Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
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秘孔は安全です
でも私は死にます(確信)
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──衛宮邸・離れ
桜のまわりに全員が揃っていた。
凛、士郎に加え、
セイバー、イリヤが離れの奥から合流している。
桜の誤解を解くための、“いい秘孔” の実践。
【セイバー】が最初の番
筋力強化で誤解を解く!
目で見る実演で“いい秘孔”を理解させる!
「では──まず、私の“いい秘孔”をお見せします」(セイバー・静かに)
──セイバーは静かに“桜が見えない背中”に指を添え、小さな音を立てた。
──ツボッ(秘孔音)
──ゴゴゴゴゴゴゴゴ(筋肉肥大)
『はあああああああ!』(セイバー)
みるみるうちに、セイバーの肩が、腕が、背中が、ゴゴゴゴと音を立てて――膨らんだ。
「これが“筋力強化”の“いい秘孔”です。暴走や爆裂の危険はありません」(セイバー・穏やかに)
「桜。見てくれただろ?」(士郎)
「これが……“いい秘孔”なんですね……!?」(桜)
「次はイリヤね」(凛)
「うんっ!」(イリヤ)
【イリヤ】は2番目
普通の女の子アピール!
イリヤはぴょんと立ち上がり、元気よく胸を張った。
「私ね、もともと半年か一年で死んじゃうって言われてたの!」(イリヤ)
「でも、リンが“命をつなぐいい秘孔”を突いてくれて、今もこうして生きてるの!」(イリヤ・ニコニコ)
「もう普通の女の子! 走れるし、踊れるし、お風呂にも入れるの!」(イリヤ・回転しながら)
「回転しながら言うことじゃないけどね……」(凛・小声)
「本当に、ありがとうリン! “いい秘孔”のお陰で幸せだよーっ!」(イリヤ・両手ブンブン)
「そ、そんな……そんな……」(桜・うるうる)
──桜の目に、涙が浮かぶ。
「セイバーさん……イリヤさん……こんな素敵な話を聞けて……私……もう……っ」(桜・深々と礼)
「うんうん、分かったでしよ?」(イリヤ・ニコニコ)
「……死ぬ前に、たくさんの励ましと、奇跡のような体験を見せていただけるなんて……!」(桜・震え声)
「えっ? 死ぬ前っ?」(イリヤ・ぽかん)
「桜……セイバーの筋肉、爆発してないだろ!? ちゃんと見ただろ?」(士郎・優しく)
「あれは“いい秘孔”の証明よ」(凛・まっすぐな目)
「……たしかに……爆裂していませんでした……」(桜・ぽつり)
「私はこの通り、自分で秘孔を突いて筋肉を変化させられます。“秘孔”は、制御可能な力です」(セイバー)
「私は“普通の女の子”になれたって言ったじゃん!」(イリヤ・ぷくーっ)
「……そのお言葉……胸に沁みました……」(桜・うっとり)
「そうそう、イリヤも普通の女の子になれたって喜んでたろ?」(士郎)
「……ええ……あの言葉に、“勇気”をもらえました……」(桜・目を潤ませ)
「……ほんと? 元気になれた?」(イリヤ・ぱあっと笑う)
「──“死ぬ勇気”をもらえました……」(桜・深々と一礼)
「もらわないでえええええっ!!!」(凛・絶叫)
──仲間たちは必死で説得を続ける。
「私たちは、あなたに生きてほしい。安心して、これからも一緒に……」(セイバー・静かに寄り添うように)
「……はい……皆さんのお気持ち……痛いほど、伝わってきます……」(桜・うるり)
「──だから、安心してくれ」(士郎・やわらかく)
「……でも……このまま……苦しまず……爆発したいです……」(桜・穏やかな顔)
「ち、違うの、桜……そうじゃないの……」(凛・涙をこらえる)
「……死ぬ前に……皆さんに見守られて、嬉しかったです…………」(桜)
「まて、それはおかしい、死なないって!!」(士郎・声を震わせ)
──桜は声が震えながら必死に続ける。
「セイバーさん……イリヤさん……私のこと、午前中だけでも……覚えていてくれると嬉しいです……」(桜・天を仰ぐ)
「午前だけじゃないわ、明日も来年もずーっと一緒にいるよ!」(イリヤ・無邪気に)
「桜、思い出はこれから作っていくのです、私はあなたの力になります」(セイバー・若干うろたえ)
「……ああ……温かいです……この温もりを、最期の記憶に……」(桜・感動)
「──“最期の記憶”じゃない、温もりはずっと続くんだ……」(士郎)
「……忘れません……こんなに優しい方々と出会えたこと……それが……人生の宝物です……」(桜・天を仰ぐ)
「忘れない!?忘れないから!? 1年後も10年後も続く出会いだから!」(凛・突っ伏す)
──そして、桜は、静かに一礼し、迷いなく言葉を告げた。
「……こうして“元気に見える先輩方”を見ると、私も……前向きに……」(桜・一瞬目を伏せて)
「おおっ、ついに! 理解してくれた!」(士郎・安心しかける)
「よかったー!一緒に遊ぼうね、サクラ!」(イリヤ・喜ぶ)
「……前向きに、死を受け入れられます……」(桜・優しい微笑み)
「受け入れちゃダメ!前向きに生きるのよ」(凛・うろたえ)
「──お願いです……息が止まるときは、安らかに死ねる秘孔を突いてください……」(桜・微笑)
「……皆さんに見送ってもらえるなら……」(桜・ほわん)
「……もう……思い残すことは……ありません……」(桜・目を閉じる)
「桜ぁぁぁぁぁ、お願いだからぁぁああ!!」(凛・ほぼ泣き声)
──桜は、仲間たちの真心の説得を、
「死ぬ前の温かさ」として受け取っていた。
──この世で一番、会話が噛み合っていない朝が、静かに進行していた。
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次回──
「遺書は撤回します、恥ずかしいので」
錯乱と絶望の狭間で、
姉の優しさが、少女を現実へと呼び戻す
──姉の救いが生きる力を与え。
──遺書の撤回が恥ずかしさを爆裂させる。
──To Be Continued──
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