Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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言峰カイオウが強いのは、ラオウとカイオウ、2人分の魂を使っているからです。

生前カイオウ × 生前ラオウ = 2人以上の強さ

になっています!



43話 凛 士郎 セイバー 連携攻撃!ラストバトル!VSラスボス(前編)

──闇

──魔闘気の闇

 

大聖杯の間に満ちる黒き魔闘気。

そこに立つ鎧の男が発する異様な魔闘気が、この洞窟全体を支配していた。

 

疑似サーヴァント〝言峰カイオウ〟

 

黒い鎧と魔闘気に身を包み、圧倒的な威圧感を放ちながら佇むその姿は、巨大な怪物そのものだった。

 

 

──しかし、

──言峰の精神に追い討ちをかけ続ける者がいた!

 

 

「魔闘気の流れとともに、モジャモジャが……うねっています」(セイバー)

 

「ただのモジャではない。このモジャ…… 魔闘気の流れと完全に連動している ……!!」(脳内ケンシロウ)

 

「つまり、言峰の髪の毛は 魔闘毛(まとうもう)……!!」(脳内ケンシロウ)

 

「魔闘毛(まとうもう)って何よ!?新概念を生み出すな!」(凛)

 

──ゴゴゴゴゴゴ……ッ!!!

 

 

鎧の男、言峰カイオウ!

握り締めた拳から先ほど以上の血が飛び散る。

 

 

「……私は、悪そのもの。魔界の覇者。北斗琉拳最強伝承者」(言峰カイオウ)

 

「しかし、貴様らは、髪の話しかしなかった……!!」(言峰カイオウ)

 

 

──ドガァァァァァァン!!!

 

怒りの魔闘気が爆発し、大聖杯の間が震え上がる!!

怒りが限界を突破し、魔闘気が爆発的に増大する!!

 

 

「やめなさい。言峰の精神はもう限界よ」(凛)

 

「かつてここまでコトミネの精神を追い込んだ者がいるだろうか、いやいない」(イリヤ)

 

「貴様らのツッコミ……この世から完全に消し去る!!!」(言峰カイオウ)

 

 

モジャと連呼されたことで精神的に限界を迎えた言峰に最初に相対するは、遠坂凛とセイバー。

二人に対し脳内ケンシロウの声が鋭く響いた。

 

「凛!セイバー!やつの魔闘気は想像以上だ!気をつけろ!」(脳内ケンシロウ)

 

「ありがと!やってやるわ!」(凛)

「感謝します!勝ってみせます!」(セイバー)

 

闘志は既に固まっている。

凛とセイバー、2人は完全同時の連携攻撃を一気に仕掛けた!

 

凛とセイバーは同時に駆け出した。

二人は一気に間合いを詰める。

 

「行くわよ!!セイバー!!」(凛)

「はい!!」(セイバー)

 

そして二人は跳んだ

──瞬間、爆発的な加速。

 

凛の脚が大地を抉り、砕け散る岩石が飛び散る。

同時に、セイバーの魔力が解放され、黄金の閃光となって疾走する。

 

二人の動きは、雷のように速かった。

凛は正面から、セイバーは側面から。

同時に突撃し、狙うは 言峰カイオウの完全なる撃破。

 

──二人の同時攻撃は、すでに見切れる速度ではない。

 

あらゆる間合いを潰し、

あらゆる回避を許さない完璧な挟撃。

 

凛の拳が、爆裂するような速度で言峰カイオウへと突き出される。

セイバーのエクスカリバーが、風王結界を解除し、黄金の光を纏う。

 

二人は同時に、言峰カイオウへと襲いかかる──!

恐るべき連携攻撃を、言峰カイオウは構えを取って迎撃する。

 

「はあああああ!!」 (凛)

「おおおおおお!!」 (セイバー)

 

 

セイバーの一撃は、風すらも裂く破壊の閃光。絶対の一閃として、言峰カイオウを両断せんと振り下ろされる。

凛と完全に連携した同時攻撃。

 

しかし、その瞬間、言峰カイオウの口元が僅かに歪んだ。

左手から魔闘気をビームのように放出する。

 

 

暗琉霏破(あんりゅうひは)(あんりゅうひは!!)」(言峰カイオウ)

 

── ドガァァァァァン!!(破壊光線)

 

 

エクスカリバーが振り下ろされるよりも速く、暗琉霏破(あんりゅうひは)の魔闘気がエネルギー波となって彼女に直撃。次の瞬間、爆発的な衝撃がセイバーを襲った。

 

 

「ぐっ…!!」(セイバー)

 

彼女の体が宙を舞い、猛烈な勢いで後方へと吹き飛ぶ。

エクスカリバーを振り下ろすことすら出来なかった。

 

── ドガァァァァァン!!!

 

 

洞窟の壁に叩きつけられたセイバーの身体が岩盤を砕き、そのまま地面へと崩れ落ちる。粉塵が舞い、瓦礫が散る。

 

 

「ぐあああああ……!!!」(セイバー)

 

 

倒れ伏すセイバー。全身の魔力を込めていたはずの彼女ですら、一撃で叩き伏せられるほどの暴力。

 

 

しかし──

 

 

その刹那の差。

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」(凛)

 

凛の拳が唸る。

凛が跳躍し、拳に全力を込めた瞬間、言峰カイオウもまた迎え撃つように右拳を繰り出した。

 

 

ドゴォォォォン!!(拳と拳の激突!!)

 

拳と拳が激突する!!

狙いは完全に一致。速度も、軌道も、威力も──すべてが拮抗する。

 

凛と言峰の拳が、真正面からぶつかり合い、激突の衝撃が洞窟全体を震撼させ、轟音が鳴り響く。

 

 

──互角

 

凛の拳も言峰の拳も、

一歩も退かず、同じ強さでぶつかり合う。

 

「……!!」(言峰カイオウ)

 

言峰カイオウの顔に微かな驚きが走る。彼の魔闘気を纏った拳と、凛の拳はまったく同じ力で拮抗していた。

 

 

互いの拳から血が滲む。

赤き血が、洞窟の床へと滴る。

 

両者のダメージは、全く同じ。

 

言峰カイオウの拳が受けた衝撃も、凛の拳が受けた衝撃も、まったく同じだった。

 

 

拳のぶつかり合いは一瞬の均衡を保ったが、その均衡が破れたのは、ほんの僅かな差だった。

 

 

──大地。

 

 

言峰カイオウはギリギリで踏みしめていた。

 

凛は跳躍していた。

 

 

「くっ……!!」(凛)

 

 

拳の反動により、凛の体が後方へと弾かれる。

それは決して劣勢ではなかった。

凛が吹き飛ばされた理由は、ただ、彼女が踏みとどまる足場を持たなかったから。

 

拳の反動で、凛は吹き飛ぶ。しかし、彼女はただ吹き飛ぶだけではない。

 

 

「……まだよ!!」(凛)

 

彼女は空中で美しく宙返りし、見事に着地した。

落下の衝撃をものともせず、完璧な着地を決める。

凛は膝を折ることもなく、即座に戦闘態勢を整える。

 

 

凛の姿は、倒れ伏したセイバーとはまるで対照的だった。

凛が吹き飛ばされたのは、ただ、踏みしめる足場がなかったから。

 

 

一方、セイバーは壁に叩きつけられた衝撃から、すぐには立ち上がれなかった。

 

 

──戦場に、まだ立っている者。

 

 

その差が、この戦いにおける力の差を示していた。

 

 

──南斗投影拳が引き裂く鎧──

──言峰の“邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”!?──

 

2人の突撃の刹那、士郎は後方で投影を完了させていた。

 

「トリガー・オフ (投影装填)」(士郎)

「セット (全投影工程完了)」(士郎)

 

魔術回路を解放する。

投影された剣が南斗聖拳の闘気を纏う。

 

「南斗投影拳!!」(士郎)

 

無数の投影剣が矢のように放たれる。

 

 

──ドドドドドドドドッ!!(剣の連射)

 

 

言峰カイオウが一本下がって構えを取る!

構えから音速の拳の連打を放つ!

 

 

──ドガガガガガッ!!(拳の連打音)

 

 

拳の連打が投影剣を次々に弾き飛ばす!!

 

 

「その程度の攻撃……」(言峰カイオウ)

 

 

投影剣の軌道が乱れ、ほぼすべてが逸れる。

言峰カイオウにとって全てをずらすのは簡単だった。

 

 

しかし、言峰な“邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”を思いつくとニヤリと笑う。

一本だけ、軌道を逸らさない。

 

 

剣が鎧に掠め──

 

 

──ザシュッ!!(鎧が引き裂かれる音)

 

 

「ほう……?」(言峰のブラフ?)

 

 

鎧の一部を切り裂いた!

傷は浅いが、少しだけ血が流れる。

 

 

「やるではないか!衛宮士郎!」(言峰のブラフ?)

 

 

士郎の攻撃は確かに届いた。

言峰カイオウの鎧を引き裂き、血を流させた!

 

しかし、この攻撃が言峰のブラフであり、

邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”の始まりだと士郎は気づいていなかった。

 

 

──言峰のツッコミ、拳の進化──

 

言峰はふとツッコミの本質を思い出す。

ツッコミを入れれば入れるほど拳は進化する。

 

「あの娘に出来て私に出来ないはずがない!」(言峰カイオウ)

 

「……だが、何にツッコめばいい?」(言峰カイオウ)

 

ツッコミの対象が必要である。

しかし、彼の周囲にはツッコむべき理不尽がない。

 

この場にあるものは──彼自身の存在のみだった。

 

「……待てよ」(言峰カイオウ)

 

最も理不尽を抱えた存在……は、この私ではないのか?

 

「この髪型、モジャが魔闘気と連動して邪魔だ!…モジャ!!」

『私のモジャはもう死んでいる!』

(言峰カイオウ)

 

自虐的にツッコんだ瞬間!!

 

「ぐわぁぁぁ!!!? 魔闘気が暴走するぅぅ…モジャ!!」(言峰カイオウ)

 

──ドガァァァァァン!!(言峰カイオウ、自爆)

 

「コトミネ……バカすぎるでしょ!」(イリヤ)

 

 

──無想転生 vs 暗琉天破(あんりゅうてんは)──

──北斗琉拳の極意!──

 

「……まだよ」(凛)

 

凛は拳を握りしめ、言峰カイオウを見据える。

そして、力を振り絞り、究極奥義発動の決意を固めた。

 

言峰カイオウは魔闘気を制御し直し、叫ぶ。

 

「遠坂凛よ、次はどうする?」(言峰カイオウ)

 

復活した魔闘気は依然として強大で、まるで闇そのものが意思を持って揺らいでいるようだった。

 

脳内ケンシロウの声が響く。

 

「北斗琉拳の極意は幻惑にある!魔闘気での無重力空間に惑わされるな!」(脳内ケンシロウ)

 

「分かってるわ……!こいつを倒すのは、私の拳だけよ!!」(凛)

 

次の瞬間、凛の目が光を放つ。

 

── パアァァァァ!!

 

「ハァ……何もかももう無理……無想転生!」(凛)

 

光と同時に凛の顔が変化する。

“百年の恋も冷める寝起きの顔”に変わる。

── 無想転生、発動。

 

「ほう……」(言峰カイオウ)

 

凛の無想転生、いや“無理想転生”により、空間が凛の分身で埋め尽くされる。

無数の分身は言峰を睨みながら一斉に拳を構える。

 

「誰にも私の実体は捉えられないわ!!」(凛)

 

しかし、言峰カイオウは微かに笑うと、ゆっくりと両の掌を開いた。

両手から莫大な魔闘気が放たれる!!

 

 

「無駄だ!」(言峰カイオウ)

 

暗琉天破(あんりゅうてんは)(あんりゅうてんは!!)」」

 

 

──ズウウウウウウン!!

 

 

次の瞬間、今までにない爆発的な魔闘気が洞窟全体を包み込んだ。

凄まじい魔闘気が空間を覆い尽くし、重力を完全に支配する。

 

 

「……なっ!!」(凛)

 

 

──凛が今までに見たことも、感じたこともない攻撃!

言峰カイオウは、圧倒的な魔闘気で凛の無想転生を完全に封じようとする。

 

 

──幻惑による

──完全な初見殺し!

 

 

今まで無重力の幻惑を使わなかったのは、今回の奇襲のためだった。

無想転生で生み出された無数の分身の動きが鈍る。

 

 

無重力の影響が凛の体を支配し、闘気のコントロールが乱れる。

自らの動きが鈍った瞬間、凛の本体の位置が暴かれる。

 

 

「ここだ!!」(言峰カイオウ)

 

 

言峰カイオウの目が実体は捉え邪悪な光を放つ。

その手のひらの奥に、闇よりも黒き魔闘気が凝縮される。

 

 

暗琉霏破(あんりゅうひは)(あんりゅうひは!!)」(言峰カイオウ)

 

 

── ドオォォォン!!

そして放たれる、破壊の奔流。

 

── ズガァァァァァァン!!(命中音!)

 

「………っ」(凛)

 

空間を捻じ曲げられ、凛は暗琉霏破(あんりゅうひは)を回避できなかった!

暗琉霏破(あんりゅうひは)の奔流が凛の体を直撃する!

 

「がっ……!!!」(凛)

 

轟音とともに、凛の体が後方へと吹き飛ぶ。

 

 

── ドガァァァァァァン!!!!

 

壁に叩きつけられた衝撃が洞窟全体を震わせ、瓦礫が崩れ落ちる。

 

「……ぐ……っ……!」(凛)

 

崩れた瓦礫の下で、凛が呻く。

口元から鮮血が滴り落ちる。

 

── 甚大なダメージ。

 

「……っ……!」(凛)

 

まともに暗琉霏破(あんりゅうひは)を喰らい、凛は起き上がれない。

凛は純粋な実力、戦士としての強さにおいては、凛は言峰と互角の力を持つ。

 

しかし、あまりにも特殊なこの攻撃により、凛は倒れ伏した。

それは敗北ではなく、未知なる脅威によって一時的に戦線を離脱せざるを得なかったというべきだった。

 

それほど、魔闘気は未知なる力であり、初見殺しに特化した幻惑と言うべき能力だった。

 

「……なんという弱さか……」(言峰カイオウ)

 

言峰カイオウは凛の倒れた姿を見下ろしながら、微かに笑う。

凛は決して弱くはない!凛が倒れたのは、未知の幻惑による奇襲の成功だった。

 

──しかし、戦いは終わらない。

 

 

──刹活孔とエクスカリバー!──

──最大火力への対抗策!?──

 

「……凛!!」(セイバー)

 

背後から、セイバーの叫び声が響いた。

 

セイバーが動かない体を魔力放出で無理やり立たせ、ゆっくりと起き上がる。

 

「……凛、ここは私が……!!!」(セイバー)

 

次の瞬間、セイバーは己の体の経絡秘孔を突いた。

 

「北斗神拳・刹活孔!!」(セイバー)

 

──刹活孔が

──発動される

 

「うおおおおおお!!!」(セイバー)

 

全身の魔力と闘気を極限まで引き出し、黄金の光が彼女の体を包み込む。

 

そして——

 

 

──バリィィィィィィィィィン!!(鎧が砕ける音)

──ビリビリビリビリィィィン!!(服が破れる音)

 

 

黄金の光が眩い閃光となって爆発し、鎧が砕け砕け服が破れる。

 

「!?!?」(士郎、チラッ→ガン見)

 

鎧が霧散し、布地が魔力によって消し飛び、

そこに立つのは 完全なる〝全裸戦士(ぜんらせんし)〟の姿 だった。

 

 

「〝全裸戦士(ぜんらせんし)!〟‘再び’降臨!!」(セイバー・全裸)

 

「何が ‘再び’ なの!?露出趣味にでも目覚めたの!?」(イリヤ)

 

「〝全裸戦士(ぜんらせんし)〟の本質とは、余計なものを削ぎ落とすこと。つまり、全裸露出こそ 『究極の戦士の姿』です!!」(セイバー・全裸)

 

「いやぁぁぁ!セイバーが何かに目覚め始めてる!“全裸の快感(ぜんらのかいかん)”に目覚めてる!」(イリヤ)

 

 

セイバーの〝全裸戦士(ぜんらせんし)〟覚醒と同時に闘気がさらに増大する。

金色のオーラが爆発し、周囲の岩壁が震える。

 

── ゴォォォォォ!!

 

全裸セイバーの魔力と闘気が大空洞を染め上げる。

純粋な火力だけなら桁違い!

 

「これは…防ぎ切れぬかもしれぬ……」(言峰カイオウ)

 

言峰カイオウは、エクスカリバーのあまりの威力に、目を(スケベに)見開く。

 

エクスカリバーを正面から受け止めること…

暗琉霏破(あんりゅうひは)での相殺は不可能。

 

だが北斗琉拳の極意は魔闘気によって敵を幻惑することにある。

つまり、真っ向からの撃ち合いは不要。

 

幻惑の真髄を確認し、言峰カイオウは(エロオヤジの)笑みを再び浮かべる。

 

全裸セイバーは手にした聖剣にすべての力を込める。

魔力を放出し、刹活孔の効果を最大限に引き出す。

 

「北斗神拳奥義!刹活カリバー!!」(セイバー・全裸)

 

──ズドオオオオオオオ!!!!

 

黄金の奔流が洞窟全体を照らし、すべてを焼き尽くさんばかりの魔力が炸裂する!

それは、かつてギルガメッシュのエヌマ・エリシュを押し返した最強の一撃!!

 

 

「無知な小娘よ、北斗琉拳の極意を見るがいい!!」(言峰カイオウ)

 

直撃すれば即死。魔闘気での相殺は不可能。

だが、言峰カイオウは瞬時に 魔闘気 を解放、幻惑を展開する!

 

 

──グニャァァァ……ッ!!

 

 

言峰カイオウは(ヘンタイの)笑いと共に、魔闘気を限界まで放って空間を捻じ曲げる。

 

エクスカリバーの閃光が、言峰カイオウに凄まじい光を伴いながら直撃……

……はせず、威力を一切削がれず横に逸れる。

 

光の軌道が歪む。

エクスカリバーの奔流が、異次元に引きずられるように逸れていく。

 

「なっ……!?」(セイバー・全裸)

 

「これは、私の勝負ではない。これは……北斗琉拳の極意だ。」(言峰カイオウ)

 

 

黄金の閃光は言峰カイオウへ届くことなく、まったく別の方向へと逸れ、大空洞の壁に直撃する。

 

 

── ドガァァァァァァァァン!!!!

 

 

轟音とともに、洞窟の壁が崩れ落ちる。

 

「そんな……!!」(セイバー・全裸)

 

刹活孔を突き、最大の魔力を込めた一撃が、完全に無意味なものになった。

ギルガメッシュのエヌマ・エリシュをも押し切る最強の力が、掠め手によって無力化された瞬間だった。

 

 

空間の歪曲は、まさに幻惑を極意とする北斗琉拳の本質を示す力であった。

 

 

セイバーの体が、がくりと膝をつく。

──魔力を使い尽くしただけでなく、刹活孔のダメージがセイバーを襲う。

 

「がああああ……!」(セイバー・全裸)

 

身体が動かない。

限界以上に力を引き出した反動が、一気に彼女の体を襲った。

 

「あああああ……!」(セイバー・全裸)

 

セイバーは全裸のまま膝をつき、その場に崩れ落ちた。

 

「セイバー!!」(士郎)

 

士郎が (チラッ→ガン見→チラッ→ガン見→赤面→パニック)

を繰り返しながら〝全裸戦士(ぜんらせんし)〟セイバーを抱き止める。

 

 

──南斗投影拳!──

──“邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”の発動!──

 

士郎は全裸セイバーを寝かせると、再び駆け出す。

魔術回路を限界まで励起させる。励起と同時にペ●スも勃起したのは内緒だった!

 

士郎はフルパワーで南斗投影拳を放つため、闘気と魔力とペニ●の勃起を限界まで集中する。

限界を超えた魔力の奔流が、魔術回路が激しく軋ませる。

 

「遠坂……セイバー……」(士郎)

 

仲間たちが次々と倒れていく光景が、士郎の脳裏に焼き付いていた。

 

先ほどの第一射は効いていた!

ならば剣を倍増させるのみ!

勃起した●ニスの力も剣の倍増に使ったこと、股間の膨らみは言峰カイオウに見抜かれていた。

 

 

「ロールアウト・バレット・クリア(工程完了。全投影、待機)」(士郎)

 

──次の瞬間。

 

 

洞窟の天井から 剣、剣、剣……!!

空間が圧倒的な数の投影剣で埋め尽くされる。

 

 

「……これは……!!フル勃起と無数の剣の一撃か!?」(言峰カイオウ)

 

 

先程の倍以上の剣が展開され、空間そのものを飲み込むかのような光景。

それは、まるで天から降り注ぐ「剣の嵐」だった!

決してエロの嵐ではない!

 

 

全ての剣が南斗の闘気と斬撃を纏う。

南斗の斬撃、それは鋼鉄すらも紙のように断ち切る外部破壊の力。

 

 

「フリーズアウト・ソードバレルフルオープン(停止解凍、全投影連続層写)」(士郎)

 

 

「南斗投影拳!奥義!」(士郎)

「無限剣製拳!!」(士郎)

 

 

──ドドドドドドドドッ!!(剣の連射)

 

 

空間そのものを埋め尽くす剣が、南斗の斬撃を纏いながら、

一斉に言峰カイオウへと殺到する!!

 

それは、まさに刃の嵐。

 

 

──しかし、

 

 

「この時を待っていたぞ」(言峰カイオウ)

 

 

言峰カイオウは“邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”に満ちた(エロスの)笑いを浮かべ、静かに両手を掲げた。

ついに!“邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”を実行する!

 

 

「北斗琉拳・双背逆葬」(言峰カイオウ)

 

 

刹那。

 

 

言峰カイオウの指先が投影拳の刃を掴み、捻るようにして跳ね返す。

そのまま手首を返し、士郎の放った剣を、まるで投擲のように連続して跳ね返し続ける。

 

「なっ……!!」(士郎)

 

次の瞬間、跳ね返された投影拳が士郎に……

……士郎には向かわず、全て動けない全裸セイバーに向かって射出された!!

 

──動けないものを狙うことで士郎を絶望させ、愉悦に浸ること!!

 

──これこそが“邪悪な企み(じゃあくなたくらみ)”言峰の悪意だった。

 

 

「セイバー!!」(士郎)

 

迷いなく、士郎はセイバーの前に飛び込む。

投影剣の軌道を遮るように、彼はセイバーの前に立つ。

 

次の瞬間。

──南斗の斬撃を纏った投影剣が、士郎の体を襲う。

 

 

──ザシュッ!!

 

 

「……服…破れた……俺も全裸戦士(ぜんらせんし)に……」(士郎・全裸戦士)

 

「セイバーもシロウも全裸露出の快感に目覚めてる!いゃぁぁぉ!」(イリヤ)

 

 

しかし、跳ね返される剣は一本ではない。

次々に追加の剣が飛来する。

 

 

──ザシュッ!!─ザシュッ!!─ザシュッ!!

───ザシュッ!!─ザシュッ!!─ザシュッ!!

 

 

それは、ただの剣による突き刺しではない。

宝具の原典をも引き裂く闘気をまとった南斗聖拳!

極限の切断攻撃!

 

 

「ぐわあああああ……!!!」(士郎・全裸戦士(ぜんらせんし))

 

「シロウ!!」(セイバー)

「士郎ぉぉ!!」(凛)

「シローウ!!」(イリヤ)

 

 

──南斗聖剣の斬撃を、直に受けた。

鮮血が洞窟の床に飛び散る。

 

士郎の肉が裂かれ、鋭い切断が彼の体をズタズタに引き裂いていく。

全身が引き裂かれる!

 

両腕、両足は完全に切断され、まさに首の皮一枚で繋がっている状態だった。

 

聖剣の鞘が埋め込まれていなければ…

いや、アヴァロンがあろうが、セイバーとの距離が少しでも遠ければ、確実に即死していた。

 

バーサーカーの斧剣を遥かに超える致命傷だった。

全身をバラバラにされ、士郎は意識を失い、倒れ伏す。

 

全裸セイバーは倒れ伏し、動けない。全裸のまま動けない。全裸には目覚めたが、戦闘できる力は再び目覚めない。

士郎は血にまみれ、立てなくなった。勃っているのは〝ち●ぽ〟だけ!!

 

──セイバーと士郎、二人の全裸戦士(ぜんらせんし)は完全に沈黙した。

 

 

 

──最後の希望、最後の戦士──

──立つものと倒れるもの──

 

 

──戦場に、まだ立っている者。

 

立っているのは、鎧の言峰カイオウ──服を着た凛だけ。

──倒れ伏すのは全裸セイバーと全裸(勃ちの)士郎。

 

立つ(勃つ)者と倒れる者の差が、この戦いにおける戦士としての実力を明確に示していた。

決して全裸か着衣の差ではなかった…士郎は足ではなくちん●、つまりはペ●スで勃っている。

 

「なんで勃起してるのよ!?」(イリヤ)

 

 

「……私しか……いない……!!」(凛)

 

凛は、血を拭いながら決意を固める。

凛は言峰カイオウを真っ直ぐに睨みつけた。

 

 

「あなたのモジャの毛一本もこの世には残さないわよ!!モジャ」(凛)

 

「フハハハハハ……貴様に何ができる!?」(言峰カイオウ)

 

 

「服を着た最後の戦士」vs「鎧のモジャ」が一対一で向かい合う!

 

かつて平行世界で行われた、「ケンシロウvsカイオウ」の戦い!

それをはるかに上回る2人が最終決戦を迎えようとしていた!!




次回予告、
唸りを上げる言峰カイオウの卑劣な幻惑!!
互角の拳を覆す!?


「言峰カイオウ」のステータスです
ラオウとカイオウ、両者の魂を重ね合わせたことで、本来の強さの二乗になっています。

クラス:アヴェンジャー
真名:言峰カイオウ
筋力:EX
耐久:EX
敏捷:B
魔力:EX
幸運:C

固有スキル
北斗琉拳 EX
幻惑を極意とした悪の拳法。極めしものは魔界に落ち、魔闘気を纏う
その強さは魂の融合により2乗になっている
暗琉天破 EX
魔闘気により無重力空間を生み出し敵を幻惑する北斗琉拳の秘奥義
本来なら狭い範囲の奥義だが、魂の融合により大空洞を覆い尽くすほどの規模になった

宝具 隼丸 (はやぶさまる)
ランク B
ラオウの黒王号と匹敵するほど巨大な馬
言峰カイオウが使用しないのは自らの自信故である


遠坂凛(最終)
筋力:EX
耐久:EX
敏捷:EX
魔力:-
幸運:A+

固有スキル
北斗神拳 EX
人体を内部から破壊する無敵の暗殺拳である
その真髄は"愛と哀しみ"である
無想転生 EX
無より転じて生を拾う北斗神拳究極の秘奥義
凛は「ツッコミ無理想転生」と名付けた
進化 EX
成長限界は無限である。仲間の絆で更に成長速度が早くなった
ツッコミ EX
暖かな時間を過ごし、"愛"のツッコミは闘気を更に倍増させた
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