書こうと思ってることが日に日に変わっていってるので矛盾点があると思いますが大目に見て欲しいです。
閲覧ありがとうございます。
およそ10年前、街外れの森の中に住む部族が存在した。
その部族は、端正な顔持ちをしておりながらも普通の人間とは異なる部位があった。
耳だ。
そこに住む部族は皆、人間の耳より長く特徴的な耳をしていた。
その存在は歴史上で『エルフ』と呼ばれている者達だ。
そんな中、普通の人間と変わらない姿をしている少年がいた。
少年の名はディーノと言う。
ディーノは人間と『エルフ』の間に生まれたハーフだ。俗に『ハーフエルフ』と呼ばれている。
エルフは人間との共存を快く思ってはいない、なので『ハーフエルフ』は虐げられる存在のはずだがディーノの場合そんなことはなかった。
それはディーノがエルフ族でも稀に見るほどの強大な魔力の持ち主だったからだ。
だが、ディーノは力を持ちすぎたことでエルフ族の者とは馴染めずにいた。
そんなある日、ディーノはいつも通り森の外を散歩していた。
森の外といっても、自然以外なにもないところだ。
だが、この日はいつもと違った景色が見えた。
傷を負った老人が倒れていたのだ。
ディーノは独学にだが傷を癒す『治癒術』を学んでいたので、すぐに行動に移った。
「おっさん、大丈夫か?」
「これは・・・治癒術か!?子供がいったいなんで・・・」
老人はおとなしくディーノから治癒を受けた。
しばらく治癒が続き、終わったところで老人が口を開いた。
「おかげで助かった。礼を言うよ、ありがとう」
「別に、こんくらい気にすんな・・・」
ディーノは礼を言われたのが恥ずかしいのかやや下を向いている。
それもそのはずだ。ディーノはこの日まで、人に感謝されるということが無かったのだ。
「見たところ子供のようだが、歳はいくつなんだ?」
「今年で十二だ」
「十二、か。そんな歳で治癒術が・・・」
「この歳で治癒術が使えることが珍しいか?・・・まぁ、普通に考えたら異常だよな」
ディーノは自分の才能をあまり気に入ってはいなかった。
治癒術を学んだ時もある程度の努力をしたが、皆は『覚えられて当たり前』程度の感想でしかなかったからだ。
「凄い・・・」
「え?」
『凄い』そう言った老人の顔は関心に満ち溢れていた。
「いきなりですまないが、・・・私の元へ来ないか?」
ディーノは思いもしなかった言葉を掛けられ、つい黙ってしまう。
「頼む、私には力が足りない。この通りだ・・・」
「こんな俺で良いのか?魔力がなければ唯の生意気なガキだぞ」
「そんなことはない、君は見ず知らずの爺を助けてくれたではないか。君は優しい子だ」
「それに私も君ぐらいの時は生意気な子供だったさ」
『優しい子』その言葉にディーノの心は揺らいだ。
この人といるのは悪い気がしない、会ってから少しの時間しか経ってないがディーノはそんな感情を抱いた。
そう思ったディーノの答えは一つだった。
「よろしく頼む」
「あぁ、こちらこそ。・・・では君の家へ行こう、君の両親へ挨拶をせねばな」
「いや、別にいいよ。家に行っても家族なんていないから」
ディーノの両親はディーノを産んで、しばらくした日に死んでしまった。
原因は分からないままだが、物心がついてなかったディーノにはどうでもいいことだった。
「・・・そうか。そういえば君の名前をまだ聞いていなかったな」
老人は無理矢理話を曲げるようにディーノに名前を聞いた。
「ディーノだ。おっさんは?」
「ハンクスだ」
「これからよろしくな、ハンクス爺さん」
「あぁ、よろしく。ディーノ」
「って感じで爺さんと出会ったわけだ」
「そのハンクスさんって何で最初、傷ついてたの?」
「んー、それは・・・」
俺が話すか話さないか考えてる少しの間に、部屋の扉が開いた
「話は聞かせてもらいました」
扉を開けたのは先ほどまで行動を共にしていた『夏黄文』だった
お気に入り登録数が40件いってた事に歓喜です。
ありがとうございます。
なるべく早く投稿できるように頑張りたいと思います。
これからも投稿していく予定なのでどうぞお付き合いよろしくお願いします。