Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
ギャグだけで構成された、外伝をぜひお楽しみください。
時系列は、本編の聖杯戦争終了の1週間後くらいです。
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外伝・桜救出編:序章
「新説HF・胸に七つの傷を持つ女」
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──朝の衛宮邸。
静かな風が庭を渡り、差し込む光が床にやわらかな影を落としている。
「……ほんとに、終わったのね。聖杯戦争……」(凛)
「そうだな。いろんなことがあったけど……やっと、日常に戻れるんだな」(士郎)
「今日から元気に登校するわよ」(凛)
「おう。行こうぜ」(士郎)
──二人が玄関に向かうと、奥からセイバーとイリヤが出てきた。
「気をつけてください。今日は少し風が冷たいですから」(セイバー・穏やかに)
「……シロウ、リン。いってらっしゃい。無理しすぎないでね」(イリヤ・眠そうに微笑んで)
空は高く晴れ渡り、木々のざわめきすら心地よい。
二人の靴音が、静かに通学路へと続いていく。
──校門前・到達
遠くから見ていた間桐慎二が、ふと目を細める。
「なんだよ、早いじゃねえか衛宮。……って、あれ? 何で……遠坂と一緒に……」(慎二)
慎二の顔がひくりと引きつる。
不快な表情で、遠くから二人を見つめ続けた。
凛と士郎はそのまま校舎に入っていく。
──校舎内。教室前の廊下を歩く二人。
その時──
偶然にも〝間桐桜〟と出会う。
桜はずっと衛宮邸に通っていたが、聖杯戦争中は危険に巻き込まないために遠ざけていたのだった。
「あっ……先輩……」(桜)
「お、おはよう桜」(士郎)
「おはようございます、遠坂先輩」(桜)
「おはよう、桜っ」(凛)
──桜が2人を笑顔で出迎える
──しかし、桜は少しの疑念を表情に出す
「その……最近、お屋敷に行けなかったんですけど……何か、あったんですか?」(桜)
「いや……ちょっとな。色々あって……たとえば“北斗の継承”とか」(士郎)
「サラッと重要ワード混ぜるんじゃない!!」(凛)
「え、違ったか?」(士郎)
「違ってる以前に、それを“色々”で済ますな!!」(凛)
「いろいろ、ですか……」(桜)
──苦笑いの桜に、笑顔の士郎。
──凛も桜と挨拶を交わす。
「桜、元気そうね」(凛)
「はい。お二人とも、こうして一緒に登校されるのは、ちょっと新鮮で……」(桜)
「そう?よくあることでしょ?」(凛・笑顔)
(初めて見ました。絶対“よくある”じゃないです!!)(桜・心の声)
──その刹那。
凛が、桜の横を自然に通った時!
──ゾゾゾゾッ!
──グチュグチュグチュッ!(邪悪な気配)
凛の呼吸が、一瞬止まった。
桜の笑顔の奥。
そこに、まるで“別の何か”が棲んでいるような感覚があった。
生き物のような“気”が、彼女の中でぬめりながら蠢いている。
意味が分からない。しかし、“存在している”ことだけは、肌でわかる。
(……誰? 桜の中にいるのは、桜じゃない)
触れてもいないのに、背中に冷たい汗がにじんでいた。
「遠坂……」(士郎)
「空気が……重かった気がする」(士郎)
「……“穢れ”だ。あの少女の中に、禍々しき“気”が潜んでいる」(脳内ケンシロウ)
──その瞬間、チャイムが鳴る。
「それでは、また放課後に」(桜)
桜は穏やかな笑顔で教室へ入っていく。
だが、その背中は──静かに何かを抱えていた。
──廊下に残された二人。
「遠坂…さっきのあれ…」(士郎)
「……感じたわよ。私も。あの子の中に、“変な気”があった」(凛)
(このまま見過ごせない。明らかに──異常)
(そして何より……)
(私の拳が──今、疼いてる)
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校舎屋上・桜救出計画
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──昼休み、人気のない校舎の屋上。
凛は軽く拳を握る。
「何かがあの子の中に“いる”。気の流れが、完全に歪んでた。拳が教えてくれるのよ」(凛)
士郎は少し視線を落としながら呟く。
「聖杯戦争の前……桜は毎朝、俺の家に来てたんだ。朝ごはん作ったり、掃除したり……ずっと、そうだった」(士郎)
凛が驚いたように目を見開き、それから表情をやわらげる。
「……あんた、ちゃんと大切にしてたのね。ありがとう。桜のこと、支えてくれてたのね」(凛)
「いや、俺は……ただ、当たり前のことをしてただけだよ」(士郎)
「じゃあ、最後までお願いするわ。今日の放課後──桜を衛宮邸に連れてきて」(凛)
「わかった」(士郎)
凛は立ち上がり、風になびく髪を押さえながら言った。
「私は先に帰って準備しておく。セイバーとイリヤを離れの一番奥に隠れさせて、出迎えと調査の準備をする」(凛)
──誰にも気づかれないように。
そして、誰一人取り残さないために。
風が鳴り、静かに、作戦が動き出した。
少女の笑顔に潜む“何か”は、まだ正体を明かしていない。
だが、その気配は確かにそこにある。
凛と士郎は、ただ一つの決意で歩き出す──
桜を、あの得体の知れない闇から救い出すために。
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凛は帰宅・士郎は桜の教室
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凛は屋上での話を終えると、担任に事情も告げず校舎を飛び出した。
──そして、セイバーとイリヤを離れの〝一番奥の部屋〟へ潜伏させた
“異常な日常”が、静かに
緊迫した空気の中で展開する
士郎は桜の教室に走る
昼休みが終わる前に伝えなければ!
「桜、今日の放課後だけど──ちょっと話がある……帰らずにいてくれ」(士郎)
「……はい?あっ、はい……分かりました。先輩……?」(桜・戸惑い気味)
桜は不安げに小さく頷いた。
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「来訪、そして違和感の扉」
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──放課後直前
授業終了を知らせるチャイムは、まだ鳴っていなかった。
だが──
(……さくらっ!…さくらっ…!)(士郎・心の声)
まだ教師が黒板を向いて話している途中、ドアが勢いよく開く音が響く。
教室中がざわつく中──士郎は駆け出していた。
「……え、衛宮!? チャイム、まだだぞ──」(先生)
その様子を目にした慎二が、不審に呟く。
「……授業終わってないんだけど!? 何あいつ、何あんなに全力で……」(慎二)
チャイムが鳴る“直前”──
──ガラッ(ドア音)
「さくらっ!!」(士郎)
教室の扉を開けて駆け込む士郎の声に、桜は文字通りビクッと肩を揺らした。
まだ机に座ったまま。
帰る準備など、何も始まっていなかった。
「せ、先輩……!?あ、あの……いま……?」(桜)
「来てくれ。今すぐ。衛宮邸に」(士郎)
昼休みに交わした“放課後の約束”──
それを、士郎は“チャイム直前”という実行速度にまで高めて告げた。
「……わ、分かりました。ちょっと待ってください、まだ鞄に……」(桜・戸惑い気味)
(……こんな先輩、初めて見ました……どうして、こんなに慌てて……?)(桜・心の声)
そうして二人は連れ立って歩き出す。
しかし、桜の胸の奥には、うまく言葉にできない違和感がじんわりと広がっていた。
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次回──
「拳が導く真実」
桜の運命が、動き出す。
隠されてきた“本当の危機”が、今その姿を現す──
──To Be Continued──
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新章!開幕です!
この作品はギャグなので、セイバー、凛、桜、全員が救われるハッピーエンドを目指します!
桜救出編はギャグだけで構成された爆笑パートです。