Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
果たして彼女は報われるのか?
物語はついにクライマックス!
大聖杯が崩壊していく
──汚染された魔力が浄化されていく。
「やった……?」(凛)
アヴェンジャー爆発の衝撃で、大聖杯そのものが急速に崩壊し始めていた。
アヴェンジャーは既に爆発四散し、大聖杯は浄化された。
黒き汚泥はすでに消え去り、あふれ出す魔力はもはや邪悪なものではない。
大聖杯が崩れ始め、魔力の濁流が流れ出す。
だが、それはもはや汚染された黒い泥ではなかった。
「……無色の魔力になってる……?」(凛)
「……綺麗だ……」(士郎)
「……これが本来の聖杯……」(イリヤ)
黒き泥が消え、純粋な魔力の奔流へと変わる。
汚染された聖杯は、ついに浄化されたのだった。
決着──"北斗神拳・ツッコミの拳"が運命を変えた瞬間だった!
凛の拳が、すべてを終わらせた。
"この世全ての悪"は生まれず、大聖杯は浄化される。
そして、すべての戦いが終わる瞬間が訪れようとしていた──。
セイバーは崩れゆく大聖杯を見上げながら、流れ出る無色の魔力を全身に浴びた。
聖杯から放たれた無色の魔力が、セイバーに降り注いだ。
「これは……!」(セイバー)
── ズズズズズッ……!!
セイバーの身体がまばゆい光に包まれる。
その光が収束したとき、彼女の肌には確かな温かみがあった。
「……人間としての身体……私は……!」(セイバー)
セイバーの身体が変化していく…
受肉──それは、セイバーがサーヴァントの身体ではなく、完全にこの世を生きる人間として生まれ変わった瞬間であった。
「セイバー……!」(士郎)
セイバーは自らの手を見つめ、かつてないほど穏やかな微笑みを浮かべた。
「この身が……本当に温かい……」(セイバー)
「セイバー、ずっと一緒に…」(士郎)
「よかったわね!セイバー!」(凛)
「おめでう。セイバー」(イリヤ)
「シロウ、凛、イリヤ、私はこの時代を生きます。
そして、北斗神拳を極めます!」(セイバー)
セイバーの受肉を見届けた凛…
聖杯から放たれた無色の魔力は、近くにいた凛にも降り注いだ。
凛は北斗神拳の継承者となる運命を完全に受け入れていた。
しかし、それとこれ、つまり魔術は話が別だ。
「……北斗神拳を極める運命は受け入れた。でも……魔術師の夢は諦めたわけじゃない……!」(凛)
凛は力強く呟く。
「私は元々八極拳と魔術を使っていた。魔術が復活すれば、八極拳が北斗神拳に入れ替わっただけ!!」(凛)
つまり、拳と魔術の両立は可能!
北斗神拳と魔術のハイブリッド、それが私!
私は"最強の魔術師 兼 北斗最強伝承者"として、新たな道を切り開く!
「私の道は……私が決める……!」(凛)
彼女は拳を握りしめ、決意を込めて聖杯に向かって叫んだ。
「私を〝最強の魔術師に〟しなさい!!!」(凛)
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
聖杯の魔力が光を放ち、願いを受け入れたかのように光りだす。
そして、魔力の流れが凛の周りに集まり激しく渦巻く──。
──しかし、次の瞬間。
「いや、もったいない!!!」(士郎)
「もったいないよおおおお!!!」(イリヤ)
「最強の魔術師より最強のツッコミの方が絶対いいって!!!」(士郎)
「そうだよリン! 魔術師なんていっぱいいるけど、最強のツッコミは世界に一人しかいないんだから!!」(イリヤ)
「無駄よ♪お二人さん♪」(凛)
凛は士郎とイリヤをスルーし、聖杯に願い続ける。
「聖杯よ!私を〝最強の魔術師〟にしなさい!!」(凛)
そんなやり取りの最中、凛の身体に奇跡が起こる!
凛の身体が光り輝く!
そして……
──魔術回路の復活。
凛の体に流れるのは、久しぶりに感じる魔力の感覚。
北斗神拳の伝承者となって以来、彼女は魔術回路を失っていた。
しかし今、確かに魔術回路は復活し、魔力が彼女の全身を駆け巡っていた。
「……魔力が……帰ってきた……!」(凛)
久しぶりの魔力に、凛は思わず感動する。
「……嬉しい…私…魔術が使えるようになったんだ……!」(凛)
「フフ…ウフフフフフフフッ!!」(凛)
凛は魔術復活の証明として、すぐに魔術を試したくなった。
「……世界最強の魔術……試してやろうじゃない……!」(凛)
凛は目の前の壁に向かい、魔術師として最も得意な魔術を
〝思いっきり力を入れ〟て〝最大出力のフルパワー〟放つ。
「──ガンド!!!」(凛)
渾身の魔力を込めたガンドが一直線に壁へと放たれる。
──ドンッッッ!!!
ガンドが壁に激突し爆発する。
当たった場所から爆炎が発生する。
爆発の余韻が収まると、壁にはガンドが穿った跡が刻まれていた。
……だが、その形は。
「……え?」(凛)
壁には、天破活殺のように、
北斗七星の形に穿たれた穴があった。
凛の背筋に悪寒が走る。
「な、なにこれ……」(凛)
魔術回路は正常に脈動し、魔力が流れ続けている。
凛の感じる魔力は変わらない。
次の瞬間。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
──突如として、大地が揺れた。
激しい地響きが空気を震わせ、巨大な波のような振動が足元を襲う。
「うわぁぁぁぁ!?」(士郎)
「きゃぁぁぁぁぁ!?」(イリヤ)
「凛のガンドが……!」(セイバー)
サーヴァントだったセイバーでさえ、剣を突き立てて踏ん張るのが精一杯だった。
士郎とイリヤはよろめき、まともに立っていることすらできない。
「な、なによこれぇぇぇぇ!!?」(凛)
これじゃあまるで〝北斗神拳が強化〟されただけじゃない。
北斗神拳の強化なんて私は望んでない。
〝またしても魔術が使えない〟
これが起こった時、凛の精神はきっと耐えきれない。
地震の振動は“魔術が使えない現実“が不吉な悪寒となって押し寄せてくるかのようだった。
「魔術が北斗神拳に変換されてしまうのなら、私は結局魔術を使えないじゃない」(凛)
自然と涙が込み上げてくる。
でも私は名門魔術師だ。
情けないところなんて見せられない。
〝魔術が使えない〟なんて訳はない。
無限に等しい聖杯の魔力に、出来ないことはない。
「私の試した魔術は一つだけ!他の魔術も使ってみるわ」(凛)
──そう。
試した魔術はガンドだけ。
それに、〝思いっきり力を入れ〟て試したのが失敗だったのかも知れない。
「そうよ、さっきのは力の入れすぎよ」(凛)
彼女らしくない現実逃避の言葉を呟いてしまうほど、凛は精神的に追い詰められていた。
「力を脱いてもう一回試すわよ」(凛)
凛は静かに目を閉じて瞑想する。
魔術回路は彼女の精神に答えるように、静かに、確かに流れ出す。
「魔力はきちんと流れてるじゃない」(凛)
魔術回路は正常に脈動している。
あとは他の魔術を力を脱いて試すだけ。
「私は諦めない!! 私の魔術が、北斗神拳なんかに負けてないって証明するのよ!!!」(凛)
泣きそうな心をこらえる。
凛は"炎の魔術"を試すことを決めた。
凛の属性は五大元素(アベレージワン)、どんな属性の魔術も使いこなせるはず。
「(終局、炎の剣、相乗) Funf,Drei,Vier……!Der Riese und brennt das ein Ende!」(凛)
── ズオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
"炎の魔術"の詠唱と同時に凛の体が光る。
轟音とともに、天を裂く閃光が炸裂する!!!
「え……?」(凛)
── ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
凛の手から放たれたはずの"炎の魔術"。
しかし、それは"炎の魔術"ではなく、"北斗剛掌波"となって放たれる。
「ちょっと待って!? なんで炎の魔術が"北斗剛掌波"になってるのよ!!!???」(凛)
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
再びの地震発生。
轟音と共に、大地が震えた。
地を揺るがすほどの力が解き放たれ、周囲の空間を震わせる。
「遠坂……ッ! これ以上の衝撃は……!」(士郎)
「このままでは、大空洞が崩壊します……!」(セイバー)
「リン! 止まってえええええ!!!」(イリヤ)
先ほどの悪寒が現実になる。
今度も〝魔術が使えない“なんて……
「なるほど……!」(脳内ケンシロウ)
「お前の魔術回路は闘気回路へと接続され、すべての魔力が拳の力へと変換された……。つまり、お前の魔術は、すべて"北斗神拳の技"として発動されるようになったのだ……!!!」(脳内ケンシロウ)
「お前の魔力は、肉体の強化、闘気の増幅へと変換されるように接続先が変化した……」(脳内ケンシロウ)
「変化したってレベルじゃないわよ!!! それじゃあ、私の魔術回路はただの筋力強化装置になったってこと!?!?」(凛)
「筋力強化にとどまらぬ……! お前の魔術回路は、闘気増幅のエネルギー回路にもなっているのだ……!!」(脳内ケンシロウ)
「そんなこと…誰が許可したのよ!?」(凛)
「俺ではない。おそらく聖杯のツッコミだ!!」(脳内ケンシロウ)
「えっ!?」(凛)
「つまり、凛……」(脳内ケンシロウ)
「〝最強の魔術師〟とは魔力を闘気に変換して放つ"北斗神拳継承者"と聖杯は解釈したのだろう」(脳内ケンシロウ)
「魔術回路と闘気回路は、もともと似て非なるものであり、闘気の方がはるかに優れている。ゆえに、聖杯の力がその合理性を認め、お前の体は完全に"闘気運用仕様"へと改良されたのだ……!」(脳内ケンシロウ)
「そんな……」(凛)
──聖杯に願ったはずの"最強の魔術師"の願い。
それは"最強のツッコミ北斗神拳継承者"という意味に変換され、凛は再び魔術を使えなくなった。
〝また魔術が使えなくなった〟
それはまさに、『聖杯によるツッコミ』だった。
──"ツッコミ"が、またも彼女を運命へと導いた。
〝魔術が使えない〟が現実になり、凛は一気に絶望へと叩き落される。
聖杯に願った結果は〝北斗神拳が強化された〟だけだった。
自然と涙が込み上げてくる。
「そんなこと望んでない……私は望んでないのよ」(凛)
「凛!どうした!?まさか魔闘気のダメージが今になって効いてきたのか!?」(脳内ケンシロウ)
私の未来は輝いていた。
自信に見合うだけの努力をしてきた。
聖杯戦争にも勝ち抜いた。
なのに、なぜこのような仕打ちを受けるのか。
「ううう…あああああああああ」(凛)
「凛!しっかりしろ!俺にもお前の秘孔は見える。お前は無事なはずだ」(脳内ケンシロウ)
「わあああ…ああああああ」(凛)
あまりの悲しみに涙が溢れる。
もはや感情を抑えられない。
「戦いでの負担は計り知れなかったはずだ……どこか痛むのか!?」(脳内ケンシロウ)
「凛……お前がどれだけ強くなっても、無理をしすぎれば体は悲鳴を上げる。少しでも違和感があるなら、俺に言え……」(脳内ケンシロウ)
「あああああああ…あああああああ」(凛)
「凛!?」(脳内ケンシロウ)
純粋に私を心配するケンシロウ。
でも、私は悲しみのあまり返事もできない。
世界なんて私のもの、聖杯戦争なんてご先祖様の残した遺産。
勝ち抜くなんて当たり前。
聖杯なんて無くても私は自力で〝根源の渦〟にたどり着く自信があった。
(……最強の魔術師として〝根源の渦〟に自力でたどり着き、ご先祖様の残した第二魔法に……)
(………魔術師として〝根源の渦〟に自力でたどり着き?……)
(……魔術師は魔術を使い〝根源の渦〟を目指す者……)
(………なんだ!…聖杯は私の願いをきちんと叶えてるじゃない……!)
これは心のつぶやき、誰の耳にも届かない。
その時、凛の表情がパッと輝いた。
(聖杯は願いを叶えた。願いは完璧に叶っているわ!)
それに気づ居た時、凛の視界が一気に明るくなる。
自然と涙は止まっていた。
「そうよね!答えは出たのよ!」(凛)
答えは出たのだ。
聖杯は本当に願いを叶えた。
私は願った通り〝最強の魔術師〟になってるじゃない。
凛は喜びの感情を爆発させて笑い始める
心の底から笑い続ける。
「ふふふふ…あっはははははははははは」(凛)
「凛!どうした!?」(脳内ケンシロウ)
「大丈夫よ…ちょっと笑っちゃっただけ…」(凛)
「うふふふふっ…あっはははははははははは」(凛)
凛の心に喪失感はない。
今の笑いは心からのものだった。
(私の魔術回路は生きている。魔術属性が〝私の願い通り〟に最適化されただけじゃない)
凛は"魔術使い"の衛宮士郎と違い〝正統な魔術師〟である。
魔術師は根源の渦を目指す者。
しかし、何世代もかけても事実上不可能なのが根源への到達!
当然、凛も根源を目指す思いは変わらない。
元々、凛は聖杯ではなく自力で〝根源への到達〟を成し遂げようとしていたことを思い出す。
天才魔術師でも根源到達は難しい。
しかし、北斗神拳なら少しながらも根源に至る可能性は高まる。
遥かに増大した魔力、無限と言える魔力を闘気に変換し、時間をかけて北斗の修行をすれば〝根源への到達〟は………限りなくゼロに近い可能性が0.1%でも高まるかもしれない。
それならば"最強の魔術師"の長いは叶ったも当然ではないか。
「ふふふふ…あっははははははは
士郎、セイバー、イリヤ、笑っちゃうでしょ♪
うふふ…あっはははははは」(凛)
嬉しくて涙が出てくる。
「遠坂……」(士郎)
「凛………」(セイバー)
「リン……」(イリヤ)
士郎、セイバー、イリヤは温かな笑みで凛の笑いに答える。
しかし、凛の感情を理解せず、愉悦に浸る者がいた。
ニヤリと笑う言峰綺礼、言峰は凛の大泣きを聞いていた。
倒れ伏した言峰は角度的に凛の笑顔が見えていない。
言峰には凛が泣いた後の笑いが絶望の自嘲に思えたのだった。
「凛よ!哀れな〝魔術師崩れの小娘〟よ! フフ……フハハハハ……!」(言峰)
血まみれの 言峰綺礼 は愉悦の笑みを浮かべ大声で笑った。
「試合に負けて勝負に勝つとはこの事だな。私の心は愉悦に満ちている」(言峰)
「私は敗れていない。私にとっておまえの絶望は蜜の味だ」(言峰)
「これこそ愉悦……お前の願いは……失敗だったのだ……」(言峰)
「……は?」(凛)
言峰はボロボロの身体で勝ち誇った笑みを浮かべる。
「最強の魔術師になるはずが、もはや拳しか使えぬ……お前は完全に終わったのだ……!」(言峰)
「お前はもはや魔術師ではない…お前の不幸を抱いて私は地獄に落ちられる!」(言峰)
「フフ……フハハハハハ……! どうだ、己の無力さに絶望するがいい!!」(言峰)
──しかし。
「何言ってんの? 私、めちゃくちゃ嬉しいんだけど?」(凛)
「…………え?」(言峰)
凛は 満面の笑み だった。
「アンタは元々魔術師じゃなかったから忘れてたの? 魔術師とは〝根源を目指す者〟を指すのよ」
「私だって根源を目指す魔術師よ。根源を目指すのに魔力を闘気に変換して修行するのに何の不都合があるの?」(凛)
「……ま、待て……そんなはずは……」(言峰)
「むしろ願いは完璧に叶ったわ! 魔術回路が闘気に接続されただけで、私は今でも世界一の 〝最強の魔術師〟なんだから!」(凛)
「…………」(言峰)
言峰の顔が青ざめていく。
愉悦が消えることに耐えられない。
「いや、しかし……お前はもう魔術を使えない……つまり……」(言峰)
「バカ言わないでよ!!私は魔術を闘気に変換して使う、闘気属性の魔術師よ」(凛)
「父様は炎、士郎は剣、昔の私は五大元素、今は闘気属性になっただけじゃない」(凛)
「私の魔術回路は生きてるわ。父様が魔力を炎に変換していたように、私は闘気に変換してるのよ」(凛)
── ズドォォォォォン!!!
凛が勢いよく拳を振り上げただけで、大空洞が震える。
「待て……何を言っている……?」(言峰)
「いい? 言峰、よく聞きなさい! 私こそが"北斗最強伝承者"であり"最強の魔術師"なのよ!!」(凛)
── ズオオオオオオオオオオ!!!
凛の闘気がきらめき、きらめく柱が立ち昇る。
「いや、待て……それでは、私は……」(言峰)
──愉悦の神父、絶望。
「バカな……私は……凛の絶望を楽しむはずだったのに……」(言峰)
「ええ、残念だったわね!あっかんべー!」(凛)
その時、凛には言峰の秘孔と生命の流れが見えてしまう。
言峰は前回の聖杯戦争で蘇生した存在、大聖杯崩壊と同時に死ぬ運命にあった。
言峰の死因は戦闘のダメージではなく、大聖杯とのリンク切れだった。
こいつはあと一分の命しかない。
凛はたとえ悪人でも人殺しはしたくない。
だから、人殺しではなく、
痛みを感じなくさせる秘孔で言峰に"嫌がらせ"してやろう……と思った。
凛は指先から微量の闘気を放つ。
それはケンシロウですらなし得なかった遠距離からの北斗有情猛将波!
「私はあなたを殺さないわ!!エセ神父!!」(凛)
「お前の〝体の痛み〟はもう死んでいるのよ!」(凛)
放たれた闘気は、10分後に爆裂する北斗有情猛将波、つまりは1分後に死ぬ言峰にとって、痛みを取り去り、快感を感じさせるものでしかない。
──ツボッ(秘孔音)
「なんてことだ……私の愉悦が……愉悦だけでなく……体が気持ちいい……むしろ体の気持ちよさが……私自身の体が喜んでいるのが私にとって気持ち悪い……」(言峰)
「私の愉悦が……私の愉悦が……ほわ~!!……ふえ~~へっへっへ~」(言峰)
「ちにゃ!!(ガクッ)」(言峰)
──言峰綺礼、無念のまま痛みを全く感じずに笑いながら事切れる。
「はあぁ~、スッキリした!!!」(凛)
「よくやった!!お前の愛とツッコミ!!拳の冴え!!全てが俺を超えている」(脳内ケンシロウ)
「いや、それが問題なんでしょうが!!!」(凛)
「さすがは 北斗神拳最強伝承者 ……いや、“ツッコミ戦士”か……」(脳内ケンシロウ)
「だからその“ツッコミ戦士”っていう変な称号やめなさいよ!!!」(凛)
士郎とイリヤが目を丸くする。
「遠坂……なんか、すごいことになってないか?」(士郎)
「うん、リンが楽しそうだから、これでいいんじゃない?」(イリヤ)
「そうですね……凛はとても輝いています……!」(セイバー)
「輝かなくていいのよぉぉぉぉ!!!」(凛)
「でも嬉しいわよ!私は〝最強の魔術師〟よ!一代で根源に到達してみせるんだから」(凛)
──こうして
聖杯戦争は終結し〝最強の魔術師〟の名を冠した 〝北斗最強伝承者〟が誕生した。
「……ま、いっか! 強くなったし!」(凛)
── こうして、凛は最高に幸せなまま、最強の道を歩むことになったのだった。
凛の願いが叶いました。
同時に、セイバーの受肉も叶いました。
凛、グッドエンド、セイバーグッドエンドの実現です!
魔術師、遠坂凛はこれからも根源を目指す〝正当な魔術師〟として強く生き抜いて行きます。
エピローグでは仲間たちのその後も書かれます。
原作Fateで叶わなかったセイバーが残り続けるエンドも実現しました。
ぜひエピローグもお楽しみください。