IS×GARO《牙狼》~闇を照らす者~   作:ジュンチェ

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やっと、こっちも更新できた……


ISの中でフランスヒロインとドイツヒロインの彼女たちが出てくる付箋回です。
因みにこの話は怪盗キッドみてて思いつきました。


☆生徒会長のお悩み相談室

楯無「今日の方はこちら!」

ヘルマン(全裸)「俺の名前はヘルマン・ルイス…またの名を、魔戒騎士・ゾロ!(ビシッ」

簪「きゃあああああ!!!!変態ぃぃ!!!!!!」

ヘルマン「…」





盗~Steal~ 前編

 

 

怪盗『ルパン・ザ・ノワール』

 

通称・ルパンノワール

 

 

 

最近、出没しはじめた曰く付きのお宝のみを狙う怪盗。手口は鮮やかで、どんなに厳重なセキュリティをも切り抜け獲物を頂く…そして、誰も傷つけない。世紀の大泥棒ルパンの再来といっても他言ではないと世間では話題である。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……その姿は謎に包まれ、男とも女とも言われ…剣の達人とも百発百中の銃使いとも言われる。」

 

鈴音はバスの椅子に寄りかかりながら週刊誌を見ていた。周りには千冬の他、セシリアや箒といった姿もある。

 

「はーっ!なによ、これ!?ル●ン三世のパチもんじゃあるまいし!」

 

呆れた!と声をあげる彼女だったが、隣にいたセシリアが声をかける。

 

「鈴さん、でもそのノワールという怪盗は話題になるだけあって、世界の至るところで被害の報告を受けていますわ。そして、誰も傷つけないというスタンスと謎めいたさから熱心なファンがいるとかいないとか……」

 

「へぇ~~。泥棒がアイドル扱いなんて世も末ねぇ~…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まあ、そんな世紀の泥棒の正体がホラーだったなんてこともザラにあるんだけどね?」

 

 

 

「「えぇ!?」」

 

 

すると、リアンが途中で割り込んできてビックリ。全く心臓に悪いと思われながらリアンは続ける。

 

「まあ、まず、盗みをする怪盗だが何だろうと邪心が無い奴はまずいないだろうし…古い遺産って何かと陰我まみれの物が多いから義賊だろうと大抵はホラーなのよ。そんな奴等と渡り合ってきた探偵とかも実は魔戒騎士や法師だったりするのよ。」

 

「へぇ……でも、あんまりそれ知りたくなかったかも。」

 

「ルパンのイメージが崩れますわ。ホラーなんて……」

 

皆、ヒーローのイメージの怪盗が実はホラーなんて言われれば嫌でも崩れる。確かに金銀財宝ともなれば、これに関わる者たちの邪心も量りしれないのも頷ける。

のだが……ふと、セシリアはあることを思いつく。

 

(でも、もし……流牙さんが探偵だったら…)

 

 

 

 

 

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セシリアの妄想……

 

 

 

 

「た、助けてくださいまし~…!」

 

『ふはははは!!!!セシリア嬢は確かに頂いたぞ!』

 

中世の町並みをあからさまに怪しいシルクハットにマントに独眼のレンズをつけた異形・怪盗ホラーがこれまたどういうわけか、ドレス姿のセシリアを担いで闇夜を駆け抜けていく……

 

その時

 

 

 

「そこまでだ!」

 

俗に言うパイプを吹かすあの探偵・ホームズのコスチュームに身を包んだ流牙が立ち塞がる。そして、魔戒剣で円を描き牙狼となると牙狼剣を振り抜き、一撃で怪盗ホラーを撃破してみた。

 

「りゅ、流牙さん……必ず助けてくれると信じておりましたわ。」

 

「セシリア、もう離さない!」

 

「流牙さん!!」

 

 

 

 

 

見事、彼女を救いだした流牙……抱き合うとやがて唇を……

 

 

 

 

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「はぁぁん……駄目ですわ、流牙さんそんな…」

 

「……セシリア?お~い…」

 

「鼻血でてるわよ。」

 

突然、頬に手をあてて顔を紅くするセシリア。ポーッ!と頭からの蒸気に鼻からでる欲望の汁……明かに尋常ではない。

その様子を離れた前の席で箒と相席していた流牙が勘づいた。

 

「ねえ、なんかあっち俺の話してない?」

 

「気にするな。女子とはそういうものだ……」

 

そうなの?と首を傾げるが、箒の言葉を疑ってもどうしようもない。不完全な消化だが、今度は箒が少し間をおいて問う。

 

「流牙………その…貴様はいったい何者なのだ?」

 

「え?」

 

「…何者なのだと訊いている。この際だからハッキリ言っておくが、私はお前を信用できない。」

 

「…?」

 

驚いた…といった顔をした流牙。まあ、こんなこと突然に面とむかって言われれば誰しもそうであろう。これに流牙はう~んと考えると、眉間に皺をよせる箒に口を開いた。

 

「箒、君がどういう思いがあるかはわからないけど……これだけは言える。俺は道外流牙…それ以上でもそれ以外でも何者でもない。唯一のISを操縦を出来る男で…黄金騎士・牙狼《GARO》の称号を受け継ぐ者。これだけじゃ、不服かな?」

 

「わ、私が訊いているのはそういうことでは…いや、そうなのだがそうではないというか……」

 

的確だが意図とずれた流牙の答に今度は箒がペースを崩される。確かに知りたいことだが、違うのだ……もっと、こう…肩書きとかそんなものではなく………

 

「貴様らもうすぐ目的地に着く。準備をしろ。」

 

そうやって、もどかしくしている間に千冬の言葉にタイミングを失ってしまう。仕方ない、次の機会にと諦める箒…。

 

そして、一行はバスを降りると目の前の巨大なビルに息を呑んだ…。

 

「ここが、デュノア社の日本支社だ。お前たちにはここで警護の任務中についてもらう。」

デュノア……その響きに顔をしかめる流牙。フランスのIS企業なのは周知の事実なのだが、あの魔導ホラーだった鷲頭もこの会社の社員だった。そこらの陰我より現界したホラーならそこまで気にはしないだろうが、明らかに流牙を狙ってきたあの異質な存在がいたところになると警戒せざらえない。

 

「あ、あの…織斑先生…。警護の任務とはいったい……」

 

一方、隣にいたセシリアが任務とは何かと訊ねると……

 

「貴様らはこのデュノア日本支社の展示場にて公開される希少ダイヤ『シャドウマイン』を怪盗ルパン・ザ・ノワールから護る。それが、今回の任務の内容だ。」

 

「「の、ノワール!?」」

 

思わず、ハモってしまうリアンと鈴音。噂をすればなんとやら……しかし、警護といっても鈴音に疑問が1つ。

 

「ちょっと待って、千冬さん!流牙やリアンは良いとして、セシリアと私は代表候補生なのよ!?それが、フランスのデュノアに協力するなんて……」

そうだ、デュノア社はフランスの企業で、セシリアはイギリス…鈴音は中国の代表候補生だ。IS学園にその依頼が来たとしても、彼女たちの起用にはそれぞれの本国に手続きが必要になるはず……だが……

 

「その点は問題ない。既に各国の許可は降りている…。奴の被害は中国やイギリスでも甚大だからな。デュノアの要請にすぐ首を縦に降ったそうだ。あと、織斑先生だ鈴……!」

成る程、国の威信にかけてもう形振り構ってられないというわけか。まあ、これで取り逃がしたら責任重大であることは確かそうだ。しかし、セシリアはあることが気になっており、流牙はこれに気がつき声をかけた。

 

「セシリア、どうしたの?」

 

「…流牙さん。あの、その展示される宝石『シャドウマイン』についてなのですが、私も風の噂で聞いたことがあります。旧時空歴末期の頃、見つかった世界最大クラスのダイヤで当時の貴族たちがこぞって手にいれようとしたと…。その欲望が入り交じる中、長い月日が経ち……やがて、その魔性に取り憑かれた亡者たちの血で紅く黒く染まった呪いの宝石。だけど、いつしか忽然と歴史の影に消えた…この由縁からいつしか『シャドウマイン』と呼ばれるようになったという話ですわ。」

 

「流石、セシリア…この手の情報には詳しいね。」

 

「まあ、これでも貴族ですから。」

 

えっへん!と誇らしげにするセシリアだがリアンは気にくわなさそうに彼女に視線を向けていた。仮にも、貴族のお嬢様のセシリア…そんな話が行き交う場に何度も居合わせてきたのだろう。

 

こればかりはセシリアが上だ…。

 

「無駄口を叩いている暇は無いぞ。詳細は中のブリーフィング室にて行う。ついてこい。」

 

やがて、千冬に導かれてデュノア日本支社ビルに入る一行……それを物影から、正確には流牙を中心にして眺める者がいた。

 

「道外流牙……アイツか…」

 

小さな背だが、黒い軍服を纏い…風になびかないよう長い銀髪を片手で抑える少女。左目を眼帯で覆っているものの右目は確実に流牙を敵意の光で捉えていた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

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その頃、アジトにて……

 

 

「全く、こんな仕事はリアンの分野だろう。」

 

ぼやきながら巨大な黒金のツボとにらめっこしているアグリ。まあ、理由としては彼は騎士…前線で戦うのが常。ましてや、アグリはこの誇りがとても高い……そのためとも言える。故、いつもは後方からサポートにまわるなんてことはまずない。これも加わって軽い苛立ちの原因になっているのかもしれない。

 

 

「そう言うな、アグリ。今回ばかりは仕方ない……。リアンが学園側にいる以上はお前くらいしか宛てにならん。」

 

一方、苻礼はデスクで何やら小道具を弄んで作業している様子であった。一見、何が何やらと見えるがアグリはこの作業の意図を知っている。

 

「まだ無理ですか?魔導ホラー探知機は?」

 

「ああ。どうしても、奴等の生きた肉体が無いと完成は難しいな。」

 

新たな敵・魔導ホラーへの対策。夜だからといって活動せず、魔導火で見分けられなけれいため従来に変わる魔導ホラー用の探知機をまずはというわけだが、肝心の完成には生きた魔導ホラーの肉体が必要とのこと。なんというジレンマであろう……

アグリも苻礼も思わず、溜め息をつかずにいられない。

 

「全く、先が暗いですね……女たらしの三流魔戒騎士に輝きを失った黄金騎士…果てはにわか魔戒法師の素人。これでは……」

 

「アグリ、そう簡単に判断するな。俺は奴等はいずれ化けると思っている…。宝石は原石ではなく、輝かせてこそ価値が決まるものだからな。」

 

「フッ……甘いですね。」

 

 

笑うアグリ。苻礼の希望的な憶測など彼にとっては滑稽なまで甘いとしか思えなかった…。実際、流牙やタケルたちはともかく、セシリアや鈴音はつい、この間から修行をはじめたばかりだ。おまけにIS操縦者としても流牙には一歩、及ばない。

アグリからしてみれば代表候補生だろうと足手まといも良いところである。

 

そんな時、ツボに反応があり満ちる水に緑色の波紋が拡がった……。

 

「どうやら、反応があったようだ……」

 

苻礼は眉をひそめる…。やがて、ツボの中から洞窟の中で響くような声が聴こえてくるのであった。

 

 

 

 

 

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デュノア日本支社・VIPルーム……

 

 

 

「全く、忌々しい……デュノアの奴は我々を舐めているとしか思えん。」

 

赤い絨毯が敷かれた部屋で黒いソファーに座る鷲の嘴のような鼻の高齢らしき男。スーツに整えられた金髪からして、イギリス人だろう……

対するは丸いテーブルはさんで座るズングリとして幸せそうに膨らんだ中年のスーツを着た男。黒髪からして、日本人か中国人といったところか……

 

「そうですなぁ……我々の交渉の場にあんな年端のいかぬガキを寄越すとは……やはり、その点はイギリスさんも同じでしたか。正直、キレそうになりましたよ私…」

 

「……下手なことをあまり言わないほうが良い。誰か聴いているか分からんし、中国の威信にも関わるぞ。」

 

 

 

そう……彼らはイギリスと中国から訪れた外交官である。両者共にデュノアに招かれた身であるが、何やら不服とグチグチと洩らす。

 

「はっ、貴方だって同じはずでしょう?社長の息子だが知らないが、代表候補生ということを鼻にかけたあの態度!おまけにこちらが支援を渋れば臆病者扱い……コケにされてますよ、これは…」

 

中国の外交官は苛立ちを隠せないといった具合で余程の屈辱を味わったのだろう。だが、イギリスの外交官は顎に手をあて冷静に語る。

 

「…だが、我々もノワールには散々の苦渋を舐めさせられたのも事実。あのデュノアの息子が言ったようにここで手を退けば我々は臆病者の烙印を押されても他言ではない。それに、ここで奴を捕らえられれば共同作戦を成功させたとなれば高い指示を得られる…」

 

「…だが!」

 

「悔しいが奴の言う通り…利害でいえば一致している。この機会を逃すにはあまりにも惜しい。」

 

中国の外交官はかなり渋っている素振りだったが、イギリス外交官は彼を説き伏せる。すると、苦々しいという顔をしながら舌打ち。

 

そんな様子をテーブルの裏に貼られている赤札から、筒抜けだと知らず……

 

 

 

 

 

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【…もうサインはしてしまった。計画を変更できない。】

 

【しかし、あのドイツもいるのだぞ!?】

 

 

「…わかってないよな。こっちに筒抜けだって……」

 

再び、アジトにて……アグリは溜め息をつく。バレないように盗聴はしているのだが、ここまで表沙汰にできない話が駄々漏れだともう呆れしか出てこない。

一方、苻礼は黙って会話に聴き入り…何かを考えている様子。

 

「苻礼法師…?」

 

「…いや、なんでもない。少し出かける…お前は引き続き、ここで待機だ。」

 

何やら思い至る所があったようでデスクから立ち上がると、彼はアジトを出ていった。やがて、1人となったアグリは苻礼法師が遠くにいったであろうと予測すると、ふぅ…とぼやく。

 

「やれやれ、名門楠神流をこんな裏方仕事に回すとは…苻礼法師も目がくもったな。」

 

笑うアグリ…だが、まだこの時……苻礼法師の真意を知る由も無く、これが後々の運命を大きく左右することになる。

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 

 






☆生徒会長のお悩み相談室

ヘルマン「こほん、改めて…魔戒騎士・ゾロ、ヘルマン・ルイスだ。よろしく…」

簪「 」←失神

ヘルマン「…」

楯無「簪ちゃんにはまだ刺激が強すぎたかしら?はい、ヘルマンさんは『GARO ~炎の刻印~』とこっちでは『Fate/G.B.』で魔戒サーヴァントとして活躍してます。自由気ままで趣味は女あさりとか……?」

ヘルマン「失礼な…唯一の息子がガロになっちまったから、ゾロの鎧を受け継ぐ者が必要だから仕方なく……」

楯無「で、お悩みは…?」






ヘルマン「天国行ったら、アンナ(嫁)に色々とバレて大変なんです。割と、切実に……」





楯無「自業自得、はい、お悩み相談完了。」

ヘルマン「え!?!?ちょっと、待って!また天国に戻る前になんとかしないと……!」


アンナ(炎上)「ヘ~~ルマン?まだ、O☆HA☆NA☆SHIは終わってないわよ~?」


ヘルマン「げぇぇ!?!?ヒメナさん、助けてぇ!」


このあと、おまけコーナー開設中だったアルフォンソが立ち寄りアンナに引き取って頂きました。

そして、炎の刻印の天国の話があったら実際こうなりそうで怖いww

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