いきなり感想を頂いてとてもハイテンションです。
今回ちょっと無理矢理っぽさがあります。今更か。
どうぞごゆっくり。
「ここが僕の道具屋、香霖堂だ。まあくつろいでくれ。」
「道具屋と呼ぶには...散らかりすぎじゃないのか...?」
そこは一見すれば道具屋では無かった...
例えるなら物置...!物が散乱する物置...!整理不足...!
「そうなんだ・・・僕も頭を悩ませていてね。そこで、君には店の道具の整理を手伝って欲しいんだ。」
「任せてくれ...!力仕事には自信がある...!」
「報酬と言ってはなんだが・・・しばらくは家にいるといい」
「!?」
「勿論嫌ならいいんだが、見たところ住む所にも困ってそうだ。余っている部屋もある。どうだい?悪い話じゃないと思うけど。」
「...霖之助...お前いい奴だな...!喜んで住もう、いや住ませてください...!」
「そうか!そう言ってくれると思ったよ、これから宜しく頼むよ。」
「今日はもう寝なさい。この空き部屋を使うといい。」
(なんて奴だ...!見ず知らずの人をここまで...まるで神様っ...!ありがとう...!)
だがしかし...!霖之助の目的は別っ...!労働など建前に過ぎない...!カイジ気づかず...!
〜開司就寝中〜
「おはようございます...!」
「おはよう、カイジ。疲れは取れた?」
「お陰様でばっちり...!元気ハツラツだ...!いつでも働けるぜ...!」
「いや、それはまだいいんだ・・・そこに座ってくれるかい?」
「...?何かあるのか...?」
「まあゆっくり聞いてくれ」
「君は外の世界、つまりその、人間の世界から来たんだろう?」
「?あ、ああ...まあな。」
「そのーーーなんだ、外の世界の事を色々と、教えて欲しいんだ・・・いいかい?」
「勿論だ...教えてやるさ...知りたい事なら何でも...!」
「ほ、本当かい!?ありがとう!」
「でもどうして...知らないのか...?外の世界...!」
「ああ。本で知ることはあるが、行ったことは無くてね。ひどく興味があるんだよ、僕は」
「なるほどな...それで俺を助けたのか...」
「まあそんな所だよ・・・実際外来人と話すのもこれが初めてでね。とても興奮している」
「悪い気分じゃないな...」
その後カイジは...霖之助と夜まで語り合った...
霖之助が道具の使用方法を聞き...カイジがそれに答える...最高の関係...!至福の一時...!
「どうだい?外の物は全て集めてるんだ。」
「だがかなり古いな...いつの物だって感じのものもあるぞ...」
「やはり・・・現代ではどんな物を使っているんだい?」
「そうだな...便利な物...例えばこれとか...!」
「なっ・・・何だそれは!?」
「これはスマートフォンと言ってな...簡単に言うと、写真機と電話とパソコンと音楽プレーヤー諸々が一緒になった物なんだが...」
「な、なんて事だ・・・神器じゃないか・・・!」
「こうやって...画面をなぞると動くんだ...とっても便利...!」
「す、すごい!!・・・譲ってはくれないか?」
「悪いが簡単に譲る訳にはいかないっ...!大事ですから...!思い出沢山...!」
「そうか・・・そうか、分った、今日はありがとう。」
「結局...仕事してないな...」
「うん・・・ああ・・・気にしないでくれ・・・」
それから霖之助は毎日考えた...スマートフォンを手に入れる方法...!
霖之助の物欲は既にリミッターを超えていた...!何としてでも手に入れたい...!
欲は人を狂わせると言うが妖怪人間もそれは同じ...!
霖之助はもはやスマートフォンに魅了されていた...!
恐るべき欲求...!恐るべき林檎社...!!
〜数日後〜
「はー...よく寝た...」
「カイジ君!!!!!!!!」
「な、何だ...!?急に大声出して...!」
「あ、いや、すまない・・・それより話がある」
(まさかクビ...!?まずい...!今度こそ野宿生活に...!)
「あれから僕は考えたんだ・・・君がどうしたらスマートフォンを、譲ってくれるか・・・それこそ寝ずに考えたさ・・・」
「は、はあ...(何を言っているんだ...?何が目的だ...!)」
「そこでだ!カイジ、君がそれを譲ってくれるなら・・・僕は・・・君の幻想郷での必要最低限の生活の為、住宅を建てよう!」
「...はあっ!?お前...今本気で言っているのか...!?」
正に狂気...!フェアトレード概念など皆無...!
「もちろん本気だ!あとは君の承諾が問題なんだが・・・」
「も、勿論いいとも!最高だぜ!」
「そうか!ありがとう・・・!本当に欲しかった・・・!これが外の文明の力・・・!」
(ら、ラッキ〜ッ!!最高に...!最高にツいてる...!約一週間で...家を...!夢のマイホームゲット...!!信じられねえ...!)
交渉成立...!シャークトレード...!利害のみの一致...!
(夢か...?いや違う...ところがどっこいこれは現実です...!現実...!!)
〜一週間後〜
「カイジ、君の家が出来たそうだよ!」
「は...!?早すぎるだろう...いくらなんでも...!ありえない...!」
「その手の第一人者に頼んだからね。まさかこれまでとは思わなかったけど。」
「...霖之助...!今まで本当に世話になった...!」
「お礼をしたいのはこっちの方だ。とても楽しかったよ」
「また来るぜ...!達者で...!」
新築の自宅へと歩を進めるカイジ...!
だが本当の災難はこれからだった...!
「お前...俺の家の中で何してやがる...!」
香霖堂にて
「こ、これが文明の力・・・!」
「写真も遊びもこれ1つ・・・痒いところに手が届く!」
「まさに科学の力だ・・・生まれてきて良かった!!」
こうしてまた一人スマホ中毒者が生まれたのであった...!
歩きスマホ...ダメっ...絶対っ...!そんなの許しませんっ...!!