Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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最後のシリアスです!
最終決戦です!
次回から大爆笑ギャグに戻ります。



45話 ツッコミの進化!VSラスボス(後編・最終)

その声は 静かに、しかし戦場全体を支配するように響いた。

 

 

「言峰、あんたの拳は見切ったわ。

 もはや北斗琉拳は私の敵ではない!!」

 

 

今まで何度も翻弄され、幻惑に囚われ、罠にはめられた。

 

── だが、岩も、無重力も、すべて突破した。

言峰カイオウの拳は、 もはや“脅威”ですらない。

 

 

「北斗琉拳は最強の暗殺拳……」(言峰カイオウ)

 

「暗殺拳を大声で説明しないでよ!!」(凛)

 

「……」(言峰カイオウ)

 

「いや、そこで黙るな!! せめて反論しなさいよ!!」(凛)

 

 

言峰カイオウは、(エロオヤジの)笑みを浮かべる。

空間そ歪ませての幻惑こそが北斗琉拳の極意。

 

 

「北斗琉拳の極意……それは幻惑と魔闘気!!」(言峰カイオウ)

 

「いや、今完全にバラしちゃったけど!!」(凛)

 

「……」(言峰カイオウ)

 

「いや、そんなに大事なこと説明するな!! 自分で攻略法言ってどうするのよ!!」(凛)

 

 

凛の言葉を受けても、言峰の表情は微動だにしない。

 

 

「フン!言葉だけで見切れるはずなどない──」(言峰カイオウ)

 

「仮に、先ほどの幻惑を見破ったとしても……」(言峰カイオウ)

 

「何十倍もの魔闘気で、"決して見破れぬ" 極大幻惑を繰り出せるのだ!」(言峰カイオウ)

 

 

魔闘気が異常な膨張を始める。

黒い霧のような魔闘気が、これまでとは桁違いの魔闘気が全身から噴き出す。

 

 

次の瞬間──

 

── バキィィィィィィィィィン!!(鎧が砕ける)

 

── 鎧が砕けた。

 

「鎧は魔闘気を抑え込むもの……それを砕けば、魔闘気は際限なく膨れ上がる……!!」(言峰カイオウ)

 

言峰カイオウが内側から鎧を砕いた瞬間!

──抑え込まれていた魔闘気が、一気に解き放たれた!

 

 

── ズズズズズズ……!!!!

 

 

「鎧を脱ぎ捨てたことで、魔闘気は限界を超える!!」(言峰カイオウ)

 

「え、鎧って魔闘気の抑えだったの?」(凛)

 

「そうだ!! これが魔闘気の解放!!」(言峰カイオウ)

 

「いや、最初から脱いどけよ!!」(凛)

 

 

圧倒的なエネルギーの膨張!

鎧を砕いた魔闘気は10倍などと言える規模ではない!!

 

 

「これはっ!?」(セイバー・全裸戦士)

 

「これが、本気の北斗琉拳なの!?」(イリヤ)

 

「……(ムクムク)……」(士郎・全裸戦士)

 

鎧を脱ぎ捨てた魔闘気はこれまでとは比較にならない!

イリヤとセイバーの表情が絶望に染まる。

 

脱ぎ捨てたのは鎧だけで全裸にはならない。

 

 

── "ツッコミの拳 VS 絶対悪の拳"──

─────最終決戦!!!──────

 

次の瞬間──

──魔闘気がさらに増大!

──北斗琉拳の極意が放たれる!!

 

 

「暗琉天破(あんりゅうてんは!!)」(言峰カイオウ)

 

 

── ズウウウウウウウウウウン!!!(魔闘気の放出)

 

 

暗琉天破の発動と同時に、先程の10倍の魔闘気までもが“前振り”に過ぎなかったかのような、数十倍とも言える魔闘気の爆発!

その瞬間、凛の足元の感覚が消えた。

 

暗琉天破は、北斗琉拳の極意、最強の幻惑技。

 

轟音とともに、世界が反転する。

天も地もなく、上下左右の概念すら崩壊する。

 

 

しかし、これで終わりではない。

暗琉天破(あんりゅうてんは)は、

言峰カイオウの真の最強技への準備にすぎない。

 

 

次の瞬間、魔闘気が言峰の拳に集束し──

言峰カイオウは勝利を確信し、両拳を構えた。

 

 

「凄妙弾烈(せいみょうだんれつ)!!」

 

 

──ドドドドドドドドドドドドドド!!!!(拳の連打)

 

次の瞬間、言峰は無数の拳を撃ち出す。

凛の体は拳の嵐に呑まれた。

 

 

言峰の拳が疾風の如くうなりを上げ、次々と凛へと命中する。

それはあまりにも“極められ過ぎた”凄まじい乱打だった。

 

 

「ぐうっ!!」(凛)

 

 

── ガガガガガガガガガガガガ!!!!(直撃音)

 

 

超高速の拳が次々と凛へと直撃する!!

超音速の拳の嵐は凛の体に無数の炸裂音を発生させ、凛は破孔を突かれ続ける!

 

 

── ズボボボボボボボボボ(破孔を突く音)

 

 

「あああっ、リン!」(イリヤ)

 

「そんなっ!」(セイバー・全裸戦士)

 

「……(ピクピク)……」(士郎・全裸戦士)

 

セイバーとイリヤにとって今の攻撃は次元が違うと悟ってしまう。

それはまさしく──最終奥義!!!

 

 

「終わりだ、遠坂凛!!」(言峰カイオウ)

 

 

「っ……!!」(凛)

 

 

── ドガァァァァァン!!!(凛が吹き飛ぶ)

 

 

凛の全身の 致命の破孔 を突き破った!!

破孔を突くとともに、連撃が凛の体を吹き飛ばした。

 

宙を舞う凛の身体。

それは“破孔を突かれた”衝撃の吹き飛びだった!

 

 

「これで決まりだ!貴様の致命の破孔を突いた!」(言峰カイオウ)

 

言峰カイオウの口元が歪む。

 

 

「お前の命は……あと3秒だ」(言峰カイオウ)

 

「いやああああ!」(イリヤ)

 

「……(ピクピク)……」(士郎・全裸戦士)

 

完璧な勝利を確信し、言峰カイオウは勝ち誇った笑みを浮かべる。

 

 

言峰は凛の爆裂を待つ。

 

──1秒。

 

吹き飛ばされた凛の体が、空中を舞う。

 

──2秒。

 

無重力空間の中で、彼女は身をひねり。

 

──3秒。

 

 

次の瞬間。

 

 

──何も起こらない。

 

 

──凛の体は、まるで何事もなかったかのように宙を舞い、軽やかに旋回する。

そして美しく宙返りし、無重力の空間で優雅に着地を決める。

 

 

「貴様はもう終わっている……!」(言峰カイオウ)

 

「いや、終わってないから!!」(凛)

 

「何ィ!? なぜだ……!?」(言峰カイオウ)

 

「いや、普通に立ってるからでしょ!! 終わるわけないじゃない!!」(凛)

 

 

確かに破孔は突いたはず、言峰カイオウは違和感を覚える。

破孔が機能していない……?

 

 

涼しげな声が響く。

言峰カイオウの表情が凍りついた。

 

破孔を突いた感触は確かだ!!

何故だ? 何故爆裂しない……!?

 

平然とした態度で拳を構える凛を見た瞬間、言峰カイオウの表情が凍りついた。

 

 

「馬鹿な……!!」(言峰カイオウ)

 

 

言峰カイオウの表情が一変した。

 

 

「なぜ!? 貴様は爆裂しない……!!」(言峰カイオウ)

 

「いやいや、爆裂ってなによ!? 私は爆弾じゃないわよ!!」(凛)

 

 

「よかった!」(イリヤ)

 

「……(ムクムク…ズズ)……」(士郎・全裸戦士)

 

ここで凛は衝撃の事実を突きつける。

言峰を絶望の底に叩き落とす破壊の言葉。

 

 

「……凄妙弾烈(せいみょうだんれつ)は、北斗琉拳じゃないわ」(凛)

 

「あんたが使った凄妙弾烈。あれは北斗宗家の拳よ」(凛)

 

 

言峰は理解不能な凛の言葉に声を荒らげる。

理解が全く追いつかない。

 

「バカなことを。凄妙弾烈は北斗琉拳の最強技だ!!」(言峰カイオウ)

 

 

理解できない。

いや、理解したくない。

 

彼は知っている。

北斗宗家の拳は、実戦での戦闘力を失った拳である ことを。

 

 

言峰カイオウは 凄妙弾烈(せいみょうだんれつ) を北斗琉拳の最強奥義と勘違いしていた。

自らの拳が 北斗宗家の拳 だったと知らされた瞬間、言峰カイオウの背筋を戦慄が駆け抜けた。

 

 

──2000年前。

北斗宗家は、“極められた”拳ゆえに、“受け技の拳も極められ”、実戦での戦闘力を失った拳である。

それゆえ、無敵の暗殺拳として北斗神拳が生み出された。

 

北斗琉拳は北斗神拳と共に生まれた合わせ鏡。

同等の力を持つ“はずの”北斗琉拳が勝てないはずはない。

北斗琉拳も進化できないはずはない、言峰カイオウはそう信じていた。

 

 

「あんたが使った拳は、北斗宗家の拳よ。受け技を“極められ”過ぎて、実戦での戦闘力を失った拳 なのよ」(凛)

 

 

凛は言葉を続ける。

 

「私は北斗宗家の受け身の技を使っただけ」(凛)

 

「あんた自分で言っわよね。北斗宗家の拳は、“受け身の技を極めら”れ、実戦での戦闘力を失ったって」(凛)

 

「バカな……!!」(言峰カイオウ)

 

「私の凄妙弾烈が……!? そんなはずはない!!」(言峰カイオウ)

 

「あり得ん!! 凄妙弾烈こそ、北斗琉拳最強の拳だ!!」(言峰カイオウ)

 

 

「それが間違いなのよ」(凛)

 

 

「戯れ言を!!」(言峰カイオウ)

 

怒りとともに、言峰カイオウの魔闘気が膨れ上がる。

 

「フン、ならば北斗琉拳はどうだ!! 我が魔闘気は絶対の力!!」(言峰カイオウ)

 

しかし、凛はゆっくりと首を振った。

 

 

「そして、北斗琉拳は……」(凛)

 

「……北斗宗家の拳と同じだ」(脳内ケンシロウ)

 

「北斗琉拳も同じよ。北斗琉拳の極意は魔闘気と幻惑。幻惑を見破られた北斗琉拳は進化しない拳に過ぎないの」(凛)

 

「北斗琉拳は魔闘気による幻惑が通用してこそ暗殺拳として成立するが、幻惑が通じなければ、進化できない止まった拳にすぎん」(脳内ケンシロウ)

 

「北斗宗家は無敵の暗殺拳を求め、無限に進化する北斗神拳を生み出した……それが、2000年前の真実だ」(脳内ケンシロウ)

 

 

その言葉を聞いた瞬間、言峰カイオウの目が怒りと混乱に染まった。

 

 

「……!!」(言峰カイオウ)

 

言葉が出ない。

 

「要するに、あなたの拳はね──」(凛)

 

凛が、冷酷な宣告を放つ。

 

「最初から終わってる拳なのよ」(凛)

 

「……!!!」(言峰カイオウ)

 

 

「お前は拳の進化を怠った……つまり、お前はもう終わっている」(脳内ケンシロウ)

 

「進化を止めた者の末路は、ツッコミの拳に敗れる運命……つまり、お前はもう終わっている」(脳内ケンシロウ)

 

「千変万化の北斗神拳に対し、北斗琉拳は幻惑だけだ!……つまり、お前はもう (略) 」

 

「何回言うのよ!?」(凛)

 

 

拳を握る指が震える。

これまで誇りとしていた 北斗琉拳の本質が崩壊する瞬間 だった。

 

しかし、言峰カイオウは その事実を認めるわけにはいかない。

怒りが爆発し、魔闘気が 激しく燃え上がる!!

 

「北斗琉拳が、戦いの中で通じなくなるだと!? 進化できないだと!? そんなことは絶対に認めん!!!」(言峰カイオウ)

 

激昂とともに地を踏み鳴らす。

魔闘気の奔流が巻き起こり、大空洞がさらに揺れた。

 

「北斗琉拳は最強だ!この世の悪、全ての悪を極めた力だ!」(言峰カイオウ)

 

燃え上がる魔闘気。

言峰カイオウの逆鱗が弾け、凛を憎しみを込めた目で睨みつける。

 

 

「認めん!!!」(言峰・大迫力)

 

「認めんぞおおお!!!」(言峰・怒りMAX)

 

「認めんんんんんんんん!!!!」(言峰・MAX超え)

 

「あんたも何回言うのよ?もう終わりよ!」(凛)

 

 

 

──最終奥義の応酬──

 

「認めん!!」(言峰カイオウ)

 

怒りと憤激に満ちた咆哮が大空洞に轟く。

言峰カイオウは魔闘気をさらに噴出させ、岩盤を砕くほどの強烈な圧を放つ。

 

「この私が、拳を見切られるなど……断じてあり得ぬ!!」(言峰カイオウ)

 

「お前はもう終わってる……」(脳内ケンシロウ)

 

「認めん!!」(言峰カイオウ)

 

「だから何回言うのよ?」(凛)

 

 

幻惑が無くても北斗琉拳は悪を極めた最強拳だ!

それならば、互角“だった”拳の力で凛を打ち砕くのみ!

 

“拳の正面衝突”で直接肉体を叩き割る!

怒りに満ちた全力攻撃!

言峰カイオウは全身全霊の拳を突き出した。

 

言峰の拳の速度は音すらも置き去りにする領域!

だが──

 

凛は言峰の拳を既に見切った!

初めは〝互角〟だった拳のぶつかり合い。だが、ツッコミの拳は成長し続けていた。

 

 

──拳の進化は、ツッコミの中にある。

 

凛は確信する。

この一撃で、言峰カイオウの“拳”は終わる。

彼自身は、それに気づいていない。

 

言峰カイオウは怒りに満ちて全霊の拳を突き出す!

 

 

── ドゴォォォォォン!!!(言峰の拳)

 

 

「無駄よ……これで終わりなの!!」(凛)

 

 

── フオオオオッ!!(闘気を高める)

 

 

「喝!! 拳盗捨断(けんとうしゃだん!!) 」(凛)

 

 

凛は微動だにせず、言峰全霊の拳を正面から迎え撃つ。

迷いのない一撃。その拳が、言峰の拳を"捕らえた"。

 

 

── シキパアアアア!!(透過音)

 

 

凛の手刀が言峰カイオウの拳を"すり抜けた"。

 

 

「何を!?」(言峰カイオウ)

 

それは不可解な光景だった。拳と拳がぶつかるはずの瞬間、凛の手刀はまるで霞のように言峰カイオウの拳を透過した。

 

── 互角だったはずの拳が、凛のツッコミ進化の前に、“互角でなくなって”いた。

ツッコミは純粋な拳の撃ち合いにおいても言峰カイオウを上回っていたのだ!

 

 

刹那──言峰カイオウの腕全体が動きを止めた。

腕全体が完全に沈黙した。

 

 

「実戦においては、撃ち出される拳にこそ隙があるのよ」(凛)

 

「拳技互角ならば、敵の拳そのものを破壊するのが奥義よ!」(凛)

 

言い終わると同時に──

 

 

ズゥゥゥゥン……!!

 

言峰カイオウの“拳”が、"死んだ"。

 

「……!?」(言峰カイオウ)

 

何が起こったのか、最初は理解できなかった。

 

 

拳を握ろうとする。しかし、指が動かない。手首を捻ろうとしても、まるで腕ごと凍りついたように沈黙している。

闘気を巡らせようとしても、そこだけが"無"になったかのように、何も伝わらない。

何も、何も感じない──まるで、そこに腕などなかったかのように。

 

恐怖が首筋を駆け上がる。

 

 

「お、おかしい!? 私の拳が動かん……!?」(言峰カイオウ)

 

「当然でしょ? 拳盗捨断は拳そのものを破壊する技よ」(凛)

 

「馬鹿な……拳が……動かん……!!」(言峰カイオウ)

 

何度意識を向けても、そこには"何もない"。

痛みすら感じない。ただ、完全に"何もない"のだ。

 

 

「そんな……ッ!!」(言峰カイオウ)

 

 

信じられない。これは何かの幻覚ではないのか? いや、違う。確実に"何か"が起こった。

 

 

「くっ……!!」(言峰カイオウ)

 

魔闘気を纏ったその拳は、まるで枯れ木のように内側から壊死し、完全に死んだ。

握ることも、動かすこともできない。

 

 

その腕はまるで自身のものではないかのように力なく垂れ下がる。

 

「くっ……!!」(言峰カイオウ)

 

 

それでも、言峰カイオウは魔闘気を振り絞り拳を動かそうとする。

魔闘気のコントロールを極めた言峰にとって拳を魔闘気で動かすなど簡単なはず…

 

 

──しかし!

 

── ボギィィィィン!!!(腕ごと折れる)

 

 

"拳"は腕ごと内部から砕かれた。

両腕の骨は砕け、折れ曲がる。

 

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!!」(言峰カイオウ)

 

 

激痛。凄まじい激痛が言峰カイオウを襲う。

 

 

「馬鹿な……拳が…腕ごと……折れるなど……」(言峰カイオウ)

 

 

激痛が全身を駆け巡り、言峰カイオウの視界が一瞬暗転する。信じられない。

あり得ない。この私の拳が……拳そのものが、破壊されるなど……!!

 

言峰カイオウの目が凛を睨みつける。

 

「貴様……!」(言峰カイオウ)

 

「もう、どう足掻いても無駄よ」(凛)

 

 

そう、拳盗捨断は"拳そのものを破壊する技"。

拳が死ぬとは、もはや単なる骨折ではなく、筋や神経、そして体内の気の流れすらも絶たれた状態。

その拳は──もう二度と動くことはない。

 

 

「バカな……バカな!! そんなものが……そんなものが!!!」(言峰カイオウ)

 

 

しかし、叫ぼうとどうしようと、事実は変わらない。

拳盗捨断の影響で、言峰カイオウの腕はもはや無意味なものと化していた。

 

 

「そろそろ諦めたら? アンタの拳は、もう終わりよ」(凛)

 

しかし、言峰カイオウは──それを認めるわけにはいかない!!

 

 

───ラストバトル・最終決着 ───

── ツッコミの拳vs絶対悪の拳 ───

 

拳を破壊された言峰カイオウは、それでもなお倒れることを拒絶した。

魔闘気は衰えていない。むしろ、怒りによってさらに燃え上がる。

 

「拳が砕かれた程度で、この戦いが終わると思うな……!!」(言峰カイオウ)

 

圧倒的な魔闘気は、未だ減衰するどころかさらなる勢いで膨張し、地を揺らすほどの重圧を生み出す。

魔闘気がある限り戦えないはずはない。

 

 

拳が使えぬなら、“脚”を使うまで!

大気を引き裂く轟音と共に、彼の蹴りが放たれる!

 

 

「拳が使えぬならば“脚”で砕くのみ!!」(言峰カイオウ)

 

 

その“蹴り”は尋常ではなかった。

空間を歪めるほどの速度と破壊力を秘めた蹴撃が、音を置き去りにして放たれる!

 

「この一撃で叩き潰す!!」(言峰カイオウ)

 

衝撃波を伴いながら凛へと突き出される!

その速度は視認すら困難。

 

 

しかし──

 

 

「無駄よ」(凛)

 

 

その瞬間、彼女の拳が稲妻のごとく突き出される!!!

 

凛は蹴りの軌道を完全に見切っている。

突き出される“蹴り”に向け、彼女の拳が迎え撃つ。

 

 

二つの力がぶつかり合い、爆発的な圧力が生み出される!!

 

──そして、決着がついた。

 

 

── バキィィィィィンッ!!(脚が折れる!)

 

 

刹那!

──言峰カイオウの“脚”は耐え切れず、凛の拳によって粉砕される!!

 

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!?」(言峰カイオウ)

 

 

肉が裂け、骨が砕ける轟音とともに、言峰カイオウの身体が宙を舞った!!

大量の血が迸る!!

 

 

── ドガァァァァァン!!(落下音)

 

 

言峰カイオウは、弾き飛ばされ、地面に激突!!

凄まじい衝撃に彼の身体は地面を転がる!!

 

「があああああああ!!」(言峰カイオウ)

 

倒れ込んだまま、言峰カイオウの全身が痙攣する。

脚は完全に砕かれ、立ち上がることすらできない。

 

 

「この私が……この私が……負けるなど、断じてない!!!」(言峰カイオウ)

 

 

拳を破壊され、脚を粉砕され、もはや通常の攻撃手段は絶たれた。

だが、それでも彼は止まらない。魔闘気が衰えぬ限り、戦いは終わらない!!

魔闘気は全く衰えず、怒りに呼応して勢いを増す!!

 

 

「貴様などに……この私が屈するものかああああ!!!」(言峰カイオウ)

 

 

言峰カイオウは魔闘気を異なる形へ変化させる。

洞窟全体を歪ませた魔闘気を消し、魔闘気を“体の一点のみ”に凝縮させる。

 

 

「私は終わらぬ!決して終わらぬわ!」(言峰カイオウ)

 

 

極限まで圧縮された魔闘気が言峰カイオウの体の一点に凝縮される!!

莫大な魔闘気を“推進力のみ”に集中させる。

 

 

「ぐぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」(言峰カイオウ)

 

 

そして──次の瞬間、圧縮された魔闘気が一気に解放される!!

 

 

── グオオオオン!!!!(噴射音)

 

 

魔闘気の“ジェット噴射”とともに、言峰カイオウの身体が光弾のように跳躍する!!

魔闘気を“爆発的に噴射”し、一直線に突き進む!!!

 

──この一撃を視認できる者は存在しない。

 

「これはっ!?」(セイバー・全裸戦士)

 

その速度は、神速を極めたセイバーの眼をもってしても、視認できず、視界の中から掻き消えていた。

 

 

「たとえ天地逆となっても私の道は変えぬ!!」(言峰カイオウ)

 

 

〝肘打ち〟腕も脚も破壊された最後の攻撃!!

視認できない超高速の突撃とともに、言峰カイオウは渾身の〝肘打ち〟を振り下ろす!!!

 

 

この速度、この破壊力──

どのサーヴァントでも防ぐことは 不可能 !!

どんな英霊であろうと受けきれない、最速の魔闘気突撃!!

 

 

だが──

 

 

「終わりよ……言峰……」(凛)

 

 

その瞬間、

凛の拳が 言峰カイオウの速度を凌駕した。

 

 

── 否

── 圧倒的に凌駕した。

 

次の瞬間、時間すら止まったかのような静寂が生まれる。

 

 

── ドガァァァァァァァァン!!!!(拳が胸にめり込む衝撃)

 

 

凛の拳が、言峰カイオウの胸に深々とめり込んだ。

 

骨が軋み、肉が裂ける。

拳が押し込まれた瞬間、言峰カイオウの 胸郭が爆発的な衝撃を受ける。

 

言峰にもセイバーにも、視認できなかった。

 

 

── ボキボキボキィィィィィィィ!!(骨が砕ける轟音)

 

 

衝撃が 骨を粉砕し、波動が 内臓を震わせる。

 

まるで 内臓 を抉られるような痛み。

言峰カイオウは自分の 体が砕けていく感覚をありありと感じた。

 

 

「ぐうあああああああっ!!!」(言峰カイオウ)

 

 

口から血が溢れ、彼の目が大きく見開かれる。

 

 

──分かる。

この一撃が、すべてを終わらせた一撃だと。

 

凛の拳の重み──それは聖杯戦争の最大火力!

かつての ケンシロウ vs カイオウ を 遥かに超える究極の決着の一撃。

 

 

それは、ただの拳ではなかった。

 

 

全てのツッコミと戦闘の積み重ね。

拒絶、絶叫、諦め、達観に対するツッコミ、意味不明な哲学や理論に対するツッコミ、そして 絶対に負けないという信念。

すべてが〝ツッコミの拳〟に込められていた。

 

 

「おおおぉ……ぉ……!!!」(言峰カイオウ)

 

 

言峰カイオウは凛の拳がめり込んだ胸を見下ろす。

凛の拳は動きすら見えなかった。

 

ただ、めり込んだ。

それだけで、すべてを無に帰した。

 

──それは 揺るぎなき勝者の拳。

 

聖杯戦争のツッコミをすべてを背負い、言峰カイオウを打ち砕いた最強の拳だった。

 

 

言峰カイオウの口から 血が溢れる。

 

「がああぁ……!!!」(言峰カイオウ)

 

拳が めり込んだまま、言峰カイオウの膝が砕けるように地面へ沈む。

 

「お……お……!!!」(言峰カイオウ)

 

身体が 揺らぐ。

全身の感覚が 消えていく。

 

そして、ついに──

 

「ぐっ……!!」(言峰カイオウ)

 

言峰カイオウの体が、ゆっくりと崩れ落ちる。

 

 

「……これが、ツッコミの力、拳の進化……か……」(言峰カイオウ)

 

「普通に殴っただけよ」(凛)

 

 

彼の体が、背中から完全に倒れ伏す。

 

凛、セイバー、士郎、

“3人の連携攻撃”すら〝幻惑だけ〟で無効化した、最強の〝擬似サーヴァント〟

 

それは、重力に引かれるように ゆっくりと、しかし確実、地に伏す。

 

 

「……ぉ…ぉ…ぉ…」(言峰カイオウ)

 

 

魔闘気は、すでに 完全に消え去っている。

体を動かす力は、どこにもない。

 

 

戦場に立っているものは一人と一本だけ。

それは、激闘に勝った遠坂凛、勃ち続ける士郎のちん●。

 

立(勃)っている者が最後の勝者である。

 

凛は、言峰カイオウの姿を 静かに見下ろす。

士郎のモノ(ち●ぽ)には、一切のツッコミを入れない。

 

そして、最後に──

はっきりと、言い放った。

 

 

「……あなたはまさしく── 強敵(とも)だったわ!! 」(凛)

 

 

戦いは完全に終わった。

 

凛は静かに立っていた。

士郎のち●ぽも勃っていた。

 

最強の敵を倒した、ただ一人と一本の勝者として。




次回!
シリアスなバトルは終わり、完全に爆笑ギャグに振り切ります。

決着がついた戦い!
汚染された大聖杯にどう立ち向かうのか?

爆笑必須の大聖杯処理!
お楽しみください。

〝疑似サーヴァント〟言峰カイオウ

クラス:アヴェンジャー
真名:言峰カイオウ
筋力:EX
耐久:EX
敏捷:B
魔力:EX
幸運:C

固有スキル
北斗琉拳 EX
幻惑を極意とした悪の拳法。極めしものは魔界に落ち、魔闘気を纏う
その強さは魂の融合により2乗になっている
暗琉天破 EX
魔闘気により無重力空間を生み出し敵を幻惑する北斗琉拳の秘奥義
本来なら狭い範囲の奥義だが、魂の融合により大空洞を覆い尽くすほどの規模になった

遠坂凛(最終)
筋力:EX
耐久:EX
敏捷:EX
魔力:-
幸運:A+

固有スキル
北斗神拳 EX
人体を内部から破壊する無敵の暗殺拳である
その真髄は"愛と哀しみ"である
無想転生 EX
無より転じて生を拾う北斗神拳究極の秘奥義
凛は「ツッコミ無理想転生」と名付けた
進化 EX
成長限界は無限である。仲間の絆で更に成長速度が早くなった
ツッコミ EX
暖かな時間を過ごし、"愛"のツッコミは闘気を更に倍増させた
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