キミとアイドルプリキュア♪ -朱蓮のダンサーとアイドル達- 作:寿垣遥生
そんな今回から15話分に突入。原作だとプリルンとメロロンのデートですけどそこにヨーヨイをいかに絡めていくか…とりあえず、パワープレイ気味ではやっていくのでお楽しみに。
それでは、また後書きにて…
side蓮
「蓮、にいたま…ちょっと相談があるメロ。」
母の日&こころの誕生日が終わってからしばらくのある日の夜、今日は俺の家に泊まっているメロロンが俺とヨーヨイに相談を持ちかける。しかも真剣な表情だ…これは深刻な悩みを持ってるに違いない。
「どうしたんだ、メロロン?」
「何か悩みがあるなら迷わずスパッと吐き出した方が良いヨイ!スパッとって言っても変な意味はねえが…」
「ありがとうメロ。その…ねえたまのことで悩んでて、ねえたまが咲良うたと一緒にいて楽しそうにしてると胸がチクチクするメロ。ねえたまは最近咲良うたと一緒に寝ることが多くてメロロンが一緒に寝てても取られるし…それで心がメラメラして咲良うたと喧嘩になってしまうメロ。」
メロロンは自分の悩みを素直に話す。簡潔にまとめればうたがプリルンと仲良くしてるところを見てると嫉妬するってわけだな…男or女の好きな人(異性)が別の異性と仲良くしてたらこんな気持ちになるってのは分かるが、登場してるの全部女だぞ?女同士でもこうなるものなのだろうか?
「まあ、仕方ねえだろうヨイ。うたとプリルンはパートナーというか親友だからな…メロロンの気持ちも分かるが、うたとの関係も尊重するんだヨイ。」
「そうしたいメロ…でも、メロロンのねえたまが横取りされると思うとどうしてもメラメラしちゃうメロ。」
「でも、プリルンがいなくともヨーヨイがいるんだろ?プリルンはうたに譲ってメロロンはヨーヨイと仲良くすれば良いじゃないか…俺がうたに話して一緒に住むよう話を進めてやるけど。」
「蓮は女心が分かってないメロ!メロロンはねえたまもにいたまも独り占めしたいメロ!見損なったメロ…」
「ごめん!それじゃあ、今度デートしてみるってのはどうだ?メロロン、プリルン、ヨーヨイで…俺達は邪魔しねえからさ。うた達にも話しておくよ。」
「本当メロ?それじゃあ、にいたま…メロロンとねえたまとデートするメロ♪」
「お、おう…!」
こうして俺の進言を聞いたメロロンはプリルンとメロロンとデートをすることに…ヨーヨイはメロロンから手を握られてタジタジになってしまう。いつもは堂々としてるヨーヨイがメロロンに対してどうしたのだろうか?まあ、今は特に気にするべきじゃないな。とにかく、俺達はデートを楽しんでもらえるように精一杯尽力するのみだ。
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翌日、メロロンはプリルンとヨーヨイとだけでグリッターのいつもの部屋で何やらデートの打ち合わせをしているみたいだ。もちろん、俺達(ニカ姉と希望さんは仕事で不在)はなるべく邪魔しないように陰から様子を見守ることに…田中さんもバイトとして働いてもらっている。
「デートって何プリ?」
「大好きな人とお出かけすることメロ♪」
「カフェでのデートは定番だと言われてるらしいヨイ。」
「メロロンとヨーヨイは物知りプリ!」
「一緒に楽しくお喋りしてメロロンにメロメロになってほしいメロ…」
「俺は…まあ、そういうことだヨイ。プリルンも一緒に付き合ってくれるかヨイ?」
「よく分からないけど付き合うプリ!」
メロロンからメロメロになってほしいと言われたヨーヨイは顔を真っ赤にしてタジタジになってしまう。その一方でプリルンは特に何も緊張もない様子だ…まあ、女同士だしプリルンは特に難しいことがよく分からないだろうからな。プリルンは頭の中が至ってシンプル(単純)だから仲良ければ何でも良いと思ってるのはうた譲りと言える。
「メロロン可愛い!」
「なな先輩はメロロンに心キュンキュンしてます。」
「本当にプリルンとヨーヨイのことが大好きだよな…アイツは。」
「うんうん。プリルンとヨーヨイに構ってほしくて一生懸命なところとか…凄く可愛い♪」
「メロンソーダ持って行くね!」
「ああ、うた…お前は持って行くな!またメロロンに怒られるぞ?ここは俺が持って行くから。」
「あ、うん…?」
うたがクリームソーダを持って行こうと出てこようとしたが、俺がそうはさせまいと阻止する。うたはメロロンが自分を目の敵にしてるという自覚がないのだろうか?良くも悪くも難しいことを考えない子だよなって思う。
「お待たせいたしました…グリッター名物のクリームソーダ3つでございます。」
「ありがとプリ〜♪」
「おおっ、すまねえヨイ。」
「…暗い暗い氷を溶かしたのは温かなあなた。掬って口にすればあなたの胸で甘く解ける。」
すると、メロロンはクリームソーダを見てポエムか何かを語り出す。何か国語の教科書に乗りそうで華がある響きだ…何かの文学賞とか取れそうである。
「ごゆっくりどうぞ…」
俺はちょっと魅力に落ちながらも少し不気味になり何も触れることなくこの場を後にし、メロロンにハンドサインでグッドラックとエールを送ってメロロンはそれに応える。とりあえず、デートが上手くいくことを祈りたいところだ…
「メロロン、そのデートにうた達も一緒じゃダメプリ?」
「メロ。だって、ねえたまとにいたまにはメロロンだけ見てほしいメロ…」
「見てるプリ。」
「いや、そういう意味じゃねえヨイ…」
「そうだけど、そうじゃないメロ。にいたまもメロロンのことを見てほしいメロ…」
「えっ、お、俺!?は、恥ずかしいけど…」
「じーっ…」
「メロ…」
ヨーヨイとプリルンはメロロンのことをじっと見つめる。ヨーヨイに関しては理由は分からないが何故か照れていて、プリルンの方は真顔で見つめ…メロロンは嬉しそうにしながらも少し恥ずかしそうにする。これはもう可愛くて尊い!そう思っていると…
「じーっ…」
「咲良うた、邪魔するなメロ〜!」
「いてて!?」
これにいつの間にやらうたも参戦していて案の定メロロンからジャイロボール攻撃を食らっていた…だから怒られるって言ったのに。うたは出たがりだ…
「クリームソーダ美味しいプリ〜!」
「メロロンも味わうんだヨイ!飛ぶぞ?」
「メロ…いただきますメロ。」
メロロンは美味しそうにクリームソーダを味わうプリルンとヨーヨイを見てから上のアイスを一口。すると、先ほどまでのうたへの怒りと疑心感が晴れた表情に変わる…
「…美味しいメロ!」
「キラッキランラン、でしょ?」
「だからデートの邪魔メロ!」
「ああっ、悪い…うた、お邪魔だから下がろう…な?」
「え〜っ…」
「ところで、メロロンはどうしてプリルンとヨーヨイにメロメロなの?」
ななは脇から出てメロロンに何故プリルンとヨーヨイにメロメロなのかを尋ねる。最初から懐いているものだからその理由を知りたいと思ってたタイミングとしては丁度良いタイミングの質問だ…
「教えてあげないメロ。」
「プリルンも知りたいプリ〜。」
「俺も気になるヨイ…」
「メロ?そ、それは…」
「モグモグ…」
メロロンがプリルンとヨーヨイを好きな理由をそれぞれから訊かれてメロロンがタジタジになって答えようとする。これは良いムード…と思いきや、プリルンはクリームソーダのアイスを食べながらという空気の読めないムーブをかましていた。本当にコイツにはムードもへったくれもないみたいである…
「どうしてプリ?」
「メロ!?」
そんなぶち壊されたムードの中でうたはプリルンの真似をしてみせる。表情から真似をしっかりしていて上手すぎる…モノマネの上手さはモノマネ芸人クラスで演技としてはなかなかだ。うたはアイドルだけじゃなくて女優やらモノマネの才能もありそうで彼女は才能の塊かもしれない。
「うたちゃん、凄い…プリルンの真似上手だね?」
「一流のモノマネ芸人レベルだぞ…すげーな!」
「毎日隣で聞いてるからプリプリ伝染っちゃった♪」
「メロ!?毎日…隣、メロ?」
「うた先輩、ダメです。そんなこと言ったら!」
「メラメラメロ〜!」
「「うわあああああ!?」」
うたの発言によってメロロンの怒りは最高潮になり大爆発。これにはうたも一緒にいた俺もその怒りをモロに受けてしまう…本当にメロロンを怒らせてはいけないものだと改めて痛感した。
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「また怒られちゃったよ…メロロンと仲良くなりたいのになぁ。」
うたはメロロンと仲良くなりたかったのにと酷く落ち込む。まあ、その気持ちは分からなくもないがメロロンからしたらプリルンを奪った泥棒という認識でしかないからその状態から仲良くなるのは至難の業と言える…うたは気さくすぎてかっ飛ばしすぎなのだ。
「うた先輩が余計なことをするからじゃないですか?」
「ぶぅ…」
「まずはメロロンがどんな子かを知るところから始めない?」
「そうだな。俺とみんなもそうだ…色んなことをお互いに知って今のように仲良くなったからな。焦らずゆっくりやってこうぜ…」
「蓮…」
「あなた達、何を話してたの?」
ちょうどその時、仕事を終えたであろうニカ姉と希望さんもグリッターに合流する。ニカ姉は毎週のラジオ収録、希望さんはソロ名義の新曲のレコーディングを終えてやって来たようだ…
「ニカ姉、希望さん…ちょっとメロロンのことについて話してたんだ。うたがちょっとメロロンとの距離感を誤ってて怒らせてしまったもんだから緊急会議してたよ。」
「メロロンとの距離感、難しいね。プリルンとヨーヨイとの間を邪魔されると怒る…メロロンには周りが邪魔者に見えてるんじゃないかな?」
「周りが邪魔者、ですか。」
『女王です、女王です。』
「女王様プリ!」
メロロンのことを話し合っていると、俺のアイドルハートブローチの着信音が鳴る。何やらピカリーネさんから話があるようだ…一体何だろう?とりあえず、話を聞くことにした。
「良かった…メロロンと合流できたのですね?」
「はい。それと、キュアホープフルである俺の姉の笑華が仲間になりました…報告が遅れて申し訳ないです。」
「笑華、ホプ…やっと決心がついて何よりです。」
「はい。お互いに正体を知らなかったら私はアイドルプリキュアの仲間になるのをこのまま嫌ってたかもしれません…蓮と喧嘩もしましたけど、仲直りしてより絆も深められました。これも蓮のおかげですよ…」
「私はずっと進言してたのですが、笑華がなかなか頑固だったので…でも、5人になったことでアイドルプリキュアはますます強くなると信じてます。」
「ふふっ、楽しみにしてますよ?」
「メロロンはキラキランドでお留守番と思ってたからビックリだプリ。」
「メロロンはどうしてこのはなみちタウンに来たのでしょう?女王様は何か事情を聞いてたりとか…」
ヨーヨイはメロロンがはなみちタウンに来た理由をピカリーネさんに問い詰める。事情を一番知ってるのはピカリーネさんだろう…俺も理由が気になった。
「特に深い事情はありませんよ…ただ、プリルンとヨーヨイに会いたい一心だけであなた達のところへと行ったのです。」
「女王様のお力ではなかったのですね?」
「タナカーン!」
すると、この話を聞いてかなのか仕事が一段落した田中さんがやって来てピカリーネさんに問いかける。田中さんも女王様の命でこのはなみちタウンに派遣されてる身だからこの話を聞いてか黙ってはいられなかったのだろう。
「彼女は何者なのですか?」
「私も気になります。同じキラキランドの住人だったら私やタナカーンさんでも知ってるはず…でも、何も知らなかった。メロロンがどういう子なのか教えてもらえないでしょうか?」
「メロロンは…特別な子です。」
メロロンが何者なのかを田中さんと希望さんが訊ねると、ピカリーネさんはやや言葉を詰まらせながらも質問に答える。これはきっとメロロンが何か言いづらい秘密を抱えてるということだろう…その真意が気になって仕方がない。
「特別…そういえば、メロロンはさっきもだけどたまにポエムを呟くんだよな。」
「ポエム?」
「さっきメロロンがソーダを受け取った時に言ってたやつさ…『暗い暗い氷を溶かしたのは温かなあなた。掬って口にすればあなたの胸で甘く解ける。』ってな。俺の家にいる時もたまにあるんだ…」
「今回のだとクリームソーダのこと、じゃないですよね?」
「何か意味があるような…」
「あの子は1人で深く深く考え、詩のように想いを紡ぐのです。」
「うたが思いつきで歌うのと同じ…ってことかしら?」
「多分同じだろうな。ピカリーネさん、1人でっていうのはどういう意味ですか?メロロンにはプリルンとヨーヨイもいるんだから1人じゃないと思いますけど…」
「…」
俺がピカリーネさんにメロロンが何故1人でポエムを考えてるのか理由を訊ねるも彼女は困った表情になり答えようとしない…分からないのか隠したいのか、いずれにしてもメロロンの心の中には闇がありそうな気もしてきた。
「アイツは俺達と出会うまではずっと1人で本を読んでたヨイ。出会ってからも誘いに乗らず本を読んだりしてて…それを無理矢理プリルンと俺が引っ張り出してたって感じだヨイ。その時かららポエムを呟く癖があって、中でも『光は光、闇は闇、光と闇は溶け合わない』、このポエムはメロロンの何かを表しているだろうヨイ。」
ヨーヨイは何も答えないピカリーネさんに代わってメロロンの過去を話す。境遇は違えどはなみちタウンに来る前の俺と似てるなと感じた…その時の俺も学校がない時は1人で部屋にこもっていたからな。メロロンも昔の俺と同じなのだろう…だったら尚更何とかしなくてはいけなく感じた。
「いつも1人だったんだ…」
「光と闇って?」
「メロロンの言うことは難しいプリ。」
「メロロンは他のみんなのようにキラキラできないと悩んでいました。」
「キラキラできない?」
「…ということはポエムの暗い暗い氷ってメロロンのこと?」
「そうだろうな。それを溶かした温かなあなたは1人だったメロロンの心を温めてくれた…」
「それってプリルンとヨーヨイなんじゃ!?」
「そういうことね。途中から来たけど話は大体分かったわ!」
「プリ?」
「お、俺もか…てかプリルンは分かってねえだろうヨイ。」
俺達はこれまでの話をまとめてあのポエムが自分の心とプリルンとヨーヨイの存在をまとめたものだと納得する。しかし、プリルンは何のこっちゃサッパリの様子…本当に天然というか脳天気というかヨーヨイですら呆れている。
「これはメロロンのことを応援するしかないですよ!」
「だね!」
「うん♪」
「メロロンがプリルンとヨーヨイとより仲良くできるように俺もひと肌脱ぐか!」
「応援するプリ♪」
「プリルン、あんた何も分かってないでしょ…」
「女王様、メロロンのことを教えてくれてありがとうございます。私、仲良くなれるまで諦めません!」
「メロロンのこと、どうかお願いしますね?」
「「「「「はい!」」」」」
「「「かしこまりました…」」」
俺達が返事をするとピカリーネさんは安心したのか連絡を切る。プリルンとヨーヨイだけじゃなくて俺達もメロロンと仲良くなりたい…とりあえず、雰囲気作りはしっかりとしていこう。
side out
~~~~~~~~
sideヨーヨイ
話を終え、俺とプリルンはいじけているメロロンのもとを訪れる。プリルンとうたのせいでムードぶち壊しにしてしまった分、メロロンの気分が少しでも幸せになってもらえればと思いとりあえず策は練ってきた。これで気が晴れれば良いのだが…
「メロローン!」
「ねえたま、にいたま…」
「メロロンもプリルンとお揃いでデート行くプリ♪」
そう言ってプリルンはあの時みんなで作ったキュアアイドル仕様の衣装をメロロンに見せてデートに誘う。ちなみに俺は同時に蓮が作っていた別のアイドル衣装を着ている。アイドル衣装でデートというのはプリルンが考えた案であるが、なかなか悪くない。
「ねえたま、可愛いメロ…にいたまは凄くかっこいいメロ。どうしたのメロ?」
「ありがとヨイ。俺のは蓮から作ってもらったが、プリルンとお前が着るのはうたが作ってくれたんだヨイ。」
「メロ?…メロ。」
メロロンは視線の先で手を振っているうた達を見てゾッとしてしまう。それもそうだ…よりにもよって目の敵にしているうたがこの衣装を作ったと聞くと不安も大きくなるのも無理はない。
「さっきは邪魔してごめん!」
「俺達もお前らがデートを楽しめるように改めて応援するから…」
「メロ?」
そんなこんなでうたはメロロンにプリルンとお揃いのキュアアイドル仕様の衣装を着せていく。しかし、メロロンは抵抗は特にせず着せてみたら結構似合っていた…俺も思わずメロロンのその可愛さにドキッとしてしまう。
「キラッキランラン〜♪」
「可愛い、可愛い、すっごく可愛い!わあぁ…」
うたは目を光らせてメロロンのアイドル衣装姿に夢中になり、ななはカメラを手に取ってからあらゆる方向から興奮しながら撮影していく。
「キュアアイドルとお揃いプリ♪」
「そうメロ!危うくウキウキしちゃうところだったメロ。」
メロロンはキュアアイドルとお揃いだということを知ってインカムを捨てて冷静さを取り戻す。いくら目の敵にしてるからと言ってこれは失礼すぎやしないかと俺は少し思った…何やかんやで助けられてるのに。
「「「「可愛いのに…」」」」
「はい…」
「プリ…」
「ねえたま!?」
みんなが落ち込む中でプリルンが落ち込む様子を見たメロロンは慌ててしまう。キュアアイドルとお揃い以前にプリルンとお揃いだしな…そりゃあガッカリもするだろう。そこまでメロロンは考えていられなかったのだ。
「しょうがないメロ。ヘアーアレンジならやらせてあげても良いメロ…」
「…任せろ!」
そんなこんなでメロロンはうたにヘアーアレンジの許可をあげることに。何だかんだでコイツは素直なんだよな…俺達に振り回されても最終的には一緒になってるし。
「フフフンとびきり可愛く、可愛いメロロン〜♪」
「メロ♪」
そして、うたは歌いながらメロロンのヘアーアレンジをしていく。両方ともコンパクトにまとめられてとても可愛い…うたもセンスあるじゃねえかと思ったし、何よりもメロロンの可愛さが凶器である。そして、当の本人も気に入ったようだ…
「デートの行き先だけど、ハートの木はどうかな?」
「メロ?」
「ハートの木?そういえば、すぐ近くにデートスポットがあるらしいのよね…恋人や友達同士で1番大切なものを教え合ってハートのロックに誓うってあったわ。」
「そんなのがあるのか…もしかして、ニカ姉はカイトさんと誓い合ったりとか?」
「うっさいわね!蓮こそうた…「ああ〜っ、それよりもそこに今すぐ行った方が良いんじゃねえか?デートなら思いついたらすぐ楽しめ、だからな!」…もう。」
蓮は仕返しにうたが好きなことを本人の前に暴露しようとする笑華を制止してデートに行くように進言する。しかし、蓮はうたのことになるとすぐぶっ壊れるものだ…普段はチームのまとめ役としてしっかりしているが、笑華の前とかうた絡みになるとおかしくなってしまう。常にしっかりしろよと思いたくなる…
「分かったメロ!ねえたま、にいたま…永遠の愛を誓うメロ♪」
「えっ、おう…」
「プリ?」
こうしてメロロンはデートへと行く決心を固める。俺はもうとにかく緊張しまくりであるが、一方のプリルンは何が何のこっちゃサッパリの様子である…本当に良くも悪くも脳天気というかマイペースだ。本当に気楽で良いよなぁって思うが、メロロンの気持ちを踏みにじらないかが不安である。まあ、とりあえずは楽しもうか…
side out
~~~~~~~~
その頃、チョッキリ団のアジトではカッティーがアイドルプリキュアの3人のライブ映像を観ていた。そして、誰もいないことを見計らってキラキライトを取り出してオタ芸を始める。
(このキラキラで自分も!)
「何持ってんだお前?」
「ああっ!?」
「コイツは…カッティー、お前!まさか、プリキュアを応援?」
「わわわっ、ちょっ、はっ、ぬっ!」
カッティーはザックリーに迫られてスマホを咄嗟に隠す。もうカッティーはアイドルプリキュアに触れてからすっかり虜になっているのだが、それがバレまいと必死に誤魔化す。これがバレるとチョッキリーヌやらスパットに怒られるのは不可避だろう…
「ザックリ言って好きになったんじゃ?」
「す、好き!?違いますぞ…そういう好きじゃ!」
「じゃあ何なんだ?」
「プリキュアは自分にとって、そう…推しなんですぞ。」
「推しぃ!?」
「ステージを初めて見た時から心の奥底がドキドキワクワクしてどうしてこんなに惹かれるのか自分でも分からん…でも、あのキラキラをまた見たいのですぞ。」
「そうなんですか。あなたの気持ちがよく分かりました…」
「「す、スパット様!?」」
カッティーとザックリーがわちゃわちゃしていると、それを聞いてたスパットが現れる。スパットの口調は凄く淡々しているもどこかに怒りがあり、カッティーとザックリーはヒヤヒヤだ。
「とりあえず、推しでも寿司でも何かは分かりませんが…カッティーさん、あなたに任務を任せるわけには行きませんね。」
「ううっ…」
「スパット様…それじゃあ、俺が行くっす!前回失敗してるんでそのケジメをつけますよ。」
「いいえ、ザックリーさんは今日からしばらく休暇を取って大丈夫ですよ?あなたは最近頑張ってましたし。」
「しかし、チョッキリーヌ様はまだ休暇中っすよ?カッティーも俺も行かないのなら誰が行くんすか?」
「私が行きましょう…成長したアイドルプリキュアの力を拝見したいと思ったので。ザックリーさんはもう羽を伸ばしてお出かけされてください。私はその間に成長したアイドルプリキュアのデータを取ってきます…」
(やった…ラッキー、休暇ゲットだぜ!チョッキリーヌ様より優しい上司じゃねえか…俺、この人について行こうかな?)
そう言うとスパットはアジトを出て任務へと向かった。その間にザックリーは心の中で久しぶりの休暇を確保できたことを喜び、すぐさま休暇の準備を進める…果たして、スパットは成長したアイドルプリキュアとどう立ち向かうのか?迫る魔の手、メロロン達のデートの行方は!?
いかがでしたか?メロロンの気持ちと過去が明かされましたが、心を閉ざしていたメロロンを明るく照らしたのはプリルンとヨーヨイでそして愛を感じたメロロンでしたけど、その片方を奪っていったうたちゃんをどうも目の敵にしてるようで…原作の今もまだ仲良くなれてませんけど、いつの日か仲良くなれると信じたいですね。
ただ、もう映画の中ではもう仲良くなってるような描写が見られてました…決着は8月ですね。どうなる、うたちゃんとメロロン!
そして、チョッキリ団に関してはここではスパットが出動。カッティーは謹慎、ザックリーには休暇を与えるような感じになりました…ザックリーは原作よりはまあ恵まれてるなと書いてて思ってますよ。でも、現時点の最新話でやっとしがらみも何もなくなって良かったなと思ってますね。これもまたじきにやるのでどうアレンジされるかは楽しみにしててください!
次回はいよいよ15話分の後半戦ですけど、なるべく早めに投稿できるように頑張ります。それまでの間に感想、お気に入り登録、高評価の3点セットをお待ちしてますね!また次回お会いしましょう。