キミとアイドルプリキュア♪ -朱蓮のダンサーとアイドル達- 作:寿垣遥生
そんな中ですけども今回もまた笑える限り笑ってくださればと思います。また後書きにて…
side蓮
「ヨーヨイ、飯持ってきたぞ。」
「お邪魔するわよ?」
夜飯を終え、俺は自分の部屋でズキューンとキッスについてを調べているヨーヨイに夜飯の余りと飲み物に余ったオレンジジュースを提供して同時にニカ姉と希望さんも部屋に入ってきた。ちなみに、うたとななとこころは終わってすぐに帰宅してひま姉は自分の部屋で明日から撮影が始まるドラマの台本をチェックしている。
「ああ、机の上に置いといてくれヨイ。」
「本当にヨーヨイは一度知りたいと思ったことには凄く熱心だよね…まるで学者さんみたい。」
「学者みたいってか学者だヨイ!とりあえず、飯でも食わせてもらうぜ…」
そう言ってヨーヨイは人間の姿になってからスプーンを手に取ってから余りのカレーに余りの唐揚げを盛り付けた唐揚げカレーを食べていく。かなりの空腹だったのかスプーンはかなり進んでいる…よほど頭を使ったんだろうな。
「えっ、希望ちゃん…ヨーヨイって学者だったの!?あんな見た目で?」
「まあ、見た目はチャラいけどキラキランドでは名の知れた学者なんだよね。だからキラキランドの歴史や伝説には詳しくてみんなから凄く慕われてるんだよ?」
「そうなんすね。俺も初耳でした…」
「ねえ、ヨーヨイ…キュアズキューンやキュアキッスのことを調べて何か分かったの?かなり調べたんでしょ。」
「ああ。色んなプリキュアに関することが書かれている文献を調べたけどさっぱり出てこねえ…あの2人、本当に同じアイドルプリキュアなのか?」
ニカ姉からの問いにヨーヨイは唐揚げカレーを食べながらお手上げという感じで答える。キラキランドのことに詳しい学者ですら調べても分からないこともあるんだな…本当にズキューンとキッスは何者なのだろうか?
「でも、その昔のプリキュアは人数とかキュア何ちゃらとかそういうのは明確じゃないんだろ?だったら、ニカ姉のような突然変異で出てきたプリキュアが出てきてもおかしくはないと思うぜ?」
「まあ、私も本来伝説上であるはずがなかったプロトタイプのアイドルハートブローチの力でキュアホープフルになれたし、その可能性もあるわね。」
「そうなると…何かの力でズキューンとキッスが生まれたと見るべきか。蓮も良い線行ってるじゃねえか、ありがとな!」
俺の考察にニカ姉とヨーヨイが賛同する。とりあえず、ズキューンとキッスの素性に関しては明確な答えは出なかったもののこうではないかという考えが出たのは大きな前進だろう…ただ、2人が何者かまでは分からない。プリキュアだとしたら変身前の姿も俺達のようにあるはずだが…お前達は本当に何者なんだ?
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『だから待っててプリ。キュアアイドルはプリルンが守るプリ!』
翌日、俺達はうたの提案に乗ってみんなでプリルンとメロロンを探すことに…ちなみに、ニカ姉はまだ退院したばかりということでさらに1週間は休養、希望さんもこの日のスケジュールは空いてるということで2人も一緒だ。そんな俺達は街中でプリルンとメロロンが残したあの動画を見直す。
「プリルン、いつになったらキラキランドから帰って来るんだろう?」
「様子を見に行った田中さんも戻ってこないし、大丈夫かな?」
「うん…」
「もしかして、ピカリーネ!様をプリプリ怒らせちゃってモッサモサのモサモサモッサーにされちゃってるとか!?」
「プリルンならありそうだが、メロロンと田中さんはありえねえだろ…ちょっとは真面目に考えてくれ。」
「すみません…」
俺はふざけた答えを出したこころを叱責する。場を和ませようとしてジョークを放ったつもりではあるが、ここはふざける場面ではないのだ…
「こころちゃんって本当にイマジネーションがきらヤバ〜だね!」
「希望ちゃん、それ先輩プリキュアの台詞!何か宇宙に行きそうよね…」
「確かにそうだけども。希望さんもニカ姉もふざけないでくれよ…」
「みんな〜!ちょうど良いところに…」
俺達が話をしていると、みことが1人の女性を連れてやって来る。誰かと思ったら『エンタメブンブン』の記者である貴島つむぐさんである…どうして彼女をみことが連れて来たのだろうか?(ヨーヨイはこの間に背中に隠した。)
「みこと…と、貴島さん?」
「蓮、知り合い?」
「ああ。先月ぐらいにこの人から取材を受けたんだよ…なあ、ニカ姉、希望さん?」
「そうね。あの時はありがとうございました!」
「まさかこんなところで会えるなんて…驚きましたね。」
「ええっ、笑華さんと希望さん!?Pretty Fruitsの?」
ニカ姉と希望さんがサングラスと帽子を外すとみことは思わずびっくりしてしまう。まさか国民的アイドルグループの2人が目の前ににいるとは思ってもいなかったし、俺達と一緒に行動していたことも驚きだろうしな…
「これは蓮くんに笑華ちゃんに希望さん!今週分掲載の西片エレンとPretty Fruitsの代表の2人の対談企画は本当にありがとうございました!おかげさまで売上は爆上げブンブン〜ですよ?」
「貴島さん、俺がエレンであることは…あっ。」
「蓮くんって西片エレンの中の人なの?凄い…そうだったんだ。私、大ファンなの!後でサイン頂戴?あと、笑華さんと希望さんもお願いできますか?」
「ああ、後でな…それと、このことは世間には内緒で頼むぜ?」
「もちろんだよ!蓮くんとの約束は守るね。」
俺はついうっかり貴島さんに乗っかって口を滑らせてしまった。みことは一瞬驚いたものの大ファンだと明かして喜びサインをねだる…とりあえず、このことを内緒にしてくれるのだけは不幸中の幸いだろうな。VTuberファンの夢を壊さないで良かった…
「それで、みこと…この人は?」
「そうだった、この人はブンブンジャーナルの貴島つむぐさん…キュアズキューンとキュアキッスの正体を取材してるんだって。」
「「「「「「ええっ!?」」」」」」
うたが貴島さんが何者かをみことに訊ねると、貴島さんの取材目的も明かす。ズキューンとキッスの正体!?それを俺達と同じように熱心に追いかけてる人がいたというのか…貴島さん、相変わらず取材熱が熱すぎる。
「そうなの!謎のアイドルの正体に迫る…ブンブンブーン!私、貴島つむぐと申します。はい、これ名刺♪」
そう自己紹介すると貴島さんは名刺を俺達に手渡す。俺とニカ姉と希望さんは既に受け取っているものの受け取らないってのは失礼と思い2枚目も受け取った。
「エンタメブンブン!」
「知ってくれてるの?」
「もちろんです。エンタメブンブンは芸能人とかの素敵なニュースがいっぱい載ってる雑誌なんです!もちろん、今週分の西片エレンと笑華先輩と希望さんの対談企画も読みましたよ♪」
こころは貴島さんがエンタメブンブンの記者であることを知ると心を弾ませエンタメブンブンを熱く語る。こころもこころで熱心な読者のようだ…熱い記者と熱い読者がここに向き合うことになって激アツの展開である。
「ありがとう!エンタメブンブンは元気の出る記事で読者の心も…」
「「ブンブンブーン!」」
「…ってノリノリにしちゃう雑誌なんだ!どっかの週刊文秋とは正反対の路線で行ってるんですよ?」
貴島さんも貴島さんで自分の雑誌のアピールを忘れない。しかし、このブンブンというノリ…どこかで聞き覚えがあるような気もするんだよな。気のせいだったかもしれねえが…
「へぇ…キラッキランラン〜♪」
「みんなノリノリだね。」
「貴島さん自体が凄いイケイケな方なんだよ。ななにはついていけねえか…」
「ちょっとね。」
みんながノリノリになっている中で少しななが置き去りにされてしまう。ななはこういう陽キャ軍団はどうも苦手なのか…こういうのと縁のない子だし仕方ない面もあるだろう。
「それはそうと、貴島さん…双子の妹さんは元気にされてますか?」
「そうね、相変わらず元気にしてるよ。私が一緒に踊ろうと誘ったら『仕方ない、構ってあげる』って言って踊って動画撮影も一緒に乗ってくれるし、猫のように可愛い妹でもうブンブンブーンなの♪」
俺が貴島さんに取材の時に話していた双子の妹さんの様子を訊ねると、彼女は元気で嬉しそうに妹さんのことについてを話した。貴島姉妹は戦隊や仮面ライダーやウルトラマンといった特撮モノや女の子向けアニメが大好きで歌うことと踊ることが好きで全日本アニソングランプリに地区大会を優勝してから出場した経歴を持つ凄い姉妹でもある。妹さんは今では歌って踊るアイドル声優としてアニメやライブに引っ張りだこで姉の貴島さんは今ではエンタメブンブンのエース記者を任されているという本当に凄い人達なのだ…
「つむぐさんも妹さんも仲良くてキラッキランラン〜♪」
「ふふっ、そうそう…東中さんには話したけど、実はウチの雑誌ではアイドルプリキュアの特集も定期的に組ませてもらってるんだ。でも、キュアズキューンとキュアキッスはアイドルプリキュアと違って活動の情報が全くなくて。だから、特集を組むために2人を見つけて取材したいの!」
「それなら俺達も協力しますよ。実はこっちもちょうど人探しをしてたので…うたもキュアズキューン推しだしちょうど良いだろ?」
「うん!」
「そうなの!?」
「もうズキューンにズッキューンってなってからズキューンのことばかりズキューンって考えちゃって…だから、一緒に探したいです!」
「みことも一緒に探すか?」
「ごめん!私はこの後用事があって…」
「分かった。それじゃあ、俺達でズキューンとキッスを探そうか!」
「みことの分まで私達、頑張るから。ねっ、ななちゃん、こころ、笑華ちゃん、希望さん!」
「あっ…うん。」
「頑張ります!」
「私のリハビリも兼ねてってことでやってやろうじゃないの!こっちの手がかりも掴めそうだし。」
「みんなで見つけようね!」
「ありがとう!それじゃあズキューンキッス捜査隊、結成だね。」
「「「「「「「ブンブンブーン!」」」」」」」
こうして俺達7人でズキューンキッス捜索隊が無事に結成された。みことは用事があるとのことで俺、ニカ姉、希望さんが即席で書いたサインの色紙を受け取ってこの場を後にしたが、これから俺達はズキューンキッスを探すことに…きっと2人ならプリルンとメロロンがどこに行ったかを知ってることだろうと思うから一石二鳥なんてシチュもあるだろう。それを信じて行動に移したのだが…
「とりあえず、まずはこの街中から探してみようぜ!」
「でも…」
「どこにいるんだろうね?」
その前に俺達はズキューンとキッスがどこにいるのかすら分からず出だしから躓く。貴島さんのイケイケムードに乗ったものの手がかりなしの状態である。俺もヒントはあるっちゃあるのだが、それが正解かどうかは分からない。ウチの頭脳枠のななとこころも分からないとなると前途多難だな…
「ズキューンキッスの手がかりは何もない。ただ一つ確かなのは2人は何の前触れもなくはなみちタウンフェスに現れてライブ配信に突然現れて突然デビューしたということ。」
「うんうん…」
「貴島さん、他に何か分かることはありますか?」
「そうね…あと一つちょっと気になることがあって、そのフェスに怪物見たいのが現れたとか何とか。」
「「「「「「!?」」」」」」
「口からビーム出したり、カッティンダー?って叫んだとか。」
ニカ姉がもう一つ気になることを聞き出すと、貴島さんはあの時に現れていたカッティンダーの存在についてを話す。あの配信にカッティンダーが映ってたのか…まずいな、正体はバレないにしてもアイドルプリキュアが戦う存在だとバレてしまうと一般人が巻き込まれる可能性が余計に高まっちまう!証拠が残ってて噂がここまで広まってることを知り俺達は顔面蒼白だ。
「みんなは何か知ってる?」
「いやいや…」
「全然何も!」
「全くもって…」
「俺達は何も知らないっす!!」
「私、その時入院してたので分かりません!」
「希望さんは何かご存知だったりしますか?」
「いえ、私は笑華のお見舞いに行ってたので把握してませんけど…そもそも怪物なんて七不思議に過ぎませんよ?そんなSFのような出来事が現実には起きませんってw」
「「「「「うんうん!」」」」」
俺達は何とか誤魔化すも貴島さんは最終手段として希望さんにも訊ねた。しかし、希望さんは俺達よりも冷静に対処していく…流石はアイドルグループのリーダー、面構えが全く違って同じリーダーとして俺はこんな堂々としたリーダーになりたいと思ってしまった。
「そうですか。まあ、流石に怪物はねぇ…でも、この街には何かが隠されている。秘密の匂いがするの!ブンブン、ブンブン、ブンブンブン…」
「ああやって匂い嗅ぐんだ…」
そして、貴島さんはまるで犬のように事件の匂いを嗅いでいく。これが記者の勘というやつなのだろうか?ただ、これは一見したら犬になった不審者にしか見えない…ななも少しこれにはドン引きしていた。
「ズキューンキッスの匂い、がする、気がする!」
「「「「「「ええっ!?」」」」」」
「ズキューンキッスの秘密もこの街に隠されている!あっちは私に任せて?」
「「「「「「は、はい。」」」」」」
「ブンブンブーン!」
そう意気込むと貴島さんはズキューンキッスの匂いを追いかけて走って行った。本当に熱い記者さんである…同じ熱心な記者でも出間は陰湿だから嫌いだけど貴島さんのような人はとにかく取材されても嫌な気持ちにはならない。
「つむぐさん、キラッキランラン〜♪」
「お気をつけて!」
~~~~~~~~
「それじゃあ、俺達もズキューンキッスを探していこう!」
貴島さんと別れた俺達は改めてズキューンキッスの捜索を再開する。とりあえず、あの人は気配を感じて行った…となるとズキューンとキッスは恐らくこの街の中にいるはずに違いない。それが分かっただけでも大きな前進だろうな…
「気になりますね。謎に包まれたズキューンとキッスの正体!」
「うーん…」
「確かに、どんな2人なんだろうね?」
「私達と同じプリキュアだとは思うんですけど…」
「昨日のあれから俺というか蓮がそう考えてたんだがヨイ…って、ああ〜っ!?」
「ヨーヨイ、どうしたの!?」
すると、ヨーヨイは昨日のことを振り返ったかと思ったら突然大きな声で叫びパニック状態に陥る。一体、何があったというのか…こころが真っ先にどうしたのかを訊ねる。
「アイツらがもしもプリキュアだとしたら…お前らと同じで変身してるとかありえるんじゃねえのかヨイ!?」
「「「「「ひいいっ!?」」」」」
「マジで…それはヤバいんじゃないの?」
「何でそんなことに気づかなかったの!?」
「ズキューンとキッスの正体って誰なんだろう!?」
「みんな落ち着け!まだ正体がバレたわけじゃねえから!でも、貴島さんにその正体がバレたらヤバいことは確かだな。」
「ですね。プリキュアの正体は知られちゃいけないって…」
「女王様は言ってたけど?」
「だよね!?ズキューン!!!」
かなり慌てたうたはズキューンの名を突如として叫び出す。これには通り行く人達はみんな振り向いてどよめく…本当にうたはテンパると何をしでかすか分からないものだ。
「うた先輩、落ち着いてください!」
「つむぐさんは誰が変身してるかなんて…」
「そ、そうよ?まだ分かってないんだから。」
「とりあえず、俺達が先にズキューンとキッスの正体を先に掴めば良いんだ!とにかく冷静になれって…」
「そうだね。それで正体がバレないようにねと教えないと!」
「蓮くんとうたちゃん、やる気満々!」
「蓮先輩はまだしもうた先輩はキュアズキューンに会いたいだけでしょう?」
「その通り、です!」
「凄い堂々と…」
うたはドヤ顔でこころからの問いに素直に答える。本当に下心丸出しだよな…もう俺は恥ずかしくて同類扱いされるのが内心嫌な気分だ。俺の中でうたの好感度が少し下がったような音がした…
~~~~~~~~
「よ〜し、探すぞ〜!」
そんなこんなでここからはうたが意気揚々と先頭に立ってズキューンとキッスを探すことに…うたのズキューンのことに関する果てなき冒険スピリッツはまさに轟々としている。もう既に彼女のやる気はスタートアップしているようだ…
「でも、どうやってですか?」
「そりゃあそれっぽい人を探すしかねえだろ…髪型とか髪色は変わってしまうから分からないが、顔立ちならあんまり変わらないから分かるはずだろ。」
「随分普通に探すんだね?」
「それしかねえだろうが…で、うたはどんなやつがズキューンとキッスっぽいと思ってるんだ?」
「そうだなぁ…素敵な人!だってあんなにキラッキランランな人だもん♪」
「とりあえず、出発前にちょっとイラストを描いてみたんだよ。これを見ながら探そうぜ?」
俺はウエストポーチから2枚の紙を取り出す。その2枚にはそれぞれに俺が目で記憶したズキューンとキッスを描いている…自分で言うのもアレだが、俺はイラストには結構自信があるんだよな。
「上手…まさにこれだよ!キラキラな服にメイクはばっちりかっこいいんだよね。きっと変身する前からこういうオシャレな格好をしてるんじゃないかな?」
「蓮くんってこんなにもイラストが描けるの初めて知った…綺麗。」
「蓮先輩のイラストの上手さに心キュンキュンしてます!」
「蓮くん、このイラストいつ描いたの?上手すぎない!?どうしてこんなに画力あるの?」
「これは今日の寝起きに描いたんですよ。ズキューンとキッスを探す展開になるだろうと思って…あと、イラストに関しては独学で学びました。小さい時から芸術品とか色々研究してきましたから…正直、図工の授業は簡単すぎてイージーモードでしたね。」
「でも、一時期不登校だったじゃん?」
「うるせえよ、黒歴史を呼び起こすなっての!あんたもその原因の一部だと忘れんなよ?」
「それはごめんなさい…でも、蓮のイラストとか工作品とかはとても上手だったわね。流石は私の弟♪」
(いや、ニカ姉は芸術センスも皆無だろ…テレビの仕事でピカソの絵画を見てダサいとか失言したくせに。)
「心の中で何か言ったかしら?」
「いえ、何も…!」
俺はみんなから芸術センスの高さを褒められるもニカ姉からの褒め言葉に心の中でツッコミを入れ、それを読まれたのか睨まれてしまう…ニカ姉ってマジで芸能活動以外ポンコツだからな。それを指摘するとヒステリックを起こすものだから疲れる…
「それにしても、キュアズキューンのリボン…どこかで見覚えがある気がするけど気のせいかな?」
「ああ、俺もそんな気がしている。まるでプリルンの耳のようにも思えるんだがな…」
「プリルン?そんなまさか…プリルンがキュアズキューンの正体だと蓮先輩は言うんですか?」
「いや、そんなつもりは…」
「俺はキュアキッスに見覚えがある気がするヨイ。何となくだが蓮が最近仲良くしてる女に似てるような気がして…」
「へぇ…蓮が最近仲良くしてる女の子ねぇ。こんなにも私達のような可愛い女の子を独り占めしてるのに…罪な男。」
「ちげーよ!最近、黒髪のおさげ髪のめろんさんっていう美人な人を助けてから何気に会って話すようになっただけだって…ヨーヨイも余計なことを言うな!」
ヨーヨイがめろんさんの存在を出したことでニカ姉からからかわれるも俺は必死でめろんさんとの関係を誤魔化す。しかし、俺の心の中ではめろんさんが気になっているのだ…うた一筋でいたい自分もいるが、めろんさんのあの美貌を思い出すと穏やかでいられない。そんな人とキュアキッスが似ているのは前から気になっていたが、キッスの正体が彼女だとしたら辻褄が合う部分もあるんだよな…しかも声も話し方も似てるし。考えれば考えるだけで沼に嵌りそうだ。
「とりあえず、蓮くんの件は置いといてキュアズキューンの正体がプリルンの可能性もありそうだよね。それも踏まえて色々調べてみようよ。」
「ななちゃんの言う通り。可能性が出たらその方向で調べてみる…あと、そのめろんさんって人も調べないとね!」
「でも、流石にこういう感じな人は…」
「見つからないと思いますけど。」
「何を言ってるんだ!とにかくプリルンとめろんさんを探せば解決ってわけだ。さあ、気合いを入れて…「「「「いた〜!」」」」」…嘘だろ?」
ちょうどその時、ななとヨーヨイ以外のみんなが叫ぶ先を見るとそこにはキュアズキューンと同じ髪色をして同じ髪飾りをつけてド派手な衣装を着ている人の後ろ姿があった…まさか、プリルンが田中さんとか希望さんのように人間になった姿がこれなのだろうか?俺は案外めろんさんのお姉さんのような感じをイメージしてたのだが…
「ええっ、こんなことってあるの?」
「分からねえヨイ…とにかく声をかけてみるしか!」
「こんなところに特徴そのままの人がいるなんて…でも、プリルンはこんな姿じゃないよね?」
「分かんねえけど、アイツも田中さんや希望さんのように人間の姿を手に入れたんだ。しばらく様子を見よう…」
「あの人がズキューンなの?」
「「「「「「つむぐ(貴島)さん!?」」」」」」
すると、どこからともなくといった感じで貴島さんがひょこっと現れた。彼女もまた匂いを嗅いでここまで来たのだろうか?本当にこの人は神出鬼没だ。
「とにかく、話を聞かなきゃ!」
「貴島さん、待ってください!早まらないで!!」
俺は貴島さんを呼び止めようとするも彼女はもうとにかく猪突猛進でキュアズキューンの正体…プリルンであろう人物に迫る。まずい、このままだとキュアズキューンの正体どころかプリルンというかキラキランドの妖精の存在が明らかになってしまう!そうなるとピカリーネさんから何を言われるのか…想像もできやしない。
(くそっ、この場面は一体どうすれば良いんだ?プリルン(?)、頼むから何とか誤魔化してくれ!)
いかがでしたか?今回はネタを結構入れてきました。貴島つむぐさんに関しては経歴と双子の妹の存在と日常でやってることに中の人を練り込んでいて、あと途中の蓮視点のナレーションにボウケンジャーのネタを仕込んでいます。お気にづきになるかと思いますけどね…しかし、つむぐさんって本当に面白い記者だなと思いますよ。口癖がもうあの戦隊ですもん…しかもそのニチアサ同期が中の人の利冴ちゃんの妹の颯水ちゃんがキュアニャミーとして出てたわんぷり。わんぷりといいブンブンジャーといい昨年のニチアサはぶっ飛んでたなと思いましたね…でも、同年後半から同期になった仮面ライダーガヴもお菓子をモチーフにするというクレイジーさ。2024年のニチアサはぶっ飛んでたなぁという印象がありますね…
その中でキュアズキューンとキュアキッスの正体に迫るわけですが、まずはズキューンから。どうなることか…次回の後半でついに全てが明らかになりますのでお楽しみに!
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