Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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18話・桜救出編 ─ アミバの悪夢・肩に触れれば爆発

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 姉の優しさ・安眠する桜

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「姉さん……大丈夫です……もう、ヘルメットは……いりません……」(桜)

 

──カコン(ヘルメット音)

 

──桜は「カコン」と音を立てて、安心してフルフェイスを脱いだ。

 

 

──その姿は、どこか嬉し気で幸せだった。

 

──凛は、桜の肩をそっと支えながら、寝室の扉を開ける。

 

「さ、橫になって。ちょっとだけでも、休んだほうがいいわ」(凜)

 

──布団の上に、ゆっくりと橫たわる桜。

 

枕に頬をうずめるようにして、布団にくるまりながら──

 

「……あの秘孔……気持ちよかったです……」(桜・うとうと)

 

「肩が……まだふわふわしてて……眠りに落ちそうです……」(桜・まどろみながら)

 

──凜がそっと毛布をかける。

 

「少し寝ても大丈夫よ。みんな、ここにいるから」(凜)

 

「……はい……姉さんの……“いい秘孔”……信じます……」(桜・かすれ声)

 

──その寝顔には、ほんのわずかな安心と、脱力の笑みが浮かんでいた。

 

「……うわらば……」(桜・入眠断末魔)

 

 

「やっと……ほんの少しだけ、緊張が解けたわね」(凜)

 

──凜は靜かに立ち上がり、そっと襖を閉じた。

 

──廊下に戻った凜の耳に、イリヤの小さな声が屆いた。

 

「サクラ、ちょっとずつ元気になってるね……」(イリヤ・小声)

 

「ああ。……このまま、少しでも休めればいい」(士郎)

 

──靜かな時間が、衛宮邸に流れていた。

 

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─ 悪夢2 アミバの悪夢 ─

─ 激振孔(げきしんこう) 

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桜は再び世紀末で目を覚ました。

 

──そこは

どこかの、古びた病室のような部屋だった。

 

桜は、その部屋の中央で、寝台の上に仰向けに寝かされていた。

手足を拘束され、起き上がることすらできなかった。

 

(……ここ、どこ……?)(桜・心の声)

 

──そのとき。

 

「間桐桜……あれは、いい木人形(デク)になる」(秘孔研究者・アミバ)

 

「えっ……デクって……?」(桜)

 

男の声が響いた。

 

そこには──はっきりとした顔の男。

長い髪、目の下にくまを作った邪悪な笑み。

 

「紹介しよう。俺はアミバだ」(秘孔研究者・アミバ)

 

「桜、お前には俺の秘孔の研究を手伝ってもらおうか」(秘孔研究者・アミバ)

 

「な、なにを……!?」(桜・震えながら)

 

「この場で、死んで見せてくれ」(秘孔研究者・アミバ)

 

 

──ゆっくりと歩み寄ってくる。

不気味な笑みを浮かべ、指先をカチカチと鳴らしながら。

 

「間桐桜、きさまは、最高の木人形(デク)のようだ」(アミバ)

 

「えっ……デクって……私、人間ですよ!?」(桜・震え声)

 

「人体にはまだまだ隠された秘孔がある……その謎を解くには犠牲が必要なのだ!!」(アミバ)

 

「や、やめてくださいぃぃぃ!!!」(桜・必死)

 

「安心しろ! 俺は天才だ!」(アミバ)

 

アミバは狂気のまま言い放った。

 

「“さくらの肩”で、究極の秘孔を試させてもらう!!」(アミバ・宣言)

 

 

──その瞬間、アミバが両手を桜の「肩」に當てた。

 

(え……肩? この前と同じ……“肩の位置”……)(桜・心の声)

 

(でも……指の当て方が……違う……?)

 

その指先から、ゾワリとした違和感が全身を駆け抜ける。

 

「激振孔(げきしんこう)……」(アミバ)

 

「フフフ……この秘孔は心臓の運動を急激に増加させる!」(アミバ)

 

「血管すら破るほどにな……!」(アミバ)

 

 

──トン、トンッ!(両肩同時)

 

 

──両肩!

まさに、凜が押してくれたあの場所と同じだった。

 

(……また肩!?……でも……全然違います……!)(桜・混亂)

 

指が刺さるように押し込まれた瞬間。

 

──ドクンッ……!!

 

「ひっ……!!」(桜)

 

──ドクンッ、ドクドクドクドク……!!!

 

心臓が、急に速くなる。

恐怖ではない。物理的に、機械のように、暴走している。

 

「な……なに……これ……! 心臓が……苦しい……!!」(桜・胸を押さえながら)

 

──ドクドクドクドクドクドクドクッ!!

 

「この秘孔は、心臓の運動を急激に活性化させる!!

 血管すら破るほどになッ!!」(アミバ・高笑い)

 

「なんで同じ“肩”の場所なのにぃぃぃ!!?」(桜・パニック)

 

喉が渇く。息が追いつかない。目の前がチカチカする。

指先が冷え、胸が熱い。胸が、張り裂けそうに──

 

「やめて……っ!!助けて……!!!」(桜)

 

「ムダだ!激振孔(げきしんこう)を封じる秘孔はない!!!」(アミバ)

 

──ドクドクドクッッッッッ!!!!!!

 

──ボゴッ!

 

「うっ、うああああああああああっっ!!!」(桜)

 

──ドクッ!

 

「……ばっうっ……っ!!!」(桜・斷末魔のように)

 

──ドンッ!!!!

 

──胸が、破裂した。

 

心臓が、內部から破裂し、熱と痛みが全身に弾ける。

血のような感触。焼けるような圧力。

 

 

──視界が、真っ赤に染まる。

 

(……同じ肩だったのに……姉さんの“トン”と……違う……)(桜)

 

(どっちが本物の“秘孔”なのか……わからない……)(桜)

 

(……でも、もう“肩”まで……信じられない……)(桜・意識の最後で)

 

──そして。

 

 

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  ──衛宮邸・寝室──

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「いやああああああああああっっっ!!!!」(桜)

 

桜は、再び絶叫とともに目を覚ました。

汗で髪が張りつき、喉が焼けるほどの息苦しさ。

全身が痛く、胸はまだ破裂しそうな感覚だった。

 

──夢。

──だが、あまりにも“現実だった”。

 

桜は、目を見開いたまま、布団の中で凍りついていた。

 

(……おかしい……)

 

(だって、突かれたのは……前と同じ、“肩”だったのに……)

 

(どうして……こんなに違うんですか……!?)

 

(姉さんの“トン”は、あんなに優しかったのに……)

 

──身体の芯に残るような、痛みと恐怖の余韻。

 

──同じ“肩”に秘孔を突かれたのに、

一方は羽が生えるような安らぎで、

もう一方は、心臓が破裂して命が終わった。

 

(じゃあ……どっちが本物? どっちが正しいの……?)(桜・心の声)

 

──桜は、怖くて、もう“肩”すら信じられなくなっていた。

 

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──勘違いはどんどん続く──

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次回──

「剣道着・全身防御の鎧」

指先ひとつの恐怖に怯えて。
桜は、己を守るため、剣道着を纏った。

──これは、戦いじゃない。
──生きるための防衛だ。

──To Be Continued──
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