Мt.レディの更なる巨大化は、再びオールフォーワンの群れに傾きかけていた戦況を大きくこちら側に引き戻した!
最前線に立つ彼女が、敵の攻撃の多くからヒーロー達を守る!
圧倒的な数は絶望的な暴力であり、
圧倒的な質量は、こちらを守る希望の盾となった!
「ワームスマッシャー!」
先ほどまで100を超えるオールフォーワンの集中攻撃を受け、サポートを受けながらも防御と回避に専念せざるを得なかった。
Мt.レディが皆を守ってくれることで、俺はようやく再反撃に移れる!!
Мt.レディの巨大化、更に普段の巨大化の2倍になった巨腕が、敵の衝撃波と個性の凶器を薙ぎ払う!
彼女を攻撃していたオールフォーワンの群れを、俺の放ったビームが襲う!!!
しかし!一撃ではほとんどのオールフォーワンが倒しきれない!
「死ねええ!!!」
そこに緑谷と爆豪のコンビ攻撃!!
倒し損ねたオールフォーワンが次々と倒されていく!!
特に緑谷!
「もっと!もっともっともっとだ!ワン・フォー・オール!もっと力を貸してくれ!!!」
何か彼も急な覚醒をしたのか?
更なる超スピードと超パワーを見せ、オールフォーワンの群れに苛烈な攻撃を与えていた!
「全員諦めるな!!!」
確実にオールフォーワンを消していきながら、イレイザーヘッドが皆に向けて叫ぶ!
「先ほどのグランダートの攻撃で、地上にいた一番新しいオールフォーワンの群れは全て倒した!」
つまり、
「ここから!新しくオールフォーワンが増える事はない!出てきたオールフォーワン全てを倒せば、俺たちの勝利だ!!」
その通りだった!
だがしかし、一体それがどれほど大変な事か!
新しく出てくるオールフォーワンの群れ。
コイツラは、ワームスマッシャーだけでは中々倒しきれない!
積み重なる疲労。
どんどん強くなってくるオールフォーワンの群れ。
1人、1人と仲間のヒーロー達が限界を迎えて倒れていく。
まさに死闘だった!
誰もが傷つき疲労していた。
俺だってそうだ。
「ブラックホールクラスター!発射!」
Мt.レディを集中し攻撃していたオールフォーワンの群れを薙ぎ払う!
一撃一撃を放つほど疲労が溜まる。
Мt.レディの防御をすり抜け、こちらへ来た攻撃を躱すのは精神をすり減らす。
オールフォーワンの強力な個性は、余波だけでこちらの身体を傷つける!
誰もが満身創痍になっていた。
特に最前線のМt.レディ。
主力の俺と緑谷、爆豪。イレイザーヘッド。
俺達を、サポートするヒーロー達皆。
誰もが傷つき、今にも倒れそうだった。
魔王が、無限に増えないってだけだ。
すでに増え切った後の魔王との、死闘が続く!
タルタロス地下から出てくるオールフォーワンは、どんどん強力になり、倒しにくくなる。
対して、俺たちは傷と疲労が重なり、どんどん動けなくなっていく。
シンプルな数の暴力は、魔王と組み合わさることで最悪の悪夢となっていた。
「ディストリオンブレイク!」
今も、新しく出てきたオールフォーワンの群れ。
そこに強力なビーム攻撃を叩き込む!
破壊力を重視したその一撃は、多くのオールフォーワンを消し飛ばした!
息が切れる。
呼吸が荒い。
疲れて疲れて痛くて痛い。
もう今すぐ何もかも投げたして、眠ってしまいたい!
だけど!!!
「まだよ!!まだ!全員諦めるな!」
Мt.レディは諦めていなかった。
誰よりも最前線に立ち、辛いはずの彼女が!
「地下から飛び出して来る数が減ってきてる!後少し、後少し!それで私達の勝ちよ!!!」
「うおおおお!!!!」
「あああああ!!!!」
緑谷と爆豪が、その言葉に勇気づけられ飛ぶ!
「ワームスマッシャー!」
一撃では倒しきれないなら、同じヤツに何発も当てるだけだ!!!
新しく出てきたオールフォーワンの群れに、ビームの雨を叩き込んだ!!
そこに緑谷と爆豪!
周囲のオールフォーワンをイレイザーヘッドが消し飛ばす!
「消え…ない…?消えない!消えないオールフォーワンだ!」
「!!!!」
消えないオールフォーワンが、ついに地上に出てきた!!
「憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い」
トガヒミコ…
闘いは、ついに最終局面を迎える。