Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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29話 柳洞寺決戦! VSラオウ (前編)

柳洞寺の山門で運命の戦いが行われようとしていた!

ラオウは原作通りお決まりのセリフを言う!

 

「北斗七星の横にある星を貴様は見たことがあるか!?」(ラオウ)

 

「は??」(凛)

 

「そうか、見たのか」(ラオウ)

 

「人の話を聞けぇぇぇぇぇぇぇ!!」(凛)

 

「貴様が見たものは死兆星!どうやら貴様は俺と戦う運命にあったらしい!」(ラオウ)

 

「だから宝石よ! 私の専門は宝石魔術であって、夜空の星じゃないのよ!!」(凛)

 

「ならば見えているのだ!」(ラオウ)

 

「いやだから宝石!! 何であんたは勝手に都合のいい方向に話を進めるのよ!!」(凛)

 

「死兆星とは、北斗七星の横に光る星。その星が見える者にはその年の内に死が訪れると伝えられている…」(脳内ケンシロウ)

 

「解説の癖が強いわよ!! ていうか、今この戦場で誰が悠長に星なんて見上げるのよ!!」

 

「うぬは俺と戦い死ぬ運命なのだ……!!」(ラオウ)

 

「私、今めちゃくちゃ元気よ!!」(凛)

 

「では地獄へいくがよい!!」(ラオウ)

 

── ドォォォォン!!

 

ラオウの拳が地を砕き、爆風で凛のスカートが危険な角度に!!

地面に拳が炸裂!! 石畳が吹き飛び、爆風が凛のスカートを揺らす!!

 

「スカートに配慮してくれない!? っていうか視線を逸らしなさい士郎ォォォォォ!!」(凛)

 

「いや、見てねえよ!!(チラッ)」(士郎)

 

「シロウなら私が抑えます。心配しないでください!」(セイバー)

 

柳洞寺の石段が闘気に包まれ、北斗最強のツッコミと拳王の戦いが、今始まる!!

 

 

北斗最強の女 VS 世紀末覇者拳王

 

ドォォォォォンッ!!

ラオウの拳が地面を砕き、衝撃で周囲の石畳が爆散!!

地面がえぐれ、巨大なクレーターが生まれる!!

 

「うぬの北斗最強の拳、試させてもらう!!」(ラオウ)

 

「試すなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

「えっ!? なんか闘気上がったんだけど!!?」

 

「フッ……凛、お前の拳は"ツッコむ度に"闘気が上がるのだ……それこそが、お前の拳の本質!!」(脳内ケンシロウ)

 

「ちょっと待って!? 誰がそんな本質持てって言ったのよぉぉぉぉ!!」(凛)

 

「それは運命!! ツッコミの拳は理不尽を撃ち抜く拳!!」(脳内ケンシロウ)

 

「運命って言えば納得すると思ったら大間違いよ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

「その甘い性格でよくぞ今日まで生きのびてきた!!それだけはほめてやろう!!」(ラオウ)

 

「褒めてるように見せて追い詰めるな!!」(凛)

 

バゴォォォン!!

ラオウの拳が唸り、凛の目の前に迫る!!

凛はとっさに飛び退いて攻撃を回避する!!

 

「この拳王の剛拳!!いつまでかわしきれるか?」(ラオウ)

 

「かわしてみせるわよ!!私は名門魔術師なの!!」

 

「魔術は情、剛は殺!!うぬはなぜ非情の剛の拳を学ばなかった?」(ラオウ)

 

「そんなの無理に決まってるでしょ!? 私は魔術師であって筋肉の塊じゃないのよ!!」

 

「凛、己の拳を信じるのだ……」(脳内ケンシロウ)

 

「私は拳を信じるつもりなんてないの!!」(凛)

 

「お前はすでに、ツッコミの拳最強伝承者だ……」(脳内ケンシロウ)

 

「誰がそんな伝承を受け継いだのよ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

ツッコむたびに上がる闘気!!

凛の意図とは裏腹に、"ツッコミの拳"がどんどん強くなっていく!!

 

「フッ……"ツッコミの拳"とは……心の奥底に秘めたる"理不尽への怒り"を、拳に昇華することで成し遂げられる、究極の境地……」(脳内ケンシロウ)

 

「やめろぉぉぉ!! そうやって哲学的に語るなぁぁぁぁ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

北斗百裂拳 VS 北斗剛掌波!!

 

「この地を北斗神拳2000年終焉の地としてくれるわ~!!」(ラオウ)

 

「いらないわよそんな地名!!」(凛)

 

ツッコミをよそにラオウは攻撃してくる!

 

「塵と砕けよ!!ケンシロウ!!」(ラオウ)

 

「私は遠坂凛よ!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

「行くわよ!── 北斗百裂拳!!」

「あたたたたたたたたたたたたたた!!」(凛)

 

凛の拳が 凄まじい速度 でラオウに迫る!!

 

── バババババババババババババ!!

 

しかし…

 

「受けてみよ!!」(ラオウ)

 

ラオウが構えた!!

 

「北斗剛掌波!!」(ラオウ)

 

── ドゴォォォォォォォォン!!

 

ラオウの闘気が炸裂し、凛を百裂拳ごと吹き飛ばす!!

 

「なによそれぇぇぇぇ!! 技をかぶせるんじゃないわよぉぉぉ!!」(凛)

 

凛の身体が吹き飛ばされ、寺の門に激突する!!

 

「なぁぁぁんでぇぇぇぇぇぇ!!」(凛)

 

凛が崩れた門の瓦礫の中から這い出てきたが、頭に瓦礫が乗ったままだ。

瓦礫を振り払うが、見事に髪が逆立ち、全体が爆発したような姿になっている。

 

「リン……カッコよかったのに……まさかの反撃ね!!」(イリヤ)

 

「フォローになってないわよぉぉぉ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!! また闘気が上がってるぅぅぅ!!」(凛)

 

「フッ……闘気とはツッコミの覚醒……それは拳の極意……」(脳内ケンシロウ)

 

「そんな極意ないわよぉぉぉ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

「凛!どんどん強くなっています……」(セイバー)

 

「だからそれが嫌なのよぉぉぉぉ!!」(凛)

 

 

天将奔烈 VS 天将奔烈!?

 

ラオウが両手を掲げ、圧倒的な闘気を放つ!!

 

「ツッコミの拳など微に砕いてやるわ!!

受けてみい!! このラオウ無敵の拳!!

天将奔烈を!!」(ラオウ)

 

ドゴォォォォォォォォン!!

 

「ちょっ……でっかぁぁぁぁぁぁ!!」(凛)

 

── 凛、焦る!!

 

「闘気が迫ってくる!!やるしかないぃぃぃぃぃ!!

こっちも行くわ!!この遠坂凛不敗の拳!!── 天将奔烈ッッッ!!」(凛)

 

天将奔烈 VS 天将奔烈!!

二つの天将奔烈がぶつかり合い、爆風が巻き起こる!!

 

ドォォォォォォォォン!!

 

「ふっ……凛、お前はすでに"ツッコミの拳の奥義"を会得している……」(脳内ケンシロウ)

 

「やめて! 勝手に会得させないでぇぇぇぇ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

ツッコんだ瞬間、 更なる闘気の爆発!!

 

ラオウは 一歩下がり、拳を握りしめる。

 

「うぬのツッコミの闘気、なかなかのものだ……だが所詮は拳王には及ばぬ!!」(ラオウ)

 

「もうぶん殴って全部解決よ!!」(凛)

 

「フッ……ツッコミは深淵、永遠に続く力……」(脳内ケンシロウ)

 

「今すぐ止めろぉぉぉ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

ツッコんだ瞬間、さらなる闘気の大爆発!!

 

「昔のラオウだったら倒せていたものを!!」(脳内ケンシロウ)

 

「貴様の拳ではこのラオウには届かぬわ!」(ラオウ)

 

「お前ら何言ってるの!?意味不明よ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

拳王 VS ツッコミの拳、終わらぬ激闘!!

 

「この目をえぐれ!この腕を砕け!されど貴様には死あるのみ!」(ラオウ)

 

「速く終われぇぇえ!!」(凛)

 

凛とラオウが両者同時に拳を突き出す!

ラオウの巨大な拳が凛に迫る!

 

「ぬん!」(ラオウ)

「あたぁ!」(凛)

 

二人の拳が正面からぶつかる!!

凛の小さな拳とラオウの巨大な拳がぶつかり合う!!

 

ドゴォォォォォォォォン!!

 

拳のぶつかり合いで空間が揺れる!

しかし、拳と拳のぶつかり合いで吹き飛ばされたのはラオウだった!!

 

ラオウの拳から血が流れる!

それに対して、凛の拳は無傷だった!

 

「なにぃぃぃ……!?」(ラオウ)

 

「なんでこっちは無傷なの!? これって私が勝ってる流れなの!??」

 

ラオウは階段へと叩きつけられ、口元から鮮血が流れる……!!

 

「ば、馬鹿な……!この俺がここまでのツッコミを受けることになるとは……!!」(ラオウ)

 

「小柄ながら強くなったな……ケンシロウ!」(ラオウ)

 

「ケンシロウじゃないって!何でそんなに私を買い被るの!?」

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!! もう闘気上がらなくていいのよぉぉぉ!!」(凛)

 

「凛、ツッコミが鍛えられるのは当然だ。強くなるためには、魂の込もったツッコミが必要なのだ」(脳内ケンシロウ)

 

「意味がわからない!! ツッコミは鍛えるものじゃないのよぉぉぉ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

ツッコんだ瞬間、またしても 凛の闘気が爆発的に上昇!!

 

「おい、遠坂……今のでさらに強くなったぞ」(士郎)

 

「凛、ツッコミのインパクトがさらに強化されています……」(セイバー)

 

「もうリン、ツッコミで世界取れるんじゃない?」(イリヤ)

 

「そんな世界いらないわよぉぉぉぉぉぉ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

「遠阪……もしかしてツッコミの拳、無限の力があるんじゃないか?」(士郎)

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!! こんな戦い方、絶対認めないぃぃぃ!!」

 

「フッ……ツッコむ拳は止まらぬ……拳の極限は無限なり……」(脳内ケンシロウ)

 

「止まってえぇぇぇぇぇぇぇ!!」(凛)

 

「凛……拳に生きる者として、これは避けられぬ運命……」(脳内ケンシロウ)

 

「そんな運命今すぐ全力でキャンセルするぅぅぅぅ!!」(凛)

 

── ゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

ツッコミの果てに訪れる哀しみ

 

ラオウの拳が地を裂く!!

凛は拳を撃ち合いながらも、心が重くなっているのを自覚していた。

 

(おかしい……ツッコミの度に強くなるはずなのに……)(凛)

 

体は絶好調だが、精神的疲労が限界に達していた。

ツッコミを続けた代償…… 凛の心は擦り切れ、限界を迎えようとしていた。

 

凛の目が変わった。

いつもの鋭い目つきではない。

 

── ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

そこにいたのは──ツッコミに疲れ果てた、まるで寝起きのような顔の遠坂凛。

 

そう、凛は原作Fateの

“百年の恋も冷める寝起きの顔“ をしていたのであった。

 

「遠坂が寝起きの顔になっている!」(士郎)

「大丈夫?起きたばかりみたいよ!」(イリヤ)

「凛!眠いのなら私が戦います!」(セイバー)

 

凛は3人の声に答えない、もうツッコむ余裕がなくなっていた。

 

 

セイバーが凛の代わりに飛び出そうと構える。

 

── ブオッ

 

「うっ…凛?」(セイバー)

 

凛が軽く腕を構えただけで、飛び出そうとしたセイバーを押し留めた。

 

 

凛の目の下には クマができ、瞳は虚ろに沈んでいる。

凛は寝起きのような疲れ果てた目で、力なくラオウを見つめていた。

 

「……ツッコミに疲れた……もう……疲れたのよ……」(凛)

 

「なんという……哀しい目だ……」(ラオウ)

 

ラオウは無意識に震えが起こる。

足がガクガクと震えだす。

 

「それが恐怖というものだラオウ!!」(脳内ケンシロウ)

 

「この拳王が恐怖するなど!」(ラオウ)

 

これまでに無い程の恐怖がラオウを襲う。

宿命の対決において恐怖を感じるラオウ。

 

「フッ……ラオウ、認めざるを得まい……」(脳内ケンシロウ)

 

「何をだ、ケンシロウ!!」(ラオウ)

 

「この娘の拳……ツッコミの拳は……お前の剛の拳をも貫き、理不尽な世界にツッコむ運命を背負っている……!!」(脳内ケンシロウ)

 

「うぬはその悲しみを強い北斗最強の女になったと言うのか……!?」(ラオウ)

 

「今こそ、この娘のツッコミで野望果てるときだ!!」(脳内ケンシロウ)

 

ツッコミが極まり、哀しみで寝起きの顔になった凛!!

凛は全力で己の才を拒否しながらも北斗神拳継承者の運命からは逃れられない!!




(凛はFate原作の寝起きの顔になりました)

次回!!
ツッコミの果てに哀しみを纏い、ついに遠坂凛は 無想転生 を発動する!!
寝起きのツッコミ無想転生!さらなる暴走へ!!!

ツッコミの拳 VS 剛の拳、果たしてどちらが勝つのか!?

クラス:ゲートキーパー
真名:ラオウ
筋力:EX
耐久:A
敏捷:B
魔力:-
幸運:B

固有スキル
北斗神拳 EX
人体を内部から破壊する無敵の拳であるが、ラオウの拳は暗殺拳ではない
無想転生 EX
無より転じて生を拾う北斗神拳究極
気配遮断 ー
暗殺者としての気配遮断スキルは失われている

宝具 黒王号
ランク B
ラオウが唯一体を預ける巨大な馬
ゲートキーパークラスで召喚されたため、使用不要になっている
ライダークラスなら使用可能
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