Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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原作通り、衛宮士郎との同盟成立です。

同盟が新たなる展開を迎えるのは、
18話~21話です!



3話 同盟? そんなもの、この拳(こぶし)で決める!!

冬木市・深夜の学校(決戦後)

ランサーを(こぶし)で粉砕した私、遠坂凛。

 

魔術を駆使して戦うはずが、気づけば(こぶし)でサーヴァントを殴り倒す女になっていた。

もう魔術師としての誇りも何もない。

いや、そもそも魔術すら使えないんだから、むしろこれは正しいのかもしれない。

 

そんなことを考えながら夜の校庭を歩いていると──

 

「……は?」(凛)

 

──遠くで、私をじっと見つめる男がいた。

 

──衛宮士郎。

 

彼は、さっきの戦闘の一部始終を見てしまったらしい。

 

目をまんまるにして、口をパクパクさせている。

 

「な、なんだ……今の戦い……!? 魔術じゃなくて……格闘技みたいだったんだけど……!!」(士郎)

 

──バレた。

 

このままではまずい。

 

士郎は警戒したように私を見つめた後、ゆっくりと後ずさる。

 

士郎はくるりと踵を返し、学校の外へ逃げ出した。

 

しかし──

 

「尾行するぞ」(脳内ケンシロウ)

 

「いや、私、ハンターじゃないんだけど!?」(凛)

 

「お前の(こぶし)が、お前に従えと言っている」(脳内ケンシロウ)

 

「そんな意思持たせないで!!」(凛)

 

私はため息をつきつつも、慎重に距離を取りながら士郎の後をつけることにした。

 

士郎は自宅へ戻っていった。

 

私は遠くから塀の上に乗り、静かに屋敷を見下ろす。

 

「ふむ……ここが衛宮邸ね」(凛)

 

「広いな」(脳内ケンシロウ)

 

「それ、私も思った」(凛)

 

慎重に塀の上を歩きながら、士郎の動きを観察する。

彼はどうやら敷地内の土蔵へ向かっているようだった。

 

「土蔵に向かう……?」(凛)

 

私は気配を殺して近づく。

 

すると、土蔵の中で微かに魔力の流れが変わるのを感じた。

 

「……これは、まさか……!」(凛)

 

「来るぞ」(脳内ケンシロウ)

 

まるで予言のような言葉。

 

その直後、土蔵の中が眩い光に包まれた。

 

 

──サーヴァント召喚──

─そして、忍び寄る影───

 

「問おう──あなたが私のマスターか」(セイバー)

 

しばしの静寂の後、凛は静かに呟いた。

 

「しかし、問題はこれからだ」(脳内ケンシロウ)

 

「そうね。これで彼も聖杯戦争の参加者になった……となれば、いずれ敵として戦うことになる。でも衛宮くんなら話が通じるかも」(凛)

 

士郎がセイバーを召喚した今、私はすぐにでも話をつけるべきだった。

 

「ならば、行け」(脳内ケンシロウ)

 

「分かってるわよ……」(凛)

 

私は静かに屋敷の敷地へと忍び込み、音もなく忍び寄った。

 

土蔵から出てきた士郎とセイバーは、屋敷の庭で立ち話をしていた。

 

「聖杯戦争……俺が戦うなんて、そんな……」(凛)

 

「マスター、これは避けられぬ運命です」(セイバー)

 

その会話を聞きながら、私は音もなく彼らの背後に降り立つ。

 

「衛宮くん!」(凛)

 

「なっ……!!?」(士郎)

 

士郎が飛び上がるほど驚き、セイバーはすぐに剣を構えた。

 

「誰ですか!?」(セイバー)

 

「おっと、落ち着いて。私はただ話をしに来ただけよ」(凛)

 

私は(こぶし)を握りしめながら、静かに微笑む。

 

「……それ、本気で言ってるのか?」(士郎)

 

「ええ、もちろん」(凛)

 

「力をもって語るのだ」(脳内ケンシロウ)

 

「もうそれ、戦う気満々じゃない!!」(凛)

 

しかし、士郎は警戒を解かず、セイバーも臨戦態勢のままだった。

 

「どうしてここに来た? まさか……俺を襲いに?」(士郎)

 

「違うわよ。あなたに提案しに来たのよ」(凛)

 

「提案……?」(士郎)

 

「ええ。私と同盟を結びなさい!!」(凛)

 

ドン!!(謎の衝撃音)

 

「……えっ?」(士郎)

 

「聖杯戦争は一人で戦うには厳しいわ。だから、私と手を組むのよ」

 

士郎は明らかに困惑した表情を見せた。

 

「いやいやいや! 俺、そんなの考えたこともないし──」(士郎)

 

「なら、決めるしかないわね」(凛)

 

私は静かに(こぶし)を握りしめた。

 

「力で」(凛)

 

ドン!!(謎の衝撃音再び)

 

「同盟って話し合いで決めるんじゃないのか!? 遠坂!!」(士郎)

 

「言葉より(こぶし)が語る」(脳内ケンシロウ)

 

「貴方、黙ってて!!」(凛)

 

──しかし、戦いは避けられなかった。

 

セイバーが動いた。

 

「マスター、彼女の意図は不明ですが、敵意を感じます。ここは退きません!」(セイバー)

 

「ちょっ、待て、セイバー!!」(士郎)

 

しかし、セイバーはすでに剣を振り下ろしていた。

 

「ならば……(こぶし)で迎え撃つ!!」(凛)

 

セイバーの剣が私に迫る。

 

私は迷うことなく、(こぶし)を前に突き出した。

 

「北斗剛掌波!!!」(凛)

 

ドガァァァァァン!!!

 

セイバーの剣と北斗剛掌波が激突し、衝撃が屋敷全体を揺らした。

 

士郎は唖然としていた。

 

士郎は信じられないという表情で、私とセイバーを交互に見つめていた。

 

「北斗百裂拳!」(凛)

 

私は鋭い突きを百裂にして放つ。

セイバーが剣で受け止め続けるが、明らかに押されている。

 

「マスター、この相手一筋縄ではいきません!」(セイバー)

 

「な、なんだこれ!? なんで剣と(けん)が互角なんだよ!!?」(士郎)

 

──事実、私の(こぶし)はセイバーの剣と渡り合っていた。

 

剣気と闘気がぶつかり合い、庭の空気が震える。

 

「この(こぶし)で全てを終わらせる!!」(凛)

 

私は再び(こぶし)を握りしめ、セイバーへと駆け出した。

 

 

ツボッ!!(謎の秘孔音)

 

 

「……な、なに?」(セイバー)

 

セイバーの動きが止まる。

 

「なにをした……!? 体が……動かない……!?」(セイバー)

 

「あなたの秘孔を突いたのよ!!」(凛)

 

「くっ……体が言うことを……」(セイバー)

 

「さあ、次は衛宮くんよ!!」(凛)

 

「待て待て待て待て待て!!」(士郎)

 

 

ツボッ!!(謎の秘孔音)

 

 

「……うっ!動けない?遠坂お前何をした!?」(士郎)

 

「さあ、衛宮くん。選択肢は二つよ」(凛)

 

「……お前と同盟を組むか、破裂するか?」(士郎)

 

「分かってるじゃない」(凛)

 

こうして、私は二人を(こぶし)でねじ伏せる形で士郎とセイバーを味方に引き込んだのだった。

 

(こぶし)とは、すべての交渉を成立させる力だ」(脳内ケンシロウ)

 

「いや、交渉術間違ってるぅぅぅ!!」(凛)




──次回
ついに語られる北斗神拳の真実
地獄の講義第1回目開催!
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