Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
しかし、新たな恐怖、別種の恐怖が桜を襲う?
──衛宮邸・昼前の団らん。
朝食を終え、三人は居間でくつろいでいた。
座布団に座り、それぞれ湯呑を手に持ちながら、なんてことのない話を交わす時間。
「昨日ちょっと怖い夢を見たんです」(桜・ぽつり)
「どんな夢だったの?」(凛・自然体)
「起きたあと、大丈夫だったか?」(士郎・やさしさ)
くだらない夢の話にも、ふたりは当たり前のように耳を傾けてくれる。
それが、桜にはたまらなく嬉しかった。
(……どんな話にも耳を傾けてくれて……私の気持ちを、受け止めてくれます……)(桜・心の声)
(……話を聞いてもらえるだけで、こんなに胸があたたかくなるなんて……)(桜・心の声)
桜の気持ちに寄り添う二人、ケンシロウへの恐怖が消えた中での安心。
愛情だけを感じる二人の思いやり。
気がつけば、桜は笑っていた。
──そんな中
──士郎が何気なく呟いた。
「そういえば遠坂って、料理できるのか?」(士郎)
「できるに決まってるでしょ。中華なんてお手の物よ!」(凛・得意げに)
「へぇ……ちょっと味見したいかもな。桜はどうだ?」(士郎)
桜は一瞬だけ迷い、けれどそっと微笑むと――
「……ねえさ…(ん)………遠坂先輩……の料理…食べてみたいです……」(桜・小声)
その言葉に、凛が穏やかに笑い返す。
「任せて。最高の昼食、作ってあげるわ」(凛・微笑)
──と、その時。
凛がふと桜に近づき、指を一本だけ立てる。
「熱がないか見ておくわね」(凛)
──“トンッ”(謎のふれあい)
額に触れたその指先は、なぜか妙に正確な位置を突いていた。
(……なんか、変……でも……)(桜・心の声)
けれど、その手はあたたかかった。
「……大丈夫みたいね」(凛・微笑)
「じゃ、ちょっとお昼作ってくるわね」(凛・すっと立ち上がる)
凛は台所へ向かって軽やかに歩いていく。
桜はその背を見送りながら――
(やっぱり……ねえ…さ……遠坂先輩、あたたかい……)(桜・微笑)
(…それに…ケンシロウさんも…私を見守ってくれます……)(桜・心の声)
心が、あたたかさ“だけ”で満たされていた。
──そして
桜は庭に出る
笑いながら散歩する
「……ちょっと、庭を歩いてきますね」(桜・小声)
鼻歌を歌いながら、庭へ降り立つ。
そのまま草の上を、ゆっくりと歩き始めた。
少しだけ、顔がほころぶ。
桜は静かな庭を、一人で歩いていた。
──士郎は縁側に座る
──桜が見える位置に座る
「俺、ずっとここにいるから。無理しないでいいよ」(士郎・穏やか)
「……ありがとうございます、先輩……」(桜・小声)
縁側で桜を見つめる士郎に桜は笑って答える。
──草の匂い。木漏れ日。柔らかく包み込む土の感触。
(……あんなに話したの、いついらいだろう……)(桜・心の声)
(…先輩も……遠坂先輩も……何でも聞いてくれるなんて……)(桜・心の声)
(……聞いてもらえるだけで、こんなに幸せになるんですね……)(桜・心の声)
桜の顔には、ごく自然な笑顔が浮かんでいた。
庭を、一歩、また一歩と歩く足取りは軽く、まるで心の重さが消えたようだった。
──その頃、台所では
「今日はちょっと甘めの味付けね……桜、疲れてるだろうし」(凛・鼻歌)
凛は、中華鍋を華麗に振るい、鼻歌を歌いながら火加減を調整する。
「ふふーん♪ これは名作の予感♪」(凛・満足げ)
料理が順調に進む、プロ顔負けの中華料理が8割方出来上がる。
だが!!
次の瞬間!!!
──“カランッ!”(包丁、落下)
「……あっ、ちょっ――!」(凛)
包丁を“落として”しまった、その一瞬!
──ズウウウウウウンッ!!(闘気放出)
凛は“うっかり”闘気を漏らしてしまった!!
──ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!(地震・震度5)
「震度5」の地震発生!!
地鳴りが庭にまで響き、「震度5」の衝撃が地を揺らす!
──ドンガラガッシャーーーーーン!!!(本館、二度目の死亡)
衛宮邸の本館が、地震とともに再び崩壊!!
「きゃああああああああッ!!!」(桜・絶叫)
(な、なに!? 地震!? 爆破!? 本館が“2度死んだ音”なんですけどぉおお!?)(桜・驚き)
(遠坂先輩、お昼作ってるだけですよね!? 包丁握ってただけですよね!?!?)(桜・心の声)
揺れ。耳鳴り。明滅する視界。空気が詰まる。
──その時!
「桜〜? どうした〜?」(士郎・ただの心配)
縁側から飛び出してきた士郎が駆け寄る。
その顔は“悲鳴だけ”に反応した心配一色。
「何で悲鳴なんか?……どこか痛めたか?」(士郎・ただの心配MAX)
「だ、だいじょうぶ……っ!でも……っ」(桜・息切れ)
(ちがいます……私…“地震”が怖かったんです……)(桜・心の声)
(“地震”と“轟音”で……動けません……! 瓦礫が……潰れました……!)(桜・心の声)
──と、次の瞬間!!
“音”が、死んだ。
風も、鳥も、空気のざわめきすら――消えた。
──ドドドドドドドド……ッ!!!(闘気音)
再び!!
大地が揺れる!!!!
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!(地震・震度7)
「震度7」の超巨大地震!!
(……何かが!……地震を!?……地震をおおおおおお……!?)(桜・絶叫)
地震とともに迫る!
音のない圧力が
“何か”が――こっちに走ってきてる!
(……くる……“なにか”が……くる!!)(桜・心の声)
(……こっちに……“凄まじいプレッシャー”が……!)(桜・心の声)
(……絶対! こっちに向かってくるぅうううう!!)(桜・ガクガク)
──ズバァァァァァン!!!!!!(障子、完全崩壊)
「さくら〜??どうしたの〜???」(凛・ただの質問)
「いやああああああああああああああああッ!!!」(桜・絶叫)
爆音が炸裂する!! 凛の突進が、障子を完全粉砕した!!!!
──風圧で柱が軋む!! ──紙と木が“爆風”に舞い上がる!! ──庭の木々が風になぎ倒される!!
(いまの音、絶対“壁じゃなくて世界”が死んだ音ですってばぁあああ!?)(桜・悲鳴)
──“ズバン”“ドガァン”!!!
突風が地を這い、草が地面にめり込む!!!
そしてその中心に、地震の震源地と化した一人の少女――
──遠坂凛!!
凛が突進する!!!!
人間ではありえない速度!!もはや“瞬間移動”の領域!!!
(う、動きが見えません……!いや、見えるのに……意味がわかりません……!)(桜・錯乱)
凛の足元で土が炸裂!!
残されたのは“一直線の地割れ”!!
隕石の衝突痕のように、庭が“削れている”!!!
鳥が逃げる!空気が震える!!
大気が“引きちぎられた”ような気圧差が、桜の肺を直撃する!!
凛は“人間の限界速度”を突破して“桜に突進”!
背後には“地割れのような足跡”!!
鳥が一斉に飛び立つ!地面が抉れる!!
(ひィィィィィィィィィィ!!!)(桜・絶叫)
(姉さんが……“音速”超えてるぅううう!!!)(桜・絶叫)
(人じゃないぃいい!!!この速さ、人類が出していい速度じゃないですぅうううう!!!)(桜・絶叫)
──凛、到達。
一瞬前まで“地震”だったのに。今は静かに笑って立ってる。
桜の前に、音も風も残さず――“姉”が“現れていた”。
「桜!!どうしたの!? 悲鳴なんかあげて!」(凛・気遣い)
「顔が青い……もしかして、立ちくらみか?」(士郎・心配)
凛は桜の目の前にしゃがみ込み。士郎は桜を支える。
ふたりとも、地震にも轟音に一切触れないまま──
(いやいやいやいやいやいや!!)(桜・混乱)
(そっちが原因ですから!?「震度7」出した本人に言われたくないですからぁ!?)(桜・限界)
(いま絶対、「震度7」ぐらいのやつ来ましたよね!?)(桜・錯乱)
(そもそも音が重機なんです!!どう考えても!!)(桜・恐慌)
──しかし
凛と士郎は微笑みながら、桜にそっと笑いかける。
まるで“震度7の地震”などなかったように。
「もうすぐ中華ができるわ。『美味しそうな匂い』でしょ?」(凛・微笑)
「 『美味しそうな匂い』してきたな。遠坂の中華、楽しみだろ、桜?」(士郎・笑顔)
(「震度7」を出した人が『美味しそうな匂い』って微笑んでます……)(桜・心の声)
(……さっきの地鳴りと瓦礫、完全に“無かったこと”にされてるぅうう!?……)(桜・心の声)
「その笑顔が怖いんですってばああああああ!!!」(桜・絶叫)
「どうした? 体調崩してないか? 無理しないで、すぐ言うんだぞ」(士郎・真顔心配)
「無理しないでいいのよ、いつでも休んでいいわ」(凛・微笑心配)
(会話が繋がってません。“地震”が無視されてます)(桜・心の声)
(「震度7」のあとで“無理しないで”って怖すぎるんですけど!!!)(桜・恐怖)
(優しいのに……圧が……揺れが……声が……全部こわい……!!)(桜・狂乱)
(いやああああああああああああああああああ!!!!!!)(桜・限界)
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次回──
「秘孔・“喘破(ぜんは)”、呼吸ができない制裁」
逃げ場は“優しさ”に塞がれる。
そして、〝トンッ〟の意味とは?
──吐けても吸えない“喘破(ぜんは)”の恐怖。
──桜は、息ができない日常に閉じ込められる。
──To Be Continued──
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