其の暴君個性にあらず   作:Danamon

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雄英体育祭 -弍-

 

 

「……そして予選一位の禪院甚爾君!持ちポイント1000万!!」

 

 拝啓、クソ親父へ。なんでこんな学校に通わせたかったんだよ。

 

 

 

 

 

 第二種目の説明中にそのようなことを思ってしまった。どこぞのクイズ番組かよなどと思いながら、説明されたことについて考える。自分自身は馬鹿みたいに点数を持っている訳だからまず点数を取るということをしなくても済む。よって必然的に点数を守れる人を見つけないといけない。

 

「これより15分!チーム決めの交渉スタートよ!!」

 

 そうミッドナイトから告げられ上位の人たちが動き始めている。俺も轟あたりとかを誘ってみようかなとか思いながら足を進めていると緑谷が近寄ってきた。

 

「甚爾君ってもう騎馬決めてたりする?」

「いやまだ決めてねーけど。」

「じゃあ僕と麗日さんと一緒に組んでくれないかな?」

「まあ構わねぇが、俺的には轟あたりを誘いたい…ってなんか廚パ作ってねえかあそこ?」

 

 そう言って轟たちに目線を向けると、電気に想像、エンジンに氷とかいう面倒極まりないパーティを作っていた。

 

「飯田君取られたのはちょっと困るなぁ…どうしよう…」

「まあそんな無いもんねだってもしょうがないよ。他の余ってる人を探そ?甚爾君はなんかいい人いる?」

「じゃああそこに突っ立てる…常闇だったけ?を誘ってみるのはアリなんじゃねぇか?」

 

 緑谷にそう提案してみるとまるで人が変わったかのように何か言っていたがそのまま無視して歩いて行く。

 結果的には常闇を誘うことができた。そして緑谷が個性の制御で騎手になろうとしていたが、明らかに身長差がおかしいし足で使えばいいんじゃと言ったら、何やら高速詠唱をしてきたので叩いてそれを咎める。

 

『よーし!組み終わったなぁ!?準備はいいかなんて聞かねぇぞ!?さぁいくぜ!残虐バトルロイヤル!カウントダウン!』

 

 

『3ーーーー!』

『狙いはぁーー!」 

『2ーーーーー!』

「ただ、一つ!」

『1!』

 

 カウントダウンが終わり、皆が息を殺す。

 

「スタート!!」

 

 そして甚爾による蹂躙祭が始まった。

 

「しゃー!実質1000万の取り合いだー!!」

「さぁ選択しろ契約者!どうする!?」

「勿論、逃げの一t…『いやそれではダメだ。』っええ!?」

「まあ俺が戦いたいってのもあるが、俺らの機動力じゃあ戦闘は不可避だ。ほら、言ってる側から来たぞ。」

 

 そんな雑談をしながらも各々が戦闘体制になる。今のところ来ているのは三組ってところか。そう感じながらポッケにずっとしまっていたそれ…黒縄を取り出して、それを腕に巻く。

 

「おいおい!そんな暇があるのかぁ!!骨抜!」

「沈んでる…あの人の個性か?」

「あかん!抜けへん!」

 

 どうやらB組に拘束系の個性がいるらしい。このままでは足がとられて捕まってしまうだろう。

 

「牽制は俺がやる。緑谷、移動は任せたぞ。」

「わかった…卵が爆破しない…爆発しない…しない…」

 

 緑谷が何かまた唱えているがそれを無視して今は目の前にいる騎馬に目を配る。どうやら切島と同じ個性っぽいので結構楽であった。そして騎馬が距離を取り、体制を整えている時に仕掛けた。

 

「今だ緑谷!」

 

SMASH!!

 

 そう叫ぶと騎馬が飛んだ。無重力感に苛まれたがすぐにイヤホンが飛んできたのでそれを常闇が守る。

 

「できた…できたよみんな!!」

「すごいよデク君!」

「感極まってるところ悪いがまだ試合が終わった訳じゃねえぞ。」

 

 地上に着地する時に少しもたついたが、牽制手段が豊富であるためそこまで気にならないだろう。そのままガンガン戦って逃げる、『ガン逃げ戦法』でこの競技を乗り越えようとしていた。




騎馬戦の組み合わせは基本原作と同じで、青山のところに発目が入った感じです。
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