Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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ついに黄金のサーヴァントが降臨
セイバーに剣を捨てることを迫るギルガメッシュ
原作とは違い、セイバーは剣を捨てる決意しているのです



22話 剣を捨てるセイバーVSギルガメッシュ(前編)

冬木の街──北斗の宿命と英雄王──

衛宮邸・離れ─絶望の凛、自宅待機──

 

朝食を終えた私は、そのまま布団に倒れ込んだ。

 

──もう、何もする気が起きない。

 

「もう無理……こんなの、私の人生じゃない……」(凛)

 

聖杯戦争の前まで私は優秀な魔術師だった。

常に余裕を持って優雅たれを家訓としてきた。

 

それが今や "北斗神拳史上最強の伝承者”とか言われている。

何この人生の方向転換。急カーブどころかもはや180度ターン。

 

私は北斗神拳なんて知らなかった。

なのに、気づけばツッコミを極めすぎて "進化”し、

気づけば "北斗神拳史上最強”に至ろうとしていた。

 

こんなの 理不尽すぎる!!

 

「凛、お前はもう運命を受け入れるべきだ」(脳内ケンシロウ)

 

「黙れぇぇぇぇぇ!!」(凛)

 

もう……何も考えたくない。

私は布団をかぶり、 自宅待機を決め込んだ。

 

 

衛宮邸・離れの庭──

──士郎、セイバー、イリヤ──

 

「……さて、遠坂がもう動きたくないって言ってるし、俺たちで出かけるか」(士郎)

 

「うん、リンは今のところ何もしたくないみたいだから、置いて行きましょう」(イリヤ)

 

「ですが、凛が戦線を離脱するのは痛手です。戦力的にも、指揮官としても」(セイバー)

 

「まあ、気持ちはわかるけどな。昨日のあれ、"遠坂自体が聖遺物だった”はさすがに衝撃が大きすぎる」(士郎)

 

「しかし、凛の成長は驚異的です。戦うたびに何倍にも進化している……」(セイバー)

 

「戦闘のたびに何倍にも進化……って凄いな!」(士郎)

 

「秘孔と闘気を極めた者は、成長を限界なく繰り返すことが可能なのですね。私も北斗神拳を知っていればブリテンの崩壊は必ず防げていたと改めて思います」(セイバー)

 

「リンって……どこまで強くなるのかしら?」(イリヤ)

 

「もはや、英霊の域を超えつつあります」(セイバー)

 

「英霊を超えるって、全てのサーヴァントを超えるってことだろ!!」(士郎)

 

「けれど、それだけの力を手にしたなら、もはや恐れるものはありませんね」(セイバー)

 

「遠坂がこのまま成長したら、魔術協会と聖堂教会が黙っていないんじゃないか」(士郎)

 

「でも、凛がその気になれば、両方まとめて一撃で終わります」(セイバー)

 

「大丈夫よ、私が魔術協会と聖堂教会両方まとめて圧勝できるって言ったの覚えてる?」(イリヤ)

 

こうして、 3人だけの外出が決まった。

 

 

──冬木の街──

──凛の成長と北斗神拳の真髄──

 

「で、今日は何をするんだ?」(士郎)

 

「街の巡回のついでに、リンの成長について考察するわよ」(イリヤ)

 

「なぜここまで成長してしまったのか……その理由を分析するべきでしょう」(セイバー)

 

「……正直、昨日の教会でのツッコミが原因だと思う」(士郎)

 

「ええ、それは間違いありません」(セイバー)

 

「リンは論理的な話が好きなはずなのに、昨日の言峰の説明は論理的でありながらも、彼女は何故か否定してツッコミするのよね」(イリヤ)

 

「言峰の講義が論理的すぎて、逆に遠坂はツッコミを止めることができなかった」(士郎)

 

「そして、極限までツッコミを繰り返した結果……」(セイバー)

 

「力が極まった、と?」(士郎)

 

「その通りです」(セイバー)

 

「逆かもしれない、遠坂は強くなるために論理的な話にあえてツッコんでいるんだよ!!」(士郎)

 

「実際に強くなっているのだから、事実として受け入れるしかないわね」(イリヤ)

 

「そうですね。おそらく、闘気の制御と秘孔の技術が極限に達し、ツッコミを入れるたびに戦闘力が上昇しているのを彼女も知っているのでしょう」(セイバー)

 

「ツッコミが……戦闘技術?」(士郎)

 

「ええ。ツッコミは北斗神拳の"新たな可能性"と言っても過言ではありません」(セイバー)

 

「そうだな!!セイバーも北斗神拳を目指す以上ツッコミは避けて通れないかもしれないな!!」(士郎)

 

「そうです、シロウ、私も凛のツッコミを学ぶ必要があります」(セイバー)

 

 

冬木大橋──英雄王、来襲

──不吉な気配がした。

 

そして、それは一瞬後に 現実となった。

 

「おい、雑種ども」

 

黄金の甲冑を纏った男が、橋の上に悠然と立っている。

 

「お前たちは、いつからこの英雄王の許しなく、冬木の地を歩いていいと錯覚していた?」(ギルガメッシュ)

 

士郎の表情が険しくなる。

 

「誰だあいつは……!」(士郎)

 

「アーチャー!なぜあなたがここにいる」(セイバー)

 

「知れたことよ、我は前回の聖杯戦争で受肉し、この世に留まったのだ」(ギルガメッシュ)

 

「そんなことが可能なのか!?」(セイバー)

 

「フン、他の雑種と一緒にするな、我は王の中の王、英雄王ギルガメッシュだ!」(ギルガメッシュ)

 

「ギルガメッシュ、それがあなたの真命なのか! シロウ、下がってください。これは私の戦いです」(セイバー)

 

「ふん、貴様ら、まさか我を倒せるとでも思っているのか?」(ギルガメッシュ)

 

「セイバー……!」(士郎)

 

セイバーが前に出ると、ギルガメッシュは 余裕たっぷりに微笑んだ。

 

ギルガメッシュは ニヤリと笑いながら、信じられない言葉を放った。

 

「ならば、剣を捨てて我が妻となれ。さすれば、貴様を特別に王妃として迎えてやろう」(ギルガメッシュ)

 

 

一瞬の沈黙。

 

……そして、次の瞬間。

 

「……剣は捨てる」(セイバー)

 

 

「ほう?」(ギルガメッシュ)

 

「だが、私は(こぶし)に生きる」(セイバー)

 

「は???」(ギルガメッシュ)

 

 

英雄王の顔が 「は?」 という表情で固まった。

 

「なにを言っている貴様」(ギルガメッシュ)

 

「私は剣を捨てる覚悟は決めた!しかし、私は(こぶし)を学ぶ」(セイバー)

 

「おい、待て。剣を捨てるのはいいが、なぜ拳???」(ギルガメッシュ)

 

ギルガメッシュの表情が「理解不能」 という色を浮かべる。

セイバーの宣言が、あまりにも彼の常識を超えていたのだ。

 

「何がおかしい? 私は真剣だ」(セイバー)

 

「何を言っている、貴様……? 拳に生きるとは、どういうことだ……?!」(ギルガメッシュ)

 

「言葉のままの意味だ。私は今まで剣で戦ってきた。

しかし、それが間違いだったと気づいたのだ!

私はこれより剣ではなく、(こぶし)を、北斗神拳伝承者を目指す!」(セイバー)

 

「待て待て待て待て待て!!」(ギルガメッシュ)

 

ギルガメッシュが 全力でツッコむ。

 

「何故貴様は急に(こぶし)に生きようとする!? 北斗神拳とはなんだ!? 何があった!?」(ギルガメッシュ)

 

「ギルガメッシュ、あなたは知らない、北斗神拳は英霊を超える最強の拳法だ。拳を極めし者に剣も宝具も必要ない」(セイバー)

 

「意味がわからん、セイバー、お前は何を言っている!?」(ギルガメッシュ)

 

「……セイバー、本当に(こぶし)で戦うのか?」(士郎)

 

セイバーは拳を握りしめ、苦しげに言う。

 

「……シロウ、私はまだ(こぶし)を極めていません。今は間違った方法でも、剣で戦うしかありません」(セイバー)

 

「何を言い出す!? 貴様の"間違った方法"がすでに(こぶし)なのだが!!」(ギルガメッシュ)

 

「セイバー……!」(士郎)

 

(こぶし)を極めるには時間が必要です。しかし、今は戦わなければなりません」(セイバー)

 

「……分かった。でも、無理はするなよ」(士郎)

 

セイバーは静かに頷き、剣を構えた。

 

 

「セイバー!剣を捨てるとは…それで王道を語るつもりか、愚か者よ!!」(ギルガメッシュ)

 

「私の目指すのは王道ではない、私は(こぶし)の道を目指す!アルトリアはこれより北斗神拳継承者を目指すのだ!」(セイバー)

 

「そういうことだ!ギルガメッシュ!私が拳を目指す以上、貴様の申し出に応じるつもりはない」(セイバー)

 

「くくく……ならば我が王のあり方を教えてやろう……」(ギルガメッシュ)

 

ギルガメッシュの 口元が、歪んだ笑みを形作る。

そして、彼は腕を軽く上げた。

 

「我が妻となる者はまず痛みを持って知るべきなのだからな」(ギルガメッシュ)

 

「来い、英雄王」(セイバー)

 

 

──その瞬間、戦いが始まった。

 

王の財宝、解放──ゲート・オブ・バビロン

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

空間が 裂けた。

 

それはまるで、 異次元が現実を侵食するかのように。

空間に裂け目が浮かび、次々と扉を開いていく。

扉の向こうに見えるのは 数えきれぬほどの宝具。

 

槍、大剣、斧、双剣、短剣、槍……。

すべてが 最高級の宝具 であり、決して避けられぬ死の奔流。

 

「見せてやろう。我が無尽蔵の財の力を!!」(ギルガメッシュ)

「"ゲート・オブ・バビロン"」(ギルガメッシュ)

 

「……!」(セイバー)

 

ギルガメッシュは 一歩も動かず 、ただ笑みを浮かべながら、 指を軽く弾いた。

 

──ドドドドドドドドドドド!!

 

無数の宝具が弾丸のようにセイバーに殺到する!!

 

「っ……!!」(セイバー)

 

セイバーは、疾る。

 

光の矢のように、足元を蹴り、刃を抜き放つ。

 

──剣技の極致。

 

──風王結界(インビジブル・エア)

 

見えぬ剣が、光の弾丸を 次々と弾く。

すべての一撃を紙一重で見切り、斬り払う。

 

しかし、それすらも限界がある。

 

「はああああっ!!」(セイバー)

 

ドガァァァァン!!

 

飛び交う宝具の波を受けながらも、セイバーは突き進む。

 

「この程度か!!」(ギルガメッシュ)

 

「まだだ……!」(セイバー)

 

彼女は踏み込み、剣を振るった。

 

「ふっ……つまらぬ」(ギルガメッシュ)

 

その刹那、新たな扉が開く。

 

──ギルガメッシュは まだ本気を出していなかった。

 

「そろそろ、終いとするか」(ギルガメッシュ)

 

空間の歪みが、さらに拡大する。

まるで この世界そのものが、英雄王の一部と化したかのように。

 

そして、それは現れた。

剣と言えない筒状の何かがギルガメッシュの手に握られていた。

 

「我が最強の宝具、見せてやる」(ギルガメッシュ)

 

「……!」(セイバー)

 

彼の手に握られたのは、

天と地を裂く、神造兵器──乖離剣エア!

 

「"エヌマ・エリシュ"!!」(ギルガメッシュ)

 

天が割れ、地が震え、空間そのものがねじれる。

 

──これこそが、世界を分かつ力。

 

「来い、英雄王!!」(セイバー)

 

セイバーも、剣を構える。

 

「風よ!!」(セイバー)

 

──風王結界を解除する。

 

──聖剣を解放する。

 

──光が溢れ出す。

 

「"約束された勝利の剣(エクスカリバー)"!!」(セイバー)

 

──閃光と膨大な魔力が、激突する。

 

「おおおおおおお!!」(セイバー)

 

「フハハハハハハ!!」(ギルガメッシュ)

 

ドゴォォォォォォォォン!!

 

冬木の空が 裂けた。

風が吹き荒れ、空間が揺れ、あらゆるものが砕け散る。

 

しかし──

 

"エヌマ・エリシュ"が、"エクスカリバー"を押し切った。

 

「ぐっ……!!」(セイバー)

 

光の奔流が 彼女を飲み込む。

セイバーの身体が 吹き飛び、地に倒れる。

 

「フハハハハハハ!!」(ギルガメッシュ)

 

──英雄王の勝利は、決した。

 

「くだらん。聖剣ごときが、我に勝てるはずもなかろう。

ましてや拳に生きるだと、拳法など雑種のじゃれ合いよ」(ギルガメッシュ)

 

冬木大橋の上、 騎士王は沈黙した。

 

そして、夜は静かに幕を閉じようとしていた。

 

ギルガメッシュが 誇らしげに笑い、吹き飛ばされたセイバーを見下ろしていた。

 

橋の上に横たわるセイバーの剣は、もはや輝きを失い、その手から零れ落ちそうになっていた。

 

「セイバー!!」(士郎)

 

「おっと、雑種。貴様に何ができる?」(ギルガメッシュ)

 

 

ギルガメッシュが倒れ伏したセイバーに悠然と近づいた——その瞬間!

 

ババババババババババババババババ!!

 

〝無数のセイバーの拳が見えた〟(ような気がした)

 

「なっ……!? くだらん幻覚か!」(ギルガメッシュ)

 

思わず飛び退くギルガメッシュ!しかし、なぜか鎧の表面に無数の拳の跡が……!

 

「貴様が見たのはセイバーの闘気、オーラだ……」(脳内ケンシロウ)

 

「セイバーは王の選定に悩み、召喚前から深き哀しみを背負っていた……。

貴様はセイバーに触れることすら出来ぬのだ!」(脳内ケンシロウ)

 

ギルガメッシュの脳内に、ケンシロウの低く響く声が木霊する!

 

「ふざけるな! そんな概念、我の知る聖杯戦争には存在せんぞ!!」(ギルガメッシュ)

 

 

その瞬間――爆発的な闘気、圧力を全員が感じ取る

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………!!

 

「また遠坂ァァァァァァl!!なんで毎回空から登場するんだ!!」(士郎)

 

次回!!──英雄王 vs 北斗神拳最強の継承者。




跳躍力は明らかにケンシロウやラオウを超えている凛
その強さは戦闘やツッコミをする度に高まっていく

果たしてどれだけ強くなるのか、作者にも全く分からない
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