キミとアイドルプリキュア♪ -朱蓮のダンサーとアイドル達-   作:寿垣遥生

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遥生です。4月も始まり、新年度も始まりましたね!皆さんはいかがお過ごしでしょうか?僕はもう週末から始まる新しいアニメが楽しみで仕方ありません!それも日曜日に2つあるわけで1つはプリオケこと『プリンセッション・オーケストラ』でテレ東系でしか映らないため長崎では観られないんですけど、サブスクとかで追っかけて楽しみたいと思っています。もう1つはウマ娘シングレですね…オグリキャップを主人公とした地方の笠松からの成り上がりのお話。これまでのウマ娘のアニメとは違った異端児的存在の作品ではありますが、起きてるうちにウマ娘のアニメがリアルタイムで観れるのは大きな喜びです!競馬中継を観た後にフジテレビ系からTBS系にはしごで移動して楽しみたいですね。プリキュア、プリオケ、ウマ娘のサイクルが僕の4月からの日曜日です!楽しみますよ♪

そんな中で今回は8話分の後半戦をお届けいたします。今回はなんと…敵か味方かはまだ謎ながらも新戦力が出てきますよ?どんな感じで今後活躍するのかご期待くださいね!


#18 グッズと希望のアイドル

side蓮

 

 そんなこんなで変身した俺達はこころから被写体になってほしいと頼まれて写真撮影を受けることに。カメラを持ってるのはプリルン…流石は盗撮もしてるだけあってなかなか様になっている。色んなポーズをこころの注文通りにして撮影は進んでいくが、ちょっとウインクがややカメラ慣れしていないのだろうか…緊張というかやや困惑している。俺とアイドルはまあ芸能のあれこれ関係なくカメラ慣れしていて大丈夫だ。しかし、こんなことでプリキュアに変身して大丈夫なのかと不安はある。

 

「おおっ、心キュンキュンしてます!プリルン、もっと撮って!!」

 

「プリ、プリプリ♪」

 

「あはは、撮りすぎ〜。」

 

「プリルン先輩、その調子です!」

 

「こころちゃん、こんなに写真撮ってどうするの?」

 

「ステージで3人がキラキラしてる訳を探ろうと…」

 

「目が泳いでるぞ、こころ…」

 

 ウインクが写真撮影をしようと思った理由をこころに尋ねると、彼女は目を泳がせて理由をはぐらかす。何かやましいことでもあるのだろうか?俺達のオタクでもあるから何か考えがあるはずだ。

 

「すみません、実は…マスコット作りをしていてその衣装作りのために協力して頂きました。その、どうですか?」

 

 そう言ってこころは自分のバッグから俺達のマスコットを出してからそれを見せる。本当にコイツはとんでもないグッズ職人だな…これで中学1年生とかすごいスペックだ。これが愛の力ってやつなのだろう。

 

「「「可愛い!」」」

 

「アイドルプリキュアだプリ!」

 

「これもこころが作ったのかヨイ?」

 

「うん、まあね…」

 

「それだったらキュアキュンキュンのも作っちまおうぜ?こういう機会なんだから。」

 

「ええっ!?私もですか?」

 

「うん、だからこころも!」

 

「わ、分かりました…」

 

 先輩の俺とアイドルに言われて断れなくなったこころは渋々ながらもキュアキュンキュンに変身する。マスコットが1人だけないのは不公平だしな…アイドルプリキュアは4人いてこそ、だろう。

 

「それじゃあ、撮るぞ〜!」

 

 そして、俺がカメラを持って右から左へ俺、アイドル、キュンキュン、ウインクの順に並んで撮影する。キュンキュンはまさか自分もこうなるとは思いもしなかったのか推しに挟まれてもう緊張でガチガチだ。

 

「ち、近いですよ。」

 

「ほら、キュンキュン笑って?」

 

「そんなこと言われましても…」

 

「笑わないならくすぐっちゃうぞ〜?」

 

「あはは、やめてください…!」

 

『うた〜?』

 

 これから撮影が盛り上がる場面でこの騒ぎに気づいたのかうたのお母さんが部屋のドアをノックする。俺達も流石に騒ぎすぎちゃったか?

 

「は、はいっ…!」

 

「この姿を見られたら…」

 

「どどどどうしますか!?」

 

「とりあえず、プリルンとヨーヨイはぬいぐるみのふりをしろ!俺がドアを押さえとくからアイドル、お前は娘として何とかしてくれ…」

 

「「「了解(プリ)(だヨイ)!」」」

 

 そして、俺はドアを反対側から封じ込んでプリルンとヨーヨイはぬいぐるみのふりをする。これなら万全なフォーメーションだろうか?とにかくなるようになれだ!

 

「どうしたの、お母さん?」

 

『夜なんだから騒がないようにね?』

 

「は、はーい…」

 

「「「すみませ〜ん!」」」

 

 すると、うたのお母さんは一言注意しただけで部屋の前から去る。本当に寿命縮んでヒヤヒヤだぞ、これ…俺達がアイドルプリキュアって世間どころか一般人1人にでも知られたら大問題だ。とりあえずその事態は回避してひと安心する。その後はまあ比較的静かに撮影を続けたが、アイドルとキュンキュンは何気に騒がしかった…本当にドタバタだよ、今回のお泊まり会は。

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 

 そして、撮影も終えて変身を解除した俺達は寝る準備を進めていく。今日はめちゃくちゃ楽しかったけど、俺はドタバタありで疲れた…でも、キュアキュンキュンのマスコットもこの中で完成させたことに貢献できた充実感も結構ある。

 

「今日はありがとうございました!3人について色々知ることができて研究が進みました。」

 

「良かった♪」

 

「私達も仲良くなれて嬉しい…」

 

「俺もだぜ!」

 

「はい。それにしても不思議です…」

 

「「「ん?」」」

 

「ただのファンだった私がお揃いのリップやお揃いのブローチを手に3人と一緒にアイドルプリキュアをやっているだなんて…あっ、もちろん今もファンですけど!」

 

 こころは自分もアイドルプリキュアになったことを噛みしめて今もファンであることを伝える。本当に彼女は俺達の筋金入りの大ファンにして期待の新人だ…それを心の底から充実しているこころは幸せ者である。

 

「これからもよろしく頼むぜ、新人にして大ファンのここちゃん♪」

 

「…もう、おばあちゃんと同じ呼び方で呼ばないでくださいよ?恥ずかしいじゃないですか!」

 

 俺がこころのことをおばあさんのように『ここちゃん』と呼ぶとこれまでにもない感じで怒り出し、そして動揺する。本当にコイツは妹のように可愛いものだ…こころを妹として持ち帰れやしねえかな?(無理だけど…)

 

「ごめんって…よろしくな、こころ。」

 

「はい!プリルンとヨーヨイもよろしくね?」

 

「おう、よろしくだヨイ!」

 

「お揃いじゃないプリ…」

 

「プリルン?」

 

 すると、プリルンは撮影した写真を見て何やら落ち込んでいる様子だ…何をもってお揃いじゃないというのかは分からないが、何か不満があるのだろう。

 

「4人はいっぱいお揃いプリ。プリルンもお揃いにしたいプリ…」

 

(数時間後…)

 

 それからしばらくしてプリルンはぐっすり眠りにつく。こうしてプリルンの寝顔は初めて見たのだが、トラブルメーカーとは思えないぐらい天使な寝顔をしている…これで迷惑をかけなかったらもう最高なんだがな。

 

「私、プリルンを置いてけぼりにしちゃってました…」

 

「寂しくなっちゃったのかな?」

 

「お揃いじゃないだなんて…」

 

「プリルンはまだ幼いからな…みんなと一緒になりたいと思ったんだろうヨイ。」

 

「分かる。俺も小さい時は姉ちゃん達とお揃いじゃねえと嫌だった時期もあったし…プリルンもその年頃だと思うぜ?」

 

「お揃い…うた先輩、なな先輩、蓮先輩、もう少し夜更かしできますか?あと、ヨーヨイも!」

 

「おうっ…仲間のためなら俺達は何時でも起きられるから、何でも頼んでくれ!なっ…みんな?」

 

「「うん!」」

 

「おうよ!」

 

「ありがとうございます。」

 

 こうして俺達はプリルンのために夜更かしをして作業をすることに…ヨーヨイは早く寝てしまったが、俺達人間組は夜更かしであるものを完成させた。何かはまだ内緒だが、きっとプリルンは喜ぶことだろうな…

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 

「う、うーん…」

 

 作業を終えてしばらく寝た後、衣擦れ音がして目が覚める。ちなみに、俺は女の子達とはやや距離を置いたところで寝ていたのでまあ特に問題は起こしていない。それはともかく、こんな朝早くから何の音かと音の方に目をやると下着姿のこころが今から練習着に着替えようとしている光景が目に入った。

 

「おはよう、こころ。」

 

「おはようございます、蓮先輩…って、こっち見ないでください!」

 

「ご、ごめん…」

 

 俺は咄嗟に背中を向けて彼女の方を向かないように努めた。しかし、恥ずかしがるこころもマジで可愛すぎる…その上、下着姿も胸とか色々まだ控えめだから幼い印象かもしれないが身につけてる下着から可愛い。何もかもが可愛いとか最強じゃね?

 

「なあ、こころ…これから運動するのか?」

 

「はい、ちょっとダンスの朝練をしてきます…蓮先輩も一緒に行きますか?」

 

「折角だし行くよ…今日も学校だし、しっかり目覚めねえと授業中に居眠りしちまいそうだからな。」

 

「分かりました、先に行くので外で待ってますね?」

 

 そして、こころは先に着替え終わったのか先に外へと出ていく。俺もそれに続いて持ってきていた練習着に着替え、うた達の寝顔を横目に合流する。しかしながら、うたとななの寝顔は共にらしさがあって可愛かった…まさに天使だよな。こんな女の子達の花園に俺が紛れ込んで良いのかと思ってしまう…

 

「待ったか?」

 

「大丈夫ですよ。私もまだ準備体操をしてたので…蓮先輩も準備体操忘れないでくださいね?」

 

「分かってるよ。1、2、3、4っと…」

 

「こころ、蓮…」

 

 俺達が準備体操をしているとプリルンが目を覚まして窓を開ける。起こしちまったか、目が自然と覚めたのか…結構な早起きである。(まあ、結構早寝してたしな…)

 

「よう、プリルン!俺達と一緒に朝練するか?」

 

「プリ?」

 

 そんなこんなで俺とこころの朝練にプリルンも一緒することになった。まずは朝のランニング、これで身体を温めていくことに…ウォーキングよりも効果的でこれならすぐにでも動けるだろう。

 

「おはよう!」

 

「「おはようございます!」」

 

 俺達はすれ違ったランニングをする人と挨拶を交わす。こうやって挨拶をするとお互い気分が良くなるもので朝からスカッとした気分になるものだ…

 

「お友達プリ?」

 

「ううん、たまにすれ違う人。ランニングしてる人ってみんな目標に向かってキラキラしてるよね…」

 

「本当だな。俺達も頑張ろうぜ…あの人以上に。」

 

「そうですね!」

 

 すれ違った人の背中を見て俺達は再び走り出す。勝負じゃないけど、頑張ってる人を見てたら俺達も気合が入るんだよな…とにかく前を向いて突き進むのみだ!

 

「マックランダー!」

 

「「えっ?」」

 

 しばらくランニングをしていると、俺達の横をマックランダーが駆け抜けては暴れていく。こんな早朝からかよ…マジで最悪なタイミングとしか言えない。本当にチョッキリ団は何を考えてるんだ!?

 

「マックランダープリ!」

 

「こんな時に…行くぞ、こころ!」

 

「はい!」

 

「「プリキュア、ライトアップ!…キラキラドレスチェンジ、YEAH♪」」

 

 そして、俺達もプリキュアに変身して後を追うことに。こんな相手にパワー的にもスピード的にも生身じゃ勝ちようがねえからな…

 

「キミとブレイクダンス、ハートの熱気!元気アツアツ、キュアブレイキン!」

 

「キミと踊る、ハートのリズム!心キュンキュン、キュアキュンキュン!」

 

 俺達は走って逃げるマックランダーをとにかく走って追う。どこまで走りやがるんだ?全然止まることを知らない。スタミナありすぎだろ…

 

「待て〜!はあ、はあ…」

 

「やっと止まったか。」

 

「出たな、プリキュア!」

 

「ザックリー、こんな早朝に出されてもこっちが迷惑だぞ!少しは時間帯を考えろよ!!」

 

「うるせぇ、こっちだってこんな朝っぱらから時間外労働をさせられて機嫌が悪いんだ!行け、マックランダー!!」

 

 不機嫌なザックリーはマックランダーに指示を出して攻撃させる。あっちの労働環境がどうのこうのは知ったこっちゃねえが、こんな八つ当たり半分の茶番に巻き込まれる俺達の方がハッキリ言って迷惑だ…自分のことしか考えてねえのか、コイツは!

 

「マック、ランダー!」

 

 マックランダーは俺達の踏みつけようとするも俺達は難なく避ける。それからも蹴ったり何なりと攻撃を続けるも全く当たりそうもなく全部動きが読めてしまう…今回のマックランダーは比較的楽勝なのか?厄介さが何一つもない。

 

「すばしっこいやつらだぜ…マックランダー!」

 

「マックランダー!」

 

「ええっ、どこ行くの!?」

 

「逃がさねえ!」

 

 すると、ザックリーはマックランダーに走って逃げるように指示を送る。これをキュンキュンと俺も走って追いかけていくが、何を考えてるんだ…しかも全力疾走。急に逃げるって策が尽きたのだろうか?考える頭が弱すぎて内心呆れている。

 

「「待て〜!」」

 

「マックランダー!」

 

 ただ、マックランダーはギアを上げて徐々に走るスピードが速くなる。これを俺達も追いかけてスピードを上げるもなかなか捕まらない…どうやら今回のマックランダーは走ることに特化したやつのようだ。今になって厄介なことに気づいてしまう…

 

「はあ、はあ、ダメ…目が回ってもうダメ。」

 

「キュンキュン!」

 

 そして、とうとうキュンキュンがスタミナ切れを起こしてしまいノックダウン。力尽きてその場に倒れ込んだ…おいおい、普段は何曲を踊ってもバテないはずの彼女がこれってやばくねえか?やっぱり変身補正がかかっていても中1女子には限界があった。

 

「マックランダー!」

 

「させるか…!」

 

 マックランダーはここで疲れ果てたキュンキュンにかかと落としを浴びせようとするも俺がこれを食い止める。こっちはシャトルラン地味に良いところまで行くぐらいスタミナはあるんだ。しかも男の中で!

 

「キュンキュン、しっかりしろ!」

 

「すみません。はあ、はあ…私が足手まといになってしまって。」

 

「気にすんな!困った時はお互い様だろ?お前はそれよりも呼吸を整えろ…俺が時間を稼ぐから!」

 

「はい…」

 

 キュンキュンの体力が戻るまで俺はとにかく時間を稼いでこの場を凌ごうと踏ん張る。しかし、敵の圧が強すぎだ…一度踏ん張ってもまた押し返す。今回のマックランダーは力も持久力もあって今までは別の意味で苦しい相手だ…

 

「キュアブレイキン…」

 

(もう、ダメ…俺も限界かも!でも、ここで諦めたら俺もキュンキュンも仲良く煎餅だ。うた、なな…早く来い!)

 

「「はああっ!」」

 

 俺が祈ったその時、もう既にプリキュアに変身していたうたとなながマックランダーを飛び蹴りで吹き飛ばす。マジで助かったぜ…

 

「「アイドル、ウインク!」」

 

「ごめんね、遅くなって…」

 

「2人とも大丈夫?」

 

「俺は大丈夫だけど、キュンキュンがスタミナ切れで…それよりも戸締りとかは大丈夫だよな?まだ親御さんもはもりちゃんも寝てるだろ…」

 

「それは大丈夫だヨイ。でも、2人とも変身解いたらパジャマだし頭ボサボサなんだヨイ…」

 

「「すみません…」」

 

「とりあえず、戦いが終わっても家帰るまで変身解くなよ?キュンキュンも大丈夫か?」

 

「私はもうちょっと…すみません。」

 

「そうか、ひとまず前線は俺達に任せとけ!お前に後方支援を任せる。」

 

「分かりました。」

 

 まあ、何はともあれこれでプリキュア4人全員集合となったのだが…アイドルとウインクは寝起き状態でキュンキュンは体力切れ、ここはキュンキュンには後方支援に回って前は俺、アイドル、ウインクで行くしかねえな!

 

「ちっ、やれ…マックランダー!狙いはキュアキュンキュンだ!!」

 

「マックランダー!」

 

「そうはいくか!たあっ!!」

 

「「はああっ!」」

 

 マックランダーは疲れて動けないキュンキュンを目掛けて襲うも俺がマックランダーを殴り潰し、アイドルとウインクのWキックで吹き飛ばして阻止する。なんて卑怯なやつなんだ…疲れてるやつを狙うのは反則すぎるだろ!

 

「マックランダー!」

 

「しまっ…!?」

 

「「うわっ!」」

 

 そして起き上がったかと思ったらマックランダーは靴紐を繰り出して俺達の身体は縛りつけられて落下する。ダメだ…力でちぎろうとしても固結びだから全然効かない。

 

「いーだ、いつもチョッキリすると思ったら大間違いだぜぇ〜だ!」

 

「皆さん、大丈夫ですか?私が紐を解きます!ダメ…固結びだから解けない。ブレイキンのさえ解けたら…」

 

 キュンキュンは必死に俺のに結ばれた靴紐を解こうとする。真っ先に俺のところに行くぐらい頼られてるのは嬉しいことだが、同時に前の時から後輩に助けられてる自分が情けなく感じた…

 

「よそ見してて良いのか?なら、キュアキュンキュンとキュアブレイキンからお煎餅にしてやるぜ〜!」

 

「マックランダー!」

 

「「キュンキュン!」」

 

 このまま煎餅になるかと思ったその刹那、何者かがマックランダーを受け止める。ティアラをつけた薄ピンクのロングヘアーに赤のメッシュが入っていて、水色の瞳、白ベースで虹の色がところどころ入っているドレス…そして素足にフラットシューズの女性。一体何者なんだ!?

 

「はあっ!」

 

 その女性は難なくもマックランダーを投げ飛ばす。何という力持ちなんだ…見た目は上品な女神のようなのに。ただ、彼女もまた俺達と同じアイドルハートブローチを身につけている…どうやらこの人もプリキュアのようだ。そんな名も知らないプリキュアはすぐさまマックランダーに立ち向かっていく。

 

「助かった…こうしちゃいられません!皆さん、今から靴紐をキュンキュンレーザーで切りますから。じっとしててください!」

 

「レーザー?おい、待て待て…俺達じゃなくて靴紐を狙うんだぞ!?本当に大丈…「キュンキュンレーザー!」…人の話を聞け!!」

 

 キュンキュンは俺の話も聞くことなくキュンキュンレーザーを放つ。ただ、彼女はしっかりと3人分の靴紐を焼き切ったのだ…早くもレーザーを使い慣れてやがる。

 

「ありがとう、キュンキュン。」

 

「とりあえず、私達も…」

 

「ホープフルシュート!」

 

「マック…ランダー!?」

 

 しかし、俺達が手を出す間もなくプリキュアの女性は弾幕を出してからそれをサッカーのシュートでマックランダーに命中させる。しかも威力は俺達の技よりも強力だ…何となく出力が全然違うような気がした。

 

「クライマックスは私…お聴きなさい!」

 

 プリキュアは容赦なくクライマックスのライブへと持ち込む。一体どんな曲を歌ってどんな技を繰り出すのか…それをきちんと目に焼き付けよう。

 

「時には辛く悲しいけど、幸せハッピーになれるはず、だから前を向いて行こう、Let's go!(Let's go!)前へ進んで、All right!(All right!)全て大丈夫、キミはもう大丈夫、進もう今、希望の道へと〜♪…プリキュア・ホープフルメロディーシャワー!」

 

 そのプリキュアはライブで希望を持てそうなメロディーの曲を前向きになれそうな歌声で歌い、美しいメロディーに乗せたシャワーをマックランダーに浴びせる。何て神秘的なプリキュアなんだ…俺達はその雰囲気に支配されてしまった。

 

「「キラッキラッタ〜♪」」

 

 そして、乱入したプリキュアの決め技によりマックランダーは浄化され消滅する。技を決めた後のファンサも何て神秘的なんだ…これは女神系アイドル、なのか!?

 

「これ、あなた達にあげるわ。」

 

「お、おっと…!?」

 

 突然現れて突然マックランダーを浄化した女神のようなプリキュアは排出されたキラルンリボンを俺に向かって投げ渡す。もしかして、キラルンリボンブックを持ってないのだろうか?

 

「それじゃあ、私はこれで…」

 

「待ってくれ!あんたは一体何者なんだ?プリキュアだとしたら敵なのか、味方なのか?」

 

「私はキュアホープフル。希望を守る通りすがりの戦士よ…覚えておきなさい?」

 

 それだけを言い残してキュアホープフルはこの場から立ち去っていく。通りすがりの何ちゃらがどっかで聞き覚えがある感じではあるけど、美人でかっこよかった…強者感に満ち溢れてやがる。

 

「キュアホープフル、かっこいいプリ。」

 

「うん、キラッキランランしてた…」

 

「まるで女神が地上に降りてきたみたいだったね。」

 

「これは研究対象が増えました…心キュンキュンしてます!」

 

 その中でプリルン、アイドル、ウインク、キュンキュンはすっかりキュアホープフルの虜に…その中で俺は妙に慣れ親しんだ何かを彼女から感じてもいた。気のせいだったら良いんだがな…

 

「とりあえず、今は帰ろうヨイ。話はそれからだ!」

 

「ああ、そうだな…」

 

 そして、俺達はひとまず宿泊先であるうたの家に帰ることに。キュアホープフルは本当に何者なんだ…プリキュアには誰しもに正体があるとすれば彼女はもしかすると俺の知っている誰かなのかもしれない。とにかく、今は考えるのをやめよう…難しいことを考えるのは疲れちまうからな。

 

side out

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 それからキュアホープフルは公園の森の中で変身を解除して1人の少女の姿に戻り、虹色の身体をした妖精、ホプが少女と合流する。

 

「ナイスファイトだったホプ!初戦にしてはなかなか戦えていたホプ。」

 

「ありがとう、ホプちゃん。どうだった、私…かっこよかった?」

 

「クールでかっこよかったホプ!流石の演技力だったホプ♪」

 

「そ、そう?まあ、当然よね!おほほほほ♪」

 

 少女はホプから褒められて大喜びする。彼女はもうまるでキュアホープフルのお淑やかな雰囲気とは対照的で表情豊かで元気な感じだ。この人物が正体だとみんな知ると恐らく世界がひっくり返ってしまうことだろう。

 

「それで、プリキュアの仲間達はどうだったホプ?」

 

「まあ、私の敵じゃないわね…みんな大したことないわ。プリキュアとしてもアイドルとしてもとんだ拍子抜けよ…まあ、別にアイツらと仲間になるつもりはないけど。」

 

「まさかあなたが新星のアイドルプリキュア、キュアホープフルの正体だとは思いもしませんでしたねぇ…」

 

 少女とホプが話をしていると、プリキュアの取材を担当している出間が現れる。この様子だと変身シーンもしくは変身解除シーンを見られたのだろう…そして、キュアホープフルとして戦ってる場面も。

 

「あんたは…まさか会いたくもない人とここで会ってしまうとは思わなかったわ。」

 

「褒め言葉として受け取りますよ。しかし、河川敷でドローンの試運転をしてたらアイドルプリキュアが戦っていてあなたが乱入した…その様子、全て収めてますよ?それで、さっき変身を解除したところも見ました。これは良いものを見れましたね…」

 

「それで、どうするつもり?あんたのことだからこの情報を売るんでしょう?本当に金しか目のない汚い記者ね…何の情報を売るつもりなのかしら?私がキュアホープフルであること?」

 

「それはまあ先にしときましょう…とりあえず、まずは今日撮影したライブ映像をはなみちタウンの方に売ります。今はアイドルプリキュアが空前絶後のブームですからね…高くつきますよ。」

 

「デマーン、やめるホプ!プリキュアの動画をアップロードするのは禁止されてるホプ!!」

 

「おや、ホプさんもいたんですか?まあ、プリキュアになってるパートナーがいるならそうですよね。大丈夫ですよ、私はアップしませんから。あと、あなたがキュアホープフルであることは大好きな蓮くんに話そうと思っていますけど?」

 

「待って!それだけはダメ…蓮には言わないで!」

 

「動揺してますね?まあ、今は内緒にしときましょう…とりあえず、ライブ映像に関しては売り込んでおきますよ。それでは…」

 

 出間はそう言い残してからこの場を後にする。蓮に正体を漏らすと言われて動揺する少女…果たして彼女の正体は?そして、蓮との関係は!?

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 

side蓮

 

「プーリー♪」

 

 それから俺達はうたの部屋に戻り、制服に着替えてから俺達が協力して作ったプリルンを入れる入れ物をプリルンにプレゼントする。プリルンはとても喜んでいる様子で何よりだ…

 

「ピッタリプリー!」

 

「これならいちいち隠れなくて良いし、プリルンも寂しくないと思って…」

 

「こころちゃんのアイデアだよ。」

 

「ありがとプリ!」

 

「それと、私とお揃いの衣装も作ったんだ!」

 

「アイドルプリキュアとお揃いプリ♪」

 

 さらに、うたはプリルンにキュアアイドルとお揃いの衣装を着せ、プリルンはかなり喜んでいる様子だ…念願のお揃いが叶って満足そうである。

 

「ヨーヨイのも作ってるぜ?」

 

「お、俺は別に…」

 

「安心しろ。こっちは男性アイドルの衣装だよ…俺の手作りだからな?」

 

「サンキューだヨイ!」

 

 その中で俺はヨーヨイにおまけで作った衣装を着せていく。本当にかっこよくて似合ってやがる…俺もひま姉から習ってきたわけだけど、それがこういう機会で活きるとはな。

 

「それじゃあ…プリルン、ヨーヨイ。撮るぞ〜!ファンサよろしくな?」

 

「プリ♪」

 

「ヨイ!」

 

 そして、俺はプリルンとヨーヨイの写真を撮影した。ファンサも決まって完璧…今回のお泊まり会は大変なこと続きだったけど、最終的には充実したものになったなと俺は感じた。キュアホープフルの正体とかはまだまだ謎だけど、いつかは色々分かって仲間になるはずだ…希望はある、だから明るく楽しく生きていこう!そう思えるのであった。




キュアホープフル

(脳内)CV:??

身長:166cm

体重:49kg

髪の色は薄いピンク色で頭にティアラをつけている。瞳の色は水色で白ベースのドレスに虹色の差し色がされてあり、素足でフラットシューズを履いている。戦いの時は女神的に振る舞っているが、オフになると…



ホープフルシュート
生み出した弾幕をサッカーのシュートで放つ技。

プリキュア・ホープフルメロディーシャワー
希望のメロディーを乗せたシャワーを浴びせる浄化技。


ホプ
(脳内)CV:佐倉綾音

キラキランドから来た虹色の妖精。何らかの夢を追いかけて異変のずっと前からはなみちタウンに来て、その中でキュアホープフルの変身者と出会う。性格に関してはまだパートナーと共に謎多い。


いかがでしたか?キュアホープフルという新しい勢力が出てきましたね。彼女は敵か味方かあるいは…まあ、それは後ほど分かることでしょう。

そんなこんなで今回もラッキースケベがありましたね。こころちゃんの下着姿…こういう場面に巡り会うというのは運が良いのでしょう。ただ、好感度はちょっと…その中でもまあプリルンとヨーヨイのグッズ完成にはみんなと共に貢献しました。これでみんなの絆はさらに深まったと思います!今後に期待ですね。

そして、次回はななちゃんが壊れそうなお話しですけども…また放送されたら執筆する形ですね。また頑張ります!

最後に…今日は僕、寿垣遥生の29歳の誕生日です!誕生日に投稿できて嬉しく思いますよ。これからもどうぞよろしくお願いいたします!感想、お気に入り登録、高評価の3点セットのプレゼント待ってますね…次回もお楽しみに。
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