけど、時と場合もあると思います。心に蓋をするなと教えたのは先輩じゃないですか。」
「そうだな…」
「とりあえず、今回はこれ以上私達は先輩を咎めません。気づかなかった私達にも落ち度はありますからね。だから、先輩も何かあったら私達に頼ってください…いつでも力になりますよ?」
「ありがとう…本当に申し訳ねえ!」
こころはこんな俺に対しても優しい表情で全てを許した。これに俺はもう心から迷惑をかけてしまったことを謝るしかできない…普通だったら軽蔑されてもおかしくないことだけど、事情を理解してくれた。本当に優しいこころとななには頭が上がらない…
「それで、うたちゃん…どうするの?蓮くんも反省してるみたいだし。」
「…本当に反省してる?」
「してるよ。事故とはいえ俺の落ち度が大きいからな…」
「分かった。今回は許してあげる…でも、次にまた同じことをしたら許さないよ?あと、私の下着と裸のことは記憶から消してね。」
「はい…」
「うん。でも、わざわざ忘れ物を届けに来てくれてありがとう…私も気をつけるね。」
うたはさっきのことに関してお礼を言う。彼女の表情にもう怒りはなくいつもの優しい笑顔のうたが目の前にいた。そんな彼女の優しさと可愛さに俺はドキッとしてしまう…
「それじゃあ、お説教タイムはここまでにして夜を楽しんじゃいましょう!まだまだ研究しますからね?」
「それで、何をするんだ?」
「とりあえず、先輩達はプリキュアに変身してください…話はそれからです。」
「分かった…行くぞ!」
「「うん。」」
「「「プリキュア、ライトアップ!…キラキラドレスチェンジ、YEAH♪」」」
そして、俺とうたとななはこころに言われるがままにプリキュアへと変身する。一体これから何をするのだろうか?限界オタクの彼女だから何か変なことでも考えてそうだが…まあ、なるようになれだな。身を任せることにしよう…
いかがでしたか?原作どころかプリキュアでは不可能なラッキースケベ…うたちゃんが下着を忘れたことを皮切りに下着を確かめたり入浴シーンを拝んだり、やばいですよ!しかも変態スイッチもオンでした。男の本能が出てしまいましたね…今回のターニングポイントですよ。何とか許されましたけど、うたちゃんとどうなるのか注目ですね…
それと、プリルンは今回で2度もやらかしました。キュアキュンキュンの映像を無断アップロードしたりカレーを完食したり…これだけやらかしても許すって相当うたちゃん達が寛大なのでしょう。僕だったらどこかで許せなかったと思います…
次回はお泊まり会の後半戦です。そこで何と…新たなる存在が現れるのでどうぞご期待ください!
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