Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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10話 ビル街での大ジャンプ!VSライダー(後編)

冬木の街は深夜の静けさに包まれていた。

 

「さて、どうする?」(士郎)

 

衛宮くんが私を見ながら尋ねる。

 

「私たちは二手に分かれるわ」(凛)

 

私は腕を組んで答える。

 

「セイバーと一緒に巡回するのは衛宮くん。私は単独で行動する」(凛)

 

「……いいのか?」(士郎)

 

「そのほうが効率がいいのよ」(凛)

 

衛宮くんは少し不安そうな顔をしたが、すぐに納得したように頷いた。

 

「わかった。でも、無理はするなよ」(士郎)

 

「そっちこそ、無茶はしないことね」(凛)

 

「……ああ」(士郎)

 

こうして、私たちはそれぞれ別行動を開始した。

 

だが、その先にはとんでもない戦いが待ち受けていた──。

 

 

───────────

セイバーVSライダー!

─ ビル街の死闘!! ─

───────────

 

「シロウ、何者かの気配を感じます」(セイバー)

 

「……来るのか?」(士郎)

 

衛宮くんとセイバーが冬木市のビル街を歩いていると、突然、闇の中から紫の影が飛び出してきた。

 

不気味な微笑みを浮かべるライダーが、鎖のついた杭を構えて二人の前に立ちはだかる。

 

「お前は……ライダー!!」(セイバー)

 

「もう一度遊んであげましょう……」(ライダー)

 

──ピシャァァァァン!!

 

ライダーの手から鎖突きの杭が飛び出し、セイバーに向かって襲いかかる!!

 

「セイバー!!」(士郎)

 

セイバーはすかさず剣を構え、杭を弾き飛ばす。

 

──ガキィィィィン!!

 

「……やはり、貴方は厄介ね」(ライダー)

 

ライダーは軽く舌打ちをすると、すぐに宙を跳躍し、ビルの壁を蹴って一気に距離を取る。

 

「さあ、上まで来なさい?」(ライダー)

 

「追ってこられないのなら、ここでおしまいよ?」(ライダー)

 

「シロウはここで待っていてください」(セイバー)

 

セイバーが地面を蹴り、ビルの外壁を駆け上がる!

 

「セイバー!!」(士郎)

 

ビルの屋上までのセイバーVSライダーの全力疾走バトルが始まった。

 

二人のサーヴァントの速度は凄まじい、ビルを登りながら、互いの武器を繰り出し、その度に火花が散る!!

 

「受けなさい!」(ライダー)

 

「はぁぁぁぁぁぁ」(セイバー)

 

そして、ビルの屋上まで一気に跳躍、ビルの屋上でも戦いの火花は散り続ける。

 

ビルの屋上でライダーとセイバーの激しい戦闘が繰り広げられる。

 

──ズバァァァン!!

 

ライダーの杭がセイバーの剣と激突し、火花が散る。

 

だが、ライダーは余裕の笑みを浮かべていた。

 

「どうやら余興はここまでのようね」(ライダー)

 

「……?」(セイバー)

 

「私の 宝具 は強力ゆえ、使えばどうしても人目に付く。

けれど、ここなら覗き見される恐れは無いわ。」(ライダー)

 

ライダーは再び首を刺し、血の魔法陣を出現させる!

血の魔法陣から白銀のペガサスが降臨する!!

 

──ピシャァァァァァァン!!

 

「この仔は優しすぎて戦いには向いていない。

だからこんな物でも使わないと、その気になってくれないのよ!」(ライダー)

 

ライダーは優雅にペガサスに飛び乗ると、セイバーを鋭く睨みつけた。

 

セイバーは迎撃しつつ、隙を見て反撃しようとする、マスターをかばいながらでなければ……戦える!

 

「セイバー!」(士郎)

 

その時、衛宮士郎がこの場に到着してしまう。

 

「シロウ!なぜ!!」(セイバー)

 

ここに彼女の主さえ現れなければ………

だがセイバーは覚悟を決めて宝具、エクスカリバーを解放しようとしたその瞬間──

 

──ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

ビルの上空に、謎の轟音が響く。

 

「えっ?」(ライダー)

 

ライダーが振り向いた瞬間、何かが空から降ってきた。

 

──いや、人間がジャンプして落ちてきた。

 

「遠坂ァァァァァァァァ!!?」(士郎)

 

「おまえ人間じゃないだろぉぉぉぉぉぉ!!」(士郎)

 

「いっくわよぉぉぉぉ!!」(凛)

 

凛、空から降臨──

 

 

私は両腕を交差しながら、ものすごい勢いでビルの屋上に着地した。

 

──ドゴォォォォォォォン!!

 

屋上に衝撃波が広がり、ライダーが空中でよろめく。

 

「……なっ!?」(ライダー)

 

「待たせたわね!!」(凛)

 

「待ってない!!」(士郎)

 

 

最終決戦! "騎英の手綱" VS 天将奔烈!!

 

ライダーは吹き飛ばされながらも、空中でペガサスを操って体勢を立て直し、冷静に凛を睨んだ。

 

「……あなたを仕留めます!」(ライダー)

 

「ふん、来なさい」(凛)

 

私は静かに構える。

 

「決めるのは(こぶし)だ」(脳内ケンシロウ)

 

「お前はちょっと黙ってて!!」(凛)

 

ライダーはペガサスと共に疾風のごとく突撃してくる!!

 

その瞬間、凛は拳を静かに握りしめた。

 

「……ならば、見せてあげる」(凛)

 

「何を!?」(ライダー)

 

「"北斗神拳"の真髄よ!!」(凛)

 

ズズズズズ……!!

 

夜空を貫くように、凛の体から今までで最大の闘気が溢れ出した。

 

ビル全体が震えるほどの圧倒的な闘気!!

 

「な、なんだよこれ!? なんで地震みたいになってんだよぉぉぉ!!」(慎二)

 

慎二は驚いて叫ぶ、魔術師だと思っていた凛の豹変を信じられないようだ。

 

「……(こぶし)は全てを凌駕する」(脳内ケンシロウ)

 

「ここで決めるわよ……ライダー!!」(凛)

 

「天将奔烈!!」(凛)

 

ズガァァァァァァァァァン!!

 

凛の拳から巨大な闘気がペガサスに向かって放たれる!!

 

空中でペガサスが粉砕され、ライダーの体が閃光の渦に飲み込まれる!!

 

 

「騎英の手綱─ベルレフォー・・・ンうわらばぁぁぁぁぁぁ!!」(ライダー)

 

「ええええええええええええ!!」(慎二)

 

ライダーの体は砕け、光の粒となって完全に消滅。

 

慎二はその光景を見て、しばらく呆然としていた。

 

「……ライダー……僕のライダーが……」(慎二)

 

慎二は泣きながら、屋上から全速力で逃げ出した。

 

「ウワァァァァァァァ!!」(慎二)

 

慎二は必死にビルの非常階段をダッシュで駆け下りる。

 

「もう嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!」(慎二)

 

──だが、その背後から。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

「……あなた、逃げられるとでも思った?」(凛)

 

「え?」(慎二)

 

──ズバァァァァァァァァァァン!!

 

空を裂くような轟音と共に、 凛が慎二の背後に瞬間移動していた。

 

「お前、人間じゃないだろおおおおおお!!」(慎二)

 

「フフ……私はただの魔術師よ?」(凛)

 

「嘘つけぇぇぇぇぇ!!」(慎二)

 

慎二は全力で走る。

 

ガンダッシュ!!

 

だが、次の瞬間──

 

「秘孔は見えたわ!!」(凛)

 

「秘孔戦癰(せんよう)!!」(凛)

 

私は慎二の背中を突いた!!

 

「ウワァァァァァァァ!!?」(慎二)

 

悲鳴を上げる慎二。

──慎二の体が硬直。

 

「うっ……!? 体が……動かない……!!?」(慎二)

 

「フフ……あなたはもう、逃げられない!!」(凛)

 

(こぶし)とは、逃亡を許さぬもの……」(脳内ケンシロウ)

 

「うるさい!!」(凛)

 

慎二は全身をビクビクと痙攣させながら、必死に抗う。

 

「こ、こんなの……魔術じゃない……!!」(慎二)

 

慎二は涙目になりながら、懇願する。

 

「た、助けてくれぇぇぇぇ!!」(慎二)

 

「ふふ……"助ける"?」(凛)

 

凛は不敵に笑いながら、慎二の顔を見下ろした。

 

「助けるわよ?」(凛)

 

「ほ、本当か!?」(慎二)

 

「ええ。"あなたはもう助かっている"……」(凛)

 

士郎がやっと私に追いついてくる。

 

「遠坂、コイツどうする?慎二は放っておけない」(士郎)

 

「行きたくないけどしょうがないわ、冬木教会に連れていきましょう」(凛)

 

──ドゴォォォォン!!

 

私は慎二の首に手刀を入れ、一撃で気絶させた。

 

(こぶし)とは、意識すらも支配するもの……」(脳内ケンシロウ)

 

「もう黙ってて!!」(凛)

 

慎二を軽々と肩に担ぎ、そのまま冬木教会へ向かう。

 

士郎が若干引いた表情で私を見ているが……まぁ、気にしない。

 

「慎二、大丈夫か?」(士郎)

 

「気絶してるけど大丈夫よ。むしろ静かで助かるわ」(凛)

 

「いや、それどうなんだ……」(士郎)

 

こうして、私は慎二を片手で軽々と担ぐと冬木教会へと向かった。

 

「慎二の運命? それは……言峰次第よ。」(凛)

 

「運命とは、(こぶし)で切り開くもの……」(脳内ケンシロウ)

 

「慎二の運命は(こぶし)が導く」(脳内ケンシロウ)

 

「お前が一番黙れぇぇぇぇ!!」(凛)




次回!

「再び始まる北斗神拳講座!」
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