「ワームスマッシャー!」
「グランダート!何を!」
目の前に無数のワームホールを生み出す!
そのワームホールに向け、今!!新たに生まれた超重装具の胸部から無数のレーザーが放たれる!!!
一度に万を超える敵を狙い撃てると称される異次元の砲撃!!
俺の目の前のワームホールはオールフォーワンを囲い込むワームホールとつながっている!
ワームホールからワームホールへ!
ビームの雨が降り注ぐ!!!
「な、何だ一体!!」
「グランダート!!テメエ何だゴラァ!!!」
オールフォーワンの群れを、砲撃の群れが飲み込み消し飛ばしていく!!!
『うんうん!やっぱ無双ってこうじゃなきゃね!ホントはネオの方持って来たかったんだけど、それは流石に宇宙がヤバいって神様に止められちゃったんだよね。いやーブラックホールくらいは普通にあるんだから、やっぱ凄い世界だよねヒロアカはさ!!』
頭の中で声が続ける。
『…ま、頑張ってね。そしてごめんなさい。ゲームやマンガじゃないんだから、今を生きてる人達の記憶を塗りつぶして転生しようとするなんて、ホント酷いこと考えてたと思うよ。次の世界ではちゃんと赤子からやり直すことにするね』
そして、声の気配が消える。
今度は、おそらく永遠に。
トガちゃんお気に入りなんだ、何とか助けてあげてね。
…最後に無茶なお願いを残し。
「グランダート!アンタ一体それ何よ!」
眼の前のオールフォーワンの圧が弱まり、Мt.レディがこちらに叫ぶ。
「細かいことは後です!まだ安心するのは早い!絶対絶命のピンチに新たな力が覚醒したとでも思ってください!ヒーローらしく!」
「…後で色々聞かせなさいよ!アンタとはホントはちゃんと話したかったんだから!!」
「了解です!!」
「ワームスマッシャー!!!!」
そして、2撃目のワームスマッシャーを放つ!!!
橋を埋め尽くしたオールフォーワンが、そしてタルタロスの中にいるオールフォーワンが!
耐久力の低いオールフォーワンから、消滅していく!
「グランダート!良くわからんが頼らせてもらっていいのか!」
イレイザーヘッドの声に、
「はい!!」
「…だが、絶望的な戦況がようやくまともな戦いになったってレベルだ。頼らせてもらう!勝つぞグランダート!!」
「はい!!」
イレイザーヘッドがオールフォーワンを消し飛ばす!
俺がワームスマッシャーでオールフォーワンを薙ぎ払う!
緑谷、爆豪、そして皆の遠距離攻撃がオールフォーワンを消し飛ばす!!
イレイザーヘッドの言う通りだ!
ようやく、まともな戦いになってきた!!!
「ちい!!ヤツら空を飛び始めた!!!」
その言葉の通りに、今までは何も考えず橋を歩いてきていたオールフォーワンの群れが、空を飛びこちらに侵攻を始めた。
今までの陸プラス空!!!
両面の攻撃!!
「全員!陸の敵を頼みます!!」
「…何か考えがあるみたいだな、信じさせてもらう!全員!陸の迎撃に専念しろ!!!!」
イレイザーヘッドの指示で陸に攻撃と防御を集中する。
俺は、周囲の仲間を巻き込まないように高く飛び上がる!!
そして、4人の個性を全開!
対消滅エンジンで圧倒的な超重力を生み出し!
重力拳でそれを両手に溜め!
そして多段…先ほど彼に教えてもらった個性の真の使い方。
多段は、正確には多重だった!
生み出したエネルギーに指向性を持たせ力を重ねる個性!
両手の間に生み出し集めた超重力を、指向性を持たせ力を重ねながら球を描くように渦を巻き、中心に向けて圧縮する!!!
幾重にも重ねられた超重力が、やがてマイクロブラックホールとなり、特殊な解を持つ!!!
「事象の地平に消え去れ!!!」
重力崩壊からは逃げられない!!!
圧倒的なエネルギー!!
いつしか胸元では抱えきれず頭上に持ち上げたそれを、俺の重力飛行の応用で空のオールフォーワンの群れに弾き飛ばす!!!
「ブラックホールクラスター!発射!!」
破壊神と戦う為の力が、魔王の群れに向けて解き放たれた!