Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
「シンのセリフ→桜ぐりぐり→あべし→気絶」に置き換わっています。
安心してお笑いください
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あべしの涙・ほほをつたう
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──夜の衛宮邸
小さく俯いたままの桜が、涙を流しながら語りだす。
「私、処女じゃない…ことはないんですよ……でも」(桜)
桜の涙が“ほほをつたう”。
「初“あべし”、なんてとっくに終わっていて、
その後も、よくわからない“もの”に体を晒して、“断末魔”をあげ続けていました」(桜)
「それに、“あべし”や、“ひでぶ”だけじゃないんです」(桜)
「“いってれぼ”とか、“とめった”とか、“うわらば”とか、“ごでりば〜”とか、“ひょんげ~ぶ”とか……」(桜)
「……毎日、傷を“桜ぐりぐり”されたあと──断末魔を叫びながら、気絶してたんです……っ」(桜)
「選んでないんです……意識とは無関係に、勝手に口から出てたんです……っ」(桜)
──桜は、堪えていた涙を抑えきれず、ぼろぼろと溢れさせた。
「そして──ようやく私が“叫んで”気絶したあとに……」(桜)
「七つの傷から、“南斗の闘気”を流し込まれてたんです……」(桜)
「そうしないと……刻印虫は沈まらない……っ」(桜)
「“俺を愛しているって言ってみろ”と、“桜ぐりぐり”と、“愛します一生どこへでもついていきます”と、最後に“あべし”と南斗の闘気……っ」(桜)
「全部揃わないと、効果がないんです……っ」(桜)
「私は、“とめった”って叫ばないと、生きていけないんです……」(桜)
「私は毎日“あべし”って叫んでた女なんです……。
“ひでぶ”とか、“いってれぼ”とか、“なにをぱら”を叫んでいた女なんです。」(桜)
「……私は、汚れてるんです……!」(桜・涙交じりに)
「……“あべし”“ひでぶ”の汚れた女なんです……!」(桜・涙交じりに)
その言葉に、座敷の空気が一瞬、止まった。
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Rain・仲間たちの包容
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──そして。
立ち上がった凛が、桜の前に進み出る。
「さくらっ……」(凛)
──凛は、ぎゅっと桜を抱きしめた。
「“ひでぶ”を叫んだくらいで、あなたの価値は変わらないわ」(凛)
「その“あべし”も“うわらば”も、“汚れてた”証なんかじゃないわ」(凛)
「生きてた証よ。ずっと、苦しみの中で、“なにをぱら”を叫びながらも生きてたんでしょ?」(凛)
「“汚れてる”なんて言葉、あなたには似合わないわ」(凛)
「何回“ひでぶ”を叫んでも──桜は桜よ」(凛)
──脳内にいつもの優しい声が響く。
「桜、お前は決して汚れていない。
“あべし”も“桜ぐりぐり”も、お前の命をつないだ声だ!
恥じることはない、お前は生き抜いた」(脳内ケンシロウ)
桜の瞳が揺れる。
涙がほほをつたう。
「俺もそう思うよ」(士郎)
士郎が続くように、しっかりと目を見て言った。
「“ひょんげ〜ぶ”も、“私じゃないるれ”でも、何でもいい。叫んだっていい。俺たちは受け入れる」(士郎)
「“ひでぶ”を叫ぶことが、桜の汚れと思ったことは、一度もない」(士郎)
「私も思わないわ」(イリヤ)
「あなたの価値は“あべし”や“桜ぐりぐり”じゃない。桜の価値は桜なのよ」(イリヤ)
仲間たちの温かい言葉は桜の心を溶かしていく。
「苦しみの中で“ひでぶ”と叫んで生き残ったあなたの姿は──美しい」(セイバー)
「“ごべりば〜”を叫んだことは、あなたを汚しません」(セイバー)
「セイバーさん……」(桜)
──そして
「桜、大丈夫よ」(凛)
「これから先、また“あべし”って叫ぶことがあったら、その時は言いなさい」(凛)
「今日は、“あべし”でした、今日は“ひでぶ”でしたって。それだけでいいわ」(凛)
「……それだけ?」(桜・ぽかんと)
「ええ。それだけ。で、私はこう答えるの」(凛)
「大丈夫よ。“あべし”でも“ひでぶ”でも“いってれぼ”でも、桜は桜よ、ってね」(凛)
「姉さん、皆さん」(桜・涙)
桜の肩が、小さく震えた。
──涙が頬をつたい続ける。
涙がこぼれていたけれど、間違いなく、悲しみだけではない。
「……皆さん……ありがとうございます……」(桜)
「私、みなさんの前で……“桜ぐりぐりの女”としてじゃなくて……“桜”として、泣いていいんですね……」(桜)
凛は抱くのを止めず、衛宮邸に泊まり続けるよう優しく続けた。
「あなたの、“やめてとめてとめった”、は誰も止めない。
刻印虫は私が止めるわ。ここはあなたの泊まる場所よ」(凛)
「“やめてとめてとめった”は止めたくて止められなかった叫びだ。
やめたくてやめられなかった、お前に汚れはない。
─それは、お前が、生きるのを止めなかった証だ」(脳内ケンシロウ)
──その言葉を、誰も止めなかった。
止められる言葉など、存在しなかった。
ただ──
その夜、桜は涙を止められなかった。
しかしその涙は、初めて「受け止められた痛み」の証だった。
桜が泊まる場所、衛宮邸の暖かさは誰にも止められないと分かった日だった。
誰一人、止めるのか止めないのか、どっちなんだよ、と言うツッコミは入れなかった。
桜の“虚数ツッコミ”のツッコミ吸収能力は、この場のツッコミを全て吸収し続けていたのであった。
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次回──
「正義と断末魔、そのはざまで」
士郎の拳は救った。だが揺れている。
ぐりぐりも、叫びも、“救い”と“正義”の間で。
──“聞こえんな~”の先に聞こえた真実は、
──“俺を愛してると言ってみろ”の代償だった。
──To Be Continued──
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