ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に 作:烙印バンザイ
休憩の途中……ほとんどのメンバーが回復をしていたが何故が琥珀が暴れたり、俺が魔法を使った結果、ここに留まる時間が増えていたが一向に残りの3人が目覚める様子はなかった。
「ところでわからないのは、なんでお姉ちゃんが私を認識できたのかだよね。」
春奈が目を覚ました時、春乃を認識していた。
「………」
何故か春奈の目が気になった。
「目……」
「刀真君?」
「刀真?」
「……いや、まさか」
俺は昔、体験した記憶を思い出した。
「なあ、春奈…今から少し試したい事があるだけどいいか?」
「え?うん」
俺は春奈に話をしたがしばらくすると
「刀真くん?……今、なんで嘘を言ったの?」
「……やっぱり」
「どうしたんだ刀真?」
「今ので何か分かったんですか?」
「ああ、少しだけな……ただ、これは直死よりある意味…めんどくさいかもな」
俺は過去にあった出来事を話して春奈の目の事を説明した。
「……つまり、お嬢様の片目にその妖精眼という力が発現したという事ですね。」
「能力も大体一緒だし…多分、人間の目には見えない霊的な存在が見えるようになったんだと思う。」
「しかし、刀真……お前は、本当に変な体験をしてるよな…」
「それはそうと刀真の両親は本当に何者なのかしら?」
「普通の剣術家と専業主婦じゃないのか?」
「話を聞く限り全然普通じゃないよ?」
今、起きている全員が春乃の言葉に頷いている。
「……ちょっと待てください……刀真の知り合いは刀真の父親の事を剣鬼と呼んでいたんですよね……」
「ああ、確かにそんなこと言ってたな」
「……」
琥珀はなにかを思い出しているようだったが、
「琥珀…どうしたの?」
「いえ、少し、ししょ…お母さんから聞いた話を思い出しただけです。…はっきりと分かるのが刀真の父親は絶対に普通ではないと言う事ですね。」
「そうなんだ」
「そう言えば、刀真君の父親に会った時、お父さんとお母さんが少し挙動不審になってたような……」
そういえば、病院で入院した時に会っていたが確かに父さんは笑顔で春奈の両親と話していた事は覚えていたが…
「気のせいじゃないのか?」
「うーんそうなのかな……」
「……ところで残り三人はどうするんだ?」
「「「あっ……」」」
すっかり忘れていたようだった。この後、1時間くらい待ったが目が覚めなかったので強制的に起こすことになった。流石にこれ以上攻略を先延ばしにすることは出来なかった。
「それじゃあ、香織。頼んだぞ。くれぐれも体ごと〝分解〟しないようにな」
「うん、大丈夫。実戦の中でなければ、もう制御を誤る心配はないよ」
白崎は琥珀に手を置き魔力を放出させた。
「〝分解〟」
詠唱をする必要はないがイメージを確かな物にするために唱えたのだろう。
天之河達を包んでいた琥珀は表面からまるで風化するように崩れ去り目で見えないほど細かな粒子になると空中へと霧散していった。
「……あ? あれ、香織? 雫? ここは? 俺は、二人と……」
「んあ? どこだ、ここは? 俺は、確か……」
「え? そんな、恵里はっ、恵里……」
それぞれ直前まで見ていた夢と景色が変わり混乱していたが次第に先程まで見ていたのが夢だったのだと理解した三人は、しばらく呆然としていた。
その後、反応は三人とも様々だった。南雲達は声をかけようとしたが.どうやらこれ以上、ゆっくりする暇は無いようだった。
部屋の中央に魔法陣が現れた…どうやら全員が目覚めた瞬間で強制的に転移される仕組みだったみたいだ。
「天之河、谷口、省みている時間はないぞ。備えろ。でないと、お前らの望みは本当の意味で潰えることになる」
「っ……ああ、わかってる」
「う、うん。そうだね!」
「そうだよね、二人ともなにか目的を持っているなら頑張らないと」
「「「えっ、今の誰?」」」
「そういえば、目覚めたばかりで知らないんだ…」
「これ、後で説明しないといけないのか……面倒くさいことになりそうだな」
魔法陣の光が爆ぜ、光が俺たちの視界を塗りつぶした。
作者「刀真が7歳から直死を身につけて、一カ月間、先生に学んでその二ヶ月後に死にかけて、その二ヶ月後に事件に巻き込まれて、その一ヶ月後に春奈と琥珀と出会う……なんか昏睡状態から目覚めて七ヶ月間で起こりすぎな気がする」
刀真「いや、お前が考えて書いてるだろ…」
作者「大分、メタいぞ…言ってること」