あ、あと私のホムペ紅蓮の図書館にてコラボ企画小説をはじめたので是非みてください。
では!
「そういえば流牙…前の演習データを見せてもらったが、腕を上げたようだな?」
「…はい。鍛練は毎日しています。」
「そうか…なら、怠らず励め。」
デュノア支社のロビーに入った一行。最中、千冬は流牙を気にかけて話かけており、流牙も笑顔で答えていた。やはり、唯一の男子でISの経験も確かに劣る部分があるのは事実…担任という立場からきにかけてくれているのだろう。ここはリアンやセシリアに鈴音も気にしない。
すると、ああそうだ……と彼女は付け加えた。
「…そうだ、この際いっておこう。お前に紹介したい奴がいる…」
「俺に?」
「ああ、ドイツからそのうちここに来ることになっていてな。随分と堅物だから、この国に馴染むのに手間がかかると思う。だから、手伝ってはくれないか?」
ドイツ?これはまた……と思いつつも、この程度なら断る理由は特に無い。
「…わかった。任せて。」
流牙は快諾し、千冬もホッとして微笑して『このあと打ち合わせがある』と言って、先に歩いていってしまった。心なしか足取りが軽くなったようにみえるのは機嫌が良いからか…?
一方、機嫌がよくなくなる者たちがいることを流牙は気がいついていなかった。
(千冬先生の知り合い……女の子?)
(さあ、そうだとしたら……)
(これは由々しき問題……)
そう……これ以上、恋のライバルが増えるとしたらこれは乙女3人の望むところではない。おまけに千冬の知り合いなんぞどんな奴が飛び出すか……
そんなことなど察しもせず、気ままに歩く当の本人。全く気楽なものだ…
……
「…?」
流牙は微かだが、違和感を感じた。
(…ホラーの気配?)
……まさか、あの陰我の魔獣がここに?人の密集する場所に邪心・陰我があり…そこにホラーが沸くのは決して不思議なことではない。ただ、夜の獣であるホラーが昼間に気配を晒す奴など…
待てよ?確かかつて倒した鷲頭はホラーでありながら、日に耐性を持ち…デュノア社の人間だった。
(まさか……)
「りゅ、流牙さん!?」
魔導ホラーが近くに?
そう考えた彼は少女たちを置いて走りだしていた。階段を駆け上がり、スロープを渡り……
「…!」
その時だった。彼の目の前に手すりによりかかる眼帯をつけた銀髪の少女が現れたのは……
「…貴様……ほう…?道外流牙か…」
「君は?」
かけられた言葉に感じたのは敵意という名の棘。明らかにセシリアや鈴音とは一線越えた威圧的な存在感……
カツカツと流牙との距離を詰める彼女はいきなり手をあげる!
「!」
…咄嗟に自らの頬を殴ろうとした張り手を受け止めた流牙。何をするッ!?と抗議をする前に少女は不敵に笑い、黒い制服の裾からキラリと何かが光ると彼女の反対の自由な手に握られすぐに流牙は距離をとった。
「フッ……少しはやるようだな?」
「…貴様、ホラーか?」
「ホラー?なんだそれは?」
彼女の手にあるのは命を刈り取るサバイバルナイフ……だが、ホラーかという問いに関しては首を傾げる。ただ、鷲頭の時のような無機質な雰囲気は無い…。本当に知らないようだが、ならば何故に流牙を狙う?流牙自身は彼女に見覚えもなにもあった記憶は無いのだが……
「まあ良い、見させてもらおうか。世界で唯一ISを扱える男の力とやらを…!」
ただ、彼女が異様に敵意を向けてくるのは理由は何かしらあるはず。でなければ今、サバイバルナイフをブンブンと振るわれるわけがない。ヒラリ、ヒラリ、とかわしながら隙を窺い刃を眼前で止める。
「ならば何故、俺を狙う!?」
「確かめたいのさ……お前が教官の寵愛に足る存在かということをな。」
「教官?」
またも、聞き覚えのない『教官』という単語。全くこの状態が理解不能……どんな道理でどんな理屈でこんなことになる?
「…はっ!」
そして、ホラーでないというのならと組み合う最中…魔導火ライターを取り出して彼女の片側の瞳を照らす。されど、反応はない。緑の魔導火がチラチラするだけでやはり、普通の人間…
「何の真似だ?」
「…ッ」
「そして、何故、貴様はかかってこない?こっちはある程度、殺すつもりでかかってきているのはわかっているだろ?」
「俺は無闇に力は振るわない…!」
「そうか、私も舐められたものだな。」
だからこそ、流牙はあくまで防御に徹している。ホラーでもないただの人間に例え、殺しにかかられようと迂闊に手をだすわけにはいかないのだ。サバイバルナイフが頬をかすめ、放たれる拳もなんとかいなし……
「…お前は誰だ?俺はお前を知らない!」
疑問をぶつける。
「…恨みをかわれる覚えも無いし、理由が無い相手とは戦えない!」
そして、受け止められる刃に返る答は……
「言っただろ、お前を教官の寵愛に足る存在かということを知りたいと?そして、私は『ラウラ・ボーデヴィッヒ』だ!」
先の言葉と彼女の名……更なる激しい剣撃と体術。流牙とは違うが鍛錬された兵士の技に彼はやがて圧されていく……
それも、そうだ…いくら、魔戒騎士といえど丸腰で殺す気満々の技に耐えきるにも無理がある。
やがて、流牙の喉に向かいサバイバルナイフが牙を剥く……
ヒュッ!!
ーーカンッ!!!!
「「!」」
その時、勢いよく何者かが割り込んできて少女のナイフを蹴りあげた。直後、乱入者はハンドガンを構え黒い『SG-1』と刺繍された帽子をクイッとあげる。
「ラウラ・ボーデヴィッヒ……任務中に私情を持ち込むとはあまり芳しくは思えないな。」
「貴様……エンホウ!」
苛立つ彼女とは裏腹の凛々しい顔。淡いブラウンの軍隊のような制服を纏う者…その名は『エンホウ』。雰囲気は眼帯の彼女と似ていたが立ち振舞いは確かな真っ直ぐさがあった。
「邪魔をするな、これは私の問題だ。」
「いいや、任務中に私情を優先する隊の指揮官など全体の士気に関わる。どうしてもというのなら、クライアントの許可をとれ。」
「…」
眼帯の少女はエンホウにどくように迫るが、彼女は退かず同時にそれぞれと同様の制服を着た隊員たちが現れ各々の長を守るために銃を向ける。この時、流牙は気がついた……眼帯の少女は隊員が女性ばかりだが、エンホウは全員に骸骨のような鉄仮面がついた男性と数名の女性がいる。この差を何処か奇妙に感じていたが、これを他所に眼帯の少女が『覚えていろ』と捨て台詞と共に隊員たちと立ち去り事態はおさまったのであった。
「…大丈夫か、道外流牙?」
「俺の名を?」
「ああ、お前は今や有名人だからな。ISを唯一扱える男子として……」
すると、エンホウは流牙を気遣い笑みを向けた。何となく無骨な感覚が千冬に似ている………まぁ、良い。
「自己紹介が遅れたな。私はエンホウ…私設IS混成部隊『SG-1』の隊長をしている。」
「よろしく。ところで、あのさ……さっきの…」
「ああ、ラウラ・ボーデヴィッヒか…」
エンホウは目を細めた…。まるで、何か思いあたる所でもあるように……
「奴はドイツの特殊部隊の通称・黒兎隊の隊長をしている。まあ軍人だな。私も詳しいことは知らないが……嫌な噂が絶えん部隊だ。そんな奴に絡まれるとは…何か心あたりは?」
「いや、別に……」
ラウラか……。そういえば『教官』がどうとか言っていたが、流牙には全く心当たりがない。彼女が自分の夜の仕事に関わっているとなれば話はまた別だが……
「それにしても、奇妙なものだ。仮にも軍人があそこまで私情を優先するとは……」
「…」
一方でエンホウもラウラの行動を不審に思っていた。自分と立場の近い人間故に身勝手な行いは叱責に値すると理解しているはずなのに……
腑におちない2人だったが、それを物陰から見つめる作業服姿の男がいた。
「やれやれ……そう簡単にはいきませんか…」
彼は流牙に気がつかれるより早く、スッと姿を消し……そこにはもう存在した痕跡すら無かった。
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デュノア日本支社付近・繁華街エリア……
オフィス街と人の波に紛れるようにある場所。さらに、ひっそりとした宿の一室にて自慢の金髪をとかす全裸のタケルの姿があった。
「…」
「はぁ…はぁ……良かったわ、タケルくん。」
「ソイツはどーも。」
隣には乱れたベッドに白いシーツで自らの肌を被う色白で清楚そうな女性の姿。タケルと同様の半裸で火照った顔から……恐らくは男女の行為の後だろう。女性は満足げだが当のタケルはどことなく満足しているようには見えなかった。
(…そろそろ、時間か。)
まあ、良い。これから流牙たちと合流だ。女性がシャワーを浴びるのを見計らい、服を着て宿を後にするタケル…。これが、タケルの日常……魔戒騎士としての仕事の傍ら、つかの間の昼の休息は女遊びにふける。イケメンで女たらしの彼ならではの日々……別に苻礼は止めないし、アグリは軽蔑視線のノータッチ、流牙やその周りの女子組
は知る由もない。確実に女子たちには軽蔑とかでは済まない気がするが……
…それでも、自分の心の何処かが渇いている。
そう理性の片隅で虚しく感じていたタケルだった。
「…はー………なんか今一つなんだよな。」
それに、最近はパルケイラの件も含めて本職の調子も今一つ。さて、どうしたものか……
人混みに紛れながら考えていると……
ドンッ
「うわっ!?」
「あん?」
つい、意識が上の空で誰かとぶつかってしまった。目の前に金髪のロングヘアーが痛がっているのを見て状況を察するとタケルは手を伸ばす。
「あー、わりぃ……大丈夫か?」
「…ひっ!?や、やくざぁ!?」
「誰がヤクザだ!?」
別に彼はチンピラみたいな外見だが、悪人ではない。されど、金髪のガラの悪そうなチャラい男など誰しも所見は警戒する。目の前の『少女』もそうだった…。
「大丈夫だ、別にとって喰ったりしねえよ…」
「え?」
「んん?」
ふと、よくこの顔を見てみると…フランス人のように白い肌で中性的な顔立ち。中々の可愛さではないか。
「ほお?お前、可愛い顔してんじゃねぇか?」
「か、可愛い!?!?は…!?ま、まさか、やっぱり僕を……」
「しつけーよ。落ち着け。」
とにかく、一旦この情緒不安定を落ち着かせて服の埃を払ってやると丁度、空中にニュースを伝える速報ホログラムが空に映る。すると、映像のアナウンサーの女性がクールな口調で原稿を読み上げる。
【速報です。フランスにて新たな男性のIS適合者が発見されたと…たった今、情報が入りました。】
「何?」
流牙以外の男のIS乗り…タケルを驚かせるには充分な内容だった。周りも軽くどよめきがあれりが、ダントツのリアクションに少女は少し怯えている。そんな観衆を前に画面越しからアナウンサーが続けていく……
【名前は『シャルル・デュノア』……デュノア社・社長…テン・スターリン・デュノア氏のご子息で……】
そして、例の『男』であろう写真を出された。白い肌に金の髪で中性的な……あれ?ん?どっかで見たような……
「げ!?」
すると、少女は苦しい悲鳴をあげた。タケルは見比べる…目の前の『少女』と画像の『少年』を……
え?似てる……というか、全く同じような…
「あ……おまっ!?!?」
「ストップ!」
タケルがリアクションをとる前に彼女…いや、彼は口をふさいで先手をとった。
「騒がないで……今、騒ぎになると困るんだ。」
「…?…?」
これは自分を『シャルル・デュノア』だと認める行為とみなして良いだろう。彼は周りの視線を気にしながら、すぐにタケルの腕を引き走っていった……
デュノア社・日本支社へ……
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それから時は経ち、午前0時数分前……
デュノア社・日本支社の屋上には…
「以上が、作戦の全てだ。各位、持ち場につけ……!」
千冬の号令を機に散っていくIS乗りたち。流牙は白狼でセシリアと共に……リアンと鈴音がダックで行動をとっていた。一方、残る箒はエンホウと組んでその場に残っている。
「箒、よろしく頼む。SG-1共々な……」
「あ……ああ。」
箒は正直、彼女に苦手意識を感じた。理由としては自分が苦手とする千冬と似通う形容しがたいなにかがあるからだろう……こう、堂々とした雰囲気というかなんというか…
「…気負うことはない。お互いに専用機持ちではないが、為すべきことを為す。それだけだ。」
「…はい。」
エンホウもそれに気がついたのか箒に話かけたが、苦笑でしか彼女は返すことが出来なかった。生憎、箒は不器用と呼ばれる人間の部類だった。
その頃、流牙というと……
「すごい、人盛り……」
「…ええ、怪盗・ノワールは世界中で絶大な人気を誇っていますから。」
ビルから離れた眼下にて多くのまるでミュージシャンのライブのように押し寄せているノワールのファンたちに唖然としていた。皆、興奮しながらギャーギャー騒ぎ、SG-1の男性隊員たちや警察官たちがなんとか支社に近寄られないように踏ん張っている。
【それより、流牙……あんた、ドイツの黒兎に絡まれたらしいけど平気なの?】
「ああ……大丈夫さ。」
同時に鈴音からも通信が入り、あのラウラについても訊かれた。今、彼女ら通称・黒兎隊は自分たちと反対の位置に配置されたらしいが…
【気をつけなさい…黒兎隊は黒い噂が絶えないことで有名よ。この作戦の中だって、どさくさに紛れて何するかわかったもんじゃ…】
「考えすぎだよ。」
【流牙、私からも警告しておくわ。この件、苻礼法師も注意しろって言ってる。くれぐれも無茶はしないで……セシリアも頼んだわよ。】
「了解です、リアンさん。」
リアンからも心配される中、予告の刻限が迫る……
【時間まで……3…2……1………】
ーードゴオォォォン!!!!!!
「「「「「!」」」」」
To be continued……
☆裏話
流牙「実は旧タイトルのほうだと俺はユニコーンガンダムが愛機になる案もあった。」
セシリア「アストレイにしたのはユニコーンは実体剣を持っていないのと当時、作者がかじったくらいしかユニコーンを知りませんでしたからね。」
リアン「まあ、流石にIS、GARO、ガンダムの三拍子は読む側からキツイだろ…ってことでオリジナルISにしたの。 」
でも、どうしてもユニコーン×ガロやりたいからガロ×ガンダムビルドファイターズとか考えているんだぜ?だって、デルタプラスとかバンシィとかバンシィとかバンシィとか……
レオン「呼ばれた気がして……」
楯無「読んでないわよ~。」
まあ、しばらくはじめるつもりはないです。fateガロもあるので……では、感想まってます。