Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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7話 学園に張られた死の結界─そして拳が語る運命

「……ふわぁぁぁ……」(凛)

 

私は伸びをしながら、大きなあくびをした。

 

昨日は、バーサーカーと死闘を繰り広げ、北斗神拳の奥義で倒した。

 

そして、致命傷を負った衛宮くんを秘孔と謎の回復力で蘇生したわけだが──

 

いや、魔術師のやることじゃないわよね!?!?

 

「どうしてこうなったのよぉぉぉぉ!!」(凛)

 

「お前はもう、そうなる運命だった」(脳内ケンシロウ)

 

「運命じゃないわよ!!」(凛)

 

「運命など、(こぶし)で捻じ曲げればいい」(脳内ケンシロウ)

 

「だから(こぶし)で解決しないの!!」(凛)

 

朝から絶叫する私に、衛宮くんはのんきに朝食を食べながら首をかしげた。

 

「どうしたんだ、遠坂?」(士郎)

 

「どうしたもこうしたもないわよ!! 私、聖杯戦争で魔術を駆使して戦うはずだったのに……なんで毎回(こぶし)で解決してるの!?!?」(凛)

 

「え? だって、(こぶし)が一番強いじゃん」(士郎)

 

「衛宮士郎、お前も(こぶし)の真理を理解し始めたな」(脳内ケンシロウ)

 

「お前の影響よぉぉぉぉ!!」(凛)

 

「受け入れろ、これが(こぶし)の宿命」(脳内ケンシロウ)

 

「そんな宿命いらないのよぉぉぉ!!」(凛)

 

「いらなくても、(こぶし)はお前に宿った」(脳内ケンシロウ)

 

「じゃあ返すわ!!」(凛)

 

「不可逆!」(脳内ケンシロウ)

 

「ふざけんなぁぁぁぁ!!」(凛)

 

ツッコミのしすぎで、朝から疲れた。

 

 

─────────────

  登校、そして違和感

 学園に張られた死の結界

─────────────

 

「さて、学校に行くわ」(凛)

 

「おう……」(士郎)

 

私は学校に到着すると、胸騒ぎを覚えた。

 

「着いたけど……なんか違和感あるわね……」(凛)

 

「ん? なんか嫌な気配がするな……」(士郎)

 

衛宮くんも同じように、眉をひそめる。

 

──これは、結界の気配。

 

「衛宮くん、気づいてる?」(凛)

 

「ああ……これは、誰かが学校に張った魔術だな……」(士郎)

 

衛宮くんの表情が険しくなる。

 

「これ……ただの結界じゃないわよ」(凛)

 

「え?」(士郎)

 

「範囲が広すぎる。……これ、"学校全体"が対象になってるわ」(凛)

 

「っ!!?」(士郎)

 

衛宮くんは思わず息を呑んだ。

 

学校全体を覆う魔術結界。

 

こんな規模の結界……普通の魔術師じゃ扱えない。間違いなくサーヴァントの仕業だ。

 

「これ、発動したら……どれだけの人が犠牲になる?」(士郎)

 

衛宮くんの拳が震えていた。

 

「……最低でも、"全員"が巻き込まれるわね」(凛)

 

「っ……!!」(士郎)

 

衛宮くんが静かに怒りを噛み締めるのがわかった。

 

「魔術師が結界を張るのは……!!」(士郎)

 

それを、彼は理解している。

 

「魔術師ってのは、こうやって何の罪もない奴を巻き込むのか?」(士郎)

 

「……魔術師は魔術の秘匿のために大規模には動かない。だからこれはおかしいの」(凛)

 

「そんなの……ふざけてるだろ……!」(士郎)

 

衛宮くんの拳が握り締められる。

 

──彼は、「正義の味方」になりたい男だった。

 

だからこそ、この結界に巻き込まれる生徒たちを見捨てることはできない。

 

「お前はもう、怒っている」(脳内ケンシロウ)

 

「そんなの見たら誰だって怒るでしょ!!」(凛)

 

「怒りを(こぶし)に乗せろ」(脳内ケンシロウ)

 

「だからいちいち(こぶし)に結びつけるなぁぁぁぁ!!」(凛)

 

「この結界、今のところは発動してない。でも、中心にいる奴を見つけて止めないと……」(凛)

 

「そいつを倒せば、結界は消えるんだな?」(士郎)

 

「まあそうね」(凛)

 

(こぶし)で解決しろ」(脳内ケンシロウ)

 

「お前はもう何も言うなぁぁぁぁぁ!!」(凛)

 

衛宮くんは深く息をつくと、私を真剣に見つめた。

 

「……遠坂、俺も戦う」(士郎)

 

「……は?」(凛)

 

彼の目を見た瞬間、私は気づいてしまった。

 

「衛宮士郎は、絶対に人を見捨てない」(士郎)

 

「誰かが犠牲になるのを、絶対に許せない」(士郎)

 

「……はぁ……」(凛)

 

私は大きくため息をついた。

 

「じゃあ、私が護衛してあげるわよ。あんたの力じゃ、まだまだ足りないでしょ?」(凛)

 

「いや、遠坂、俺も(こぶし)で戦う、俺は正義の味方にならなきゃならないんだ」(士郎)

 

(こぶし)って、衛宮くんも調子乗るなぁぁぁぁ!!」(凛)

 

(こぶし)で……語れ……」(脳内ケンシロウ)

 

「お前もだぁぁぁぁぁぁ!!」(凛)

 

私はもう一度大きくため息をついて、衛宮くんに向き直った。

 

「とにかく、この結界を張った犯人を見つけるのが先決よ。適当に動いたら、こっちが狙われるわ」(凛)

 

「……分かった」(士郎)

 

こうして、私たちは学園に張られた「魔の結界」の謎を探ることになった。

 

「さて、結界の発生源を探すわよ」(凛)

 

「学校内のどこかに、起点となる場所が複数あるはずだな……」(士郎)

 

「……さて、何が出るかしらね」(凛)

 

(こぶし)で語るのだ」(脳内ケンシロウ)

 

「……もうそれでいいわよ」(凛)

 

──こうして、私たちの学園調査が始まった。

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