Fate/北斗の拳 世紀末聖杯戦争―私は北斗神拳伝承者? 桜救出編 作:GMKゴジラ
「本編~桜救出編」の間の時系列
である本編や桜救出編とは関係ない話です。
本編で使えなかったボツギャグを再利用したものなので興味があれば、ご一読ください。
スルーしていただいても大丈夫です。
──衛宮邸・離れ、夜。
日が落ちるまで続いた修行は、凄まじい特訓だった。
セイバーは北斗百裂拳の技を磨き、士郎は南斗投影拳の型を繰り返し、凛は指導しながら自らの鍛錬にも手を抜かなかった。
凛、士郎、セイバー、イリヤの四人は、畳に座ってひと息ついている。
「凛師匠のお陰で私は技を極められた気がします」(セイバー・穏やかに)
「俺もだよ、ここまでやれたのは、お前がいてくれたからだ」(士郎・素直に)
「みんな頑張ってたね!リンの指導ツッコミ面白かったわよ」(イリヤ・笑いながら)
「当然よ。師匠として導くのが私の務めだから」(凛・嬉しそうに)
しばらく4人は団らんし、和やかな空気に包まれていた。
──────────────
──“運命の秘孔”起動──
──────────────
──しかし、その平和な時間は“あかいあくま”の手で破られる!
「私の拳で、今日もお楽しみよ」(凛・小声)
凛は(ニヤリ)と笑うと、
瞬間移動のような動きで士郎とセイバーの背後へ──
──ツボッ!(秘孔音)
──ツボッ!(秘孔音)
「秘孔・本音全開モード──発動!」(凛・小声)
──“本音告白地獄”が、再び──始まる。
「うあっ!?またかよっ!?」(士郎)
「……止まりません、感情が……っ」(セイバー)
「また始まったわね♪」(イリヤ・わくわく)
イリヤが勢いよく立ち上がり、満面の笑みで身を乗り出す。
「シロウ、また“うっかり本音”連発するのね!?楽しみすぎるぅ~♪」(イリヤ)
──ピキーン!!
「……遠坂も好きだ。でもセイバーが一番なんだ。これは理論的に説明できる」(士郎)
「またまた二股発言きたーーー!!!」(凛・爆笑)
「聞け遠坂。恋愛ってのは……"お弁当箱"なんだ」(士郎・真顔)
「でたあああ!!謎の理論で説明を始めたあああ!!」(凛)
「あなたの真剣な顔が……とても、可愛らしいです、シロウ」(セイバー・ふんわり微笑)
「そりゃ可愛いわよ!"お弁当"で二股を説明してる男子なんて見たことないもん♪」(凛)
「遠坂は"卵焼き"だ。甘くて、ちょっと塩気があって、あったら嬉しい程度の存在だ。でも……セイバーは、"おにぎり"。主食。中心。なくなったら、俺のお弁当は成り立たない」(士郎)
「うわー!人の感情をお昼に詰めたー!!」(イリヤ)
「……つまり、私はあなたの“主成分”なのですね」(セイバー・キラリ)
「成分で恋愛定義!?あんた、恋愛を栄養バランスで考えるタイプなの!?」(凛)
「"卵焼き"はあれば嬉しさが増加するけど…毎回は要らない…時々でいいんだ!」(士郎)
「フォローのつもりかそれ!!私、堂々と"副菜"扱いされた気分なんだけど!?」(凛)
「俺にとっての恋愛弁当は……"卵焼き(遠坂)" は無くても成り立つ。でも、セイバー("おにぎり") がいないと空腹が満たされない!」(士郎)
「理屈になってるようで、なってないのよ!!」(凛)
「シロウってば、恋愛を"カロリー"で語るタイプなのね♪」(イリヤ)
「私は、あなたの“おにぎり”であることを誇りに思います」(セイバー)
「"主食"ポジションを全力で受け入れたあああああ!!」(凛・爆笑)
──ツッコミの嵐の中、士郎はまだ続けていた。
「俺の中で恋愛って、“満足度配分”が重要だと思うんだ。セイバーは心の栄養、遠坂は"テンションのスパイス"……」(士郎)
「"テンションのスパイス"!?それ私!?」(凛)
「遠坂、俺はお前のことも“おかずの一品”として大事に思ってるよ」(士郎・笑顔)
「それ、フォローになってないからあああああ!!」(凛)
「……シロウ、私は"副菜"でも"主菜"でも構いません。あなたの"お弁当箱"に入っていられるのなら、それで充分です」(セイバー・恥じらいながら)
「その理論で“浮気公認”しちゃダメえええええ!!」(凛)
──そしてイリヤは、涙を拭いながら笑っていた。
「もうこれ、全体的に“おかず論”として最強ね……!」(イリヤ・爆笑)
「私、まさか聖杯戦争の後に“お弁当で二股公認される世界”を見るとは思わなかったわ……」(凛)
──この“恋愛弁当理論”により、世界は一歩、謎の真理へと近づいた(気がした)──
───────────────
──続く恋愛弁当理論──
───────────────
──笑いが少しずつ落ち着きを見せる中、士郎は真顔で再び語り出す。
「でもさ……“恋愛弁当理論”って、実は本気で理にかなってるんだ」(士郎)
「どこの世界の理よそれ!!」(凛)
「セイバーは俺にとって、“炊きたての白ごはん”なんだ。毎日必要で、温かくて、俺の心を支えてくれる……そんな存在」(士郎)
「……シロウ。"その例え"でも、私は嬉しいです。あなたの中心にいられるのなら」(セイバー・穏やかに微笑)
「ちょっと!今の流れに"全肯定"で乗るのやめなさいよ!!」(凛)
「そして、遠坂は“おかず”。見た目も綺麗で、味に変化もあって、"たまに"あれば嬉しい」(士郎)
「だからその“たまに”って何よ!!」(凛)
「……"白ごはん"に"おかず"が加わることで、"お弁当"の"完成度"がちょっとだけ上がるんだ。つまり、遠坂がいることで、俺とセイバーの関係がもっとよくなる」(士郎)
「はあああ!?私、恋愛の"調味料"扱い!?」(凛)
「"浮気で本命がよくなる"ってどうなのかしら?」(イリヤ)
「凛は、私たちの関係を支える大切な“副菜”です。存在が光を添えてくれる……私はそう思っています」(セイバー・真剣)
「いやだから"副菜"って!何よその認識の一致!!」(凛)
イリヤは口を押さえながら、ぷるぷる肩を震わせる。
「これが恋愛なのね……"栄養バランス"から始まる恋愛講座……」(イリヤ・小声で感動風)
「勝手にまとめないでよ!!」(凛)
「"副菜"が引き立ててくれるからこそ、"主食"のありがたみが増す。遠坂はあくまで"おまけ"の食材なんだ」(士郎)
「……シロウ。私はあなたの"お弁当箱"に、いつまでも寄り添っていたい」(セイバー)
「もはや"お弁当箱"前提なのね!!」(凛)
「恋愛とは、満たされる“食”。お互いを理解し合い、寄り添い合い、"栄養"を与え合う関係です」(セイバー・穏やかに)
「なんでそこまで"弁当理論"に乗っかるのよ!!」(凛)
「"主食"の隣に、"甘い卵焼き"が時々入っている。俺の中で、それが“幸せ”の完成形なんだ」(士郎)
イリヤは小さく手を叩きながら、くすっと笑う。
「いいね~、"おかず"と"主食"が並んだ"最強弁当"♪ もう栄養満点、"完食"一直線って感じ?」(イリヤ)
「"完食"言うなーーー!!」(凛)
──そして、笑いと"弁当理論"の余韻に包まれながら──
士郎とセイバーの“愛の献立”は、静かに完成していくのだった。
「……ふふっ、まさか恋愛の話で“卵焼き”とか“副菜”とか言われるとはね……」(凛・手をあてて笑いながら)
「うんうん、でも絶妙だったよ!"おかず理論"で二股説明する人、世界に一人でしょ!」(イリヤ・ツボに入ったまま)
「いや褒めてないでしょ!私は“テンションのスパイス”にされたのよ!?」(凛)
「リンは"副菜"だからこそ華やかなんだって♪ あ、じゃあ私は"デザート"ポジションでいいや!"プリン"担当!」(イリヤ)
「イリヤも自分で言い出して都合よくおさまってんじゃないわよ!!」(凛)
士郎は笑いながら、凛とイリヤのやりとりを眺めて呟いた。
「……けどさ、遠坂。お前がいてくれることで、本当に助かってるんだ」(士郎)
「なによ急に真面目モード?」(凛)
「"副菜"って、単体じゃ成立しないけど……あるだけで全部が引き立つ。それって……お前のことだと思う」(士郎)
「それは褒めてない!褒めてないから!」(凛)
「私は、シロウと"卵焼き(凛)" と、こうして笑い合えることが嬉しいです」(セイバー・やわらかく)
「うわぁ~、こっちは"主食"ポジションが完全に安定してるね!」(イリヤ)
「"副菜"・"主食"・"デザート"、完璧な三角関係ね……お弁当的に」(凛)
「"恋愛弁当理論"、"栄養バランス"は最強です!」(イリヤ・ぴしっと敬礼)
「いや本気で採用するなあああ!!!」(凛)
笑いの余韻に包まれながら──
けれど、ふと誰かが口を閉じると、その空気はしっとりと落ち着きを取り戻していく。
「……でも、こうして皆で笑えるって、すごく貴重なことですね」(セイバー・ぽつり)
「戦ってばかりだったからな。こんな夜が、やっと来たんだと思うと……少し不思議な感じだよ」(士郎)
「ずっと"弁当"を食べてたいと思っちゃうの?」(イリヤ)
「ふん……何よ、あんたたちまでしんみりしちゃって」(凛・そっぽを向きながらも笑う)
窓の外では、月が静かに昇り始めていた。
銀色の光が差し込み、畳を淡く照らす。
──────────────
───始まる“真実の愛”───
──────────────
「……なあ、セイバー」(士郎)
「はい、シロウ」(セイバー)
「今夜は……もう少し、ゆっくり話せるかな」(士郎・少し照れながら)
「……はい。私も、あなたともっと話していたいです」(セイバー・微笑)
「ちょ、ちょっと、空気が急に甘くなってきたんだけど!?」(イリヤ)
「うわー!これは来るわね、夜のいちゃラブモード!!」(凛)
「セイバー……俺はお前を心の底から愛してる!」(士郎)
「シロウ……ありがとうございます。あなたのその言葉だけで、私はこの先を歩いていけます」(セイバー)
「甘い…甘すぎて"糖尿"になるわ…」(イリヤ・笑いながら)
「フフフ、ようやく愛の真髄を見せてくれたわね」(凛・うっとり)
「でも……」(士郎)
ふと、士郎の顔に苦悩の色が浮かぶ。
「……遠坂のことも、好きなんだ。でも、やっぱり……一番はセイバーなんだ。断言できる」(士郎)
「何回"浮気発言"するのよ?」(凛・大爆笑)
「"二番目確定"されましたーー!!おめでとうリンーー!!」(イリヤ・大笑い)
「それ、おめでたくないから」(凛)
「でも"セイバーが一番"って明確に言われたのよ?」(凛)
「うんうん、"二股"の中でも一途なタイプ!」(イリヤ)
「……私は、あなたが"凛を二番目"と明言してくださって、安心しました」(セイバー・真顔)
「また言ったーーー!?"公認"きたーー!!!」(イリヤ)
「開き直りすぎでしょ!?"二股公認"の意味がわからないわよ!!」(凛)
「俺だって"好きな人が複数"いたって、"本音は一つ"なんだよ!"一番はセイバー"だって、ちゃんと決まってる!!」(士郎)
「「その"言い訳"が"一番ダメ"なやつーー!!」」(凛&イリヤ・同時に爆笑)
「私は、あなたの本音が聞けただけで……とても幸せです」(セイバー)
「セイバー、俺も……お前のすべてを大切にするって、誓う」(士郎)
二人が見つめ合い、静かに頷く。
その空気はもはや誰も割り込めず、愛だけが流れていた。
「ふたりとも……愛が……おかしすぎるのぉぉぉ……!!!」(イリヤ・転がる)
──その夜、
“お弁当箱”という謎の理論で“二股公認”という新たな愛の形が発表された。
士郎とセイバーは、誰よりも真剣に愛し合い──
凛とイリヤは、そのぶっ飛んだ愛に涙が出るほど笑った。
それは──拳すら超える、真実の愛の夜だった。
「そろそろね」(凛・ニヤリ)
「なにが!?なに企んでるの!?」(イリヤ)
──────────────
──愛の語らい“深淵”へ──
──────────────
士郎とセイバーが、互いの温もりに包まれながら、
その距離をさらに縮め──
──チュル──ジュル──(士郎とセイバーのディープキス)
そして、士郎とセイバーは熱い口づけを始めた。
今まで見たことがないほど深いディープキスだった。
──ジュル──(ディープキス)
「…………………………………………え?」(イリヤ)
そして二人はお互いの服を脱がせ合う。
──スルッ
──スルッ
脱ぎながらもディープキスは続いた。
──チュル──(ディープキス)
「なっ……えええええええええええええ!?!?!?」(イリヤ)
からかっていたイリヤの頬が、赤く染まり始める。
──ジュル──(ディープキス)
「な、なんであんなに…"キ・キ・キス"して続けてるの!?」(イリヤ)
「私は何も操ってないわ。ただ本音で行動させてるだけよ」(凛・満足げ)
「ちょちょちょちょっと待って!!"深すぎるキス"!?」(イリヤ)
「セイバー、俺はお前の全てを受け入れる」(士郎・全裸)
「私も……何も隠しません。全てを捧げる覚悟は、もうとっくに──」(セイバー・全裸)
「ぎゃああああああああ!!見たくない!!けど目が離せない!!助けてえええ!!」(イリヤ)
「ふふっ、イリヤったら真っ赤になってるじゃない。
でもまだまだよ、ここからが本番だもの」(凛)
「本番!?本番って何よ!!もう始まってるじゃないのこれ!!!」(イリヤ)
「私はあえて止めないわよ?これは恋愛教育、男女の道を学ぶ貴重な教材なのよ」(凛)
「教材にしないでよおおおお!!」(イリヤ)
──────────────
──北斗繰筋自在脚の導き──
──────────────
「ふふっ……そろそろ〝次〟に進めてもいい頃ね……」(凛)
凛がそっと両手を組む。
「フフフ……行けっ!北斗繰筋自在脚!」(凛)
──ヒュンッ!!ズバババババッ!!
超高速の蹴りが、士郎とセイバーの後頭部に突き刺さる!
──ツボッ!──ツボッ!(秘孔音)
──ピキーン(秘孔音)──
「ん……体が、勝手に……?」(士郎・全裸)
「……歩いています、シロウ……」(セイバー・全裸)
二人は不思議なまま、ゆっくりと廊下を進み出す。
手を繋ぎ、まるで導かれるように──寝室へと歩みを進めていく。
「愛の囁きモードで寝室までご案内~」(凛)
「北斗繰筋自在脚は、肉体の筋肉運動そのものを支配する!強制的に歩かせることが可能となる……」(脳内ケンシロウ)
「何解説してんのよ!?いや何でそんな都合よく歩き出すの!?」(イリヤ)
「私は歩かせただけ、方角は操ってないわ。寝室に向かってるのは二人の意思よ」(凛)
凛とイリヤはこっそりと二人の後を追いかける。
夜の衛宮邸は静かに月光を浴び、離れの廊下を淡く照らしていた。
士郎とセイバーは、まるで夢遊のように手をつなぎ、ゆっくりと寝室へと歩いていた。
──チュル──(ディープキス)
「うわあああ!!セイバーと士郎がディープキスしながら歩いてる!何このロマンチックというかホラー!!」(イリヤ)
「さあ……寝室までこの状態が続くってとこかしらね」(凛・ニヤリ)
「いや行かせるな!!止めてよ!!」(イリヤ)
「イリヤ、心して見てるのだ。あれが“本物のバカップル”であり、二人は“お弁当”という名の絶対の力で結ばれている」(脳内ケンシロウ)
「うんうん、わかる。“お弁当”は愛の決定打ね」(凛)
「ツッコミ入れないの!?いつもなら入れるでしょリン!!」(イリヤ)
「愛の囁き中は特別扱いよ。私は優しいからね」(凛)
ふたりはそのまま、月明かりの差す廊下を歩き続け──
静かに寝室の布団に辿り着いた。
そして、キスしながら柔らかな布団に膝をついた。
──チュル──ジュル──(ディープキス)
「到着~っと。さて、次は……ふふふ、愛の覗き劇場、開幕よ♪」(凛)
「やめてよ!!なんでコソ覗きまでセットになってんのよ!?」(イリヤ)
「二人の拳はもう離れぬ……すでに一つになっている」(脳内ケンシロウ)
「な、なによこれ……!恥ずかしすぎるでしょ!!!」(イリヤ)
「ふふふ、いい感じで発動してるわね……♪」(凛)
静かな寝室。月明かりが障子を透けて、淡い光が二人を照らしていた。
士郎とセイバーは、今もなお互いの腕の中にいた。
「……シロウ、こうしてあなたと抱き合えることが、まるで夢のようです」(セイバー・全裸)
「……俺も。セイバー、お前を守るって決めたんだ。ずっとそばにいて、永遠に、愛し続けるって……」(士郎・全裸)
──チュル──(ディープキス)
──────────────
──秘孔は解かれても────
──終わらない“真実の愛”──
──────────────
──チュル──ジュル──(ディープキス)
「リン!? 止めてぇぇぇ!」(イリヤ・真っ赤)
「いいわよ。一番いいとこで解くと面白いのよ」(凛)
「えっ!?」(イリヤ・真っ赤)
その瞬間──凛が微量の闘気を放つ。
「北斗神拳奥義・天破活殺(ボソッ)」(凛)
──ピキーン!
──シュゥゥゥゥ!
「…………えっ」(士郎・全裸)
「……な、なんですかこの口づけは……っ!?」(セイバー・全裸)
セイバーが一気に顔を赤く染め、士郎の胸元から身を引く。
「お、おれ……え、なんでセイバーとキス……!?」(士郎・全裸)
「シ、シロウ!? あ、あのっ、どういうことなのですか!? わた、私は……」(セイバー・全裸)
二人の間に、しばし沈黙──
そして同時に、赤面と大混乱が爆発する。
「ふふふ……良い“弁当告白”だったわよ、ブラボー!バッチリ見届けたわ!」(凛・拍手)
「卵焼き?違う遠坂!な、なんでこんな……っ、う、嘘だろ!!」(士郎・全裸)
「わ、私……どうしてあんな、あんなに……! “おにぎり”、いやシロウの胸で、愛してるとか……言って……っ!」(セイバー・全裸)
「本音を言わせただけよ~。操った訳じゃないわ♪」(凛)
セイバーは布を掴み、ぎゅっと体を包み込む。士郎も急いで毛布を拾い、必死に隠す。
「シロウ……私は……本当に、あんなことを……」(セイバー・全裸)
「う、うん……でもな、セイバー……全部、本音だった。お前が愛しい。ずっと、“おにぎり”のように愛してるんだ……」(士郎・全裸)
「私も……恥ずかしいけど、後悔はしてません……私はあなたの“おにぎり”であることに誇りを持っています」(セイバー・全裸)
再び交わされる目と目の微笑。だが──
セイバーが小さく、でも確かに微笑みながら言った。
「……私、シロウのすべての言葉が、嬉しかった……今も、胸が熱いです」(セイバー・全裸)
「……うぅ……“おにぎり”も“卵焼き”も…全部本音だよ……」(士郎・全裸)
「ぎゃああああああ!!!もうやめてぇぇぇ!!!これ以上聞きたくないいいぃぃ!!!」(イリヤ)
「ふふ、若いっていいわね~♪」(凛)
「イリヤ、お前はすでに──赤面の境地に達している」(脳内ケンシロウ)
「その境地いらないのおおおお!!!」(イリヤ)
寝室の外では、イリヤの悲鳴と凛の高笑いが響き続けた。
一方、寝室の中では──
士郎とセイバーが、互いの手をそっと取り合い、静かに微笑んでいた。
「……セイバー。これからも、ずっと“おにぎり”でいてくれ」(士郎・全裸)
「……はい。私は、あなたの“お弁当の中”にいます。永遠に」(セイバー・全裸)
ふたりの愛は、“お弁当の中”で──
優しく、永遠に繋がっていた。
セイバーと士郎は、しばらくの間、互いの手を握ったまま黙っていた。
目を逸らしてはまた見つめ合い、赤面してはまた微笑み──
その繰り返しが、心地よくて、照れくさくて、それでも幸せだった。
「……セイバー、その……もう寝ようか……?」(士郎・全裸)
「……はい……でも、えっと……その……」(セイバー・全裸)
お互いに目を逸らしながら、布団の中へ──
一緒に入ることはもう決まっている。
秘孔が無くても、運命として決定していたのだから。
そっと布団に入ると、また目が合って──また赤くなる。
そして、ぽつりと小さな声が重なった。
「おやすみなさい、シロウ」(セイバー・全裸)
「おやすみ、セイバー」(士郎・全裸)
“弁当箱”と化した寝室に、微かな寝息と、とても小さな幸福の鼓動だけが響いていた。
その頃、寝室の外──
「大収穫だったわね!まさか二股告白してからのベッドインまで見られるとは!」(凛)
「もうやめてよぉぉぉ……耳が燃えてるぅぅぅ……」(イリヤ・真っ赤)
「イリヤ、今日の反応最高だったわ!あんたの叫び、寝室のBGMにしたいくらい!」(凛)
「お願いだからそっとして……っていうか、思春期の心をいたわってよぉ……」(イリヤ)
イリヤはクッションを抱えたまま、ごろんと布団に倒れこみ、頭まですっぽりと隠れる。
凛も、笑いながらそっと立ち上がり、部屋の灯りを消す。
「じゃ、おやすみイリヤ。"恥ずかしい夢"でも見なさい♪」(凛)
「やだぁぁ……絶対に見るぅぅ……」(イリヤ)
そんなやりとりを交わしながら、凛はそっと襖を閉め、自分の部屋へと戻っていく。
凛の部屋では、布団にくるまりながら。
「ふふっ……おやすみなさい、みんな」(凛)
イリヤも、ようやく落ち着いた声で、布団の中から小さくつぶやいた。
「……おやすみ、リン……シロウ、セイバー……」(イリヤ)
そして、衛宮邸のすべての灯りが落ちる。
月明かりが静かに差し込む中、
四人の呼吸が、やさしい夜に包まれて静かに重なっていった。
──愛と笑いに満ちたこの夜は、
まるで魔法のように、あたたかく、静かに更けていく。
そして──明日もまた、笑顔で始まる。