Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
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団らん、デザートの時間
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その後──
剣道着パニックの激戦(?)を終えた後、桜はようやく落ち着きを取り戻していた。
夕食は少し恥ずかしがりながらも完食し、今はダイニングに穏やかな空気が流れている。
そして、皿が下げられる頃──
「さて、デザートの時間だぞ」(士郎)
「……これ、サクラの今日のごほうびよ」(イリヤ)
その言葉に、桜は目を見開いた。
──自分のために、作ってくれた。
──もう、大丈夫かもしれない。
今この瞬間だけは、確かに、そう思えた。
士郎がキッチンから運んできたのは、お手製のプリンだった。
とろけるようなカスタードの上に、ふわふわの生クリームがたっぷりとのっている。
「出たわね……士郎製、“料理の才能レベルカンスト男”の本領発揮ね」(凛・ジト目)
「“カンスト”って、何でさ? “料理の才能”って?」(士郎)
「う、うわぁ……」(桜・見惚れている)
「え……これ、本当に先輩が作ったんですか……? なんか……パティシエのやつ……」(桜・震え声)
「前にも思ったわよ、あんた何者よあんた。どうやってこの盛りつけしてんのよ!!」(凛・半叫び)
「いや、ちょっとがんばっただけで──」(士郎・苦笑)
「“がんばった”って言ってるのに、既に店超えてるのよ!!」(凛・笑顔)
「でもすごいですね、姉さん……でも、これは……本当にすごい……」(桜)
──桜の前に、そっと置かれたプリン。
その姿を見ただけで、心がふわっと軽くなるようだった。
「……サクラ、さあ召し上がれっ!」(イリヤ・笑顔で)
「ありがとうございます……」(桜)
スプーンを手に取った桜は、そっとプリンの表面に刃を入れた。
ぷるんと揺れる感触。すくって、口元へ──
「…………んっ……」(桜・頬がゆるむ)
口の中で、とろける。
クリームとカスタードが一体化して、甘く、優しく、体の芯まで染み渡る。
「……なにこれ……おいしすぎます……!」(桜・涙目)
「泣いてる!? あんた泣いてるの!? プリンで泣く!? 初めて見たわよ!?」(凛・びっくり)
「だって……こんな、やさしい味……」(桜・うるうる)
桜はポワーっとした表情で感動の言葉を続ける。
「ここでの短い間、本当に平和で・・夢の様に、幸せでした・・」(桜・ユリア?)
「桜、大げさだぞ、幸せは終わらないぞ」(士郎)
「よかったな、桜」(士郎)
「“よかったな”って、あんたほんと何者なのよ!? 北斗神拳、“プリンの拳”の使い手!? 職人拳!? なんか料理に拳(こぶし)使ってるの!?」(凛・怒涛のツッコミ)
──そのとき、桜の脳裏に、あの声が静かに響いた。
「桜……それは、お前が生きて帰ってきた証だ。
今こそ味わえ、この世で一番やさしい甘さを……」(脳内ケンシロウ)
「……ケンシロウさん……」(桜・涙こぼれそう)
「うんうん……よかったよ、ほんとに……」(桜・プリンを見つめながら)
「って泣くの2回目!? 1プリン2涙!? そんなの反則でしょ!?」(凛)
「でも、本当にすごいんです、姉さん……
食べてるだけで……あったかくなるんです……」(桜・微笑)
「桜……」(凛・一瞬だけ言葉を失う)
「もう……私……本当に……」(桜)
「……姉さん。私も天に帰りましょう」(桜・ユリア?)
「何そのポエム。泣かなくていいのよ、重くなっちゃうわ」(凛・でも優しい)
──ダイニングには、笑い声と微笑みがあふれていた。
この家の空気は、どこまでもやさしく──
この時間は、どこまでも穏やかだった。
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“秘孔で、ゆるむ心と身体”
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──プリンで心を満たされたあと。
テーブルの片づけも終わり、みんなが少しソファに腰かけてくつろぎはじめたころだった。
「……あの」(桜・おずおずと)
みんなの視線が、自然と桜に向く。
「姉さん……お願いしても、いいですか?」(桜)
「なあに?何でもいいわよ」(凛)
「……肩と……腰と……足を、少しだけ……」(桜・恥ずかしそうにうつむき)
一瞬の沈黙。
「秘孔を……突いてほしいってことね?」(凛・確認)
「はい……!“いい秘孔”……ちょっとだけ……」(桜・真っ赤)
「偉いわ……自分から言えのね」(凛・ニヤリ)
「わ、私はただ……すこし、肩がこってて……」(桜)
「じゃあ、私が右をやるからセイバーは左をお願いね」(凛)
「は、はい……“いい秘孔”、お願いします……」(桜)
「任せてください、凛師匠」(セイバー)
──まず、肩。
凛は構えをとると、ゆっくりと桜の背後に回り込む。
「いくわよ──“秘孔・肩の疲労抜き”!」(凛)
「セイバー、いくわよ」(凛)
「はい、師匠」(セイバー)
「「せーの──トンッ!」」(凛&セイバー)
──トンッ!(秘孔音)
──トンッ!(秘孔音)
「っ……!」(桜)
一瞬ビクリとするが──そのあと、肩がふっと軽くなる感覚に、思わず声が漏れた。
「ふぅ……すごい……なんか……すうって……」(桜)
「ね、効いたでしょ?」(凛・ドヤ顔)
「姉さん、なんでもできますね……」(桜・感動)
「凄いでしょ、私は最強なんだから!!」(凛・腕組み)
「そうなんだ、遠坂は最強伝承者だぞ」(士郎)
「私は最強を目指す凛師匠の弟子です」(セイバー)
「最強……?セイバーさんが弟子……?」(桜)
「セイバーが弟子ポジションなのはちょっと意外だろ?」(士郎)
──続けて、腰。
「これ、微妙に場所が難しいのよね……」(凛・手をあてながら探る)
「ひゃっ……!」(桜)
「動かないで!ずれたら笑えないから!」(凛)
──ツボッ!(秘孔音)
「っ……!」(桜・ぴくり)
腰から脚の付け根にかけて、すーっと熱が抜けるような感覚。
「……さっきより……さらに効いてる感じがします……!」(桜)
「さすが、腰は全身の要です」(セイバー・静かに)
「はい、次、足ね」(凛)
桜は、恥ずかしそうにちょこんと座り直すと──足をそっと伸ばす。
「じゃあ、“歩き疲れリセット用”ね」(凛)
──ピシッ!(秘孔音)
「わっ……」(桜)
まるでふくらはぎがほぐれていくような、あたたかい余韻が広がっていく。
「今……ちょっと、浮いてました……」(桜・とろけた声)
「己の肉体と心が、解放されたのだ……
桜、お前は今、真の安らぎを知った」(脳内ケンシロウ)
「ど、どうやら、天に帰る時が……」(桜・ユリア?)
「大丈夫、それ“いい秘孔”だから」(凛)
「“悪い秘孔”ってあるんですか?……」(桜)
「まあ……あるにはあるけど、戦闘用だから」(凛)
「嘘よ嘘。冗談。ほら、落ち着いて」(凛・ニコッと)
「も、もう……心臓に悪いです……」(桜)
──そのとき、桜の脳内に、再び静かな声が届く。
「恐怖もまた、生きている証……
だが桜、お前の周りに、“敵”はいない」(脳内ケンシロウ)
──その声に、桜の肩がほんの少し、ふっと緩んだ。
──そして、その顔には、自然な笑顔が浮かんでいた。
「サクラ、さっきよりずっと顔が明るいよ!」(イリヤ)
「秘孔ってすごいですね……」(桜)
「ね? いいでしょ?」(凛)
「また今夜も……“眼精疲労の秘孔”お願いしてもいいですか?」(桜)
「もちろんよ。姉さんに任せなさい!」(凛)
「姉さんの“いい秘孔”ゆっくり眠れます」(桜)
──ほんの少し前まで、怯えていた少女が。 今はこうして、穏やかに、微笑んでいる。
それが、ただただ嬉しくて──
みんなの胸にも、静かで温かなものが広がっていった。
この日、桜の心は──確かに一歩、前へ進んだ。
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桜は本当に幸せになった
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すべての恐怖を克服し、完全な安心を勝ち取った桜。
仲間たちの愛情を一身に受け本当に幸せになりました。
ここから一気に、桜を本格的に救出する動きが出ていきます。
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次回──
「ショッピング、笑顔あふれる日」
仲間と一緒にいるだけで、心は強くなれた。
ショッピングは未来へ続く道だった。
──この道は、優しさと共に続いていく。
──To Be Continued──
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