Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
──衛宮邸への帰還──
「……急ぐわよ、セイバー!!」(凛)
「はい!!……シロウが……」(セイバー)
私は意識を失った衛宮くんを抱え、セイバーとともに夜の冬木市を駆け抜けていた。
バーサーカーとの死闘を経て、なんとか撤退に成功したものの、衛宮くんの状態は明らかに尋常ではない。
「……回復速度が遅いわ……!」(凛)
彼の体は冷たい。
血の流出は謎の治癒力でひとりでに治り始めている。
しかし、回復速度が遅くてイライラする。
「こんな時に回復魔術が使えたら……!」(凛)
だが、私には
「……ならば、
「そう簡単に言うなぁぁぁぁぁぁ!!」(凛)
ドォォォン!!
私は門を蹴破る勢いで衛宮邸に駆け込んだ。
「ここなら……一旦、安全ね……!」(凛)
私は慎重に衛宮くんを居間の畳に横たえ、息を整えた。
セイバーは警戒しながら周囲を見回し、静かに言う。
「敵の追撃はないようです。しかし、シロウの状態が……」(セイバー)
私は奥歯を噛む。
「……彼の体に、謎の治癒力があるのは確か。でも、このままじゃ……!」(凛)
「ならば、秘孔を突け」(脳内ケンシロウ)
「だからぁぁぁぁぁ!! もうツッコミ疲れたわよ!!」(凛)
だが、今は選択肢がない。
私は衛宮くんの首筋に手を当てた。
「これは……普通の人間の体じゃない……!」(凛)
衛宮くんの体は、微かに魔力の流れとは異なる"何か"を持っている。
それを活性化させれば──
「……仕方ないわね。やるしかない……!」(凛)
ツボッ!!(秘孔音)
「……っ!!」(士郎)
衛宮くんの体がビクリと跳ねた。
──そして。
「……ぁぁ……ぐ……」(士郎)
彼の呼吸が戻る。
「やった……!!」(凛)
だが、私はまだ気を緩めない。
彼の回復力を高めるために、もう一度、秘孔を軽く突く。
ツボッ!!(秘孔音)
「これで……!」(凛)
ズズズズズ……!!
衛宮くんの体が、一気に温かさを取り戻していく。
「よかった!シロウ!」(セイバー)
──そして、衛宮くんは夜通し昏倒し続けたのだった。
私はケンシロウの精神力と体力を受け継いでいたので、1週間寝なくても耐えられる耐久力を得ていたのであった。
──翌朝──
──謎の治癒力?──
翌朝になって衛宮くんが目を覚ます。
「……遠坂?」(士郎)
衛宮くんが、目を開けた。
「……あんた、やっと起きたのね」(凛)
私は安堵のため息をつく。
「お前はもう……」(脳内ケンシロウ)
「あなたは…もう…(回復と言いそうに)」(凛)
「もう?」(士郎)
「生きている」(脳内ケンシロウ)
「お前はもう黙れぇぇぇぇ!!」(凛)
衛宮くんは、自分の体を確認しながら、驚愕していた。
「え……待って、俺、死にかけてなかった?」
「死にかけてたわよ! でも、治したわ!」(凛)
「どうやって!?」(士郎)
「
「は!?!?」(士郎)
衛宮くんの混乱はしばらく続いた──。
「……衛宮くん、いい? あのバーサーカーは尋常じゃないわ、今度こそ死ぬわよ」(凛)
私は腕を組みながら言う。
「だ、だよな……」(士郎)
(凛も尋常じゃないと思ったが士郎は言葉を止める、今の空気的に言う雰囲気ではないだろう)
「ええ、でも、まずは休むわよ!」(凛)
こうして私達は原作では最強の敵から生き延びたのだった。
「……ふわぁぁぁ……」(凛)
私は伸びをしながら、大きなあくびをした。
バーサーカーを
「おはよう、遠坂」(士郎)
衛宮くんがキッチンで朝食を準備しながら、私に向かって軽く手を振る。
「あんた、よくそんな普通に動けるわね……。昨日あんなに死にかけてたのに」(凛)
「……まぁ、遠坂に助けてもらったからな。色々と実感がわかないけど、生きてることは確かだし」(士郎)
衛宮くんは苦笑しながら、卵焼きをフライパンから皿に移す。
「で、朝飯食うか?」(士郎)
「……まあ、食べないと学校で倒れるわね」(凛)
私は1ヵ月飲み食いなしで大丈夫なケンシロウの体力を無視して発言する。
バーサーカーを
こんなの魔術師の仕事じゃない。
完全に北斗の拳の世界の住人になっている。
「……なんでよおおおおおおおおおお!!」(凛)
朝から絶叫。
「おはよう、遠坂。朝から大声出してどうした?」(士郎)
のんきに食卓で朝食をとる衛宮くん。
「どうしたもこうしたもないわよ!! 私の聖杯戦争はどこ行ったの!?!?」
「え?
「違うわよ!!」(凛)
「認めるのだ」(脳内ケンシロウ)
「お前はもう黙れ!!」(凛)
衛宮くんは「?」と首をかしげながら、味噌汁を飲んでいる。
……こいつ、普通に生活してるけど、昨日バーサーカーに切られて死にかけたんだよね!?
「お前はもう……元気である」(脳内ケンシロウ)
「回復の理由を説明しろぉぉぉぉ!!」(凛)
ツッコミ疲れた。