ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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作者「俺は、何回死ぬんだろう」
刀真「この物語が続くかぎり」



二十四話

 ウサミミを生やした人影が岩陰に逃げ込み必死に体を縮めている。あちこちの岩陰からウサミミだけがちょこんと見えており、数からすると二十人ちょっと。見えない部分も合わせれば四十人といったところか。そこにワイバーンもどきの魔物が6匹いた。

「ハ、ハイベリア……」

 ワイバーンもどきは、ハイベリアというらしい。そのハイベリアの一匹が遂に行動を起こした。大きな岩と岩の間に隠れていた兎人族の下へ急降下すると空中で一回転し遠心力のたっぷり乗った尻尾で岩を殴りつけた。轟音と共に岩が粉砕され、兎人族が悲鳴と共に這い出してくる。

 ハイベリアはその顎門を開き無力な獲物を喰らおうとする。狙われたのは二人の兎人族。ハイベリアの一撃で腰が抜けたのか動けない小さな子供に男性の兎人族が覆いかぶさって庇おうとしている。周りの兎人族がその様子を見て瞳に絶望を浮かべた。誰もが次の瞬間には二人の家族が無残にもハイベリアの餌になるところを想像しただろう。

 「南雲、少しドアを開けるぞ、南雲と琥珀は、窓から撃ってくれ」

 「わかりました」

「お、おう、刀真は何をする気だ」

 「え、殴る」

「殴るてどうやってやるんですか」

シアから聞かれたが、時間がなかったので車のドアを開け車上に上がり踏み込んでハイベリアにとびかかり、子供を襲っていたハイベリアを殴って吹き飛ばした。更に、剣圧で吹き飛ばした。そして、「ドパンッ!! ドパンッ!!」二人が銃で2匹を撃ち抜いていた。

「な、何が……」

先程、子供を庇っていた男の兎人族が呆然としながら、目の前の頭部を砕かれ絶命したハイベリアと、後方でのたうち回っているハイベリアを交互に見ながら呟いた。

「みんな~、助けを呼んできましたよぉ~!」

 その聞きなれた声音に、これは現実だと理解したのか兎人族が一斉に彼女の名を呼ぶ。

 「「「「「シア⁉︎」」」」」

 南雲の席で体を支えながら、ドアを開けて手を振っていた。そして、南雲が4体目を撃ち抜こうとした時、シアに妨害されはずしていた。

「「「「あ」」」」

 「あ、あの、ハジメさん? どうしました? なぜ、服を掴むのです?」

 「…戦闘を妨害するくらい元気なら働かせてやろうと思ってな」

 「は、働くって……な、何をするのです?」

 「なに、ちょっと飢えた魔物の前にカッ飛ぶだけの簡単なお仕事だ」

 「!? ちょ、何言って、あっ、持ち上げないでぇ~、振りかぶらないでぇ~」

 「逝ってこい! 残念ウサギ!」

 「いやぁあああーー!!」

 「シア~!」

 ハイベリアは、自分達に向かって泣きながらぶっ飛んでくる獲物に度肝を抜かれているのか、シアが眼前を通り過ぎても硬直したまま上空を見上げているだけだった。そして、その隙を逃す南雲ではない。滞空するハイベリア等いい的である。銃声が四発鳴り響き、放たれた弾丸が寸分のズレもなくハイベリア達の顎を砕き貫通して、そのまま頭部を粉砕した。断末魔の悲鳴を上げる暇すらなく、力を失って地に落ちていくハイベリア。シアを襲っていた双頭のティラノモドキ、ダイヘドアと同等以上に、この谷底では危険で厄介な魔物として知られている彼等が、何の抵抗もできずに瞬殺された。有り得べからざる光景に、硬直する兎人族達。そんな彼等の耳に上空から聞きなれた少女の悲鳴が降ってくる。

「あぁあああ~、たずけでぇ~、ハジメさぁ~ん」

シアは、車の上に落ち、南雲はドリフトしてシアを落とした。

 「あふんっ! うぅ~、私の扱いがあんまりですぅ。待遇の改善を要求しますぅ~。私もユエさんみたいに大事にされたいですよぉ~」

 南雲は、シアに宝物庫から、コートを出した。ユエとお揃いの白を基調とした青みがかったコートだ。ユエが南雲とのペアルックを画策した時の逸品である。

「も、もう! ハジメさんったら素直じゃないですねぇ~、ユエさんとお揃いだなんて……お、俺の女アピールですかぁ? ダメですよぉ~、私、そんな軽い女じゃないですから、もっと、こう段階を踏んでぇ~」

「シアこれ以上、あ」

「はきゅん!」

 南雲は、無言でシアを撃った。銃弾をよく見るとゴム弾だった。

「シア! 無事だったのか!」

「父様!」

「ハジメ殿で宜しいか? 私は、カム。シアの父にしてハウリアの族長をしております。この度はシアのみならず我が一族の窮地をお助け頂き、何とお礼を言えばいいか。しかも、脱出まで助力くださるとか……父として、族長として深く感謝致します」

「まぁ、礼は受け取っておく。だが、樹海の案内と引き換えなんだ。それは忘れるなよ? それより、随分あっさり信用するんだな。亜人は人間族にはいい感情を持っていないだろうに……」

 「そうだな。あんたらは、大丈夫なのか」

 「シアが信頼する相手です。ならば我らも信頼しなくてどうします。我らは家族なのですから……」

 「……」

人が良すぎるな。こういう人達は、俺は感心を覚えるが人の良さの危うさも感じている。

「えへへ、大丈夫ですよ、父様。ハジメさんは、女の子に対して容赦ないし、対価がないと動かないし、人を平気で囮にするような酷い人ですけど、約束を利用したり、希望を踏み躙る様な外道じゃないです! ちゃんと私達を守ってくれますよ!」

「はっはっは、そうかそうか。つまり照れ屋な人なんだな。それなら安心だ」

南雲は、銃を抜こうとしていたが、ユエが追撃をした

 「……ん、ハジメは(ベッドの上では)照れ屋」

「ユエ!?」

 「それに、刀真さんは、気怠そうな顔をしていてなにを考えているのか分からないし人に興味を持っていなさそうですがいい人です」

「おい、人に興味無い訳では」

「刀真くん、そう言われても仕方ないと思う」

「刀真、私もそう思います」

南雲やユエもそんな感じでは無いのかと言う顔でこちらを見ていた。俺と南雲は、少しいじらてたが俺達は、魔物が来る前にこの場所から離れることにした。

 




ミスってアンケート続いたままでした。すみませんでした。

ギャグ回か過去回みたいなの作るときにどういうネタにするか

  • 幼児化
  • 性別転換
  • 王様ゲーム
  • 先生との過去
  • 刀真のトラウマ
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