色々と疲れた俺は異世界島に辿り着き、獣人ヒロインと出会う【怠けると強化!強力スキルで異世界競技チャレンジ!】 作:幸福野郎
(バトルイベントの開催前に……場外乱闘を行うことを許されている。ようするに、邪魔な相手をルール無用で消すこと可能! ……そっちの方が面白そうだからとか、とんでもない主催者だ……)
ロン達が胸に付けていたバッヂは、参加者であることを表すもの。
それはターゲットの証でもあった。
(つまりあいつ等、他の参加者を発見しようとしてた? 自分たちを餌に。この娘が現れたのは、参加者を消す為か!! 恐ろしい!!)
「わたくしはそんなことしません……ヨ?」
裂けた笑みに説得力はない! 圧倒的な威圧!
マサルはヒナから一歩分離れた。
(間違いなく闇討ちするタイプだ! その割には魔導具が目立ちまくっているが)
彼女が背負う双剣が、店舗の照明等によって怪しい光を放つ。
別次元を走る、半透明の魔導車がマサルの傍を横切る。
「わたくしは……島の最北にある、砂漠地帯の出身でして……ある人物を探しているのです……」
■ヒナの故郷では、無職の勇士が崇められていて■
■彼女は勇士に会うために、遥々イヤシノ地区まで来たという■
●■▲
「オッドイーブン! 連続当たりだー!!」
彼等が入った空間は、音と光が激しく乱れ飛ぶ場。
町の南にある、ゼニゼニタウンでも有数のカジノである。
(回る回る……ルーレット……ぐるぐる回る……)
騒がしい店内でチップを賭けるのは、資金稼ぎの為とギャンブルを楽しむ少女。
回転する赤いボールと30以上の数字。
懐に秘めた富と、己の幸運を秤にかけ、運命の輪を回転させる。
「……やりましたっ。たーのしいっ……!こんな娯楽っ! 故郷にはありませんでした……!」
(滅茶苦茶楽しんでるな……ヒナちゃん……。目が血走っていやがるっ)
背負っていた大剣は店に預け、ヒナはルーレットの結果に狂喜乱舞。
なぜマサル達がこんな場所にいるかというと。
(いろいろと今回のイベントに詳しそうだからな)
バトルイベントに参加する気はあるかないか……まだ迷っているマサルではあるが、一応話を聞いてみようと思ったので。
(遊びに付き合うという条件付きで、情報を貰えることになった)
「ふふふ……やりましたよぉ……。フフフふふ……」
「楽しそうですなぁ……」
「……いえっ。そんなことは……クライスさんは?」
「まあ、そこそこ」
天井のシャンデリアに照らされ輝く大量のチップを抱えたヒナと、並んで歩くマサル。
床に敷かれた細長い赤い絨毯の上を進んで、他のゲームの場所へと向かう。
枝分かれする絨毯が、彼等を導く。
「あんまり楽しめませんかね……?」
「いや、楽しいことは楽しいよ」
彼の言葉は本当だ。
「ま、騒がしいとこは好きじゃないってだけで」
「ほほう……クライスさんは噂に聞くインドア派ですか……! ふふ……またひとつ、知ることができました……」
「噂になってんのっ」
「はい……絶対的な防御を誇る、最強の人種だと……。実際のところ、どうなんですかね……? 防御力高め……?」
クライスのことを伺うヒナ。
その顔は間違いなく絶世の美少女と呼べるもので、クライスに限らず、男なら精神に少なからず影響を与えるだろう。
特にクライスに向ける彼女の瞳は、隠しきれない興味と好意が溢れている。
「がっぽがっぽ……!うはうはです……!」
「良かったなー。俺にも少し譲ってくれ……」
「良いですよ……!哀れなクライスさんに恵みを……」
「くっ、勝者の余裕か。割と毒舌だなっ」
「何よコレ! このスロットマシン! イカサマじゃないでしょうね!?」
「お客様、強く叩き過ぎです。失礼ですが……」
「えっ?えっ?えッ?」
「ああ~全然当たりません!!これではクライス様に顔向けが……!」
「ふふふ、お嬢さん!ここで引いたら駄目だぜ!限界まで行こうじゃないか!」
「そ、そうですかね?いやでも、これ以上は……ううん、でも……しかし……っ」
■周囲から聞こえるノイズに、反射的に耳を塞ぐマサル■
「なんだろう。なんだか取り返しのつかない事態が進行しているような」
「気のせいじゃないですかね……ふふ……」
気のせいではないことにマサルさんが気付くのは、十分後のこと。
■十分後……■
「なにやってんのおおおお!?」
既に地獄への扉は開かれた!
マサルさんは急降下!
●■▲
【楽しかったですよ……。次も楽しくなると……良いですね?】
■カジノを後にして、ヒナと別れた■
「楽しくか……」
夜の町に消えていった彼女。
マサルは彼女のことを思い返しながら。
「――油断ならないんだよ。お前」
その眼光を強めた。
(何度も俺の情報を引き出そうとしやがって……鬱陶しい。楽しんでいるふりして、首を狙っている獣)
彼は気付いていた。
ヒナの行いに。その裏にある真実に。
(こっちがイベントに参加すると分かるやいなや、積極的に探ってきたな)
なので彼はダミーの情報を混ぜたが。
(まあ、相手もそれは警戒しているだろうさ)
効果は疑わしいと思っている。
(……そのイベント、高価な財宝も貰えると聞く。売ればかなりの金になる筈……)
それでも、己の目的の前に立ちふさがるのなら。
大いなる目的――無職王になるのを、邪魔するというのなら。
「叩き潰すまでだ――」
【ざざざと、波の音が聞こえて来た】
「……」
夜空に浮かぶは三日月。
それをじっと見つめて、彼は莫大な富によって築かれる平穏を夢想し。
「ククク……」
「なにあんた一人で笑ってるのよ……」
「病院……」
「違うよっ何を勘違いしているっ」
一気にぶち壊し!
赤面する男の名前はクライス!
とんでもない気障さを発揮する者!
「んだよもうーッ。もうーっ」
「すねんじゃないわよー。あんた歳の割にガキよねー」
「うるさい。早く申請に行くぞっ。期限があるんだからっ」
本来の目的に向けて、彼等は再び南通りを歩き始めた。
「クライス様……」
「……」
サーシャの瞳が期待に染まっているのを見て、マサルの気持ちが大きく揺らぐ。
(俺……)
●■▲
「くそぉ……なんだってんだっ!今日はついてないな!」
愚痴を漏らしながら路地裏に入って来る男の影。巨体の者。
彼はちかくの壁をなぐって、自身のストレスを発散する。
「……まあ、三日後のイベントで勝利すれば……へへ」
戦いの時を待つ、戦士の一人。
【剛力獣】の異名で知られ、肉弾戦の強さならば、参加者の中でもトップに位置するだろう。
その攻撃力は【千】を突破している。
「おっ、あったあった俺の財布……」
落としてしまった財を回収する為、その強靭な腕を地面に伸ばした。
「ほ?」
■瞬間に・彼は参加者としての資格を失う■
倒れる獣。
消滅する、その巨体の傍には。
「フ・フ……」
妖しく笑う・闇に溶けた怪物。
そのまま怪物は、町へととけるように消えた。
町に消えた少女は、その中で剣を振る。
「……これで三十人……!」
背負った双剣が牙を剥くこと三十回。
それすなわち一撃必殺。
「ルール無用がわたくしの強み……ですものね……!」
闇で蠢く暗殺者は、容赦などなく、ただ静かに、邪魔者を排除していく。
「フフ……すごいちょろい……!」
ご機嫌な様子のヒナは、一時間前に出会った獲物のことを思い浮かべる。
「仕留めても良かったかしら……ネ」
何度も始末しようとはしたが、意外に隙が少なかった男・クライス。
「……でも、【無職の勇士】様の可能性があるし……」
彼には何かあると、彼女の勘が告げていた。
なにせずっと想い焦がれた存在だ。無職の勇士に対するセンサーは、かなり鋭い。
「ああ・ああ・ああ……勇士様を倒すなんて……!」
月を仰ぎながら、ヒナは息を震わせた。
「それもありかも……!」
「――容赦はしませんよ? クライスさん……」
狩りを済ませた少女は、己の拠点へと足を向け。
「……もうちょっとだけ遊ぼ……」
欲望に負け、方向転換。
「楽しい……楽しすぎるぅ……!脳とけちゃううううう……!」
破産へのカウントダウン開始!
●■▲
「……」
黙々と夜の通りを歩くマサル(両隣に美女)は、めずらしいほどの真剣顔。
まるでシリアスキャラのような佇まいに、ジャスミンは少し格好いいと思った。
■では、彼の奥底を見てみよう■
■ズームイン■
「――はは、わらうー」
■そこには、こたつに入って漫画を読む怠惰王の姿が■
■彼は、フィギュアが大量に置かれた畳の部屋にいた■
(スキル:スリープモード。肉体自動駆動)
■これぞ、彼が持つスキルの一つを使って生み出された■
■精神世界的な何かである■
「ははは」
■この世界は空間メイクが可能で■
■それによって、マサルは外出しながらの悠々自適な疑似引きこもり生活を可能にした■
「あー、最高スキルー」
●■▲
ゼニゼニタウンの中央に位置する、守護の会支部。
ロビーカウンター奥に置かれた、巨大な盾のオブジェが印象的な場所。
「こちらの書類に記入をお願いします……」
その受付では、守護者雇用の申請を行うことが出来る。
敷かれたタイルの床を進み、マサルは覚悟を決めた。
「……」
渡された用紙数枚に目を通し、マサルは右手に持ったボールペンを速やかに動かす。
周囲から聞こえてくる電話の着信音すら、碌に耳に入らない。
「もう後戻りはできないな……!」
最後の記入を済ませ、それを手にした。
「――承りました。【ドキドキ! ワクワク! ハラハラ!! ライバル皆殺し!! バトルロイヤル!!】の開催は三日後です!」
取ったのは盾ではなく・剣。
(サーシャちゃん……!)
彼が参加を決めた理由は……いくつかあった。
(渦巻く想いはあるが……勝つ――それだけだ)
結果が出なければ無駄というのは、彼にとっての芯の一つ。
「――あ! あなたが今回の雇い主様ですね? よろしくお願いします!」
「……」
受付カウンター前に立つマサルに声を掛けたのは、一四〇センチほどの少女。フリルが付いたスカートが可愛らしい。
彼女は、俺が自身の儀式場を守るために雇った守護者だ。
儀攻場保持者は儀攻戦を挑まれる可能性があり、試合に負ければそれを奪われる……なんて話は本当に面倒くさい。
これから定期的に試合があると思うとうんざりだ。
(色香の盾の一人……)
決してやましい気持ちで彼女を選んだわけではない。
公開された能力を元に、極めて合理的かつ冷静に理知的に考え思考を重ね、辿り着いた結論が彼女を起用するという結論に至らせた。
そう彼女ロリン・ネイドスちゃん15歳好物は飴玉で好きな動物は犬で、紫のミディアムヘアに飾られた二つのリボンが印象的な美少女を選んだのはそういうわけがッ。
以上が、マサルの脳内で広げられた言い分である――。
「……飴ちゃん食うかい?」
「え」
「やはり仕留めておくべきじゃない? 社会の為に」
「……」
その様子を眺めていた女性陣の胸中や如何に。
「……飴はいりませんが、これから精一杯頑張りますね! 雇い主さま!!」
「……」
すごい好意を持った瞳で見てくるロリンに、マサルは少しなんともいえない気持ちになった。
これから彼女と儀攻戦でチームを組んでやっていくわけだが、正直いろいろと考えて試合を進めていくのはめんどうだ。
……雇った守護者に、なにもかも丸投げしてもいいのだろうか? 家で寝ている間に勝手に試合終わらせてくれるのがベストなのだが、と。
●■▲
「――よし。やることは済ませた。宿に行こうぜ」
守護の会の支部から出て、彼等を迎える夜は深い。
(いい店は教えてもらったが……二人の監視があるからな、やめておくか……)
少しにやけた顔で歩くマサルを警戒している様子の女性陣を連れて、彼は宿へと向かった。
少し古ぼけた木造建築の宿。【止まり木の家】。
「三名様ですね。お部屋は【開運の場】となります」
女性の従業員に促され、マサル達は木の通路を奥へ。
「じゃあ、私たちはこちらで」
「ああ、また明日な」
男女で部屋は分かれ、マサルはベッドや箪笥等が置かれただけの簡素な部屋に入った。
「ここが開運の場……」
電気を点け、鍵をかけ、部屋を見渡すマサル。
「……」
真正面に怪しげな札が大量に貼られた大きな壺が見える。
「……」
右に視線を逃すと、おどろおどろしい気配を纏った鎧が置いてある。
「遊ぼ! あそぼ!」
狂ったように笑いながらカタカタと動くナイフを持った人形が左。
「チェンジ……しかも壁にひび入ってんじゃん」
うんざりと言った感じで、彼は緑のリュックを床に下ろした。
「あっちは……サーシャちゃんたちの部屋……」
こそこそと動いて様子を見るマサル。
「……くっ、見えないかっ」
というよりは、覗き見しようとする男。
「もうちょっと……もう少し……っ」
何が男をそこまで駆り立てるのか……彼は躍起になっていた。
一目だけでもサーシャの姿を見たいと、そんな感じかもしれない。
「はぁ……カジノには二度と行かないわ!」
「迷惑かけちゃったなぁ。クライス様すいませんんんっっ」
「声は聞こえてくるのに。くそぉ」
歯ぎしりしながら会話を聞くマサルは完全不審者。
まあ、声だけでも結構いやされる感じはある。
「それにしても、なんでそんなに拗ねてるのよ?」
「……え? すねてる?」
「分かるのよ。伊達に付き合い深くないんだからっ」
「……クライス様のことで、少しね」
(俺のこと?)
なんだろうと疑問が湧いた彼は、更に聞き耳を立てた。
「あー、もしかしてライバル心でも抱いた? あの女に」
「……すごいねジャスミン」
「図星ですかぁ……」
(し、嫉妬だって。まさかサーシャちゃん。俺のことを)
「恋愛感情なの?」
「……それは違うかなぁ……多分」
「違うのかよっ」
小声で突っ込むマサル君。
「……なんていうか、無職の勇士様を好きなファンとしてね」
「ああ~、私の方が好きなのに的な……」
「そうかもね。なんだか負けられないなって」
「なんであんな奴を崇めるのが二人も……まあ、あっちには教えてないから知らないけど」
(ライバル心ね。――もっとも、あいつの方は【謎】だが)
同じ興味でも、ファンとしてのものなのか、どうなのか。
(勇士であることは知らせない方が吉だな)
「なんであんなにイベント出て欲しいのよ?あいつに」
「……それは」
(そう俺はサーシャちゃんに後押しされた……)
マサルが参加したがっているような様子をみせるやいなや、積極的にそれを勧めて来た彼女。
【勇士様ならきっと勝利できます! きっと!】
「……私ね、勇士様の凄いところがもっと見たいの。そして、見せたいの」
「見せたい?誰に……」
「みんなによ」
サーシャの声が悲しく響く。
「ジャスミンも知ってるでしょう?【無職の勇士】がばかにされていること……」
「……大したことない扱いは受けてるわね。勇士たちの中で」
(え、そうなん……)
少ししょんぼり気味のマサル君。
「だから、そのイメージを払拭したいというか……」
「でも、皆に勇士であることは知らせない方針でしょう」
「うん、そうなんだよね。それでも勇士様が活躍するのは嬉しいなって」
「……」
いつの間にか聞き入っている彼。
「――だって、私の一番好きな勇士だもん」
焦がれるような声で、戦士クライスを想う。
「……はぁ」
既に客室の電気は消され、マサルはベッドに横たわっている。
(困った、困った……重荷を背負ってしまったか……)
どうにも眠れず悶々とした気持ちで、ぼんやりと天井を見て過ごす。
(俺、金が欲しかっただけ……なのか?)
定まらない感情を抑えるように目を閉じ。
「すきだらけです……ヨ?」
「!?」
あやしい色香をもつ声が、マサルの鼓膜をゆらした。
「しまっ!?」
「――声を出さないで……」
「!」
暗がりの中で動きを封じられるマサルと、寝ている彼を押さえつける暗殺者。
「……ッ」
「静かに・静かに……誤って、しまうかも……」
マサルの首元にはナイフがあった。
「あなたには何かがあると思っていますから……こうして……来ました……」
「……へえ?」
闇の中でマサルの視界に映る彼女の顔は、フードがないためにその美しさを明らかにしていた。
控えめに言っても超級の美人。異世界級の可憐さ。
(綺麗だ……)
肩程度はある髪がマサルの顔に掛かり、香水のような匂いが鼻孔を刺激する。
体中をかけめぐるような衝撃が走り、自然と彼の息が荒くなっていく。
(そしてなんか当たってるっ)
マサルの体に押し付けられる柔らかい感触。
弾力が伝わってきて、とても心中おだやかではいられない。
(おアアッ。なんだこの……ラノベとかにありそうな展開ッ。正直それ自体はうれしい、がッ)
削られていく彼の精神。
ここでマサルの友達の某カメなら、調子に乗ってとんでもない方向に暴走するだろう。
しかし、まだ理性は崩壊していない。
「こ、こんなこと……したら駄目だっ。よせっ」
「喋らないで……いいですよ……許せます……無職の勇士様なら……」
「な、なんだって」
「……その反応、やっぱりクライスさん……亡霊に取りつかれていますね……!」
空いた左手でマサルの顔を撫でるヒナ。
「なっ」
「この客室……にいる、とんでもない女好きの亡霊だとか……わたくし、スキルの恩恵でそういうのよくわかるんです」
「……ッ」
(ふざけるな。訴えるぞ。この宿……。いや、これはこの女のハッタリ? おれの動きをセンシティブな方向に誘導するための???)
ヒナの誘惑に乗ったら、正直ろくなことにならない気がする。
マサルはごくりと喉を鳴らした。
「……まあ、そっちは自分で……わたくしはあなたに。それにしても……いい匂い……じゃなくて……忠告があってきました……」
(忠告だってぇ?)
「大会に出る――【疾風の勇士】にご注意を……ネ」
■そう告げて■
■うるわしき少女は去っていった■
「……なんだったんだ?」
気配が去った室内で、変わらずベッドで横になっているマサル。
「……やわらかかった」
【触りたいなら構いませんよ……勇士様なら許します……】
「俺のジュニアが……まあ、男ならしかたない」
ある意味の至福の時を終えた彼は、ため息をつく。
最期の最後に、とんでもないことを言われてしまったからだ。
【異世界競技……混沌戦……楽しみにしていますわね。そのかわり……もし勇士様でなかったら……その証明が出来なかったら……その時は……ゆるしませんヨ?】
「……」
最後に見た笑顔を思い浮かべ、身震いした。
■平穏壊す乱れ・二つ追加■