Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
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私、爆発するんでしょうか?
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──衛宮邸・深夜
桜は筆箱からボールペンを取り出した。
「遠坂先輩……あの“トンッ”って……」(桜)
「お昼に一回、兄さんの時一回……」(桜)
「“トンッ”、あれは間違いなく秘孔です……」(桜)
呼吸ができない。
息を吸おうとしても、空気が入ってこない。
喉がふさがれて、体が痙攣して、意識が遠のいて──
「……死んじゃいます……息が吸えなくなって……そのまま……っ」(桜・涙声)
「ねえ…さん…私……死にたくないです」(桜・号泣)
桜は机に手をつき、その場に座り込む。
しばらく動けなかったが、やがて、寝室の机に一人で座る。
ノートの1ページを破って、文字を書き始める。
震える手で、彼女は書き綴る。
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遺書 間桐桜
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“私が爆発した場合、この遺書を遠坂先輩に渡してください”
“遺体は速やかに火葬してください。間違っても回復秘孔などで蘇生を試みないよう……お願いします……”
“私の死は事故です。遠坂先輩や衛宮先輩に責任はありません。むしろ、最後までやさしくしていただき感謝しています”
“葬儀の際は、親族には『自然死』と伝えてください。間違っても『秘孔死』と言わないようお願い申し上げます”
“……もしかしたら、息が吸えないだけじゃないかもしれません”
“頭が破裂する、全身が爆発する、骨ごと粉々になる……そんな死に方をするかもしれないという不安が、今も消えません”
“もし、私が人としての原型を留めていた場合は、少しだけ泣いてもらえると嬉しいです”
“私は、死にたくないです……”
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桜はそっとペンを置き、深くうつ伏せた。
一筋の涙が、机に滲んだ。
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朝の挨拶が遺書ってなに?
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──衛宮邸・朝。
朝日が差し込むダイニング。
湯気の立つ味噌汁の香りが、今日の静けさをそっと包み込んでいた。
「おっはよー!桜っ」(凛・元気MAX)
「桜、おはよっ!ようこそ食卓へ!」(士郎・明るさMAX)
「……おはようございます……」(桜・しんみり)
リビングの入口に立つ桜。
その表情はどこか決意を秘め、静かに二人の前に立った。
「ご飯盛るぞ~、いつもの量でいいか?」(士郎・ごはんを含みながら)
「桜、もう座りなさいってば〜」(凛・味噌汁を飲みながら)
──そして桜は、深く一礼した。
「いままで、本当にありがとうございました」(桜・神妙)
「…は…?」(士郎・ご飯が止まる)
「……えっ…?」(凛・味噌汁が止まる)
桜は真っ青な顔で感謝の言葉を紡ぎ出す。
「お世話になりました……この数日間、ずっと……優しくしてくれて……」(桜)
「……さくら……?」(士郎・ポカン)
「私……たぶん、もう……長くはありません……」(桜・神妙)
「ええ?? 今なんて言ったの!?」(凛・ポカン)
桜は微笑を浮かべて二人に告げる。
「昨日……“トンッ”って、2回もやられて……もう、ダメだと思うんです……」(桜・涙目)
「トンッ?」(凛)
「“秘孔”です……間違いなく……私は……死ぬんです……」(桜・震え声)
「え? え? 俺、聞き間違いじゃないよな……?」(士郎・動揺MAX)
「もう、最期だと思って……いろいろ書きました」(桜・震える声)
「……何を?」(凛)
──桜は、そっと胸元から封筒を取り出した。
「私の〝遺書〟です。いままで……本当にありがとうございました」(桜・神妙)
「「遺書ーーーーーーーーっ!?!?」」(凛&士郎・ハモり絶叫)
──凛と士郎は顔を見合わせ、封を切る。
読み進めるうちに、ふたりの表情が、次第に強張っていく。
やがて沈黙が落ち、空気が少しだけ重くなった。
「……死んだら“火葬”にしてください……って…」(凛・深読み)
「“回復秘孔”で蘇生しないように、だって……」(士郎・小声)
「“秘孔死”ってワード、初めて読んだわ……」(凛・深刻)
「冗談とか一切ない。これ、本気で死を覚悟してる内容だ……」(士郎)
「まずいわね……完全に“今にも死ぬ前提”で書いてるじゃない……」(凛)
「本気で……死ぬつもりなんだな……桜」(士郎・低く)
「うん、すぐに……今すぐ桜を安心させなきゃ」(凛・焦り)
──そう言って、凛と士郎は黙って目を合わせた。
言葉より先に、その目が全てを語っていた。
「セイバーとイリヤに来てもらうわ。二人とも“秘孔の力”をよく知ってる」
「実際に“良い秘孔”を体験してもらおう」(士郎)
「全部、見せるわ。怖くないって」(凛)
「今日中に全部終わらせよう。桜に、ちゃんと笑ってもらうために」(士郎)
桜はガタガタと震えながら、首をぶんぶんと横に振る。
「……いままで……ありがとうございました……」(桜・別れの挨拶)
──衛宮邸の朝に、小さな決意が灯った。
“信じてもらう戦い”が、いま静かに始まろうとしていた。
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セイバーイリヤとの出会い
私は笑って死にます
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──衛宮邸・離れの一番奥。
凛はすぐさま、セイバーとイリヤに事情を説明した。
桜は“自分は秘孔で死ぬ”と本気で信じており、しかも「爆裂する」と思い込んでいる。
──だから、今すぐ来て安心させてほしいと頼み込んだ。
そして今──
──ふすまが開き、二人が入ってきた。
「……失礼します。私はセイバーと申します」(セイバー・静かに一礼)
「おはよー!私は、イリヤスフィール!イリヤって呼んでね!」(イリヤ・超元気)
「私は秘孔の修行を続けております。現在は、凛の元で学んでいます」(セイバー・真面目に)
「私はね、リンの秘孔で元気になって、普通の女の子になれたんだよっ!」(イリヤ・満面の笑み)
桜は口元を引きつらせたまま、深くお辞儀した。
「……セイバーさん、イリヤさん……はじめまして。
……たぶん、お会いするのはこれが最初で最後になると思います……」(桜・神妙)
「……違うのよサクラ、あなたは死なないの……」(イリヤ・焦り)
「私は、間桐桜と申します。午前中に爆裂しますが、よろしくお願いします。
短い出会いとなりましたが……ほんの一瞬でも、ご縁が持てて……光栄です」(桜・深々と一礼)
「あなたは死にません。私は証明するために来ました」(セイバー・焦り)
「人生の最期に、こんな素敵な方々をご紹介いただいて……本当に、感謝しかありません……」(桜)
「大丈夫だ、お前は絶対に死なない」(士郎・心配そうに)
「これで私は……もう、思い残すことはありません……」(桜・うるっと)
「……違うの。桜、あなたは死なないの。信じて」(凛・優しく真剣に)
「……最期の最期に、こんな素晴らしいご縁をくださって……私は安心して逝けます……」(桜・再び深々と頭を下げる)
「セイバーさん、イリヤさん……話せるのは午前中だけですが、私を忘れないでくれると嬉しいです……」(桜・涙ぐみながら微笑み)
「セイバー、イリヤ、お願いだからなんとかしてぇええ!!」(凛・本気で)
──朝から始まった“信じてもらう戦い”。
その第一歩は、“死ぬ気満々の少女”を正気に戻すことから始まった。
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次回──
「秘孔は安全です─でも私は死にます」
セイバーの筋力強化、イリヤの命は救われた。
それでも桜の中では“死への恐怖”が消えなかった。
──見た奇跡、信じた死。
──揺れない決意の行方は。
──To Be Continued──
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