Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編   作:GMKゴジラ

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8話 結界破壊と秘孔が拒絶する同盟

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  死の結界の起点

 結界を破壊できるか?

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「さて……慎重にやるわよ」(凛)

 

私は腕を組みながら、学校の廊下を歩いていた。

 

「この結界の起点、派手に壊しちゃダメだからね。まだ生徒がいる可能性もあるんだから」(凛)

 

「……遠坂、それを言っておいてなんだけど、今まで派手すぎたんじゃないか?」(士郎)

 

衛宮くんが苦笑しながら私を見る。

 

「仕方ないでしょ! 私だってなるべく慎重にやりたかったわよ!!」(凛)

 

「……北斗剛掌波!!(ドゴォォォォン!!)って叫びながらバーサーカーをぶっ飛ばしてたのに?」(士郎)

 

「うっ……」(凛)

 

確かに、昨日は少し(?)勢いがついてしまった。

でも仕方ないじゃない!!

 

「言い訳は無用!! 拳に全てを委ねろ!!」(脳内ケンシロウ)

 

「お前のせいでこうなってるんだろぉぉぉ!!」(凛)

 

私は学校の調査を開始し、最初の起点を発見した。

 

「さて……行くわよ」(凛)

 

「え? どうやって?」(士郎)

 

「見てなさい」(凛)

 

私は魔法陣の中心に手を置いた。

 

──そして、深く息を吸い込む。

 

「北斗柔破斬」(凛)

 

ズゥゥゥゥゥ……ン……!!

 

魔法陣がゆっくりと、静かに崩れていく。

 

「おぉ……」(士郎)

 

衛宮くんが驚きの声を上げる。

 

「こういうのもできるんだな……」(士郎)

 

「ふふん、北斗神拳は破壊するだけじゃないのよ!」(凛)

 

「……破壊してるよな?」(士郎)

 

「細かいことは気にしない!」(凛)

 

「拳の力……奥深い」(脳内ケンシロウ)

 

「だからお前はもう黙ってなさい!!」(凛)

 

こうして、私たちは静かに(?)結界の起点を一つずつ潰していった。

 

「……次の起点は、体育館の裏ね」(凛)

 

「了解」(士郎)

 

「また静かにやるぞ」(士郎)

 

「分かってるわよ!」(凛)

 

私は魔法陣の中心に手を置く。

 

「北斗有情拳」(凛)

 

魔法陣が、スーッと消えていく。

 

「拳でこんな繊細なことできるのか……」(士郎)

 

「拳は繊細なのよ!!」(凛)

 

「奥義の幅が広すぎる……」(士郎)

 

「拳のパワーは無限!! 拳は真理!! 拳は全てを包み込む!!」(脳内ケンシロウ)

 

「だからお前はもう黙れぇぇぇぇぇ!!」(凛)

 

こうして、私たちは順調に起点を破壊していった。

 

「ふぅ……これで大体の起点は潰せたわね。発動を遅らせられる程度だけど」(凛)

 

私は満足げに頷いた。

 

「これで少しは安全になったか?」(士郎)

 

「ええ。でも、まだ敵の正体は分かってないわ」(凛)

 

「そっか……じゃあ、今日はここまでか」(士郎)

 

──と、ここで私はふと思い付いた。

 

「ちょっと待って!!」(凛)

 

「どうしたんだ?」(士郎)

 

「私は街を巡回するわ!敵マスターが動いているかもしれないし!」(凛)

 

「……は?」(士郎)

 

「この街に何か異常が起きてるかもしれないでしょ!? だから私は偵察に行く!!」(凛)

 

「なるほど……じゃあ、俺はどうすれば……?」(士郎)

 

「拳を極めよ」(脳内ケンシロウ)

 

「え?」(凛)

 

「拳にすべてを捧げろ!! 拳が答えだ!! 拳だけが貴様を導くのだ!!」(脳内ケンシロウ)

 

「うるせええええええ!!」(凛)

 

私はこめかみを押さえながら、深く息を吐いた。

 

「衛宮くん、あなたは帰って休みなさい。そして拳を極めなさい」(凛)

 

「何その無茶苦茶な指示!?」(士郎)

 

「あなたも拳で戦うんでしょ?」(凛)

 

「まあ……それはそうだけど……」(士郎)

 

「なら鍛錬あるのみよ!!」(凛)

 

「拳を極めし者は、世界をも超越する!!」(脳内ケンシロウ)

 

「お前が一番意味分かんないわよぉぉぉぉ!!」(凛)

 

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  間桐慎二─邂逅

 秘孔が拒絶する同盟!

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こうして、私は街を巡回するために街へ。

士郎は家に戻り、拳を極める修行を始めることになった。

 

帰宅途中、別行動を取ることになった私は街へ偵察。

そして士郎はそのまま帰宅する……はずだった。

 

しかし──

 

「やぁ、衛宮!」(慎二)

 

「……慎二?」(士郎)

 

振り向くと、間桐慎二が立っていた。

 

「ちょっと話があるんだ。僕の家に来いよ」(慎二)

 

慎二はニヤニヤしながら言う。

 

「……話?」(士郎)

 

「まあ、すぐ終わるからさ。ついて来いよ」(慎二)

 

こうして、衛宮士郎は間桐邸へ向かうことになった。

 

「へぇ、衛宮が僕の家に来るのは久しぶりだな」(慎二)

 

慎二はそう言いながら、屋敷の奥へと案内する。

 

そして、扉を開けた瞬間──

 

シュバァァァァン!!

 

「っ……!!」(士郎)

 

──紫色の髪をなびかせた、美しい女性が立っていた。

 

「ライダー、こいつは客だ。少し下がってろ」(慎二)

 

慎二が軽く手を振ると、その女性──サーヴァント、ライダーは、じっと士郎を見つめたまま、一歩退いた。

 

「……お前もマスターなのか」(士郎)

 

「そういうことさ」(慎二)

 

慎二はニヤリと笑い、ゆっくりと椅子に座る。

 

「で、衛宮。僕と組まないか?」(慎二)

 

「……」(士郎)

 

慎二は椅子にもたれかかりながら続けた。

 

「お前さ、どうせ僕たちみたいな"弱いマスター"は、強い奴らに潰されるだけだろ? だから、ここは賢く手を組むべきじゃないか?」(慎二)

 

だが士郎は慎二の話を流し、核心を尋ねる。

 

「単刀直入に聞く、あの結界を張ったのはおまえか?」(士郎)

 

慎二はニヤニヤしながら頷く。

 

「そうだよ。あれは僕が張った結界さ」(慎二)

 

「……っ!」(士郎)

 

士郎の目が鋭くなる。

 

「……何のために、あんなものを張った?」(士郎)

 

慎二は肩をすくめて笑った。

 

「あれは保険だよ、実際に使うつもりはないさ」(慎二)

 

士郎の拳が震える。

 

「お前、それを本気で言ってるのか?」

「戦争でも……関係のない奴を巻き込むのは間違ってる!!」(士郎)

 

慎二は呆れたように再び訪ねてくる。

 

「はぁ……で、同盟はどうするんだ?」

「協力しようぜ衛宮、そうすればあの結界を使う必要も無くなるだろ」(慎二)

 

「俺は……!!」(士郎)

 

ピクン。

 

──秘孔が発動した。

 

「お前はもう……同盟を断っている」(脳内ケンシロウ)

 

衛宮士郎の口が、"イエス"を拒否した。

 

「どうしたんだ、衛宮?」(慎二)

 

慎二が不審そうに見つめる。

 

衛宮士郎は汗をかきながら、なんとか返事をしようとする。

 

「……ぬぅぅぅぅん!!」(士郎)

 

「何がぬぅぅぅぅん!?!?」(慎二)

 

慎二が思わず後ずさる。

 

「慎二……その……俺は……!」(士郎)

 

「ん?」(慎二)

 

慎二が期待するように前のめりになる。

 

「俺は……!!」(士郎)

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 

「イエスと言えない!!」(士郎)

 

「はぁ!?!?」(慎二)

 

慎二があまりの意味不明さに絶句する。

 

「なんで!? なんでお前、僕の話に賛成できないんだよ!!」

 

「分からん!! だが、どうしても"イエス"と言えない!!」(士郎)

 

「お前……僕を馬鹿にしてるのか!?」(慎二)

 

「そうじゃない!! でも、どうしても……っ!!」(士郎)

 

慎二は呆れた顔をしながら、肩をすくめた。

 

「……もういいよ。好きにしろ」(慎二)

 

慎二は何か言いたげだったが、結局それ以上は何も言わず、手を振った。

 

「ま、気が変わったらまた来いよ」(慎二)

 

こうして、衛宮士郎は間桐邸を後にした。




次回予告
「決意! 慎二を止めるために!!」

「士郎、次はどうするつもり?」

「……俺は、間桐を止める」

「やっぱり拳で……?」

「……拳で」

「お前もかぁぁぁぁぁ!!」

次回、お楽しみに!!
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