IS×GARO《牙狼》~闇を照らす者~   作:ジュンチェ

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お久しぶりです。
最近、ガチで多忙と体調不良で更新出来ませんでした。

これで、やっと追いついた……


☆お悩み相談室

楯無「お、お悩み相談室……」

ラウラ「…」

シャル「…」

簪「…」


雷牙「…?どうしたの…?」

楯無「あ、あの雷牙さん…今日の相談者は……」








レオン「…」←死んだ目






刺客~Unknown~

翌日 早朝

 

 

 

苻礼法師のアジト……

 

 

セシリアは緊張の面持ちでデスクに座る苻礼法師と向き合っていた…。隣にいる流牙もまた同様だ……

 

「さて、セシリア・オルコット……結果を言い渡そう…」

 

 

 

それも、そのはず……前日のテストの結果を受けようとしているのだ。不合格なら、自分は記憶を消されて魔戒騎士やホラーに関することを全て忘却の彼方に葬られてしまう。ゴクリ、と息を呑む彼女だったが苻礼法師はそんなセシリアに優しく笑みを向けた…。

 

「…アグリへの援護、実に見事だった……合格だ。」

 

「!…やった!!」

 

「やったな、セシリア!」

 

合格……この2文字に手放しの喜びをするセシリアと流牙。作戦を共にしたリアンも少し遠くで笑みを向け祝福しているが……

 

「…勘違いするな。ギリギリに合格点になったまでで、誰も満点とは言っていないぞ。」

 

「「!」」

 

せっかくの気分を台無しにする声。その主たるアグリは弓をひっさげながら現れるとバーのような場所の椅子に腰かけた。この不遜な態度にセシリアは気にくわない…。昨日のあのタケルの扱いを思えば尚のこと……

 

「全く…こっちとしては、良い迷惑さ。今まで追っていた獲物をいきなり練習台にされなければもっと、早く終わらせられた……これだから、三流との仕事は困る。」

 

「ッ……ちょっと、貴方!蛇崩さんは………!」

 

「待って、セシリア…」

 

我慢できず、くってかかろうとした瞬間……リアンが間一髪でセシリアを止める。

 

「…アイツに何を言っても無駄よ。それに、昨日は『光道の月』といって、ホラーの邪気を打ち破る2ヶ月に1度のチャンスだったの。だから、アグリにしか、あのホラーは倒せなかった…。その下準備を結果はどうあれ、手順を狂わせたのはタケルなんだから…」

 

「…で、でも!」

 

納得いかない。あの平然と仲間を切り捨てるようなあの言動……思い出すだけで怒りが脳裏でくすぶる。だが、当のアグリは気にも留めず、弓の手入れをはじめ……見かねた苻礼法師は口を開く。

 

「さて、ここで俺達の新たな仲間を紹介する。出てこい……」

 

そして、現れたのはセシリアもよく見知った人物……

 

「箒さんに……凰さん!?」

 

「む…。こうして顔をあわせるのは初めてだな、セシリア。」

 

「…」

 

箒に鈴音。鈴音の顔を見た瞬間に流牙は複雑な顔をしたが、コホンと咳払いして箒が喋りだす。

 

「まあ、改めて自己紹介することはないだろう。私は魔戒法師だ。凰はお前と同じ法師見習いとして苻礼が中心として、私とリアンで修行にあたる。良いな?」

 

「…法師、リアンさんと同じ………」

 

「ま、よろしくね。負けないんだから!」

 

セシリアは驚いた。こんなにも近くに、流牙と同じ世界の側の人間がいたことに……

まあ、同年代の女子となれば壮年の男よりは気軽に接しやすい。少し安心感を覚えていたセシリアだが、傍で見ていたアグリが口をはさむ。

 

「因みに、箒は苻礼法師の娘だ。くれぐれも失礼が無いように……」

 

「…!」

 

その時、キッ!とアグリを睨む箒。続いての驚きのセシリアであったが、意外にもこれに食いついてきたのはタケルだった。

 

「へぇ~?苻礼法師の娘ねぇ?はは、似てな!まあ、似てたらこんな美人は生まれねぇか。」

 

「…ッ」

 

「あ、でもやっぱり似てるぜ。眉間にシワを寄せたかんじ……ぎゃははははは!!」

 

世に父親と似ていると言われて喜ぶ年頃の娘はいるだろうか?決して、多くはないはずだ。勿論、箒は喜ぶ人間ではなく怒りを露にしてからかった彼を睨むが『おいおい、待てよ。』と彼女を抑える。

 

「…肉親がいるなら大切にしろって事さ。俺達にゃ、身内なんて離ればなれになったり、とっくの昔にくたばってたりしている奴等ばっかりなんだからな。なぁ?流牙、リアン…?」

 

「「…」」

 

流牙とリアンは答えなかった。箒も気まずい顔になり、どうしたものかと思っている中…『ちょっくら、小便でもしてくるわぁ。』とタケルはアジトを後にした。

彼が去った後に口を開いたのはリアンだった…。

 

「箒、タケルを責めないで。アイツも肉親を失って苻礼法師に育てられて騎士になったの…。だから、肉親を大事にしてほしいという願いは人一倍強い。口は悪いけど、理解してあげて…」

 

「…」

 

肉親がいない。別にこちら側では特に珍しいことではないが……やはり、胸が締めつけられる。父親がいる……この点だけみればどれだけ自分は周りから幸せに映るだろう。だけど……

 

「……すまない。失礼する…」

 

箒には耐えられなかった。

逃げるようにアジトを去っていき、苻礼法師もその背をただ見送っていた…。

 

一方、鈴音もあることに気がつき、流牙に問う。

 

 

「…流牙、貴方ももしかして……」

 

「ああ、そうだよ。俺も両親はいない……天涯孤独さ。」

 

タケルの言い回しからしてまさかとは思ったが、流牙にも肉親はいない。普段の優しい笑みからは想像もつかないが、彼もまた過酷な運命をたどってきたのである。

 

「だから、あんなに反対したのね。」

 

「…否定はしない。だけど、俺は鈴の意志を尊重した。だから、約束して……絶対に無茶はしないって。やっと、できた『家族』だから。」

 

「わかってるわよ。本当に心配症なんだから……」

 

大事……だからこそ、相手の想いも大事にしなくては。お互いにわかりあったからこそ、今でも笑顔で向き合える。

 

まあ、勿論…こんなやり取りを放っておけない奴もいるわけで………

 

 

「りゅ・う・がぁ~♪」

 

「り、リアン!?」

 

「家族が欲しいなら、わ・た・し・がいるじゃない?それに、私と流牙との子なら最強じゃん?」

 

「お、お待ち下さい流牙さん!あ、あぁぁ新しい家族だったら、私が…!」

 

「ちょ、ちょっと…」

 

リアンがドカッと流牙に抱きつき、遅れてなるものかと飛び出してきたセシリア。鈴音を押し退けてグイグイと迫る2人だったが、流牙は戸惑うばかり……

そこで、鈴音はある提案をする。

 

「なら、今度のクラス対抗トーナメント戦…優勝した奴が一番でどう?まさに、実力勝負…これなら、フェアでしょ?」

 

クラス対抗戦……IS学園にてクラスの代表の生徒がトーナメント戦を行う学園行事だ。この3人はそれぞれクラスが違うために、トーナメントで戦うことなっても不思議ではない。

 

「良いわよ。やってやろうじゃない?」

 

「…良いですわ。受けてたちましてよ!」

 

なんだか、流牙を置いてきぼりにしてヒートアップする女子たち。そんな中、流牙はあることを思っていた。

 

 

 

(まず、まだ代表に選ばれてない時点でその話は……)

 

 

 

 

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数時間後……

 

学園の廊下にて悲報を流牙はタケルから受け取った…。

 

 

「残念なお知らせだ……リアンとチャイナ娘が代表に決まった。」

 

「…」

 

…なんてこったい。

それぞれ学園にいる時用の制服と用務員の格好だが、出来ることなら変わってほしいと思う流牙。

 

「こっちも、セシリアが代表に決まった…。何でこうなる…」

 

「まぁまぁ、そんな顔をすんなって…。この際、スッパリと決めちまったほうが今後には良いかもしれないぜ?」

 

 

確かにタケルの言うことには一理ある。今後、もめるよりは白黒つければ越したことはない。しかし、流牙からすれば彼女たちが微妙な関係になることは望まない。

 

「全く、リアンは何時ものことだけど……鈴にセシリアまで、どうしたっていうんだ。」

 

全く、変なところは鋭いくせに女心に鈍い黄金騎士。轟天に蹴られて死んじまえ!!とタケルは心の中で呆れていたが本人はう~んと悩むばかり。

 

「まず俺は一旦、部屋に戻る。あとで、アジトで……」

 

とにかく、ここで立ち話も難だからと自室のドアノブに手をかける流牙。ガチャ…とドアを開けて……………流牙は固まる。

 

 

 

 

 

 

 

「おかえりなさ~い~♪ごはんにする~♪それとも、わ・た・s……」

 

 

ーーパタン…

 

 

 

あれ?部屋間違えたかな?

裸エプロンしている楯無が見えたような気がしたが……

改めて、ドアを開けてみると……

 

 

 

「おかえりなさ~い♪ごはんにする~♪それとも、わ・t……」

 

 

バタン!

 

 

…どうやら、自分は疲れていないようだ。タケルが唖然とする中、流牙は冷静に端末を取りだしある場所へと電話をかける。

 

「あー、もしもし?千冬さんの携帯ですか?あの~…裸にエプロンをした生徒会長が勝手に俺の部屋に……」

 

「ストオォーップ!」

 

直後、慌て飛び出して楯無。さすがに生徒会長といえど、男子の部屋にそんな姿でいるところを先生に見られればタダで済むわけはない。そんな彼女を冷めた目で見ながら流牙は問う。

 

「冗談ですよ…何してるんですか?楯無さん?」

 

「ぐぬぬ……お姉さんを弄るとは、やるわね流牙くん。いやぁ、私も人肌が恋しくて……」

 

「…他所を当たって下さい。」

 

そのまま、楯無を摘まみだし自室に戻るとカチャリと鍵をかける流牙。しかし、楯無は笑いながらカードキーを自らの谷間から取り出した。

 

「ふ、ふ~ん♪私が何故、部屋に入れたと思って?それは、生徒会長特権のマスターカードキーがあるから~♪逃げられないわよん?」

 

全く、懲りない人である。さて、自分は巻き込まれる前に退散するか…と、タケルはその場からそそくさに去ろうとするが………

 

「お待ちなさいな。ちょっと、貴方にもお話を訊きたいのだけど…?」

 

「!」

 

思わず、ビクッと反応してしまった。油断した……さっき、話しているのをドア越しで訊かれたのか!?これは宜しくない事態だ。更識の者とは極力は関わらないようにと思っていたのに……

 

「いや、何でしょう?俺はただの用務員ですが?」

 

「あら、流牙くんととても仲がよさそうに見えまして……」

 

「まぁ、ここは男性が少ないッスからね。ここだと、数少ない男友達ッスよ。」

 

何とか、やり過ごさなくては……

内心、焦りながら適当な言葉のつもりで楯無をかわそうとするタケル。だが……

 

「なら、わ・た・し・に・も…流牙くんのこと聴かせてくれない?」

 

「いやぁ、別に特にこれといった話は……」

 

 

 

 

 

 

 

「…何なら貴方のことでも良いわよ?この学園の生徒たちを口説いて、何の情報を集めているのかしら?」

 

 

(!)

 

何!?流牙ばかりだと思っていたが、自分もマークされていたのか!?

嫌な汗を垂らしながら、タケルはこの少女…生徒会長の称号を持つ彼女に戦慄を覚えた。どうやら、相手の実力を見誤っていたらしい。

 

「いけませんかねぇ?口説いた女の子のことを知りたいと思っちゃ?」

 

「…ま、プライベートのことならまだしも、学園のことについてとなればまた話は別よ?それでいて、この学園の頂点に立つ生徒会長に近づこうとしないとなれば尚、気になるわ?私じゃ…不足?」

 

「…いや。流石にそこまでの度胸は無いのさ、俺には………」

 

距離を縮めて、息がかかりそうな間合いでポーカーフェイス対決をする2人。ここで、絶対に魔戒騎士だとバレたら終わりだ。大失態も良いところであるのだが……

 

 

 

 

 

 

 

「…ほう、まさかな。本当に生徒会長が裸にエプロン姿だとは……風俗にでも勤めたらどうだ、楯無?」

 

「!」

 

そこへ、現れたのはタケルへの助け船……流牙の鬼担任・千冬であった。流石の生徒会長でも、裸エプロン姿でいれば見逃されるわけもなく…

 

「(流牙くん、騙したわね。)あら♪織斑せんせ……」

 

「事情は指導室で聴いてやる。」

 

「あらら…やっぱり、そうなりますぅ?」

 

「当たり前だ。そんな格好で生徒会長にウロウロされたらモラルの問題が疑われることくらい、お前だってわかるだろ。」

 

数秒後、逃れられるわけもなく千冬に捕縛されてしまう楯無。タケルはホッと溜め息をつき、哀れな生徒会長を見送ろうとするがその前に流牙が部屋から出てきた。

 

「ちょっと、待って楯無さん。」

 

「流牙くん?」

 

「はい、これ…忘れ物。」

 

そう言って、彼が出したのは綺麗に畳まれた楯無の制服であった。裸エプロンをする前にここまで着てきたのだろう。随分と邪見にしてたわりには、意外と優しい流牙である。

 

「あら、ありがとう。優しいのね。」

 

『感謝感激』と書かれた扇子を拡げながらお礼を言う楯無だったが、実は流牙はただ制服を返しにきたわけではない。

 

「あのね、今回のことは責める気はない。だから、あるお願いをしたいんだ…」

 

「はい?」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

クラス対抗戦……

 

文字通り、クラスの代表者がISのトーナメント戦を勝ち抜いていくという大会だ。無論、ただの学校行事ではなく各国々の重役や企業の人々が観戦に訪れて優秀な生徒を見極めスカウトしていく機会という重要な意味合いを持つ。何気に気の抜けないイベントなのだが……

 

 

「流牙は…私のモノ!」

 

「絶対に流牙さんは渡しませんくてよ!」

 

「…負けられないんだから!」

 

完全に私情を持ち込む3人娘。火花を散らす傍らで箒は頭を抱えていた…。

 

(他所でやってくれ……)

 

やるにしても、頼むから視界の入らないところで……

そんな呆れる脳裏には苻礼法師に言われた言葉がよぎっていた。

 

【おそらく、敵が仕掛けてくるのはこの対抗戦を狙ってくるはずだ…。おそらく、白狼を狙ってな……】

 

白狼…先日、襲撃した鷲頭という男に擬態していた魔導ホラーもそれを狙ってきた。確かにこのようなイベントは混乱が生じやすいので格好の機会といえるが……

 

(そもそも、敵とは何なのか?魔導ホラーとはいったい……)

 

気に入らない……わからないことだらけだ。そんな奴等から攻められるのを待つだけなんて…

 

 

歯がゆい思いが交わりつつも、やがて対抗戦の一回戦目が幕をあける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「さぁて、私の相手は誰かしら?」

 

アリーナの空へと舞い上がった鈴音が纏うマゼンタのISは『甲龍』。両肩の球体に羽をつけたようなユニット『龍砲』に2振りの大型の青龍刀『双天牙月』が最大の特徴である。中国代表候補生である彼女の専用機で第3世代に位置する機体だ。

これなら、そこらの生徒なら相手にはならないとタカをくくっていたが……相手側のカタファルトから出てくる機体を見て驚く。

 

「道外流牙、白狼…出る!」

 

「!…流牙!?」

 

現れた機体はなんと、本来ならこの対抗戦にでるはずの無い流牙の愛機『白狼』。それにしても、何故……

 

「りゅ、流牙!?なんでアンタが、ここにいるのよ!」

 

「専用機持ちがいない7組代表の代わりだよ。」

「はぁ!?」

 

代わりなんてあるものか。普通なら……

一方の観客席でも慌ただしい空気になっていた。

 

「流牙さん、なんで!?」

 

「……流牙、どういうつもりだ…」

 

セシリアと箒は彼の真意を理解しかねていたが、隣でリアンはすぐに察しがついた。

 

「成る程、自分が勝てば私たちに勝者を作らせなくて済む。それで、全員フェアで片付けようってことね。全く流牙らしいわ……」

 

伊達に長い付き合いをしている彼女ではない。優しい彼のことだ、仲間内で優劣をつけるような結果を望まないはず……なら、自分が出れば争いを止められると考えたのだろう。

ただ、代わりの参加にしてもそう簡単には権限を得られない。一体どんな裏技をしたのか…

 

 

「はぁ~あ。健気ネェ~……」

 

一方、また別の席からは溜め息をつきながら楯無が白狼を見据えている。そう、流牙がこの対抗戦に出れたのも生徒会長の彼女の力があってこそ。

 

「全く、茶化しにいく予定が…交渉の材料を与えるなんて。お姉さんもまだまだね…。ま、これでご来賓の方々も満足かしら?」

 

 

 

 

場所は戻りアリーナ中央……

 

 

「何のつもりかは知らないけど、舐めないでよね。流牙!」

 

「いくよ、鈴!」

 

 

 

 

《試合開始!》

 

 

 

ギャアァァンンン!!!!!!

 

 

試合の開始のブザーと共に火花を散らして、ぶつかり合う双天牙月と月呀天翔。そこから、アリーナの縁を沿うように飛行しながら激しい近距離戦が繰り広げられる!

 

「知ってるわよ、流牙!あんたって空対空戦…苦手でしょ!!」

 

 

ーーガンッ!!!!

 

「!」

 

ーーーーギャン!ガッガガンッ!!

 

今にも折れそうな月呀天翔を振り回し、なんとか双天牙月の斬撃を弾き続ける流牙。スラスターに火を吹かせ、バランスを崩さないようにするがなんせ鈴音の攻勢を緩めない。確かに、IS戦は得意分野ではない流牙だが死線の越えてきた数ならこっちが上だ。

 

「…まだまだッ!」

 

 

ガッ!

 

「きゃ!?」

 

双天牙月を弾いた僅かな合間に右ストレートをお見舞いし、反撃にでる。その怯んだ隙に胸部を一閃し、甲龍のエネルギーと胸の装甲を削る。流石、黄金騎士の名には恥じない実力だ。

 

「あら、やるじゃないの流牙。なら、これならどう!?」

 

ギュオオォォ…バシュウ!!!!

 

「!」

 

流牙の実力にニヤリとする鈴音だった。その笑みに気をとられていた瞬間に、突然としてレッドフレームに衝撃が走る!

 

(…砲撃?いや、弾というよりは………衝撃そのものを撃ってきている?)

 

「あちゃっあ、おっしい……」

 

何をされたかはわからないが、とにかく距離をとって逃げ回る流牙。観察してみると両肩の龍砲のユニットが駆動しているようなのであれが原因のようである。

 

(さて、これはまずいなぁ……龍砲の空間圧縮砲が見抜かれちゃった?)

 

対する鈴音は焦っていた。龍砲による直撃を狙ったはずが、流牙に逃げられた彼女。近距離なら分が悪いのは承知。そんな自分が勝てる切札として用意したのが空間を圧縮して不可視の衝撃を撃ち出す龍砲…。しかし、流牙の聴覚能力やバトルスキルは高い。一発でしとめられないということはかなりのリスクを背負うのだ。

 

「…でりゃああ!!!!」

 

「はあァ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてさて、随分と接戦ですぜ…苻礼法師。」

 

「…」

その様子を物陰からタケルに苻礼法師…アグリが観戦していた。タケルは楽しそうにしていたが、苻礼法師は神妙な顔つきである。

 

「本当に敵が来るんすかねぇ?色んな国のお偉いさん方がくるから警備はいつも以上……セキュリティや防衛プログラムだって並みじゃない。わざわざ、こんな時を狙って……」

 

「こんな時だからこそ、敵はしかけてくるはずだ…。」

 

…まあ、あくまで勘だがな。と、付け加えた苻礼法師。ただ、あの魔導ホラー…鷲頭に、何よりパルケイラのことを考えれば尚……

 

(この間のホラーは肥えて…動けなくなるまで人間を喰い続けた。そんな現状が放置されていたこのIS学園を中心とした地域。それが、ここいらのおかしな所だ……)

 

物思いにふける苻礼法師であったが、目の前では戦いが更に熱くなっており流牙と鈴が互いの剣をとり、構えていた。

 

「やるわね、流牙。予想以上だわ。」

 

「鈴もすごいよ。流石、代表候補生だ!」

 

さあ、決着をつけよう。互いにスラスターを吹かせて刃を交えようとする2人……

会場の興奮は最高潮を迎え、歓声があがろうとしたその瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴオォォォ!!!!!!

 

 

 

「「!」」

 

 

天から貫く光の柱と共に、アリーナへと『奴』は姿を現した…。

 

「……」

 

苻礼法師は静かに見据える。全く、嫌な予感ほどよく当たるものだ……

 

「ゲホッ、ゲホッ!何なのよもう!?」

 

「…?」

 

立ち込める土煙に咳き込みながら、皆が現れた『奴』の姿をとらえるべくアリーナの中心に目をこらす……

やがて、晴れていく景色から見えはじめた『金色』の輝きに皆は驚愕した。

 

「…これは!?」

 

 

 

『…La♪』

 

 

IS…そうだとしても、巨大すぎる。

腕のあまりにも大きな人形のような機体…『ゴーレム』がたちはだかる。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

???……

 

 

 

「さてさて、黄金騎士…その力を束さんに見せてもらうよ。」

 

 

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 






☆お悩み相談室

楯無「ええ、今日の相談室は影y……じゃなくて『GARO~炎の刻印~』の主人公のレオン・ルイスさん…です……」

雷牙「つまり、君も牙狼?」


レオン(死んだ魚の目)「もう……おれはガロじゃない。くわしくは炎の刻印本編を見てくれ。話したくない……」

楯無「(やだぁ…お姉さんの管轄外じゃない?)…で、お悩みは……」








レオン「俺のガロの鎧、返してくれよぉぉ!」





雷牙「ちょ!?」

シャル「お、落ち着いて!?」

レオン「なあ、返せよぉ!返してくれよぉぉ!」

簪「レオンさん……」










簪「いっそのこと、地獄●弟になれば良いじゃないですか?」


楯無「簪ちゃん、何を!?」


結論・炎の刻印のあのシーンで某・蜂ライダーを思い出したのは私だけだろうか…?俺のザビーゼクター(ry


結論2・アルフォンソ「関係のない人に八つ当たりするとは守りし者としての資格はない。よって、ガロの資格を剥奪する。」




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