Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
果たして凛は幻惑を突破できるのか!?
最終決戦:凛 vs 言峰カイオウ
──戦場に立つ者と倒れる者──
轟々と吹き荒れる魔闘気が大空洞を包み込む。
圧倒的な魔闘気が辺りを支配し、地面すら震えているかのようだった。
──戦場に立(勃)つ者は、言峰カイオウと遠坂凛!……
「私しかいない!!」(凛)
誰もが戦う力を失い、戦える仲間は
──遠坂凛ただ一人。
立つ二人とは対象的に、倒れ伏し起き上がれないセイバー。
士郎は全身を切り裂かれ、一部(ち●ぽ)は生き生きと勃ち、意識は沈黙している。
イリヤは目を見開き、何もできずに見守るしかなかった。
一度も全裸になっていない仲間はイリヤだけ。
「リン!! 無理しないで!! でも……負けないで!!!」(イリヤ)
「くっ……凛!」(セイバー・全裸戦士)
凛が倒れ伏す仲間たちを本気で心配して目をやった瞬間、ツッコミが無意識に出た。
「……なんでよ!? 全裸が戦場に残る意味が分からない! その勃っているモノ(ちん●)を隠しなさい!士郎ォォォ!」(凛)
「……(無言で勃つ士郎の●んぽ)……」(士郎・全裸戦士)
「凛、私はあなたを信じます」(セイバー・全裸戦士)
「リン!! ツッコんでる場合じゃないよ!!!」(イリヤ)
(全裸戦士・セイバーは凛に向かって静かに頷く)
(全裸戦士・士郎、モノ(ち●ぽ)以外、意識は沈黙)
「なんでセイバーは全裸で堂々としてるのよォォォ!?」(凛)
士郎は聖剣の鞘で少しずつ回復しているものの、意識は戻らない。
セイバーは意識こそあるが起き上がれない。戦闘不能な2人の全裸戦士!
「リン、それがツッコミの本質なのね!」(イリヤ)
「ちょっと!! なんで真面目に分析してるのよ!!」(凛)
「この場にいるのは全裸戦士とツッコミ戦士だけ……」(イリヤ)
「いやいや! 私だけはまともよ!? 私だけはこの戦場で唯一の常識人よ!?」(凛)
「でも、凛も北斗神拳の奥義を叫ぶから、すでに全裸戦士の一員ね!」(イリヤ)
「やめて!! なんか仲間入りさせないで!!」(凛)
「ツッコミとは理の崩壊を引き起こす力だ!」(脳内ケンシロウ)
「何それ!? 私の拳は物理法則を破壊するってこと!?」(凛)
凛は全裸セイバーやち●ぽではなく、最強の敵、言峰カイオウに意識を集中する!
悠々と(スケベな)笑みを浮かべる言峰カイオウ!
全裸セイバーと凛を交互に(イヤらしく)見つめ、(エロい)笑みを浮かべる
──この場で、戦えるのは私しかいない。
「凛!やつはツッコミの隙を狙ってくる!!」(脳内ケンシロウ)
「大丈夫よ、私のツッコミは最強なんだから!」(凛)
全身に闘気を巡らせ、一気に加速する。
地面が砕け、砂塵が舞う。
「無力な小娘よ!ツッコミが悪の前では無力であることを教えてやる」(言峰カイオウ)
言峰カイオウも拳を握りしめ、迎え撃つ構えを取る。
魔闘気がほとばしり、大空洞全体を包み込む。
───拳と拳のぶつかり合い───
────互角の打ち合い!?─────
ツッコミの拳vs絶対悪の拳、最終決戦の火蓋が切って落とされた!
凛は全力の突進を開始した。
全身の筋肉が悲鳴を上げるのを無視し、速度を上げる。
言峰カイオウもまた、それを迎え撃つように拳を繰り出した。
次の瞬間──
── バァァァァァン!!!!(拳と拳の激突)
二つの拳再び真正面から激突!!
──互角!
今度は両者、大地を踏みしめている!
ゆえに、完全なる互角!
両者の力は拮抗する!
拳と拳の激突は、空間が震えるような衝撃だった。
激突の衝撃で、両者は全く同じ速度で後退する。
凛は拳の感触を確かめながら、構えを取り続ける。
言峰カイオウもまた、鏡のように構えを取る。
──完全に互角ゆえ
二人の動きは合わせ鏡のようだった!
どちらも決して倒れない。
次の瞬間、言峰カイオウがニヤリと笑う。
「ほう……なかなかやるではないか」(言峰カイオウ)
「当然でしょ」(凛)
凛もまた鋭い視線を向ける。
──互角の拳の応酬!
──殴り、殴られ、
──蹴り、蹴られ、
──受け、受け止め、
──互いに一歩も譲らない!!
凛が拳を突き出せば、言峰カイオウはそれを受け流し、すぐに反撃する。
言峰カイオウの拳が炸裂すれば、凛はその拳を正面から受け止め、拳を交差させて防ぐ。
戦いの速度は、加速し続けていた。
互いに拳を繰り出し、衝撃をぶつけ合い、爆音を響かせる。
肉体の限界を超え、意地と技術のすべてをぶつけ合う。
この戦いには、迷いも恐れもない。
あるのは、ただ互角の拳士のぶつかり合い。
──互角の拳の応酬は続いた
──次の瞬間、言峰カイオウが笑う。
「……フフフ……実に面白い」(言峰カイオウ)
凛は拳を構えながら睨みつける。
「何がおかしいのよ……!」(凛)
言峰カイオウの目が鋭く光る。
「貴様がここまで拳を極めているとはな」(言峰カイオウ)
「当然でしょ……! ただの魔術師だと思ってた?」(凛)
「油断するな、凛!今の戦いはお前が思っている以上にギリギリだ!!」(脳内ケンシロウ)
「リン……っ!! 絶対に負けないで!!!」(イリヤ)
「勝つわよ……!!」(凛)
言峰カイオウはゆっくりと腕を広げる。
魔闘気が渦を巻き始める。
「ふむ……戦闘とは関係ないが、私の髪型はどう思う?」(言峰カイオウ)
「今聞く!? しかもそこツッコませるための流れじゃないでしょ!!」(凛)
「モジャは魔闘気を増幅させる!モジャがある限り私は無敵だモジャ!!」(言峰カイオウ)
自虐的にツッコんだ瞬間!!
「ぎゃあああ!? 魔闘気が再び暴走ぉぉぉ!!」(言峰カイオウ)
──ドガァァァァァン!!(言峰カイオウ、自爆)
「コトミネ、相変わらずバカ過ぎでしょ」(イリヤ)
「アンタ、学習能力無いの?」(凛)
「やってくれるな!貴様に地獄を見せてやろう!」(言峰カイオウ、自爆)
「自分で自爆しただけじゃない?」(凛)
──次の瞬間、
言峰カイオウは魔闘気を制御し直し、邪悪な笑みを浮かべる。
その体が、ゆらりと揺らいだ。
──── 幻惑戦法の開始!────
───── 北斗琉拳の極意 ─────
──互角の拳の応酬?
──打ち合いでは互角!?
それがどうした!?
幻惑を真髄とする北斗琉拳が正面の戦いに付き合う必要はない。
魔闘気での幻惑こそが奥義、ならば幻惑を決めるのみ。
言峰カイオウが悪意に満ちた笑いを浮かべる。
その笑いは、互角の拳をぶつけ合う戦いではなく、北斗琉拳の幻惑戦法の開始だった。
──魔闘気が渦を巻き、空間をねじ曲げるように広がっていく。
凛の全身に寒気が走る。
「これより貴様に、地獄を見せてやろう……」(言峰カイオウ)
大空洞全体が不気味に歪む。
凛は拳を握りしめ、構えを取る。
「リン!! 言峰の技はただの拳じゃない!!」(イリヤ)
「何かが来ます!危険です」(セイバー・全裸戦士)
「いいわよ!来なさい……!」(凛)
セイバーの直感力が危険を告げていた!
言峰カイオウの幻惑戦法が、ここから始まる──!!
──言峰カイオウの幻惑戦法──
「気をつけろ!北斗琉拳は幻惑を繰り返す!」(脳内ケンシロウ)
「リン!言峰の攻撃は想像以上よ!」(イリヤ)
「私は負けない!見抜いてみせるわ!」(凛)
言峰カイオウはニヤリと笑うと、次なる幻惑を繰り出す構えを取った。
「आं (フーム)……」(言峰カイオウ)
言峰カイオウが低く唸り、魔闘気が奔流となって広がる。再びの無重力空間、しかし凛は二度目の無重力に対応力を高めていく。
無重力を克服しつつある凛に言峰カイオウは闘気をエネルギー弾のように放つ!
「暗琉霏破(あんりゅうひは)!!」(言峰カイオウ)
黒き波動がエネルギー波のように言峰カイオウの拳から放たれる。
それは、魔闘気を圧縮したビームのような破壊の波動!
── ゴォォォォン!!(破壊光線)
凛は無重力の中で即座に回避行動を取る。
──しかし、高速回避の先、背中に何かがぶつかった。
─ ゴッ(岩と激突)
「なっ……!?」(凛)
背中に衝撃がはしる。
何故か背中に大岩があった。
凛がわずかに体勢を崩した瞬間──
言峰カイオウは跳躍し、拳を突き出す!
── ズバァァァォン(拳の突き出し!)
言峰カイオウの拳が凛に迫る!
拳が炸裂し、凛はとっさに拳を交差させる。
── ドガァァァァン!!!(拳のガード)
「ぐっ……!!」(凛)
背中の岩で体勢を崩された凛は血を流す。
ダメージが確実に蓄積されていく。
「凛、動きを変えろ!奴の狙いは北斗神拳を防ぐ幻惑だ!」(脳内ケンシロウ)
だが、立ち止まる間もなく──
「どりゃああああ!!」(言峰カイオウ)
ドゴォォォォン!!(蹴りの突き出し!)
再び言峰の拳が唸り、凛は回避しながら反撃の手を探す。
─ゴッ(岩と激突)
回避行動を取ろうとするが、何故か背中に大岩がぶつかる。
一瞬の隙を突き、言峰カイオウの蹴りが再び炸裂!!
── ズドォォォン!!(蹴りをガード)
「リン! 何度も岩がある!絶対おかしい!」(イリヤ)
「凛、これは罠です!」(セイバー・全裸戦士)
二人が告げるも謎は深まるばかり!
しかし、甚大なダメージが蓄積していく。
「凛!! これはただの攻撃ではない! やつはお前の動きを制限している!!」(脳内ケンシロウ)
回避、岩、回避、岩──
それが繰り返される。
言峰カイオウの拳が迫り、回避、背中に岩、よろめきながら必死で受け止める。
次の攻撃も、回避、背中に岩、拳をまともに喰らう。
7度の攻撃を全て回避しながらも、背後の岩によって動きを制限され、言峰カイオウの拳を受け続け、凛は甚大なダメージでよろめいてしまう。
──北斗逆死葬(ほくとぎゃくしそう)の正体──
「なんで毎回、回避した先に岩があるのよ……!?」(凛)
理不尽なまでに回避が制限され、卑劣な幻惑に怒りを覚える。
「フフ……これこそが北斗逆死葬(ほくとぎゃくしそう)」(言峰カイオウ)
言峰カイオウが勝ち誇った笑みを浮かべる。
「貴様は知らぬうちに、私が望む場所に誘い込まれていたのだ」(言峰カイオウ)
「そんなっ……!!」(凛)
言峰カイオウはゆっくりと拳を握りしめる。
そして、淡々と語り始めた。
「北斗神拳を極めし者は、戦闘の際に必ず北斗七星の動きを取る。それは極限の戦いの中で、無意識に最適な動作を行うがゆえのもの……」(言峰カイオウ)
「……!!」(凛)
「ならば、その動きを利用すれば良い。北斗七星の並びに岩がある場所に誘導すれば、……貴様は回避するたびに、必ず私の罠にかかることになる」(言峰カイオウ)
「卑劣なっ……!!」(凛)
「フハハ!卑劣という言葉!心地よい!」(言峰カイオウ)
凛は思わず拳を強く握りしめる。
言峰カイオウは戦闘開始前から、すでにこの地形を把握し、私を誘導していたのだ。
「まさか……戦う前から、罠を準備していたってわけ!?」(凛)
「フフフ……貴様がどう考えようと関係ない。事実、貴様の動きは制限され、私の拳を受け続けているのだからな」(言峰カイオウ)
「こんなの……拳士の戦いじゃない!!」(凛)
「フハハハハ!! これが北斗神拳を殺す策よ!」(言峰カイオウ)
───更なる無重力の幻惑───
──無重力の幻惑を見破れるか!?──
言峰カイオウは再び「आं (フーム)!」と叫び、大出力の魔闘気を放つ。
その瞬間、大空洞全体が歪むような錯覚に陥った。
「また無重力の幻惑……!?」(凛)
先ほどとは比べ物にならない魔闘気に凛は再び方向感覚を見失いそうになる。
「凛!!回転しろ! 」(脳内ケンシロウ)
凛は無重力の中、脳内ケンシロウのアドバイスにより突破方法を見つける!
身体を拳の力で回転させる!
「回転すればいいのね!」(凛)
── ブォォォォォン!!(回転音!)
「ぎゃあああ!! 目が回るぅぅぅ!! なんでこんなに回るのよ!!」(凛)
「回転は無重力攻略の基本ですが、あそこまで回る必要はありません」(セイバー・全裸戦士)
「いやいや! じゃあ!無想転生!」(凛)
── ブォォォォォン!!(回転音!)
凛は再び無想転生で回転の制御に成功!
無想転生の加速力を利用し、凛は自らの体を目が回らないように高速回転させた。
遠心力が働き、無重力空間の中でも自らの位置を確保する。
「あんたの無重力は見破ったわ!」(凛)
「やったぁ!! 凛が幻惑を突破した!『上はこっち』のナビゲーターね!」(イリヤ)
「私はナビゲーターじゃないの」(凛)
凛は拳を握りしめ、睨みつける。
今まで何度も翻弄され、幻惑に囚われ、罠にはめられた。
── だが、岩も、無重力も、すべて突破した。
「……もう、あんたの幻惑には引っかからない!!」(凛)
「……ほう?」(言峰カイオウ)
岩盤が崩れ落ち、微かな音を立てて転がる。
戦場には、凛と言峰カイオウの呼吸だけが響いていた。
──静寂。
静寂の中で、 凛の双眸が鋭く光る。
そして はっきりと、揺るぎない声で 言い放つ。
「言峰、あんたの拳は見切ったわ。
もはや北斗琉拳は私の敵ではない!!」
──その声には 絶対的な確信 があった。
凛の反撃が、ここから始まる──!!
次回!
ツッコミを捨てた男と、ツッコミを極めた女!
どちらが勝っているか見せてみよ!、
ついに訪れる最終決着!!
本来、この話で決着を付ける予定でしたが、
ラストバトルのドラマ性を上げるために
「前編・中編・後編」構成になりました。
最終決着は次回の後編で必ずつきます!
〝疑似サーヴァント〟言峰カイオウ
クラス:アヴェンジャー
真名:言峰カイオウ
筋力:EX
耐久:EX
敏捷:B
魔力:EX
幸運:C
固有スキル
北斗琉拳 EX
幻惑を極意とした悪の拳法。極めしものは魔界に落ち、魔闘気を纏う
その強さは魂の融合により2乗になっている
暗琉天破 EX
魔闘気により無重力空間を生み出し敵を幻惑する北斗琉拳の秘奥義
本来なら狭い範囲の奥義だが、魂の融合により大空洞を覆い尽くすほどの規模になった
遠坂凛(最終)
筋力:EX
耐久:EX
敏捷:EX
魔力:-
幸運:A+
固有スキル
北斗神拳 EX
人体を内部から破壊する無敵の暗殺拳である
その真髄は"愛と哀しみ"である
無想転生 EX
無より転じて生を拾う北斗神拳究極の秘奥義
凛は「ツッコミ無理想転生」と名付けた
進化 EX
成長限界は無限である。仲間の絆で更に成長速度が早くなった
ツッコミ EX
暖かな時間を過ごし、"愛"のツッコミは闘気を更に倍増させた