Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
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ショッピング・新都へお出かけ
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──衛宮邸・朝のダイニング。
──衛宮邸の朝
気持ちの良い陽射しが差し込む食卓。
「今日は……どうする?」(凛)
「せっかくだから、どこか出かけようよ。天気もいいし」(士郎)
──軽やかな雰囲気のまま、出発の支度が始まった。
桜は小さく笑みを浮かべながら、凛と並んで靴を履いた。
「……はい……私、一緒に行きたいです……!」(桜)
そのとき脳内に聞き慣れた声が響く──
「桜……“優しさ”とは力だ。
お前はその力に、今、包まれている」(脳内ケンシロウ)
ケンシロウが優しく声をかけ、桜は素直に頷く。
「皆さん……ありがとうございます」(桜)
「桜~どこに行きたい? どこでもいいわよ」
「新都とか、どうですか?……あの、ショッピングに行きたいです……」(桜)
「いいじゃない! 桜が行きたいって言うなら決まりね!」(凛)
今日の予定は、みんなでの外出
──ちょっとしたショッピングに決まった。
桜は、少しだけ背筋を伸ばす。
凛がいる。士郎も、セイバーも、イリヤもいる。
今日はずっと、一緒にいられる。
それだけで、なんだか心が温かくなった。
──桜は“普通の女の子”として、今ここにいる。
駅前には柔らかな陽射しが降り注ぎ、店先のショーウィンドウには色とりどりの商品が並ぶ。
街に出た一行は、まるで遠足のように賑やかだった。
「この服、サクラに似合いそうよ!」(イリヤ)
「えっ……これですか?」(桜・戸惑い気味)
「……うん、いいと思う。落ち着いた色で、桜の雰囲気に合ってる」(士郎・真剣に)
「うわ、急にマジトーン!? しかも妙に的確!!」(凛・ツッコミ)
「ねぇ、この髪飾りは? やっぱり可愛いのって、こういうやつじゃない?」(イリヤ・大はしゃぎ)
「えっ、そんな……私には、似合わない気が……」(桜・戸惑い気味)
「似合う似合う! それにサクラ、今日は主役なんだから」(凛・笑顔)
桜は、ふわっと頬が熱くなるのを感じた。
主役──そんなふうに言われたのは、いつぶりだろう。
そして、気づけば自然に──口元がほころんでいた。
「……ありがとうございます、姉さん」(桜・小さく)
「な、なに素直に可愛いこと言ってんのよ!」(凛・少し照れながらツッコミ)
「でも、ほんとに楽しそうでよかったよ。桜が笑ってくれてると、俺も安心する」(士郎)
「シロウ、ナチュラルに女の子に安心とか言えるの、ほんと強いですね」(セイバー)
「それって褒めてるのか?」(士郎)
「セイバー、最近ツッコミ枠狙ってるでしょ!」(凛)
「ツッコミは力です。私はツッコミも学びたいのです」(セイバー)
──みんなのやり取りすら、桜には心地よかった。
誰かに囲まれて、笑って、歩いて、
自分の足で、自分の意思で、好きなものを見て、選んで、笑っている。
「……私……今、ほんとに幸せです」(桜・つぶやくように)
その小さな声に、誰もが振り返った。
「……そっか」(凛・微笑)
「当たり前だろ。俺たち、桜の味方だし」(士郎)
「私も、サクラの笑顔が見れて嬉しいよっ」(イリヤ)
「桜はもう、独りではありません。私たちは、常に傍に」(セイバー)
──そのとき、桜の脳裏に、静かな声が届いた。
「桜……“幸せ”は守るべきものだ。
お前にも、それを手にする資格がある」(脳内ケンシロウ)
──以前は、気遣われて、嬉しかった。
でも、今は違う。
気遣いがなくても、ここにいられる。
笑える。微笑める。
それが、どれほど幸せなことか
──桜は、全身で感じていた。
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幸せの中に、“わずかな影”
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──新都・駅前通り、ショッピングの合間。
「そろそろ何か食べようぜ」(士郎)
「歩きっぱなしだし、お腹も空いてきたしね」(凛)
「はい、お腹すいちゃいました!」(桜)
「甘いもの食べたら、しょっぱい系がほしくなるのよね~」(凛)
「こっちの通り、さっき鍋の香りがしてたよっ!」(イリヤ)
「中華の香辛料……あれは強力です……!」(セイバー)
──明るい会話と笑顔があふれながら、通りに面した中華屋へ。
「ぐつぐつしてる! 本格鍋って感じですね……!」(桜)
「この湯気の立ち方……たまりません」(セイバー)
「お腹すいたよ~!全部おいしそう!」(イリヤ)
「……このチャーハン、黄金に輝いてるわ……!」(凛)
「うわー、焼き餃子もカリカリだ!」(士郎)
──通りに面した店頭。
大きな鍋の湯気が立ち上り、香ばしいごま油と香辛料の香りが広がっている。
──そんな中、店先から“不穏な”な声がかかる。
「いらっしゃい!……お、そこの君、可愛いね。 うちでバイトしない?」(店長・桜を指差して)
「えっ……わ、私……?」(桜・戸惑い)
「うんうん、君みたいな子が店にいたら人気出るよ。制服も似合いそうだしね?」(店長・ジト目)
明らかに、桜の“胸元”のあたりをじっと見ている。
「……なにこの人」(桜・困り顔)
──ぐいっと身を乗り出してくるその距離感。
桜は、僅かな恐怖と共に一歩だけ後ろに下がった。
──生理的嫌悪感、気持ち悪さが残る。
「………いや…で…(す)……」(桜)
「ね、週2くらいからでも大丈夫だよ?」(店長)
「サービスしちゃうからさ」(店長)
──脳内に厳しい声が桜を守るように響く!
「嫌がっているだろう!
お前は目が見えぬのか?」(脳内ケンシロウ)
「嫌がらなくていいの! 僕は可愛い子には優しいんだよ」(店長)
店長は、桜が口ごもっているのにお構いなしに身をより出してくる。
全く遠慮のない態度に凛は怒りを露わにする。
「……やめましょう。感じ悪いわ。別の店行くわよ」(凛・低く)
「そうだな…やめよう…」(士郎)
「この店は私も不快です…」(セイバー)
「バーサーカーがいたら、こんな店ぺしゃんこだよ!」(イリヤ)
──その場を後にして、みんなは静かに角を曲がる。
──凛は店主を睨みつける。
「あっ!ちょっと待ってよ!話だけでも!」(店長)
立ち去る桜達に声を掛けてくる店員…
バイト勧誘にしても行き過ぎな態度だった。
凛と士郎、セイバーは桜を庇うように店から立ち去る。
「……ありがとうございます、皆さん……」(桜)
「桜が嫌な店には、入らせないわよ」(凛・柔らかく)
「皆さん、すごく頼りになります……」(桜)
「桜……お前が“守られている”と感じることが、何よりの宝だ!
その温もりを、決して手放すな……」(脳内ケンシロウ)
「……なんか、心がじんわりします……」(桜・微笑)
「そろそろ入れそうな店、あるかな」(士郎)
「向こうにカフェがありました! 甘いものの匂いするよっ!」(イリヤ)
「……あの、少しだけ……私、トイレに行っていいですか?」(桜)
「おう、いいぞ。そこ、店の前で待ってるから」(士郎)
「カフェの先に場所だけ見ておくわ。気をつけてね」(凛)
「はいっ!ありがとうございます」(桜)
──桜は笑顔で頷き、ひとりカフェの奥にあるトイレへと向かっていった。
──静かに開く扉の向こう。
桜の背中を、陽光が優しく照らしていた。
「待ってるぞ、桜、迷子にならないようにな!」(士郎)
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次回・「暴言と再会──慎二の影」
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次回──
「慎二制裁3回目──凛の拳、仲間の盾」
慎二の手を断ち切り、
優しい光の中へ、少女は守られた。
──もう、独りで震える必要はない。
──To Be Continued──
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