「みんな久しぶり!来てくれてありがとう!」
「「「「「新居完成おめでとー!!!」」」」」
雄英高校ヒーロー科を卒業し、約2年。
久しぶりにB組全員が集まっての同窓会となった。
理由は…
「でもスゲェ豪邸だな拳藤!!!あ、もう多重か!!!」
「旦那の稼ぎが凄いからね。私の力じゃないよ」
「でもあの多重先輩を学生時代に捕まえて、そのまま結婚ゴールインしたわけだから、ある意味一佳の力よねー」
「…大金星」
「あははは!まあ、そうかもね」
そうなのだ。
私はすでに2年前から拳藤ではなく、多重姓となっていた。
平たく言えば、私は翼人さんと結婚したのだ。
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「はーっはっはっは!!!!めでたい!めでたいよ拳藤!これで多重先輩と拳藤は身内!拳藤の身内ということはもはやB組の身内と言ってもいい!!!勝った!勝った!ついに僕たちはA組に完全に勝利したのだ!!!!!」
「人の式でうるさい。ちょっと誰か黙らせてきて」
「「「はーい」」」
雄英高校卒業後、すぐに翼人さんと結婚式を挙げた。
皆が祝福してくれる良い式だったと思う。
物間がうるさいのは御愛嬌というものだろう。
「ねえねえ一佳!先輩のことなんて呼んでるノコ?」
「…翼人さん」
「…いい」
ぐっ、と親指立ててくる唯。
さっきまでは綺麗だなんだと言って祝福してくれてたのに、すぐこれだ。
まあ、あまり堅苦しい場にはしたくないと2人で決めたのだ。
これくらいでいいのだろう。
結婚式を挙げて約1年後。
私の妊娠が判明した。
そこで、前から2人で考えていたのだけど家を新築し引越する事になった。
そして家が完成したので、新築祝い兼B組同窓会となったのである。
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「でもスゲェよな多重先輩。ヒーローとして活躍しながらサポートアイテム作ったり、新技術開発して特許とか取ってるんだろ?たまにテレビで見るぜ俺」
「確か雄英高校3年の時はヒーロー科の授業のほかに、サポート科にも顔を出して勉強してたのよね?」
「んで元々経営科のトップだろ…ヒーローとしてトップでサポート科もトップで経営科トップ…」
「あとイケメン」
「…あの人チート過ぎるだろ…逆に出来ない事とかあるのかよ…」
「…うーん、浮気とか?」
「あの一佳が惚気るとは…」
「…ブラックコーヒーくれ…甘々過ぎる…」
「あはははは!」
皆が広めに作ったリビングでくつろいでいる。
この後の事もあるので、部屋数にしろ何にしろ大きな家が必要だったのである。
「一佳、出産予定もうすぐだっけ?」
切那がそう言って私のお腹を見る。
「うん。来月の予定」
「まさかこんなにも早くクラスメイトが子持ちになるとはねー」
「切那もさっさと彼氏と結婚しちゃえばいーのに」
「…うーん。ヒーロー忙しくて中々すれ違いが酷くて…」
「…あちゃー」
雄英卒業後。みんなヒーローとして頑張っている。
私は産休中だが、同期が頑張ってると聞くとやはり嬉しくなる。
同年代では緑谷、爆豪、轟の3人が一歩抜き出ているが、うちの物間やら骨抜、切那も頑張っている。
そのうちチャートも上がってくるだろう。
「そう言えば一佳、アレ、そろそろなんだっけ?」
レイ子の言うアレ。
その為に翼人さんがあれからずっと頑張っていたのを知っている。
私はそれを支えると決めていた。
それは、とても大切な事だと思ったから。
「うん。この子たちの出産と多分同時期かな」
「子たち?」
「双子なんだって。男の子の」
「まじかよ!そら2倍めでたいな!」
「でしょ」
聞きつけた皆がまた祝福してくれる。
この子たちも、あの子も、皆が祝福してくれますように。
そう願う。
さて次で最終話となります。
上手く綺麗にまとまるよう頑張ります。