Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
“謎の視線”(脳内ケンシロウ)が恐怖となって襲いかかる!!
──衛宮邸・本殿の瓦礫
──桜は凛に手を引かれながら、視線だけは“足元”に向けていた。
「え……こっち、通るんですか!?」(桜)
「そうよ、桜。通れるでしょ?」(凛・自然体)
「いやいやいや!! “通れる”って言葉の基準どこにあるんですか!? 崩れてますよね!? ここ明らかに戦場跡なんですけど!!」(桜)
(瓦礫:グラグラ……ミシミシ……)
「……え、えっと。遠坂先輩?今……私たち、どこに向かってるんですか……?」(桜)
その目の先には──
空を突き刺すように傾いた屋根と、壁のない本殿が堂々と立って(?)いた。
「まっすぐ、家の“奥”よ」(凛)
「奥って……え?今、壁抜けましたよね!?え、どこが玄関です!?倒壊してますけど!?!」(桜)
「気にしないの。通れる道があるだけマシって思いなさい」(凛)
──ギシッ……バキィッ……(瓦礫のきしみ)
「……さっきから音がヤバいんですけど!?これ、絶対“道”じゃないです!!」(桜)
「落ち着いて。ちゃんと“安全な方の瓦礫”を選んでるから」(凛)
「“安全な方の瓦礫”って概念初めて聞きました!!!」(桜)
「気をつけてな、桜。滑るとこもあるから」(士郎)
「“滑る”どころか落ちるんですけど!?地面に“大穴”空いてるんですけど!?!?」(桜)
「まあ、遠坂のルート通れば安全だ」(士郎)
「その遠坂先輩、さっき崩れた柱を踏み抜きながら進んでましたよね!?安全性ゼロですよね!?!?」(桜)
──ようやく、本殿の瓦礫を抜けた桜は、息を整えながら振り返った。
「…………先輩……」(桜)
「ん?」(士郎)
「この家……どこから倒壊してないことになってるんですか……?」(桜)
「うーん、だいたい“心の持ちよう”かな」(士郎)
「いやいやいや!!物理的に見たら、“10割”崩れてるんですけど!!!」(桜)
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「訪問、そして恐怖の始まり」
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──衛宮邸離れ
「さ、着いたわよ。ここが離れ」(凛)
「えっ……無事!?めちゃくちゃ無傷!?なんで!?こっちは!?本殿全壊してるのに!?!?」(桜)
「じゃ、入るわよ。桜もどうぞ」(凛)
「いやいやいやいや!!“本殿が吹き飛んだ”件を誰か話題にしません!?!?」(桜)
──離れ内部・リビング。
ガラッと扉を開けて入った瞬間──
そこには整えられた座布団、湯気の立つ茶器、きれいに掃除された床。
「……異常なほどに整ってます……!!」(桜・震え)
「座って座って。お茶でも飲みましょ」(凛)
「……このタイミングでお茶!?本殿崩壊からの!?」(桜)
士郎も平然と靴を脱ぎ、当たり前のようにくつろぎモードへ。
「座布団ふかふかだぞ、桜」(士郎)
「その座布団、本殿の屋根より厚そうなんですけど!?なんでこっちだけ文明残ってるんですか!?」(桜)
──そんなツッコミの嵐の中、ふと。
『この娘、心が壊れかかっている!』(脳内ケンシロウ)
ゾワッゾワッ!──(ケンシロウの気配)
(……なに今のっ……?)(桜・心の声)
桜は──“優しい視線”を感じた。
誰も存在していない。ただ、確かに“視線”のようなものがあった。
その気配は──暖かく、静かで、穏やかで……そして何より、“正体不明”だった。
(……背後から見られてます……? でも……遠坂先輩(凛) も先輩(士郎) も正面にいます……)(桜・心の声)
(……背後に誰もいないのに、あの視線は、何……?)(桜・心の声)
スウッ!──(ケンシロウの視線)
その瞬間、背筋がスッと冷たくなった。
心の奥で、何かが小さく“カタリ”と音を立てる。
「ね、桜。落ち着いた?」(凛)
「……いえ。落ち着けませんよーーーっ!!」(桜)
──狂気は日常の顔をして、じわじわと迫っていた。
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次回──
“拳”に乗せた“想い”が、桜の心を震わせる。
だが、恐怖はまだ始まったばかり──
──To Be Continued──
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