Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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13話・桜救出編 ─ 秘孔は安全です、でも私は死にます

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 秘孔は安全です

 でも私は死にます(確信)

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──衛宮邸・離れ

 

桜のまわりに全員が揃っていた。

 

凛、士郎に加え、

セイバー、イリヤが離れの奥から合流している。

桜の誤解を解くための、“いい秘孔” の実践。

 

 

【セイバー】が最初の番

 

筋力強化で誤解を解く!

目で見る実演で“いい秘孔”を理解させる!

 

「では──まず、私の“いい秘孔”をお見せします」(セイバー・静かに)

 

──セイバーは静かに“桜が見えない背中”に指を添え、小さな音を立てた。

 

 

──ツボッ(秘孔音)

 

──ゴゴゴゴゴゴゴゴ(筋肉肥大)

 

『はあああああああ!』(セイバー)

 

 

みるみるうちに、セイバーの肩が、腕が、背中が、ゴゴゴゴと音を立てて――膨らんだ。

 

「これが“筋力強化”の“いい秘孔”です。暴走や爆裂の危険はありません」(セイバー・穏やかに)

 

 

「桜。見てくれただろ?」(士郎)

 

「これが……“いい秘孔”なんですね……!?」(桜)

 

「次はイリヤね」(凛)

 

「うんっ!」(イリヤ)

 

 

【イリヤ】は2番目

 

普通の女の子アピール!

イリヤはぴょんと立ち上がり、元気よく胸を張った。

 

「私ね、もともと半年か一年で死んじゃうって言われてたの!」(イリヤ)

 

「でも、リンが“命をつなぐいい秘孔”を突いてくれて、今もこうして生きてるの!」(イリヤ・ニコニコ)

 

「もう普通の女の子! 走れるし、踊れるし、お風呂にも入れるの!」(イリヤ・回転しながら)

 

「回転しながら言うことじゃないけどね……」(凛・小声)

 

「本当に、ありがとうリン! “いい秘孔”のお陰で幸せだよーっ!」(イリヤ・両手ブンブン)

 

「そ、そんな……そんな……」(桜・うるうる)

 

 

──桜の目に、涙が浮かぶ。

 

「セイバーさん……イリヤさん……こんな素敵な話を聞けて……私……もう……っ」(桜・深々と礼)

 

「うんうん、分かったでしよ?」(イリヤ・ニコニコ)

 

「……死ぬ前に、たくさんの励ましと、奇跡のような体験を見せていただけるなんて……!」(桜・震え声)

 

「えっ? 死ぬ前っ?」(イリヤ・ぽかん)

 

「桜……セイバーの筋肉、爆発してないだろ!? ちゃんと見ただろ?」(士郎・優しく)

 

「あれは“いい秘孔”の証明よ」(凛・まっすぐな目)

 

「……たしかに……爆裂していませんでした……」(桜・ぽつり)

 

「私はこの通り、自分で秘孔を突いて筋肉を変化させられます。“秘孔”は、制御可能な力です」(セイバー)

 

「私は“普通の女の子”になれたって言ったじゃん!」(イリヤ・ぷくーっ)

 

「……そのお言葉……胸に沁みました……」(桜・うっとり)

 

「そうそう、イリヤも普通の女の子になれたって喜んでたろ?」(士郎)

 

「……ええ……あの言葉に、“勇気”をもらえました……」(桜・目を潤ませ)

 

「……ほんと? 元気になれた?」(イリヤ・ぱあっと笑う)

 

「──“死ぬ勇気”をもらえました……」(桜・深々と一礼)

 

「もらわないでえええええっ!!!」(凛・絶叫)

 

 

──仲間たちは必死で説得を続ける。

 

「私たちは、あなたに生きてほしい。安心して、これからも一緒に……」(セイバー・静かに寄り添うように)

 

「……はい……皆さんのお気持ち……痛いほど、伝わってきます……」(桜・うるり)

 

「──だから、安心してくれ」(士郎・やわらかく)

 

「……でも……このまま……苦しまず……爆発したいです……」(桜・穏やかな顔)

 

「ち、違うの、桜……そうじゃないの……」(凛・涙をこらえる)

 

「……死ぬ前に……皆さんに見守られて、嬉しかったです…………」(桜)

 

「まて、それはおかしい、死なないって!!」(士郎・声を震わせ)

 

 

──桜は声が震えながら必死に続ける。

 

「セイバーさん……イリヤさん……私のこと、午前中だけでも……覚えていてくれると嬉しいです……」(桜・天を仰ぐ)

 

「午前だけじゃないわ、明日も来年もずーっと一緒にいるよ!」(イリヤ・無邪気に)

 

「桜、思い出はこれから作っていくのです、私はあなたの力になります」(セイバー・若干うろたえ)

 

「……ああ……温かいです……この温もりを、最期の記憶に……」(桜・感動)

 

「──“最期の記憶”じゃない、温もりはずっと続くんだ……」(士郎)

 

「……忘れません……こんなに優しい方々と出会えたこと……それが……人生の宝物です……」(桜・天を仰ぐ)

 

「忘れない!?忘れないから!? 1年後も10年後も続く出会いだから!」(凛・突っ伏す)

 

 

──そして、桜は、静かに一礼し、迷いなく言葉を告げた。

 

「……こうして“元気に見える先輩方”を見ると、私も……前向きに……」(桜・一瞬目を伏せて)

 

「おおっ、ついに! 理解してくれた!」(士郎・安心しかける)

 

「よかったー!一緒に遊ぼうね、サクラ!」(イリヤ・喜ぶ)

 

 

「……前向きに、死を受け入れられます……」(桜・優しい微笑み)

 

「受け入れちゃダメ!前向きに生きるのよ」(凛・うろたえ)

 

「──お願いです……息が止まるときは、安らかに死ねる秘孔を突いてください……」(桜・微笑)

 

「……皆さんに見送ってもらえるなら……」(桜・ほわん)

 

「……もう……思い残すことは……ありません……」(桜・目を閉じる)

 

「桜ぁぁぁぁぁ、お願いだからぁぁああ!!」(凛・ほぼ泣き声)

 

 

──桜は、仲間たちの真心の説得を、

「死ぬ前の温かさ」として受け取っていた。

 

──この世で一番、会話が噛み合っていない朝が、静かに進行していた。




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次回──

「遺書は撤回します、恥ずかしいので」

錯乱と絶望の狭間で、
姉の優しさが、少女を現実へと呼び戻す

──姉の救いが生きる力を与え。
──遺書の撤回が恥ずかしさを爆裂させる。

──To Be Continued──
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