カイジは書いてて面白い事が判明しました。
どうぞごゆっくり。
あれから数日後...!
カイジは神社に居候...!
食っては寝食っては寝の寄生生活...!
「ぷはーっ...!日本酒に焼き鳥っ...!犯罪的うまさ...!溶けそうだ...!」
「...ねぇ、そろそろ出ていってくれない?」
「馬鹿言えっ...!外は妖怪だらけ...!出ていくなんてアホの所業...!鬼かっ...お前は...!」
「食費だって安くないのよ?私から言えばあんたが鬼だわ・・ただでさえ収入が少ないのに」
「分った...何かする...!俺にできることなら何でも...!」
「そうは言っても、あなた家事も出来ないじゃない・・・出来る事なんてあるの?ダメ人間の象徴ね」
貼り付けられるダメ人間のレッテル...!
カイジ驚愕...!
「そういえば、あなた、能力って持ってたりしない?」
「能力...?何だ...?」
「あら。知らないの?外来人でも持ってる事があるって聞いたことがあるけど・・・」
「知らねえっ...!全く...身に覚えがねえ...!」
「・・・兎に角、ここに住みたいなら家賃くらい払いなさい?」
「そんなこと言っても...何処で働けば良いんだよ...!」
「私に聞かないでよ。さ、出てった出てった!」
(あの野郎...何も知らない人間を外に放り出すだと...)
(鬼っ...!まさに鬼畜っ...!)
慎怒のダメ人間...!
「とにかく職だ...仕事...!生きるために...!」
「しかしどうすれば...」
その時唐突に...又しても現れる黒い裂け目...!
「随分と苦労しているようね?」
「あっ...!アンタは...!」
「見させてもらっていたわよ?あなたの・・・ダメ人間っぷり!ふふっ・・・」
吹き出す紫...鬼畜の所業...!
「黙れクズ野郎...!さっさと元に返せ...!」
「貴方に言われたくはないわね・・・それに、帰れないって聞いてなかったのかしら?」
「グッ...」
「まあ今回は馬鹿にしにきた訳じゃ無いわ。伝えるのを忘れていた事があったの。」
「今更何だ...もしやまた悪条件を...!?」
「そんな事じゃないわよ。カイジ、あなたの能力についてよ。」
「能力...!そういえば霊夢の野郎そんなことを言っていた...!」
「外来人は極稀に持つことがあるんだけど。運がいいのね、貴方」
「それで...何なんだよ!?俺の能力...!」
「貴方の能力は・・・『あらゆる賭けに勝つことができる程度の能力』」
その時カイジに電流走る...!
「な、何だそれ...!?勝てるのか...?賭けに...必ず...!」
「そう言う事じゃないかしら?」
「うひょ〜っ...!やった〜っ...!最高の能力...!億万長者も夢じゃない...!」
「ちなみに幻想郷で賭け事をする人は居ないわよ。人里にも殆ど。」
「は...?今お前なんて...」
「じゃあ、伝えたわね?また会いましょう」
「おい馬鹿...!詳しく話を...クソッ!」
カイジ...呆然と立ち尽くす...!
あらゆる賭けに勝つことができる力...
意味なしっ...!この世界では意味などない...!
「そんな〜っ...!」グニャアア...
〜数時間後〜
(クソッ...探せど探せど...人っ子一人見当たらねえ...!)
(暗くなってきやがった...まさか野宿...!?こんな森の中で...!絶対に無理...!何故なら俺は文明人だから...!)
(終わるのか...?俺の人生...妖怪に食われて...!)
「・・・君、外来人かい?」
「ヒッ...!何だお前...!誰だよ...!いきなり...!」
「ああ、済まないね。私は森近霖之助、この近くで道具屋をやっている者だ。君は?」
「俺は伊藤開司...!カイジでいい...察しの通り外来人だ...!」
「そうか。この時間この辺りは危ない。家に来ないか?」
「いいのか...?」
「勿論だとも。丁度人手が欲しかったんだ。」
「...まさかお前、俺を食ったりしないな...?」
「失礼だな、僕をそこらの妖怪と一緒にしないでくれ」
「疑って悪かった...宜しく頼む...!」
「こちらこそ、宜しく。」
カイジ、道具屋に就職...!
おめでとう...おめでとう...congratulation...!
「紫様?最近随分とご機嫌がいいですね。何かいいことでも?」
「あら、藍。中々面白い外来人が来たのよ。」
「興味深いですね。どのような方ですか?」
「恐らく幻想郷一使えない能力を持ってる。今は博麗神社で寄生しているわ。」
「・・・そんなののどこが面白いので?」
「ダメ人間を観察っていうのも中々面白いわよ?」
「私には理解できませんね・・・」