Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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すべての、思い込み自爆による勘違いを乗り越え本当に幸せになった桜の話です。



20話・桜救出編 ─ 本当の安心、救われた心

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 団らん、デザートの時間

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その後──

 

剣道着パニックの激戦(?)を終えた後、桜はようやく落ち着きを取り戻していた。

夕食は少し恥ずかしがりながらも完食し、今はダイニングに穏やかな空気が流れている。

 

そして、皿が下げられる頃──

 

「さて、デザートの時間だぞ」(士郎)

 

「……これ、サクラの今日のごほうびよ」(イリヤ)

 

その言葉に、桜は目を見開いた。

 

──自分のために、作ってくれた。

──もう、大丈夫かもしれない。

 

今この瞬間だけは、確かに、そう思えた。

 

士郎がキッチンから運んできたのは、お手製のプリンだった。

とろけるようなカスタードの上に、ふわふわの生クリームがたっぷりとのっている。

 

「出たわね……士郎製、“料理の才能レベルカンスト男”の本領発揮ね」(凛・ジト目)

 

「“カンスト”って、何でさ? “料理の才能”って?」(士郎)

 

「う、うわぁ……」(桜・見惚れている)

 

「え……これ、本当に先輩が作ったんですか……? なんか……パティシエのやつ……」(桜・震え声)

 

「前にも思ったわよ、あんた何者よあんた。どうやってこの盛りつけしてんのよ!!」(凛・半叫び)

 

「いや、ちょっとがんばっただけで──」(士郎・苦笑)

 

「“がんばった”って言ってるのに、既に店超えてるのよ!!」(凛・笑顔)

 

「でもすごいですね、姉さん……でも、これは……本当にすごい……」(桜)

 

──桜の前に、そっと置かれたプリン。

その姿を見ただけで、心がふわっと軽くなるようだった。

 

「……サクラ、さあ召し上がれっ!」(イリヤ・笑顔で)

 

「ありがとうございます……」(桜)

 

スプーンを手に取った桜は、そっとプリンの表面に刃を入れた。

ぷるんと揺れる感触。すくって、口元へ──

 

「…………んっ……」(桜・頬がゆるむ)

 

口の中で、とろける。

クリームとカスタードが一体化して、甘く、優しく、体の芯まで染み渡る。

 

「……なにこれ……おいしすぎます……!」(桜・涙目)

 

「泣いてる!? あんた泣いてるの!? プリンで泣く!? 初めて見たわよ!?」(凛・びっくり)

 

「だって……こんな、やさしい味……」(桜・うるうる)

 

桜はポワーっとした表情で感動の言葉を続ける。

 

「ここでの短い間、本当に平和で・・夢の様に、幸せでした・・」(桜・ユリア?)

 

「桜、大げさだぞ、幸せは終わらないぞ」(士郎)

 

「よかったな、桜」(士郎)

 

「“よかったな”って、あんたほんと何者なのよ!? 北斗神拳、“プリンの拳”の使い手!? 職人拳!? なんか料理に拳(こぶし)使ってるの!?」(凛・怒涛のツッコミ)

 

──そのとき、桜の脳裏に、あの声が静かに響いた。

 

「桜……それは、お前が生きて帰ってきた証だ。

 今こそ味わえ、この世で一番やさしい甘さを……」(脳内ケンシロウ)

 

「……ケンシロウさん……」(桜・涙こぼれそう)

 

「うんうん……よかったよ、ほんとに……」(桜・プリンを見つめながら)

 

「って泣くの2回目!? 1プリン2涙!? そんなの反則でしょ!?」(凛)

 

「でも、本当にすごいんです、姉さん……

 食べてるだけで……あったかくなるんです……」(桜・微笑)

 

「桜……」(凛・一瞬だけ言葉を失う)

 

「もう……私……本当に……」(桜)

 

「……姉さん。私も天に帰りましょう」(桜・ユリア?)

 

「何そのポエム。泣かなくていいのよ、重くなっちゃうわ」(凛・でも優しい)

 

──ダイニングには、笑い声と微笑みがあふれていた。

 

この家の空気は、どこまでもやさしく──

この時間は、どこまでも穏やかだった。

 

 

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 “秘孔で、ゆるむ心と身体”

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──プリンで心を満たされたあと。

 

テーブルの片づけも終わり、みんなが少しソファに腰かけてくつろぎはじめたころだった。

 

「……あの」(桜・おずおずと)

 

みんなの視線が、自然と桜に向く。

 

「姉さん……お願いしても、いいですか?」(桜)

 

「なあに?何でもいいわよ」(凛)

 

「……肩と……腰と……足を、少しだけ……」(桜・恥ずかしそうにうつむき)

 

一瞬の沈黙。

 

「秘孔を……突いてほしいってことね?」(凛・確認)

 

「はい……!“いい秘孔”……ちょっとだけ……」(桜・真っ赤)

 

「偉いわ……自分から言えのね」(凛・ニヤリ)

 

「わ、私はただ……すこし、肩がこってて……」(桜)

 

「じゃあ、私が右をやるからセイバーは左をお願いね」(凛)

 

「は、はい……“いい秘孔”、お願いします……」(桜)

 

「任せてください、凛師匠」(セイバー)

 

──まず、肩。

 

凛は構えをとると、ゆっくりと桜の背後に回り込む。

 

「いくわよ──“秘孔・肩の疲労抜き”!」(凛)

 

「セイバー、いくわよ」(凛)

 

「はい、師匠」(セイバー)

 

「「せーの──トンッ!」」(凛&セイバー)

 

──トンッ!(秘孔音)

──トンッ!(秘孔音)

 

「っ……!」(桜)

 

一瞬ビクリとするが──そのあと、肩がふっと軽くなる感覚に、思わず声が漏れた。

 

「ふぅ……すごい……なんか……すうって……」(桜)

 

「ね、効いたでしょ?」(凛・ドヤ顔)

 

「姉さん、なんでもできますね……」(桜・感動)

 

「凄いでしょ、私は最強なんだから!!」(凛・腕組み)

 

「そうなんだ、遠坂は最強伝承者だぞ」(士郎)

 

「私は最強を目指す凛師匠の弟子です」(セイバー)

 

「最強……?セイバーさんが弟子……?」(桜)

 

「セイバーが弟子ポジションなのはちょっと意外だろ?」(士郎)

 

──続けて、腰。

 

「これ、微妙に場所が難しいのよね……」(凛・手をあてながら探る)

 

「ひゃっ……!」(桜)

 

「動かないで!ずれたら笑えないから!」(凛)

 

──ツボッ!(秘孔音)

 

「っ……!」(桜・ぴくり)

 

腰から脚の付け根にかけて、すーっと熱が抜けるような感覚。

 

「……さっきより……さらに効いてる感じがします……!」(桜)

 

「さすが、腰は全身の要です」(セイバー・静かに)

 

「はい、次、足ね」(凛)

 

桜は、恥ずかしそうにちょこんと座り直すと──足をそっと伸ばす。

 

「じゃあ、“歩き疲れリセット用”ね」(凛)

 

──ピシッ!(秘孔音)

 

「わっ……」(桜)

 

まるでふくらはぎがほぐれていくような、あたたかい余韻が広がっていく。

 

「今……ちょっと、浮いてました……」(桜・とろけた声)

 

「己の肉体と心が、解放されたのだ……

桜、お前は今、真の安らぎを知った」(脳内ケンシロウ)

 

「ど、どうやら、天に帰る時が……」(桜・ユリア?)

 

「大丈夫、それ“いい秘孔”だから」(凛)

 

「“悪い秘孔”ってあるんですか?……」(桜)

 

「まあ……あるにはあるけど、戦闘用だから」(凛)

 

「嘘よ嘘。冗談。ほら、落ち着いて」(凛・ニコッと)

 

「も、もう……心臓に悪いです……」(桜)

 

──そのとき、桜の脳内に、再び静かな声が届く。

 

「恐怖もまた、生きている証……

だが桜、お前の周りに、“敵”はいない」(脳内ケンシロウ)

 

──その声に、桜の肩がほんの少し、ふっと緩んだ。

 

──そして、その顔には、自然な笑顔が浮かんでいた。

 

「サクラ、さっきよりずっと顔が明るいよ!」(イリヤ)

 

「秘孔ってすごいですね……」(桜)

 

「ね? いいでしょ?」(凛)

 

「また今夜も……“眼精疲労の秘孔”お願いしてもいいですか?」(桜)

 

「もちろんよ。姉さんに任せなさい!」(凛)

 

「姉さんの“いい秘孔”ゆっくり眠れます」(桜)

 

──ほんの少し前まで、怯えていた少女が。 今はこうして、穏やかに、微笑んでいる。

 

それが、ただただ嬉しくて──

みんなの胸にも、静かで温かなものが広がっていった。

 

この日、桜の心は──確かに一歩、前へ進んだ。

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 桜は本当に幸せになった

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すべての恐怖を克服し、完全な安心を勝ち取った桜。
仲間たちの愛情を一身に受け本当に幸せになりました。

ここから一気に、桜を本格的に救出する動きが出ていきます。

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次回──

「ショッピング、笑顔あふれる日」

仲間と一緒にいるだけで、心は強くなれた。
ショッピングは未来へ続く道だった。

──この道は、優しさと共に続いていく。
──To Be Continued──
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