ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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 作者「ベヒモスがでかいからもう一体のでかいやつ瞬殺させないとあと今後の敵も強化していかないと」

刀真「なんでこうなった」

作者「お前ら(直死)がチート過ぎるから悪い」

刀真、琥珀.春奈「それは作者が悪いだろ」


十話

 

 階段側の魔法陣は一メートル位の大きさだが、その数がおびただしい。

 

 小さな無数の魔法陣からは、骨格だけの体に剣を携えた魔物トラウムソルジャーが溢れるように出現した。空洞の眼窩からは魔法陣と同じ赤黒い光が煌々と輝き目玉の様にギョロギョロと辺りを見回している。その数は、既に百体近くに上っており、尚、増え続けているようだ。

 

 しかし、数百体のガイコツ戦士より、反対の通路側の方がヤバイとハジメは感じていた。

 

 十メートル級の魔法陣からは体長十メートル級の四足で頭部に兜のような物を取り付けた魔物が出現したからだ。もっとも近い既存の生物に例えるならトリケラトプスだろうか。ただし、瞳は赤黒い光を放ち、鋭い爪と牙を打ち鳴らしながら、頭部の兜から生えた角から炎を放っているという付加要素が付くが更にミノタウルスみたいな化物もいた。

 

 

 メルド団長が呟いたベヒモスという魔物は、大きく息を吸うと凄まじい咆哮を上げた。

 

「グルァァァァァアアアアア!!」

「ッ!?」

 

 その咆哮で正気に戻ったのか、メルドは指示を出した。

 

 「アラン! 生徒達を率いてトラウムソルジャーを突破しろ! カイル、イヴァン、ベイル! 全力で障壁を張れ! ヤツを食い止めるぞ! 光輝、お前達は早く階段へ向かえ!」

 

「待って下さい、メルドさん! 俺達もやります! あの恐竜みたいなヤツが一番ヤバイでしょう!それに牛みたいな化物もいるでしょ。 俺達も……」

 

「馬鹿野郎! あれが本当にベヒモスなら、今のお前達では無理だ! ヤツは六十五階層の魔物。かつて、“最強”と言わしめた冒険者をして歯が立たなかった化け物だ! さっさと行け! 私はお前達を死なせるわけにはいかないんだ!」

 

 メルドの鬼気迫る表情に一瞬怯むも、「見捨ててなど行けない!」と踏み止まる天之河。

 

 どうにか撤退させようと、再度メルドが天之河に話そうとした瞬間、ベヒモスが咆哮を上げながら突進してきた。このままでは、撤退中の生徒達を全員轢殺してしまうだろう。

 

 

 

 馬鹿が俺はそう思ったがミノタウルスの化物は跳んでいき階段の方に来た。でかい敵に完全に挟まれた俺は舌打ちをして眼鏡を外しポケットの中にしまい、縮地でミノタウルスに近づきミノタウルスの化物に描かれている線をなぞるように刀で切った。ミノタウルスの化物は切られ一瞬で死んだ。その間、それを行なったのに気がついていたのは二人しかいなかった。

 

 ミノタウルスの化物が急に死んだことに驚いていたがはアランは指示をだしていたがパニック状態で誰も聞いていなかった。隊列など無視して我先にと階段を目指してがむしゃらに進んでいく。その内、一人の女子生徒が後ろから突き飛ばされ転倒してしまった。「うっ」と呻きながら顔を上げると、眼前で一体のトラウムソルジャーが剣を振りかぶっていた。

 

 「あ」

 

俺は縮地でその場所に行き剣を振りかぶっていたトラウムソルジャーの線を切った。

 

 「邪魔だから早く行ってくれない。冷静になれば対処は簡単だから」

 

 その女子はありがとうといい階段に向かっていた。

 

 (さてあとは、遠野、南雲)

 

 遠野と南雲はベヒモスの方もとい天之河の方に走っていたそれを追うように琥珀も走っていたので俺は二人の考えに気づき向かうことにした。

 

 

 「ええい、くそ! もうもたんぞ! 光輝、早く撤退しろ! お前達も早く行け!」

「嫌です! メルドさん達を置いていくわけには行きません! 絶対、皆で生き残るんです!」

 「くっ、こんな時にわがままを……」

 光輝は置いていくということがどうしても納得できないらしく、また、自分ならベヒモスをどうにかできると思っているのか目の輝きが明らかに攻撃色を放っている。

 

 まだ、若いから仕方ないとは言え、少し自分の力を過信してしまっているようである。戦闘素人の光輝達に自信を持たせようと、まずは褒めて伸ばす方針が裏目に出たようだ。

 

 「光輝! 団長さんの言う通りにして撤退しましょう!」

 

  

 雫は状況がわかっているようで光輝を諌めようと腕を掴む。

 

 「へっ、光輝の無茶は今に始まったことじゃねぇだろ? 付き合うぜ、光輝!」

  「龍太郎……ありがとな」

 

 しかし、龍太郎の言葉に更にやる気を見せる光輝。それに雫は舌打ちする。

 

 「状況に酔ってんじゃないわよ! この馬鹿ども!」

 「雫ちゃん……」

 

  苛立つ雫に心配そうな香織。

 

  すると、

 

 「「天之河くん」」

南雲と春奈が光輝の前に飛び込んできた

 

 「南雲くん、春奈」

 

「南雲に春奈ちゃん」

 

  

 驚く一同に南雲は必死の形相でまくし立てる。

 

「早く撤退を! 皆のところに! 君がいないと! 早く!」

「いきなりなんだ? それより、なんでこんな所にいるんだ! ここは君がいていい場所じゃない! ここは俺達に任せて二人は……」

「そんなこと言っている場合かっ!」

 

 南雲や遠野を言外に戦力外だと告げて撤退するように促そうとした天之河の言葉を遮って、南雲は今までにない乱暴な口調で怒鳴り返した。

 

 いつも苦笑いしながら物事を流す大人しいイメージとのギャップに思わず硬直する天之河。

 

  「あれが見えないの!? みんなパニックになってる! リーダーがいないからだ!」

 

 天之河の胸ぐらを掴みながら指を差すハジメ。

 

 その方向にはトラウムソルジャーに囲まれ右往左往しているクラスメイト達がいた。

 

  「一撃で切り抜ける力が必要なんだ! 皆の恐怖を吹き飛ばす力が! それが出来るのはリーダーの天之河くんだけでしょ! 前ばかり見てないで後ろもちゃんと見て!」

 

 南雲の説得に天之河は頷いた。

 

  「ああ、わかった。直ぐに行く! メルド団長! すいませ――」

  「下がれぇーー!」

 

 障壁が壊れメルドの悲鳴が聞こえてきた。

 

 「ぐっ……龍太郎、雫、時間を稼げるか?」

 

 「やるしかねぇだろ!」

 「……なんとかしてみるわ!」

 

  「香織はメルドさん達の治癒を!」

「うん!」

 

 と二人は突撃しようとしていたが

 

 「おい、ちょっと待って(ください)」

 

俺と琥珀は二人を静止させると二人から抗議がきたが無視して俺は天之河を琥珀は坂上を持ちトラウムソルジャーの所つまりクラスメイトの場所までぶん投げた。全員驚いていたが

 

  「何やってるの刀真に琥珀」

 

そう言われたから俺と琥珀はこう返す

 

  「女子には琥珀以外にはできないから自分で撤退してくれないかなあとメルドと他の騎士団員もつれて」

 

「刀真に言いたいことはありますが私もいいたいことは同じです」

 

  「「こいつの相手は俺(私)達がやる」

 




 琥珀「なんで私以外はやらないんですか」

刀真「一応頑丈だし大丈夫だと思うから」

琥珀「私も一応、女の子なのを」かあぁぁぁ

刀真「?、何で顔を赤くしてるんだ?」

 琥珀「なんで気づかないのですかこの自分のこういうのだけは気づかない鈍感」

刀真「悪いこれからは判断ミスやもっと感を鍛え」

琥珀「そういうことではありません」

春奈「むぅ〜」
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